藤田ニコルさんも行ったセラミック矯正のデメリットは?「絶対ダメ」「やばい」と言われる理由
「にこるん」の愛称で知られるタレントの藤田ニコルさんは、2022年に自身のSNSで前歯のセラミック治療を行ったと発表しました。
この報告に対してSNS上では、歯科医師をはじめ多くの人から「絶対ダメ」「やばい」など、さまざまな意見が寄せられました。
はたして、セラミック治療とはどのような治療なのでしょうか。
本記事では藤田ニコルさんが施術を受けたセラミック治療の特徴や、SNS上で指摘されているリスクについて解説します。
セラミック矯正に興味 のある方や、歯科矯正との違いを知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
- 藤田ニコルさんがセラミック治療をSNSで公表
- セラミック歯にして後悔?「絶対ダメ 」と言われる7つの理由
- 歯を削る
- 歯の神経を抜く
- セラミック歯が破損する
- セラミック歯には寿命がある
- 高額な費用が必要になる
- 虫歯・歯周病のリスクが高まる
- 抜歯する
- なぜ藤田ニコルさんはセラミック治療に踏み切ったのか?
- セラミック治療についてよく理解することが重要
- 芸能人に人気の「セラミック矯正」とは?
- セラミック矯正は歯科矯正治療ではない
- セラミック矯正と歯科矯正の違い
- セラミック矯正のメリット・デメリット
- セラミック矯正の3つのメリット
- セラミック矯正の5つのデメリット
- セラミック矯正で後悔しないためのポイント4つ
- セラミック矯正のメリット・デメリットを理解する
- セカンドオピニオンを受ける
- 信頼できる歯科医師・クリニックを選ぶ
- 部分矯正も治療法の選択肢として検討する
- セラミック矯正と歯科矯正で迷ったら
タレントの「にこるん」こと藤田ニコルさんは、2022年に自身のX(旧twitter)でセラミック治療を受けたことを公表しています。
テレビ番組内では実際のビフォーアフター写真も公開され、「歯並びがきれいになった」「かわいくなった」と変化に驚く声があがりました。
その一方で、SNS上では歯科医師から以下のような意見も寄せられています。
もちろん、セラミック治療はれっきとした医療行為であり、メリットも多くあります。必ずしも「絶対ダメ」「やばい」と否定されるだけの治療法ではありません。
どんな治療にも良い面と悪い面があるもの。セラミック治療に限らず、医療行為を受ける際にはメリット・デメリットをよく理解したうえで判断することが大切です。
藤田ニコルさんが受けたセラミック治療に対して、「絶対ダメ」「やばい」という意見があがる理由は下記のような点が考えられます。
歯を削る
歯の神経を抜く
セラミック歯が破損する
セラミック歯には寿命がある
高額な費用が必要になる
虫歯・歯周病のリスクが高まる
抜歯する
歯を削る
藤田ニコルさんが行ったセラミック治療は、自分の歯を削ってセラミックの歯を被せる治療方法です。短期間で歯並びや歯の色も整えられるメリットがあります。
しかし、セラミック治療では自歯を大きく削る処置が必要なため、治療法を決める際には慎重に考えなくてはなりません。
なぜなら、歯は削れば削るほど弱くなり、健康だった歯の寿命を短くしてしまうためです。
一般的に自歯をセラミック歯の土台にするには、トウモロコシの粒ぐらいの大きさまで自歯を削り、そこにセラミック歯を被せます。
治療のためとはいえ歯を削ってしまうと、当然後戻りはできません。たとえ治療法を変えたいと思っても、歯が小さすぎて希望する治療を受けられない可能性もあります。
もし健康な歯を削る処置に抵抗を感じるのであれば、ほかの治療法を視野に入れてもいいでしょう。
歯の神経を抜く
セラミック歯を設置する際に、抜髄(歯の神経を抜く処置)が必要になるケースがあります。
自歯を大きく削った際に神経に触れて痛みが出てしまい、痛みをやわらげるには抜髄するしかないためです。
ただ、神経を抜いてしまった歯は「枯れた木の枝」と呼ばれ、水分や栄養を供給できずボロボロになって歯の寿命が短くなってしまいます。
セラミック治療では抜髄が必要になることがあり、その結果として歯の寿命が短くなるリスクがあることを理解しておきましょう。
セラミック歯が破損する
セラミック歯は耐久性があるとはいえ自然歯と比べると弱く、欠けたり割れたりすることがあります。
セラミック歯が破損して新しいものに替えるには費用がかかるため、金銭的な負担が大きくなるのがセラミック治療のデメリットの一つです。
SNS上では「新しいセラミック歯にして1年ほどしかたっていないのに、フランスパンをかじったら欠けてしまった」という声も。
また、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりでセラミック歯が破損するのを防ぐためにはマウスピース(ナイトガード)の装着が必須なため、めんどうに感じる人もいます。
セラミック歯の破損で余計な出費を避けるためにも、就寝時はマウスピース着用を徹底し、意識して歯に強い圧力をかけないように気をつけましょう。
セラミック歯には寿命がある
セラミック歯の寿命は、10年ほどと言われます。
寿命のサイクルごとに新しいセラミック歯と替えなければならないため、交換にかかる費用は想定外の負担になりかねません。
ただ、セラミック歯でも耐久性に優れた素材もあり、きちんとメンテナンスすれば20〜30年と長持ちするケースもあります。
セラミック歯の寿命が少しでも長くなるように、定期的なクリニックでのメンテナンスを受け、日々の口腔ケアをしっかり行いましょう。
高額な費用が必要になる
セラミック歯には高額な費用がかかるため、「こんなにお金がかかるとは思っていなかった」と、後悔するケースは少なくありません。
セラミック治療は保険がきかない自由診療であるため、1本あたり10〜15万円の費用がかかります。
【マメ知識】なぜセラミック治療は保険適用にならないの?
