歯並びは良いのに口ゴボなのは骨格や唇の厚みが原因?矯正すべきかを解説
「歯並びはいいのに口ゴボなのが気になる」
「正面からの印象は悪くないのに、横顔に自信が持てない」
こう悩んでいませんか?
歯並びが整っていても口ゴボに悩まされる方は少なくありません。口ゴボの原因は、遺伝・悪習慣・口呼吸などがありますが、歯並びが良い場合は骨格や唇の厚みなどが考えられます。
そこで本記事では、歯並びは良いのに口ゴボになる理由や歯科矯正で改善が見込めるかについて解説します。
目次
マウスピース矯正Oh my teethでは、歯科医師に直接歯並びのお悩みを相談できます。口ゴボが気になるという方も、まずはお気軽に無料診断へお越しください。
口ゴボとは、口元が前に突き出して見える状態のことを指します。主な原因は遺伝・悪習慣・口呼吸などが挙げられますが、上下のあごの位置に問題がある場合は、歯並びが良くても生じることがあります。美しい横顔の基準として知られているEラインよりも口元が前に出ていることから、悩まされることも多いです。
以下の記事では口ゴボについて詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
【3分で理解】口ゴボ(くちごぼ)とは!原因・治し方・セルフチェック方法をまるごと解説
「歯並びは良いのに、なぜ口ゴボなのだろう?」と思う方もいるかもしれません。口ゴボは、指しゃぶりや爪を噛むといった悪習慣や口呼吸によって生じることがあります。
しかし、歯並びが良いのに口ゴボになる理由は、悪習慣や口呼吸によって生じるものではなく、あごの骨格の大きさ、位置が関係しています。ここでは、歯並びが良いのに口ゴボになる理由を6つ紹介します。
【歯並びが良いのに口ゴボになる理由】
上あごの過成長
下あごの劣成長
上下顎前突
上顎前突(出っ歯)
唇の厚み
アデノイド肥大
上あごの過成長
上あごが過度に成長していると口ゴボ になることがあります。あごの大きさをはじめ、顔の形や骨格は遺伝的な要素によって決まるものですが、上あごが成長する時期に指しゃぶりや口呼吸が続くと、通常よりも上あごが発達する可能性があります。
下あごの劣成長
逆に、下あごが十分に成長していないと、相対的に上あごが突き出た印象を与えるため、口ゴボに見えることがあります。下あごが成長しない原因は、さまざまですが遺伝的な要素も関係していれば、成長期における口呼吸や指しゃぶりの癖があります。
上下顎前突
上下のあごがともに前に突き出している状態を指す上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)も口ゴボの原因となります。遺伝的な要素や口呼吸、口周りの筋肉が弱いといった要因が重なることで、上顎下前突が生じると考えられています。
上顎前突(出っ歯)
上顎前突は出っ歯とも言われ、上のあごだけが出ている・上の前歯が前向きに倒れている状態です。歯の並び方は良くても、歯の向きが正しい位置でないと口元が出てしまい、きれいなEラインにはなりません。上顎前突(出っ歯)になる原因は、遺伝・口呼吸・指しゃぶりや爪を噛む癖などさまざまです。
唇や皮膚の厚み
唇や鼻の下の皮膚が厚かったり薄かったりすると、口が前に突き出て見える原因となります。骨格や歯並びとは関係ないため、歯科矯正のみの改善が難しい場合があります。ただし、唇や皮膚の厚みによって口ゴボに見えるかどうかは、顔のパーツとのバランスによるところが大きいです。
アデノイド肥大
アデノイドとは、鼻の奥とのどの奥にある咽頭扁桃(いんとうへんとう)のことです。これはリンパ組織のかたまりで、そこが肥大した状態をアデノイド 肥大と言います。
アデノイド肥大になると、口元が突き出したりあごと首の境目が分かりにくくなる「アデノイド顔貌」が現れることも。また、鼻づまりやいびき、口呼吸など引き起こすこともあり、歯並びに影響を与えてしまうことがあります。アデノイド肥大は通常、2歳ごろに大きくなりはじめ、6歳にピークを迎え後退します。
口呼吸から鼻呼吸に矯正するメリット!歯並びに与える影響も解説
口コボだけど歯並びは良いという方でも、実は歯並びが悪いという場合もあります。また、上下のあごのバランスが悪いままにしておくと、歯に負担がかかったり顎関節症のリスクが高まる可能性が。口ゴボで悩んでいる方は、クリニックで診査・診断を受けて歯科矯正するかどうかを検討すると良いでしょう。
口ゴボは自力で治せない
口コボは骨格の問題であることが多いため、自力で治すことは難しいです。特に噛み合わせに問題がある場合は、歯科矯正が必要にな ります。また、口呼吸などの悪習慣がある場合は悪化する可能性があります。
口ゴボを自力で治す方法は?4つの危険なセルフケアを解説!
