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歯科矯正
最終更新日:2023年12月19日

裏側矯正とは?後悔しないためにデメリットや値段・期間を徹底解説

裏側矯正とは?後悔しないためにデメリットや値段・期間を徹底解説
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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

「裏側矯正(舌側矯正)って聞いたことあるけど、どんな矯正?」
「表側矯正と仕上がりに差は出ない?」

目立ちにくい矯正法として、芸能人からも人気の高い裏側矯正ですが、意外とくわしい概要を知らない人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、裏側矯正のメリットとデメリットについて紹介しつつ、気になる値段や治療にかかる期間を解説します

裏側矯正ができない例についても解説するので、裏側矯正を検討するときの判断材料として、ぜひ参考にしてくださいね。

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裏側矯正とは?メリットまとめ

裏側矯正とは?メリットまとめ

裏側矯正とは、歯の裏側(舌側)にブラケットと呼ばれる矯正装置をつけ、そこにワイヤーを通して歯を動かすワイヤー矯正の一つです。舌側矯正やリンガル(舌の)矯正とも呼ばれます。

バレずに矯正できる

一般的な表側矯正は装置を歯の外側につけるため、目立ちやすいです。裏側矯正は歯の裏側に装置をつけるため、目立ちにくいのが特徴で、見た目が気になる人に選ばれています。

そして裏側矯正は、「矯正期間中に見た目を気にしなくてOK」という点から、芸能人からも選ばれています。

実際、 「裏側矯正 芸能人」とネットで調べると、芸能人本人がブログなどのSNSで裏側矯正をしていることや、矯正期間中の生活を報告している様子を見られます

エナメル質を傷つけにくい

表側矯正(ワイヤー矯正)の場合は、矯正装置を外す際に歯の表面のエナメル質を傷つけてしまう、「エナメルクラック」というトラブルを招く恐れがあります。

しかしエナメル質は、歯の外側よりも裏側のほうが厚いので、表側矯正よりも裏側矯正のほうが、エナメル質を傷つけにくいというメリットがあります。

虫歯になりにくい

裏側矯正は唾液の自浄作用の効果を得られやすいため、表側矯正と比較すると虫歯になりにくいメリットがあります。

唾液には「自浄作用(虫歯菌を洗い流す)」や「再石灰化作用(歯を強くする)」があるため、虫歯予防の効果があります

歯の裏側には、唾液が常に溜まっている状態なので、自浄作用や再石灰化作用などが働きやすいです。

その結果、表側矯正と比較すると、裏側矯正は虫歯になりにくい傾向にあります。

裏側矯正のデメリット

裏側矯正のデメリット

裏側矯正は表側矯正と比べて矯正装置が目立たないメリットが。ただし、裏側矯正は歯の裏側に矯正装置をつけるがゆえのデメリットも存在します。

ここではSNS上の口コミとともに、以下の裏側矯正の7つのデメリットを紹介します。

裏側矯正のデメリット
  • 滑舌に影響がでる

  • 口内炎ができやすい

  • 歯磨きしにくい

  • 対応できる歯科クリニックが限られる

  • 矯正装置が外れやすい

  • 矯正費用が高い

滑舌に影響がある

裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置を取り付けるため、この矯正を受ける期間中は、会話や発音において滑舌に影響が出る可能性があります。

本来、私たちは舌を上下になめらかに動かすことでスムーズな発音ができています。しかし、裏側矯正は歯の裏側に矯正装置があるため、舌の動きが制限されてしまうのです。

舌が矯正装置に当たりやすくなり、慣れないうちは日常生活の滑舌に悪影響が出やすいでしょう。

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口内炎ができやすい

裏側矯正では装置に舌が当たりやすく、舌が傷ついて口内炎ができることがあります。一方、表側矯正では、頬や唇の粘膜に口内炎ができやすくなります。

食事がしにくい

裏側に装置があることで、食べ物が装置に詰まりやすいため、食事がしにくいと感じることがあります。

食べ物にもよりますが、例えば野菜や硬めのお肉などの繊維質の食べ物は、特に詰まりやすい傾向にあります。

そして、キャラメルなどの噛み応えのある食べ物も、装置が外れないようにゆっくり少しずつ噛むなどの配慮が必要です。

歯磨きしにくい

裏側矯正に限らず、ワイヤー矯正は矯正治療が終わるまで、矯正装置を取り外せないので、歯磨きがしにくいです。

さらに裏側矯正は歯の裏側に矯正装置があるため、装置を見ながら歯を磨くのが表側矯正よりもさらに難しくなります。

裏側矯正では食べ物のカスや汚れが歯と矯正装置のすき間に挟まっていても、目視しにくいためそのままになりやすいです。

食べカスや汚れを放置することで、虫歯や歯周病になるリスクも高まってしまいます。

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対応できる歯科クリニックが限られる

裏側矯正は歯の裏側に矯正装置をつけるため、表側矯正と比べて専門的な技術が必要です。専門性の高さから裏側矯正を行える歯科医師がそれほど多くなく、裏側矯正が受けられる歯科クリニックも限られます。

