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歯科矯正
最終更新日:2024年3月30日

部分矯正で出っ歯は治る?できない例・費用目安も解説

私の出っ歯は部分矯正で治せる?治せない?

「出っ歯が気になるけど自分の前歯は部分矯正できるの?」と心配ではありませんか?本記事では部分矯正で実際に治った出っ歯の症例とともに、できない例や費用の目安を紹介します。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

出っ歯を部分矯正で治すことは可能です。

しかし「自分の出っ歯は部分矯正できる?できない?」「実際に治った症例を見てみたいな...」「費用はどれくらいだろう...」など心配がつきまとうことも事実。

そんなあなたのために本記事では、実際に治った出っ歯の症例、出っ歯の部分矯正できる例・部分矯正できない例を詳しく解説。

そのほかにも費用目安や、クリニック選びのポイントなど、出っ歯の部分矯正の検討中に知っておきたいポイントも紹介するので、後悔することなくあなたにあった矯正ができますよ!

部分矯正で出っ歯を治すために知っておきたいこと

部分矯正で出っ歯が治った症例を4つ紹介

「自分の出っ歯は部分矯正で治る?」という疑問をお持ちの方に向けて、ここではマウスピース矯正Oh my teethのBasicプランの症例を紹介します。

Basicプランは上下前歯の部分矯正で、矯正期間は平均3か月*。値段は期間に関わらず一律33万円(税込)*です。

※マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。治療期間は2020/1~2023/7 Basicプランの平均です(保定期間除く)。

症例1 治療期間2ヶ月・治療総額33万円

マウスピース矯正 Oh my teethの出っ歯の症例(部分矯正)
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:2ヶ月

  • 備考:抜歯なし/部分矯正/研磨処置込

症例2 治療治療期間3ヶ月・治療総額33万円

マウスピース矯正 Oh my teethの出っ歯の症例
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:3ヶ月

  • 備考:抜歯なし/部分矯正/研磨処置込

症例3 治療期間4ヶ月・治療総額33万円

マウスピース矯正 Oh my teethの出っ歯の症例
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:3ヶ月

  • 備考:抜歯なし/部分矯正/研磨処置込

症例4 治療期間4ヶ月・治療総額33万円

マウスピース矯正Oh my teethの出っ歯の症例画像
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:4ヶ月

  • 備考:抜歯なし/部分矯正/研磨処置込

※保険適用外の自由診療です。※効果には個人差があります。※マウスピース橋正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低1年間は1日20時間以上装着、その後徐々に着用時間を減らし、2年目以降は夜間のみの着用推奨。

出っ歯の症例をもっと見る

出っ歯の部分矯正ができる例・できない例

部分矯正で治せる出っ歯とは

「自分の出っ歯は部分矯正で治せる?」と疑問に思っている方に向けて、ここでは部分矯正で治せるレベルを紹介します。

そもそも出っ歯の基準は?

出っ歯と診断される基準は、上の前歯が下の前歯よりも4mm以上前に出ている場合です。

一般的には上の前歯は下の前歯よりも2〜3mm程度前に出ている状態が正常で、上下の歯のずれ幅が3mmを超えていなければ出っ歯とは診断されません。

部分矯正で治せる出っ歯の特徴は?

部分矯正で治せる出っ歯は、その度合いが軽度である場合が一般的。この場合の「軽度」とは、たとえば以下のようなケースです。

  • 歯並びの乱れの原因が骨格にない

  • 噛み合わせが正常

  • 歯と歯が重なり合っている部分が少ない

上記のような条件に当てはまる場合、出っ歯の部分矯正が適応となる可能性があります。

部分矯正で治せない出っ歯の特徴は?

