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歯科矯正
最終更新日:2023年10月6日

八重歯矯正の費用・期間を種類別に徹底解説!【歯科医師監修】

八重歯の矯正方法にはワイヤー矯正とマウスピース矯正があり、目安費用は10万〜100万円程度です。本記事を読めば、事前に八重歯矯正の方法・費用・期間などがわかるようになり、ドクターとより具体的な矯正相談ができます。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

八重歯の矯正方法はワイヤー矯正とマウスピース矯正があり、目安費用は軽度の症例で10万〜40万円程度、中程度〜重度の症例で60万〜100万円程度かかります。

しかし、八重歯は中程度〜重度の症例が多く、改善するには全体矯正が適応になる可能性が高いです。そのため、クリニックで診査・診断を受け、適切な治療方法を選択することが重要になります。

本記事では歯科医師監修のもと、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のメリット・デメリット・費用・期間の目安を解説します。

仕上がりに違いは出るのか、どちらが痛みやすいのかといった解説もしますので、八重歯を歯科矯正で治したい方はぜひ参考にしてください。

八重歯の矯正を検討中なら、一度 マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断にお越しください。歯科医師があなたの八重歯の状態を3Dスキャンで可視化し、最適な治療法を提案します。

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八重歯の矯正方法は大きく2種類

八重歯

八重歯の矯正方法には、主にワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、ブラケットという装置を歯に貼り付け、ブラケットをワイヤーで締めて歯並びを整える矯正方法です。ワイヤー矯正は歯を動かす力が強く、軽度~重度の歯並びの乱れまで幅広い症例に治療を適用できます(※)。

ワイヤー矯正には矯正装置を歯の表面に装着する表側矯正をはじめ、歯の裏側に矯正装置を装着する裏側矯正(舌側矯正)、目立ちやすい上の歯に裏側矯正、唇で隠れて目立ちにくい下の歯に表側矯正を行うハーフリンガル矯正があります。

(※)あごの骨格が原因の歯並びの乱れには治療を適用できない場合があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、取り外し可能な透明のマウスピースを装着して少しずつ歯並びを整える矯正方法です。 インビザラインやキレイライン、Oh my teethなど、マウスピース矯正にはさまざまなブランドがあります。

八重歯は犬歯の飛び出し度合いが小さかったり、犬歯とほかの歯の重なりが少ないケースであれば歯を抜かずにマウスピース矯正の部分矯正で治せる場合もあります。ただし、マウスピース矯正、ワイヤー矯正に限らず部分矯正で八重歯を治せるケースはあまり多くはありません。

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八重歯のワイヤー矯正の特徴

ハーフリンガル矯正

ワイヤー矯正はマウスピース矯正と比較すると対応できる歯並びのタイプが広く、重度の八重歯でも治せる可能性があります。

メリット

ワイヤー矯正のメリットは、適応症例の広さです。軽度から重度の歯並びの乱れまで対応できます。ワイヤー矯正は装置をつけると自分では取り外せないため、自己管理が不要な点もメリットと言えるでしょう。

また、ワイヤー矯正の中でも表側矯正は、滑舌に影響が出にくいです。一方裏側矯正は装置が舌に当たりやすく、滑舌に影響が出やすいです。

デメリット

ワイヤー矯正のデメリットは、矯正装置が目立ちやすい点です。ただしワイヤー矯正の中でも裏側矯正やハーフリンガル矯正は、表側矯正よりも目立ちにくいです。表側矯正でも装置を目立ちにくいものにすることも可能です。

金属製の装置を用いる場合は特に、口腔内を傷つける可能性があります。また装置はつきっぱなしなので食事や歯磨きがしにくく、工夫をしないと虫歯・歯周病リスクが高まってしまいます。

治療期間

  • 部分矯正(ごく軽度の八重歯の場合):2ヶ月~1年程度

  • 全体矯正(中程度~重度の八重歯(叢生)の場合):1~3年程度

ワイヤー矯正の治療期間は、矯正範囲によって異なります。矯正範囲とは、矯正治療によって歯を動かす範囲のことで、奥歯から動かす矯正を全体矯正、前歯のみなど限られた範囲を動かす矯正を部分矯正と言います。