口ゴボは歯科矯正や外科矯正で治せる
骨格の問題により口コボが生じている場合、治すためには歯科矯正や外科矯正が必要です。歯科矯正の場合は、歯列を後退させ、噛み合わせを改善することで口コボを治せます。ただし、重度の口ゴボの場合は、歯科矯正と併用してあごの骨を切り位置を調整する外科手術が必要になることもあります。
唇や皮膚の厚み・アデノイド肥大は歯科矯正では治せない
唇や皮膚の厚みを改善するためには、美容整形が必要です。たとえば、唇の薄さや厚みを調整したい場合には、ヒアルロン酸注入や口唇縮小術などがあります。
アデノイド肥大は一般的に6歳頃にピークを迎え、10歳には後退することが多いです。その間にひどい症状がなければ口呼吸から鼻呼吸に変え、経過観察を行います。しかし、肥大が進行する場合はアデノイド切除術を検討する必要があります。
口ゴボの矯正方法とは?歯科矯正で治すための費用について解説
上下あごの劣成長や過成長、上顎前突は軽度の場合、歯科矯正で治る可能性がありますが、重度の場合は外科矯正が必要です。また、抜歯をしないと口ゴボが改善しないケースもあります。口ゴボを治す歯科矯正の方法は、以下の通りです。
【歯科矯正方法】
マウスピース矯正
表側矯正
裏側矯正
ハーフリンガル矯正
外科矯正
マウスピース矯正
透明なマウスピース矯正を用いて歯を少しずつ動かす方法です。見た目への影響が少なく、自分で取り外しができます。基本的に抜歯せず、研磨処置を行って歯列を後退させるため、軽度の口ゴボに適しています。
表側矯正
表側矯正は最も一般的な矯正方法で、軽度~中度の口ゴボに適しています。歯の表側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かします。口ゴボを治す場合は、前から4・5番目を抜歯することが多いです。
裏側矯正
歯の裏側にブラケットとワイヤーを通して歯を動かします。表側矯正と同様に軽度~中度の口ゴボに適しています。装置を歯の裏側につけるため、見た目が気になる方に向いている矯正方法です。
ハーフリンガル矯正
上の歯は裏側矯正、下の歯は表側矯正と組み合わせて行う矯正方法です。裏側矯正よりも費用を抑えられ、舌に装置があたりにくいため、違和感が少ないです。適応症例も表側矯正や裏側矯正と変わらないため、軽度~中度の口ゴボの改善に期待できます。
外科矯正
あごの骨に原因がある重度の口ゴボで、歯科矯正だけでは改善しきれない場合、外科矯正が必要になります。外科矯正はまず歯科矯正を行ってあごの位置を調整し、再度歯科矯正で噛み合わせを整えます。手術によりあごの骨を調整するため、輪郭の変化に大きな効果が期待できます。
良い歯並びでも口ゴボになるケースがあります。唇や皮膚の厚みやアデノイド肥大など、歯科矯正では対処できない問題もある一方で、矯正のみでも改善可能なケースもあります。まずは実際にクリニックへ行ってあなたの口ゴボの原因を知り、改善のための最適な治療法を提案してもらいましょう。
口ゴボで歯並びが良い場合でも、実は噛み合わせに問題がある可能性があります。あなたの口ゴボが歯科矯正で治せるかは、診査・診断が必要です。
マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックの無料診断では、歯科医師に直接、矯正に関する疑問や歯並びの悩みを相談していただけます。
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