  • 骨格に問題がある

  • 奥歯の噛み合わせに問題がある

一方で「上下のあごのバランスが悪い」など骨格に問題がある場合は、基本的に部分矯正では対応が難しいでしょう。

また、奥歯の噛み合わせに問題がある場合も部分矯正では対応できないことがあります。

ただ、ここで述べたケースはあくまでも目安。出っ歯の状態は一人ひとり異なるからです。

部分矯正で対応できるかどうかは、各種検査を行った上でドクターに診断してもらう必要があります。

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部分矯正:できない例・できる人・向かない人【歯科医監修】

あなたの出っ歯は部分矯正できる?

ここで紹介した症例はあくまでも目安です。あなたの出っ歯が部分矯正プラン適合になるかどうかは、各種検査を行った上でドクターが診断します。

まずは無料診断にお気軽にお申し込みください。

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部分矯正できない場合【全体矯正】となることもある

以下はOh my teethのProプラン(奥歯からなおす全体矯正)適合となった出っ歯の症例です。

マウスピース矯正Oh my teethの出っ歯の症例(全体矯正)
  • 総額:66万円 (税込)

  • 期間:12ヶ月

  • 備考:抜歯なし/全体矯正/研磨処置込

※保険適用外の自由診療です。※効果には個人差があります。※マウスピース橋正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低1年間は1日20時間以上装着、その後徐々に着用時間を減らし、2年目以降は夜間のみの着用推奨。

部分矯正で出っ歯を治す4つの方法

出っ歯を治す4つの方法

出っ歯を部分矯正できれいにする方法には、大きくワイヤー矯正(表側・裏側)とマウスピース矯正の2種類あります。

さらに、矯正治療とは異なりますが、出っ歯を削ってセラミッククラウンを被せて見た目を整える、「セラミック矯正」と呼ばれる方法もあります。

①表側矯正(ワイヤー矯正)

表側矯正中の女性

「ブラケット」と「ワイヤー」と呼ばれる矯正装置を歯の表面に装着し、歯を動かす矯正方法です。さまざまな歯並びに対応でき、一般的な矯正方法のため実績が多いメリットがあります。

一方で、歯の表面に装置を装着するため矯正装置が目立ちやすいデメリットもあります。

②裏側矯正(ワイヤー矯正)

裏側矯正

ブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着し、歯を動かす矯正方法です。歯の裏側に矯正装置を装着するため、表側矯正よりも目立ちにくいメリットがあります。

一方で、歯の裏側に装置がつくため、舌が装置に当たって発音への影響が出やすいです。また、ブラッシング時に装置を目視しにくいため食べかすが残りやすく、虫歯や歯周病に気をつけなければなりません。

③マウスピース矯正

マウスピース装着中の画像

透明のマウスピース型の矯正装置を装着し、歯を動かしていく矯正方法です。薄く透明に作られた矯正装置を装着するため目立ちにくいメリットがあります。

また、マウスピース矯正は基本的に自分で新しいマウスピースに交換しながら矯正を進められます。そのため、ワイヤー矯正と比べると通院頻度を減らすことができるメリットも。

以下はワイヤー矯正とマウスピース矯正の通院頻度の目安です。

  • ワイヤー矯正の通院頻度:1ヶ月に1回

  • マウスピース矯正の通院頻度:1〜3ヶ月に1回

一方で、表側矯正よりも対応できる歯並びが限られる点には注意が必要です。また、矯正装置を取り外せるため、紛失のリスクがあったり、1日20時間以上の装着管理を自身で行う必要があったりします。

マウスピース矯正 Oh my teethでは、毎日届くLINEメッセージに答えるだけで、前日の装着時間を自動でトラックできます。装着時間が足りない場合はアドバイスも行い、ユーザーが無事にマウスピース矯正を完走できるようサポートしています。

マウスピース矯正で完了するまでの3ステップ
マウスピース矯正を始めてみる

※平均3ヶ月:2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間を除く)。通院不要:歯並びの状態によっては複数回の通院が必要

④セラミック矯正※

セラミッククラウン

※セラミック矯正は矯正治療ではなく補綴治療です。前歯の並びの見た目を整える方法の一つとして参考にしてください。

セラミック矯正は、ここまで紹介した矯正方法とは異なり、歯を動かさずに見た目を整える方法です。歯を削り、セラミックの被せ物を被せて見た目をきれいにします。

歯を移動する期間を要しないため、歯科矯正とは異なり比較的短期間で終了するメリットがあります。ただし健康な歯を削るデメリットがあります。

出っ歯の部分矯正のメリット・デメリット

部分矯正のメリットとデメリット

「部分矯正は見た目をよくするだけだから全体矯正の方がいい」といった話を聞いたことがありませんか?