八重歯の場合、その程度が軽度であれば部分矯正で治せることがあり、治療期間は2ヶ月〜1年程度です。一方、八重歯の程度が中程度〜重度の場合は全体矯正が適します。八重歯を歯列にきれいにおさめるために抜歯が必要になり、矯正期間も1年〜3年と長くかかります。

治療費用

  • 部分矯正(ごく軽度の八重歯の場合):30~70万円程度

  • 全体矯正(中程度~重度の八重歯(叢生)の場合):60~170万円程度

ワイヤー矯正の費用の目安も、基本的には矯正範囲によって異なります。部分矯正の場合は30万〜70万円程度、全体矯正の場合は60万〜170万円程度です。

ただし部分矯正、全体矯正それぞれの中でも、矯正方法や用いる矯正装置の種類によって費用目安は異なってきます。たとえば表側矯正は最も安いですが、裏側矯正は最も高いです。また目立ちにくい素材を使った矯正装置は高くなる傾向があります。

以下の記事では、歯の矯正の値段や装置ごとの相場を詳しく解説していますので参考にしてください。

八重歯のマウスピース矯正の特徴

マウスピースを手に持つ女性

マウスピース矯正はワイヤー矯正と比較すると対応できる症例は限られます。一方、食事や歯磨きのときに取り外せたり、透明で目立たなかったりする特徴があります。

メリット

マウスピース矯正の最大のメリットは、装置が薄く透明で目立ちにくい 点でしょう。実際のマウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックにも、営業職など人前で話す仕事をしている人が「目立ちにくい矯正をしたい」と相談にいらっしゃいます。

またマウスピースは取り外せるため、食事・歯磨きがしやすいメリットも。ワイヤー矯正の場合装置が外れるリスクがあるためかたい食べ物や粘着性の高い食べ物は避けなければ習いませんが、マウスピース矯正では装置を外してしまえばそのような制限はありません。

デメリット

マウスピース矯正のデメリットは、ワイヤー矯正と比較すると対応できる歯並びの乱れが限られる点です。八重歯は周囲の歯との重なりが強かったり、歯列から大きく前に出ていたりするケースも多く「マウスピース矯正ではなおせない」と言われることも珍しくありません。

ただしインビザラインやクリアコレクトなど、マウスピース矯正の中でも対応症例が広いブランドもあり、比較的重度の八重歯でもなおせることがあります。

マウスピース矯正は自己管理が必須な方法です。1日20時間以上の装着が必要だったり、マウスピースの洗浄が必要だったり、装置が歯につきっぱなしのワイヤー矯正と比較すると面倒に感じる点もあるでしょう。

   マウスピース矯正 Oh my teethでは、毎日LINEに前日の装着時間を確認するメッセージを送ることで、マウスピース矯正生活をサポートしています。装着時間は自動でトラックされ、足りない場合は専属医療チームによるアドバイスも行います。
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治療期間

  • 部分矯正(ごく軽度の八重歯の場合):2ヶ月~1年程度

  • 全体矯正(中程度~重度の八重歯(叢生)の場合):1~3年程度

マウスピース矯正の治療期間もワイヤー矯正と同様、基本的には矯正範囲によって目安が異なります。軽度の八重歯の場合は2ヶ月〜1年程度で、中程度〜重度の八重歯の場合は1〜3年程度での治療が可能です。

治療費用(値段)

  • 部分矯正(ごく軽度の八重歯の場合):10~40万円程度

  • 全体矯正(中程度~重度の八重歯(叢生)の場合):60~100万円程度

治療期間と同様、治療費用も矯正範囲によって目安が異なります。軽度の八重歯には10万〜40万円程度、中程度〜重度の八重歯には60万〜100万円程度かかります。

さらに、マウスピース矯正にはさまざまなブランドがあり、ブランドによっても費用目安は異なります。安い値段でできるマウスピース矯正ブランドもありますが、矯正範囲が限られており八重歯は対応できないこともあるため、まずは検査してもらい矯正可能かどうか診断してもらいましょう。

   マウスピース矯正 Oh my teethでは、矯正プランの適合診断を無料で行っています。不適合となった場合も提携クリニックのご紹介が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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以下はマウスピース矯正 Oh my teethの八重歯の症例です。

マウスピース矯正 Oh my teethの八重歯の症例(部分矯正)
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:4ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

マウスピース矯正 Oh my teethの八重歯の症例(全体矯正)
  • 総額:66万円 (税込)

  • 期間:5ヶ月

  • 備考:非抜歯/全体矯正/研磨処置込

マウスピース矯正 Oh my teethの注意事項
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八重歯をなおすのはワイヤーとマウスピースどっちがいい?