保険適応になるのは、病気やケガなどを治す目的の治療です。
セラミック治療は見た目を改善する審美歯科に該当するため、保険は適応されず全額自己負担の自由診療になります。
さらに先述したように、破損した場合や寿命ごとに取り替える費用も軽視できません。
長期的にかかる費用も想定したうえで、セラミック歯での治療が自分に合っているのか慎重に判断することが大切です。
マウスピース矯正の Oh my teethは、部分矯正のBasicプランに適合すると33万円で歯並びの改善が可能です。基本的に治療中や治療後も原則追加料金が発生しません※。
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虫歯・歯周病のリスクが高まる
セラミック歯を設置する際に、自歯との接着点に極小の隙間ができてしまうことがあります。
その隙間には食べかすなどが溜まりやすく、その汚れが時間の経過とともにプラークを形成します。
隙間に付着したプラークは、虫歯・歯周病のリスクを高めるため注意が必要です。
セラミック治療後はフロスや口腔内洗浄液なども使って、口内環境を清潔に保つよう気をつけましょう。
抜歯する
セラミック治療で歯並びを整える際、極端に歯のガタつきがあると抜歯が必要になるケースがあります。
抜歯した箇所はセラミック歯でブリッジにしますが、その場合は一生ブリッジで支えていかなければなりません。
また、ブリッジを支える歯には過度な負荷がかかり、ダメージを与えてしまう弊害も考えられます。その後の治療法も限定的になることから、抜歯には慎重な判断・決断が必要です。
なお、歯並びの程度や症例によっては、抜歯が必要ない矯正方法もあります。幅広い選択肢を検討して、自分に合った矯正方法を見つけましょう。
矯正で抜歯は必要?歯を抜く理由やデメリット・メリットを紹介
藤田ニコルさんは出演したテレビ番組で、「以前は前歯が出ていて 八重歯もあった」と自身の歯並びについて言及しています。
歯並びが気になりはじめたきっかけとして、CM撮影の際に自分の歯並びをレタッチ(編集ソフトで加工・修正)されたことをあげました。
その際「歯並びをキレイにしてないと迷惑かけちゃうんだ」と感じ、19歳のときに前歯をセラミックにしたと告白。ただそのときは元々の歯並びを生かし、前歯2本の大きさはそこまで変えない治療でした。
しかし撮影などで「微笑んでください」とリクエストされる度、前歯の大きさが気になるようになり、改めて前歯2本を短くするセラミック治療に踏み切ったそうです。
前歯2本だけ治すならセラミック治療がいい?値段や治療方法を比較
セラミック治療についてよく理解することが重要
藤田ニコルさんがセラミック治療を行ったことは、ご本人の選択です。周囲がその選択に対し、批判することではないでしょう。
ニコルさん自身もラジオ番組で、「(すでにセラミック治療を)やっちゃった人に対して『セラミックは絶対ダメだ』と言われても・・・」と心境を吐露。「自分はまだ耐 えられるけど、他の人はそう言われると辛いと思う」とセラミック治療をしている人の心境も気遣っていました。
またニコルさんは「(矯正治療で)何年か経って歯がきれいになっても、その時仕事がなかったら何も意味がない」「(デメリットも)覚悟してやりました」と説明しています。
ただ、セラミック治療を公表し話題になったことに関して、「確かに私も一言『みんなはちゃんと考えてね』などという言葉が足りなかったのかもしれない」と振り返りました。
セラミック治療だけでなく歯科矯正といった医療行為には、副作用や何かしらリスクが伴うものです。
ニコルさんも述べているように、セラミック治療についての正しい知識をえたうえで選択し、納得してから治療をスタートさせましょう。
セラミック矯正は自分の歯を削りセラミックの被せ物をして、歯並びを整える治療方法のことです。
ここでは、改めて「セラミック矯正と歯科矯正との違い」について見ていきましょう。
セラミック矯正は歯科矯正治療ではない
そもそも、セラミック矯正と歯科矯正は歯科学的に異なります。セラミック矯正は、歯を動かさずにセラミック歯を被せて歯並びを改善する審美歯科の補綴(ほてつ)治療です。
補綴(ほてつ)治療とは?