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矯正費用が高い

裏側矯正は表側矯正と比べて治療費用が高い傾向にあります。その理由は、以下によるものです。

  • 歯の裏側の形に合わせて、患者さんごとにオーダーメイドの矯正装置を作る必要があるため

  • 歯の表面に矯正装置をつける表側矯正と比べ、高い専門技術が要求され技術料が加算されるため

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治療期間が長くなることがある

裏側矯正は表側矯正と比較すると、「矯正方法としての難易度が高い」傾向にあるので、矯正期間が長くなることがあります。

ただしそれも、もともとの歯並びの状態や矯正プランによっても異なりますので、歯科医師とのカウンセリングの際に、期間についてしっかり確認しておきましょう。

裏側矯正に適している症例

裏側矯正に適している症例

表側矯正で対応できる症例は、裏側矯正でも治療可能なケースが多いです。裏側矯正は比較的多くの症例に対応していますが、叢生(デコボコの歯並び)よりも出っ歯の方が得意です。

できない例はある?

以下のような特徴の人は、裏側矯正ができない可能性があります。

裏側矯正ができない例
  • あごの骨格が原因で歯並びが乱れている

  • 重度の過蓋咬合(かがいこうごう)

  • 標準よりも舌のサイズが大きい

あごの骨格に問題がある場合は、裏側矯正を含め歯科矯正だけで対応することはできません。外科手術を取り入れた外科的矯正治療が必要となります。

噛み合わせが深い状態である過蓋咬合が重度の場合も治療ができないことも。なぜなら噛み合わせが深いことで、上下の歯で噛むたびに前歯の裏側についた矯正装置がぶつかってしまうためです。

ただし下の歯から矯正をはじめるなど、工夫次第で対処できることもあります

そして舌のサイズが標準より極端に大きい場合、舌が治療の妨げになってしまうため、裏側矯正での対応は困難です。

無理に矯正装置をつけてしまうと、舌を噛んでしまうリスクが高まります。

裏側矯正の値段の目安

裏側矯正の値段の目安

裏側矯正の値段(平均相場)の目安は以下の通りです。

  • 裏側矯正(部分矯正):40~70万円程度

  • 裏側矯正(表側矯正):100~170万円程度

部分矯正とは、前歯のみなどの一部の歯のみに矯正を行う方法。一方、全体矯正とは、前歯から奥歯まで、すべての歯(歯列)を対象に矯正を行う方法です。

ワイヤー矯正は表側矯正、裏側矯正のほかにハーフリンガル矯正もあります。ハーフリンガル矯正とは、目立ちやすい上あごの歯には裏側矯正、唇で隠れて目立ちにくい下あごの歯には表側矯正を行う矯正方法です。

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下あごの歯の表面に矯正装置をつけるため、滑舌に影響が出にくく、舌も傷つけにくいです。ただし、下あごは表側矯正のため口を大きく開けたときに、下あごの矯正装置が見えてしまうことも。

ハーフリンガル矯正は「表側矯正と裏側矯正のメリットとデメリット」が半分ずつ存在する矯正方法と言えます。

ワイヤー矯正以外にも、目立ちにくい透明なマウスピースを使って歯並びを整えるマウスピース矯正もあります。

種類別のワイヤー矯正およびマウスピース矯正の平均相場価格は以下の通りです。

全体矯正

部分矯正

表側矯正

60万〜130万円

30万〜60万円

裏側矯正

100万〜170万円

40万〜70万円

ハーフリンガル矯正

80万〜150万円

35万〜65万円

マウスピース矯正

60万〜100万円

10万〜40万円

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安い値段で裏側矯正をするには?