口元を気にする女性

ここまで八重歯の矯正方法をワイヤー矯正とマウスピース矯正それぞれで見てきましたが、「どっちを選べばいいの?」と考えている人もいるでしょう。

結論から言うと、軽度の八重歯はマウスピース矯正でも対応でき、中程度〜の八重歯はワイヤー矯正の方が適する可能性があります。

しかし実際のところあなたの八重歯を治すのに最適な矯正方法がどちらなのかは、詳細な検査をしないとわかりません。そのため最適な矯正方法を選ぶには、まずは歯科医院に相談に行くことが大切です。

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矯正方法によって結果に違いはある?

八重歯がきれいになおるかどうかは、矯正方法に依存するわけではありません。あなたの歯並びの状態を検査し、適切な診断が出されれば、問題なく八重歯が改善されるからです。

逆に本来はワイヤー矯正でなおすべきなのに、無理にマウスピース矯正でなおそうとしてしまうと、思うような結果が得られない可能性はあります。

八重歯の矯正方法選びで失敗しないためには、納得のいく説明が受けられるかがポイントです。たとえば「あなたの八重歯をきれいに歯列に収めるには、抜歯してワイヤー矯正するのが適切です」と言われた場合は、抜歯しないとどういうリスクがあるのか、マウスピース矯正だとなぜなおせないのかを尋ねてみるとよいでしょう。その際、同様の症例も提示してもらえると納得感が高まります。

以下の記事では矯正以外で八重歯を目立たなくさせる方法を紹介しています。あわせて参考にしてくださいね。

痛みが出やすいのはどっち?

矯正治療では歯や歯茎に適切な力をかけて移動させていきます。そのため多少なりとも痛みや違和感が生じます。

どんな痛みかというと「ぎゅーっと締め付けられるような痛み」です。筆者自身もマウスピース矯正経験者ですが、特に矯正開始直後は痛みが生じやすかったです。

ただし3〜4日目になると徐々に痛みはひき、次のマウスピースを交換するときには気にならない程度になっていました。

矯正方法による痛みの感じ方の違いですが、よく「ワイヤー矯正の方が痛い」と言われることがあります。

実際のところ、痛みの感じ方には個人差があります。ただしワイヤー矯正は1ヶ月に1回装置を調整して矯正力をかけていくのに対し、マウスピース矯正は1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら徐々に矯正力をかけていきます。この点を考慮すると、マウスピース矯正の方が矯正力による痛みは穏やかと言えるでしょう。

八重歯の矯正治療の流れ

歯科医師によるカウンセリング

実際に八重歯を矯正治療することになった場合は、以下のような流れで治療が進むことが多いです。詳細は担当のクリニックにも確認してみましょう。

矯正相談

歯科医師が現在の歯並びの悩みをヒアリングします。矯正期間のおおよその期間・費用の目安などの説明を受けられます。矯正相談は無料で行っているクリニックも多いので、ホームページなどで確認してみましょう。

精密検査

口腔内診査やレントゲン撮影、歯型採取を行い、歯根の状態や虫歯の有無などを確認し、矯正治療が可能かどうかの判断材料にします。

この時点で虫歯や歯周病が見つかった場合は、そちらの治療が優先されることが多いです。

口腔内を検査するため、事前に歯磨きをしてお口の中をきれいにしておきましょう。

診断

検査結果と理想の歯並びの状態などを元に、適した治療方法や費用・期間の目安が提示されます。内容に納得したら契約します。

契約の前に何か不明点があれば、この時点で解消しておくことをおすすめします。

契約後、矯正装置の作製に入ります。

歯のクリーニング

ワイヤー矯正では歯の表面にブラケットをしっかり装着するため、歯面のクリーニングを行います。マウスピース矯正の場合も、治療開始の前にクリーニングを行うことがあります。

