口ゴボを自力で治す方法は?4つの危険なセルフケアを解説!
ネットで紹介されているマッサージなどの口ゴボを自力で治す方法に効果があるのか気になりますか?本記事ではネットで紹介されている代表的な方法の危険性を解説します。口ゴボを自力で治したい方、適切な根本治療法を知りたい方は必見です。
口ゴボを自力で治す方法があれば知りたいですよね。まとまった費用を準備しにくい学生さんや矯正装置をつけるのに抵抗がある人は自力で治せると嬉しいでしょう。
ネット上ではたくさんの方法が紹介されていますが、結論をいうと口ゴボは自力では治せません。自力で治そうとすると、かえって歯並びを悪化させたり、最悪歯を失ってしまう原因になったりすることさえあります。
本記事では口ゴボを自力で治す方法の危険性や矯正方法について解説します。
※平均3ヶ月とは、2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)です。矯正プラン適合診断は歯科医師が直接診察した上で出しますのでご安心ください。
口ゴボとは口元にもったりとしたボリュームがある状態のこと。特に横顔の見た目に影響が出ることから気にしている人も多いです。
ひとくちに口ゴボといってもさまざまなタイプがあり、根本的な原因は歯や骨の硬組織によるものです。
そのため、口ゴボを自力で治す方法はありません。
口ゴボを自力で治す方法はないものの、ネット上ではさまざまな口ゴボ改善方法が紹介されています。
実際にやってみた人の「口周りがスッキリした!」「唇が楽に閉じられるようになった!」というコメントも見かけますが、口ゴボを根本的に改善したわけではないので一時的なものやむくみなどの表面的な変化がほとんどです。
ネット上でよく見かけるのは以下の方法ですが、自力でするには危険な方法もあります。
①口周りのマッサージ
口ゴボは唇を閉じるのに強い力が必要だったり、口呼吸でぽかんと口が開いていたり口周りの筋肉をうまく使えていない人が多いです。
そこで、指で鼻の下を押したり口周りをほぐすマッサージを行うことで、むくみが取れ口周りがすっきりすることがあります。ただし、この方法で口ゴボが治ることはありません。
②舌回しトレーニング
舌回しトレーニングとは、舌で唇をなぞったり、唇を閉じた状態で歯茎をなぞったりする方法です。
口周りの筋トレによってほうれい線が薄くなったり、滑舌が良くなったりする効果は期待できますが、口ゴボ自体を治すことはできません。
③壁や指で前歯を押す
前に出ている歯を壁や指で押し込む方法です。一見、出ている歯を引っ込める歯科矯正と同じように思えるかもしれません。しかし歯科矯正では、歯科医師が精密検査を行った上で、歯を動かすスペースや速度、角度など個人に合った方法をミリ単位で計画します。
また、歯を動かすためにマウスピース矯正では20時間以上、ワイヤー矯正では1日中弱い矯正力が歯にかかり続けています。断続的な力がかかることで、少しずつ歯が動いていくのです。
自力で20時間以上歯を押し続けることは、まず不可能ですよね。また押す力のばらつきや押す方向の間違いも考えられます。さらに、そもそも歯が引っ込むスペースがなければ、押しても意味がありません。
自力で歯を押して移動させる方法は、歯や歯茎、あごを傷めたり、歯が折れる危険性さえあります。
自己流のマッサージやトレーニングでは口ゴボの根本解決に繋がりにくいですが、歯科矯正で口ゴボの原因(出っ歯など)が改善することで、口元がスッキリ見えることがあります。
こちらの矯正の期間は、平均3ヶ月。結果が出るかわからない自己流トレーニングを続けるよりも、まずは歯科医師にあなたの口ゴボの改善策を相談してみませんか?