表側矯正と比べると高くなる傾向がある裏側矯正ですが、以下の方法により安い値段で裏側矯正を受けられる場合もあります。

  • 部分矯正(前歯のみなど)を検討する

  • モニター価格で治療を受けられるクリニックを探す

部分矯正は全体矯正と比べて費用が安いです。ただし、前歯のみなど矯正範囲が限られるほか、対応できる歯並びも軽度のすきっ歯や軽度の出っ歯など、軽い歯並びの乱れに限定されます。

費用を抑えたい場合は部分矯正を選ぶのも手ですが、すべての歯を動かす必要がある場合には部分矯正は適しません。また中程度~重度の歯並びの乱れには全体矯正が必要です。

自分の歯並びの乱れが部分矯正で治せるか、または全体矯正が必要かどうかを、ドクターに診断してもらいましょう

モニターについては、すべてのクリニックで募集しているわけではありません。モニターを募集しているクリニックを見つけるには、インターネットで「裏側矯正 モニター」などで検索するのも一つの手です。

ただし、モニターになるためには、「治療のビフォーアフター写真をクリニックのHPに載せる」「メンテナンスに通う」などの条件があるクリニックが多いです。

歯科矯正は基本的に自由診療(自費診療)です。クリニックによってはモニター価格でもあまり安くならない場合もあります。安い値段の裏側矯正のモニターを探す際には、複数のクリニックのモニター価格を調べるとよいでしょう。

裏側矯正の治療期間の目安

裏側矯正の治療期間の目安

全体矯正

部分矯正

通院頻度

表側矯正

1〜3年程度

2ヶ月〜1年程度

1ヶ月に1回

裏側矯正

2〜3年程度

5ヶ月〜1年程度

1ヶ月に1回

ハーフリンガル矯正

2〜3年程度

5ヶ月〜1年程度

1ヶ月に1回

マウスピース矯正

1〜3年程度

2ヶ月〜1年程度

1〜3ヶ月に1回

裏側矯正にかかる治療期間の目安は、費用相場と同様に矯正範囲によって異なります。矯正範囲が決められているぶん、全体矯正より部分矯正の方が治療期間も短いです。

  • 部分矯正:5ヶ月〜1年程度

  • 全体矯正:2〜3年程度

一般的に裏側矯正は、ハーフリンガル矯正と同じくらいの期間がかかり、表側矯正より若干長くなる傾向にあります。ただし、すべての症例が長くなるわけではなく、歯並びの状態や歯の動きやすさによって治療期間は異なります。

裏側矯正でよくある質問

裏側矯正でよくある質問

ここからは裏側矯正に関する疑問について紹介します。

  • 表側矯正と比べて仕上がりが劣る?

  • 裏測矯正でも表側にワイヤーをつけることがありますか?

それぞれくわしく見ていきましょう。

表側矯正と比べて仕上がりが劣る?

結論からいうと、表側矯正と比較して仕上がりが劣ることはありません。

ただし、表側矯正と同じようにドクターの技術力や治療計画によっては仕上がりに差が出ます。後悔しない裏側矯正を行うためにも、以下の点を頭に入れておきましょう。

  • 患者とドクターがしっかりコミュニケーションを取ること

  • 自分がなりたい理想の歯並びを、治療開始前にきちんとドクターに伝えること

治療を開始する前に自分の理想の歯並びをドクターに伝えておけば、ドクターも治療方針や治療計画を立てやすくなり、お互いが同じゴール(理想の歯並び)に向かって進みやすくなります

裏測矯正でも表側にワイヤーをつけることがありますか?

裏側矯正は歯並びの状態によって、奥歯など歯の表側の一部に矯正装置をつける必要があります。理由は、歯の裏側は表側よりも面積が小さく、ブラケットを安定して接着できないことがあるためです。

奥歯以外にも、歯を動かしやすくするために前歯(犬歯)にアタッチメントという透明なプラスチックをつけることもあります。

裏側矯正のデメリットをカバーできる矯正方法もある

裏側矯正のデメリットをカバーする方法

裏側矯正は矯正期間中の見た目が気になる人にとってはメリットがある矯正方法でしょう。ただし、滑舌に影響が出たり、表側矯正と比べて費用が高額になったりするなどのデメリットもあります。

裏側矯正のデメリットをカバーする方法としては、裏側矯正と表側矯正を組み合わせたハーフリンガル矯正やマウスピース矯正を選ぶのも一つの手です。

取り外せる透明なマウスピースを装着するマウスピース矯正なら、目立ちにくく、食事や歯磨きもいつも通りに行えます。また比較的費用を抑えることも可能です。

裏側矯正のデメリットが気になる場合は、ハーフリンガル矯正やマウスピース矯正も検討してみてください。

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