補綴治療とは、欠損した歯をセラミックなどの人工歯で補うことです。
歯並びの改善だけでなく、虫歯・事故・ケガなどで歯が欠損した際にも、補綴治療を行います。
一方で、歯科矯正はワイヤーやマウスピースなど矯正装置を用いて歯を動かしながら歯並びを整える治療法です。
このように、セラミック矯正は歯科矯正治療ではありませんが、補綴治療を歯並び改善の方法として使っているため、患者がイメージしやすいように「セラミック矯正」「スピード矯正」と言われることもあります。
また、藤田ニコルさんがセラミック治療のことを「セラミック矯正」と呼んだことで、歯科医師などから下記のような意見が寄せられました。
歯科矯正については、以下の日本矯正歯科学会公式ホームページの引用も参考にしてください。
矯正歯科治療って何?
悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。しかし、きれいな歯ならびにするために、歯を削って「差し歯」にすることは、基本的にはありません。矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。歯がふぞろいだったり、上下のアゴの歯ならびがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、専門的には「不正咬合」といいます。
出典元:日本矯正歯科学会
セラミック矯正と歯科矯正は歯科学的にも異なる点を理解して、自分に合った治療法を選びましょう。
芸能人は歯が命!歯科矯正をした芸能人は誰?
セラミック矯正と歯科矯正は治療の目的が異なります。
セラミック治療は歯の形や色、歯並びなど審美的な問題を解決するための治療であり、基本的に噛み合わせなどの機能性の改善を目的にしていません。
また、治療期間や費用などの点でも違いがあります。セラミック矯正と歯科矯正(部分矯正)の違いを表にまとめましたので、比較してみましょう。
セラミック矯正 | 歯科矯正(部分矯正) | |
---|---|---|
治療期間 | 2〜3ヶ月 | ワイヤー矯正:2ヶ月〜1年 マウスピース矯正:2ヶ月〜1年 |
費用 | 30〜70万円 | ワイヤー矯正:30〜70万円 マウスピース矯正:10〜40万円 |
通院 | 治療後も定期的な通院でメンテナンスが必要 | 治療中は1ヶ月に1回程度の通院が必要 |
歯の寿命 | 10〜15年 | メンテナンス次第で一生 |
セラミック矯正は短期間で治療が完了するのが魅力ですが、歯科矯正でも部分矯正であれば比較的短い期間で治療が可能です。
歯科矯正の部分矯正とは?
部分矯正とは、前歯上下6本に特化した歯科矯正のことです。その反対に、奥歯から歯を動かす治療を全体矯正と言います。
部分矯正は、「前歯だけ動かしたい」など気になる箇所だけ矯正できるため、治療期間も短くなるのが特徴です。
ただし、重度の歯のがたつきなど歯並びの状態によっては、部分矯正で治療できないケースもあります。
マウスピース矯正のOh my teethでは、部分矯正のBasicプランをご用意しております。
治療期間は平均3ヶ月ほどで、治療にかかる費用も原則追加料金なしの33万円と一般的な歯科矯正の約3分の1で治療が可能です。
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Oh my teethの部分矯正(Basicプラン)で治せる症例や費用・期間など特徴をまるっと解説
セラミック矯正だけに限らず治療を受ける際には、その治療法のメリット・デメリットを十分理解したうえで選択することが大切です。
ここでは、セラミック矯正のメリットやデメリットを解説しますので、治療を選択する際の判断材料として参考にしてくださいね。
セラミック矯正の3つのメリット
セラミック矯正のメリットは以下の通りです。
治療が短期間で終わる
歯の形、色、大きさが自分の思い通りになる
後戻りの心配がない
治療が短期間で終わる点は、「なるべく早く治療を完了させたい」という方には大きなメリットです。歯科矯正治療は部分矯正でも2ヶ月〜1年程度かかりますが、セラミック矯正は2〜3ヶ月ほどで治療が完了します。
また、セラミック矯正は歯並びを美しく見せられるだけでなく、同時に歯の色や大きさも理想通りに変えられるのが特徴です。
さらに、矯正治療後のリスクである後戻り(再び歯が動いてしまうこと)も、セラミック矯正では起こりません。
セラミック矯正にはこうしたメリットがあるため、藤田ニコルさんをはじめ多くの芸能人が施術している人気の治療法です。
セラミック矯正の5つのデメリット
セラミック矯正はメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
健康な歯を削らなければならない
虫歯・歯周病のリスク が」高まる
メンテナンスが必須になる
セラミックには寿命があり欠けてしまうケースもある
セラミック治療でも失敗が起こりうる
セラミック矯正では健康な歯を削る必要があることから、歯の寿命が短くなるのがデメリットです。
健康な歯を削ることで起こりうるリスクとは?