確かに部分矯正にはできないこともあり、対応が難しい場合は全体矯正の方が適すると診断されることがあります。部分矯正を受ける前にメリットとデメリット双方を理解し、納得した上で矯正を開始することが大切です。

部分矯正のメリット

部分矯正は全体矯正と比較すると短期間で完了する、矯正費用が安い、抜歯をしないというメリットがあります。

短期間で完了する

部分矯正は全体矯正(奥歯から整える矯正方法)と比較すると短期間で完了します。具体的な目安は以下の通りです。

  • 全体矯正の期間:1〜2年程度

  • 部分矯正の期間:2ヶ月〜1年程度

このため結婚式や子どもの七五三などのイベント前に気になる部分だけ整えたいというニーズにも対応しやすいでしょう。

費用が安い

部分矯正は全体矯正と比べて矯正費用が安く済みます。以下は全体矯正と部分矯正の費用目安です。

  • 全体矯正の費用:60〜170万円程度

  • 部分矯正の費用:10〜70万円程度

それぞれの費用目安に大きな幅があるのは、矯正装置の素材によっても費用目安が異なるためです。基本的に目立ちにくい素材の装置は費用が高くなります。

抜歯をしない

出っ歯の部分矯正は、基本的に抜歯をせずに対応することが多いです。部分矯正が適合されるということは、歯並びの乱れが軽度な場合が多いからです。

抜歯が必要になるのは、歯並びの乱れが大きく「抜歯をしないと歯がきれいに並ばない」とドクター判断した場合です。

「矯正は抜歯が必要と聞いて不安」となっている人にとって、部分矯正は抜歯が不要なケースが一般的である点はメリットと言えるでしょう。

デメリット

部分矯正は全体矯正と比較すると完璧を求める人には向かない、噛み合わせに問題があると適応されない、抜歯の代わりに歯の表面を少しずつ削る処置が必要になることがあります。

完璧を求める人には向かない

出っ歯の部分矯正は、あくまでも「気になる部分を短期間・安価に整えたい」というニーズに応えるもの。そのため「どこから見ても完璧に整えたい」という方には適さない可能性があります。

噛み合わせに問題があると適応されない

歯が前に突出しており、噛み合わせにも不具合が出ている場合、部分矯正で噛み合わせを改善するのは難しいです。

たとえば出っ歯の原因が顎の骨格にある場合、全体矯正でも対応が難しく、外科手術が必要になるケースがあります。

歯の表面を削る処置が必要なことがある

部分矯正では抜歯を行わない代わりに、歯の表面を少し削る処置=IPR(ディスキング・ストリッピング)が必要になるケースがあります。これは歯の移動スペースを確保するために必要になることがある処置で、髪の毛数本分程度歯の表面を削ります。

「歯を削る」と聞くと抵抗感があるかもしれませんが、IPRで削るのは歯の一番外側の「エナメル質」と呼ばれる組織のほんの数ミリ程度(1か所あたり最大0.5mm程度)

これまでの研究結果や論文で、IPRによって虫歯になりやすくなるといった報告はされていません。

出っ歯の部分矯正の種類別の費用目安

出っ歯の部分矯正は全体矯正と比較すると費用目安が安いです。ただ、ワイヤー矯正、マウスピース矯正といった種類によっても費用目安には差が出ますので、ここで詳しく紹介します。

種類

全体矯正

部分矯正

表側矯正

60万〜130万円

30万〜60万円

裏側矯正

100万〜170万円

40万〜70万円

マウスピース矯正

60万〜100万円

10万〜40万円

セラミック矯正

30万〜70万円
※前歯6本の場合

※セラミック矯正は矯正ではなく、部分的に見た目を整えるのが一般的であるため、全体矯正の値段相場(目安)は記載していません。

10万円でできるって本当?