※2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)
④セルフ骨格矯正
セルフ骨格矯正は、YouTubeなどの動画で簡単そうに紹介されていますが、自力で骨格矯正を行う場合は注意が必要です。
一般の人が自力で骨格矯正をする場合、骨格のつくりを意識した力加減や動かす方向などの知識が不足していることが多いです。
爪で皮膚を傷つけたり、顎関節症を引き起こしたり、また悪化させたりする危険があります。
口ゴボの原因は骨格だけでなく歯の傾きや遺伝、あごの大きさなどさまざまなことが組み合わさっています。セルフ骨格矯正だけで口ゴボが治ることはありません。
また、骨格矯正の市販グッズにも要注意。小顔効果やいびき防止の効果をうたっていますが、口ゴボを治すものではありません。
歯並びは良いのに口ゴボなのは骨格や唇の厚みが原因?矯正すべきかを解説
口ゴボを根本的に治すには歯や骨の硬組織を整える必要があり、以下のような歯科矯正方法や美容整形が有効です。
口ゴボにもさまざまなタイプがあるので、まずは歯科クリニックで自分の口ゴボのタイプと原因、それに合わせた矯正方法を診断してもらいましょう。
矯正治療
口ゴボ改善につながる矯正治療には、大きくワイヤー矯正・マウスピース矯正・外科的矯正の3つがあります。
ワイヤー矯正
金属のブラケットとワイヤーを使った一般的な矯正方法です。
矯正器具が目立つデメリットはありますが適応範囲が広く、口ゴボの治療には基本的にワイヤー矯正が選択されます。
前に出ている歯を奥に引っ込めるように移動させるため、口ゴボの歯科矯正は抜歯矯正になることが多いです。
費用目安は一般的な表側矯正の全体矯正で60万~130万円、期間目安は1~3年です。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを1~2週間ごとに新しくしていく矯正方法です。
矯正装置が目立ちにくいメリットがありますが、大きく歯を移動させるのは苦手です。そのため抜歯スペースが必要なほど前に突出している口ゴボではマウスピース矯正は難しいでしょう。一方、軽度の口ゴボであれば対応できることもあります。
自分の口ゴボがマウスピース矯正で治るかどうかはドクターの精査が必要です。
費用目安は全体矯正で60万~100万円、期間目安は全体矯正で1~3年です。
外科的矯正
外科的矯正は歯科矯正と外科手術を組み合わせた方法です。歯の傾きだけでなく骨格ごと後ろに下げるため場合に、大きな顔の変化が期待できます。
骨格の問題が「顎変形症」と診断されれば外科的矯正は保険適用になります。※マウスピース矯正は保険適用外。
費用目安は65~150万円、期間目安は1~3年です。
美容整形
同じような外科手術でも、機能性を重視した外科的矯正と審美性を重視した美容整形では目的が違います。
そのため、外科的矯正では細かな見た目は調整できません。
理想とする唇の分厚さ、鼻の高さ、あごの形などがある場合は美容外科も選択肢になります。
口ゴボの原因を調べて合う治療法を知ろう
口ゴボの適切な治療法は原因によって異なります。
原因を知るためには、検査と歯科医師による診察が必要です。
こちらからは、相場で3万円ほどの初期検査を無料で受けることができますのでチェックしてみてくださいね。
悪い癖の改善も重要
口ゴボは遺伝や生まれつきの骨格など先天的な原因と舌癖や口呼吸など後天的な原因のものがあります。
後天的な原因には日常的に行う癖があり、それをなくすことで歯科矯正がうまくいく確率があがったり、矯正後の後戻りの防止にもなります。
代表的な悪癖は以下のようなものです。
指しゃぶりや爪噛み
舌で前歯を押す、舌を噛むなどの舌癖
口呼吸
こちらをやめるだけで口ゴボが治るわけではないので注意してください。
口ゴボは歯科矯正で治る?治療方法や費用について解説
SNS上には口ゴボを自力で治す方法がさまざま紹介されていますが、どれも根本的な治療法ではありません。
むくみ取りなど表面的なものがほとんどで、無理に歯を押すことで歯が折れたり顎関節症を引き起こしたりするなどの危険が大きい方法もあることを知っておきましょう。
もし、すでに自力で口ゴボを治す方法を試していて違和感があるようなら、早めに歯科クリニックに相談しましょう。
口ゴボを治すには歯科矯正が有効です。あなたの口ゴボの原因に合った、最適な治療法を見つけるためには、歯科医師による診察が必要です。
マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックの無料診断では、歯科医師に直接、口ゴボの治療法に関する疑問や歯並びの悩みを相談していただけます。
「わたしの口ゴボは矯正じゃないとなおせないの?」
「口ゴボを自力で治す方法を試してあごが痛くなってしまった…」
こんな不安や疑問もぜひお気軽に投げかけてみてくださいね。
※マウスピース矯正 Oh my teethの「通わない」「通院不要」とは、矯正開始後の定期通院不要を示しています。矯正プラン適合診断は歯科医師が直接診察した上で出しますのでご安心ください。矯正開始後も歯並びの状態に応じて前処置を行ったり、歯科医師が必要と判断した場合には直接口腔内の状況を診させていただきます。