セラミック治療では自歯を大きく削り、それを土台にしてセラミックの被せ物を被せます。
歯並びの乱れによっては神経を抜いて削る必要があるため、歯の寿命が短くなるばかりか最悪の場合は抜歯しなければならないことがあります。
セラミックの歯は天然歯と比べると歯と歯茎の境目に歯垢が溜まりやすく、結果的に虫歯や歯周病リスクが高まります。
特に神経を抜いた歯は痛みを感じないため、虫歯 になっていることに気づけないこともあるので注意が必要です。
また、セラミック歯の平均寿命は10〜15年ほどで、長持ちさせるためにはクリニックでの定期的なメンテナンスが必要です。硬いものを食べると欠けることもあるので注意しましょう。
そして、セラミック矯正では失敗するケースがあることも理解したうえで、治療を受けるか否かの判断を慎重にすることが重要です。
セラミック治療に疑問や抵抗を感じた場合には、歯科医師に相談したり他の治療法も検討したりしてみましょう。
セラミック治療で起こりうる主な失敗例6つ
理想とのギャップが生じる:治療結果が理想と一致しないこともあります。理想とのギャップは歯科医師と治療ゴールのすり合わせを行い、自分の希望をしっかり伝えることも大切です。
噛み合わせが悪くなる:噛み合わせを重視せずに、審美性をより追求して施術してしまうなどが原因として考えられます。また、自歯とセラミック歯のすり減るスピードに差があることで、噛み合わせが悪くなることも。
痛みが出る:セラミック治療後に歯髄炎による痛みが生じることがあります。歯を大きく削ったことで神経が炎症を起こしてしまうのが原因です。痛みを和らげるには神経を抜く処置が必要となり、結果として歯の寿命を縮めてしまいます。
セラミック歯と歯茎の境目に隙間ができる:加齢などが原因で歯茎が退縮し、セラミック歯との境目に隙間ができてしまい、見た目が悪くなってしまうケースがあります。
セラミック歯と歯茎の境目が黒くなる:原因として、歯の根本まできちんとセラミック歯が被さっていないことや、メタルボンドのセラミック歯を使用して歯茎が黒ずんでしまうなどが考えられます。使用するセラミックの素材や予後を、カウンセリング時によく確認することが大切です。
歯を抜くことになる:神経を抜いた歯が栄養不足で弱くなり歯根にヒビが入る「歯根破折(しこんはせつ)」を起こしたり、神経を抜く際に歯根に細菌が残されてしまう根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)になったりして、抜歯を余儀なくされること が原因です。
出っ歯はセラミック矯正で治る?歯科矯正との違いとメリット・デメリット
セラミック矯正は「芸能人のように整った歯並びになれる」「簡単にきれいな歯を手に入れられる」といった理由から注目されている治療法です。
しかし、セラミック矯正を受けた人の中には「こんなはずではなかった...」と後悔するケースも少なくありません。
セラミック矯正で後悔しないためには、次にあげる4つのポイントが重要です。
セラミック治療のメリット・デメリットを理解する
セカンドオピニオンを受ける
信頼できる歯科医師・クリニックを選ぶ
部分矯正も治療法の選択肢として検討する
セラミック矯正のメリット・デメリットを理解する
特にデメリットの理解は、セラミック矯正が自分に合っているか判断する際の指標になります。
さらに心構えとして起こりうるリスクを把握しておけば、治療中のトラブルにも柔軟に落ち着いて対処できるでしょう。
歯を大きく削ってしまってからでは、後悔しても取り返しがつきません。
セラミック矯正のメリットだけに目を向けるのではなく、治療への理解を深めて納得してから治療をスタートさせましょう。
セカンドオピニオンを受ける
複数のクリニックでセカンドオピニオンを受けると、いろいろな角度から違った意見を聞くことができます。
ただし、セカンドオピニオンを受ける際にはセラミック矯正について最低限の知識を入れて積極的に質問し、疑問点や不安なことは必ずその場でクリアするのが鉄則です。
不安な気持ちを抱えたまま治療を開始してしまうと、後悔につながりやすくなります。