クリニックによっては、出っ歯の部分矯正を10万円程度で提供していることがあります。

ただし対応できるのは、歯の移動距離があまり必要ない場合や、ガタつきが前歯のみにみられる場合など、軽度の出っ歯に限られます。歯並びの乱れ具合によっては対応できないこともあるため、まずは歯並びの状態をクリニックで診てもらいましょう。

出っ歯の部分矯正で失敗しないためのポイント

信頼できるクリニック探しのポイント

出っ歯の部分矯正で失敗するのを避けるには、相談しやすいクリニックを選ぶ、複数のクリニックに相談に行く、といったポイントを押さえることが重要です。

相談しやすいクリニックを選ぶ

出っ歯の部分矯正だけではなく、歯科矯正を受ける際は相談しやすいクリニックを選ぶようにしましょう。自分の理想の歯並びを目指すには、ドクターと「どんな歯並びになりたいか」というゴールを念入りにすり合わせる必要があるからです。

すり合わせが不十分だと、矯正が終了した際に「思っていた歯並びとは違う」ということになるかもしれません。

複数のクリニックに相談にいく

出っ歯の部分矯正にはさまざまな治療法があります。クリニックによって提供している矯正方法は異なりますし、そもそも「あなたの歯並びでは部分矯正はできない」と言われることも

部分矯正は全体矯正よりも安価とはいえ、高額な費用がかかるのは変わりません。そのため複数のクリニックで適した矯正方法を提案してもらい、比較検討した上で、納得してクリニックを選ぶのがおすすめです。

デメリットも伝えてくれるクリニックを選ぶ

出っ歯の矯正はメリットばかりではありません。たとえば、矯正装置によっては発音に影響が出やすかったり、装置による刺激によって口内炎ができやすかったりする場合もあります。

また、マウスピース矯正は目立たない矯正として人気ですが、1日20時間以上の装着時間を自分で確保しなければならない点は注意すべきでしょう。

このように、各矯正方法それぞれのメリットだけでなくデメリットも説明してくれるクリニックを選ぶと安心でしょう。

出っ歯が部分矯正で治るか無料診断しにクリニックへ行こう

マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断にお越しいただくと、あなたの歯並びを検査した上で、適した治療方法をフラットな視点でご提案します。

無理な勧誘はいたしませんので、お気軽にご予約ください。歯科医師による診察および各種検査(歯型スキャン、レントゲン撮影)は無料です。

出っ歯の部分矯正で迷っているならまずは無料相談へ

自分の出っ歯が部分矯正で治せるか無料相談してみよう

マウスピース矯正 Oh my teethの無料歯型スキャン

出っ歯はその度合いによっては部分矯正でも治せます。全体矯正よりも短期間・安価で済むため「気になる部分だけでも治したい」という方は、部分矯正に対応しているクリニックに相談に行ってみるとよいでしょう。

ただ、あなたの出っ歯が本当に部分矯正で治せるのかは、詳細な検査をしないとわかりません。「まずは部分矯正で治るのかどうかだけでも知りたい」 という場合は、マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断へぜひお越しください。

マウスピース矯正 Oh my teethでは、上下前歯の部分矯正プランに適合するのかどうか、無料で検査ができます。歯科医師による口腔内診査、歯型スキャン、レントゲン撮影が無料で受けられます。

診断結果は最短即日でLINEに届き、部分矯正プラン適合なら月々分割9,800円*からマウスピース矯正をスタートできます。

プラン不適合となった場合も、提携クリニックをご紹介できます。

矯正をするかどうかまだ決めていない段階でも、どうぞお気軽にご予約ください。

※上下前歯の部分矯正プランを36回払い(初回13,054円)で支払う場合の分割支払い金額。総額356,054円(税込)

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