前処置

矯正に関わる前処置には以下のようなものがあります。

  • 抜歯:歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要と診断された場合に行う

  • IPR:歯の表面を髪の毛数本分削ることで歯の移動スペースを確保する方法

  • ゴムリングの挿入:矯正装置を装着する隙間を作るために用いられる方法

矯正装置の装着

ワイヤー矯正では、まず歯面にブラケットを装着し、その約1週間後、ブラケットにワイヤーを通します。

マウスピース矯正の場合、矯正シミュレーションのデータをもとにマウスピースが作製され、完成するとクリニックに届きます。完成までにかかる期間は約1ヶ月です。

このように、矯正はやろうと思ってすぐにはじめられるわけではないため、「この日までに歯並びをきれいにしたい」というリミットタイムがあるなら、早めに相談に行くのがおすすめです。

通院

矯正期間中は、定期的に通院しながら治療を進めていきます。ワイヤー矯正の場合、1ヶ月に1回程度通院し、ワイヤーの調整や交換をしながら歯を動かしていきます。

マウスピース矯正の場合は1〜3ヶ月に1回程度の通院です。マウスピース矯正では1〜2週間に1回を目安に自分でマウスピースを交換しながら矯正を進めていくため、ワイヤー矯正よりも通院頻度は下がります。

メンテナンス

特にワイヤー矯正は矯正装置によって歯に汚れが溜まりやすいです。定期的にクリーニングに行き、歯石や歯垢をきれいに落としてもらいます。

マウスピース矯正も同様に、定期的なメンテナンスは不可欠です。

矯正中に治療が必要なほどの虫歯になってしまうと、矯正をストップしなければならない場合も。そうならないためにも、矯正期間中もセルフケアを怠らず、定期的にプロのクリーニングを受けましょう

矯正終了・保定期間開始

理想の歯並びになったら矯正は終了です。矯正によってきれいに並んだ歯は、何もしないままだと再び元に戻ってしまいます。それを避けるために、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。

保定期間は最低でも矯正期間と同期間は必要です。歯並びが固定されたら、就寝時のみリテーナーを装着するなど、徐々に装着時間を短くできます。

八重歯の矯正を受ける歯科医院の選び方

スマートフォンでクリニック探しをする女性

八重歯の矯正治療を受ける歯科医院は、コミュニケーションが取りやすく治療ゴールをすり合わせやすいか?をポイントに選ぶとよいでしょう。

歯科医院や矯正担当医とコミュニケーションが取りやすいと、以下のような質問や相談をしやすいです。

  • 自分の八重歯は抜歯なしでもきれいになおるのか?

  • 抜歯をした場合としなかった場合の仕上がりの違いを知りたい

  • 部分矯正で安く短期間で治せるのはうれしいが、しっかりなおらないのは嫌だ

  • 矯正中に追加で費用が発生することはあるのか?

あらかじめ上記のような疑問点を解消できると、納得した上で治療を進められます。矯正中に痛みや違和感などが生じた場合も、気軽に相談できる歯科医院を選べるとよいですね。

   マウスピース矯正 Oh my teethは、矯正期間中、専属医療チームによる24時間LINEサポートがつきます。矯正中の不安やお悩みは、いつでも気軽にLINEで相談できますよ。
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矯正相談で八重歯の適切な治療法を提示してもらおう

マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断

ワイヤー矯正とマウスピース矯正、あなたの八重歯を治すのにはどちらが適切かは、実際に検査をしてみないとわかりません。矯正治療の相談は無料で行っている歯科医院も多いです。近所の歯科医院のホームページで、矯正相談ができるかどうか確認してみましょう。

マウスピース矯正 Oh my teethでは、あなたの八重歯がOh my teethの矯正プランでなおせるかを診断するための各種検査(初診料・歯型スキャン・レントゲン撮影)が無料です。

支払いプランの相談も可能ですので、まずはお気軽に無料診断にお越しください。不適合の場合は提携クリニックのご紹介も可能です。

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