セカンドオピニオンで第三者の意見も聞き入れて、セラミック矯正が最適なのか、もしくはほかの治療法が合っているのかを冷静に判断しましょう。
また、セラミック矯正は保険適用外のためクリニックによって料金設定が異なり、使用するセラミックの種類によっても費用に差が出ます。
下記にセラミック治療で使用される主なセラミックの種類とそのメリット・デメリットをまとめましたので、参考にご覧ください。
セラミック歯の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
オールセラミック | 色・光沢・透明感も天然歯に近く審美性に優れ、変色しにくい | 天然歯より少し硬いため、強い力が加わることで欠けることがある |
ジルコニアセラミック | 審美性はオールセラミックにはやや劣るが「人工ダイヤモンド」と呼ばれ耐久性が高い | セラミック歯の中では一番コストがかかる |
ハイブリッドジルコニア | レジンにセラミックを混ぜて作られた素材。硬すぎず柔軟性がある | 時間がたつと変色し、オールセラミックやジルコニアより審美性で劣る |
メタルボンド | 表面はセラミックで内側は金属でできているため耐久性に優れている | 歯茎が変色するケースがある。金属アレルギーの人も注意が必要 |
最低でも2〜3つのクリニックでカウンセリングを受けて、治療法や費用などを比較検討してから治療をスタートさせましょう。
信頼できる歯科医師・クリニックを選ぶ
患者の立場になり親身に治療を進めるクリニックであれば、セラミック矯正のデメリットやリスクについて丁寧に説明してくれるはずです。
一方で、セラミック矯正のメリットばかりを推してくるクリニックは患者を最優先に考えていない場合があるので、セールストークに飛びつかないよう冷静にアドバイスを聞き入れましょう。
また、セラミック矯正の実績や症例数が多く、補綴専門医がいるクリニックを選ぶことも有効な手段です。
日本補綴歯科学会では、補綴専門医とは下記に当てはまる歯科医師を指すとしています。
補綴専門医は歯科補綴学の専門的知識および臨床技能・経験を有する優れた歯科医師(5年ごとの更新)
引用元:公益社団法人 日本補綴歯科学会「日本補綴歯科学会の専門医制度」
セラミック矯正で後悔しないためにも、信頼できる歯科医師やクリニックを選びましょう。
部分矯正も治療法の選択肢として検討する
セラミック矯正は短期間で歯並びを整えられるのが大きな魅力です。しかし、セラミック矯正は自歯を大きく削る必要があり、歯の寿命が短くなるリスクもあります。
もし健康な歯を削ることに抵抗を感じる方は、治療期間が比較的短い歯科矯正の部分矯正も治療の選択肢として検討してみましょう。
マウスピース矯正のOh my teethでも部分矯正のBasicプランをご用意しており、ユーザーのみなさん には平均3ヶ月で理想の歯並びを手に入れていただいています。
ただし、部分矯正には適応症例があり適合するかは歯科医師の診断が必要です。
一般的に部分矯正の適合診断に3〜5万円かかるところ、Oh my teethでは一切料金のかからない無診診断を実施しております。
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セラミック矯正 とは?後悔しない?歯科矯正との違いや費用を解説
セラミック矯正か歯科矯正かで迷われたときは、クリニックのカウンセリングを受けたり歯科医師に相談したりすることをおすすめします。
自分の歯並びはセラミック矯正で治るのか、もしくは歯科矯正の方が適しているのかなどは自己判断できないためです。
セラミック矯正に対応しているクリニックとそうでないクリニック、いずれにも相談に行き、メリット・デメリットを踏まえて検討できるとベストでしょう。
歯並びの状態によっては、セラミック矯正が向かない場合もあります。歯科矯正とセラミック矯正それぞれの特徴を十分理解し、納得のいく治療法を選択してくださいね。
マウスピース矯正の Oh my teethでは、矯正前に必要な精密検査やカウンセリングも無料で実施しております。
「セラミック矯正と歯科矯正のどちらで治療するか、まだ決心がついていない」という場合でも問題ありませんので、遠慮なく無料診断にお越しください。