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歯科矯正
最終更新日:2024年3月27日

前歯2本だけ治すならセラミック治療がいい?値段や治療方法を比較

前歯2本だけならセラミック治療で治せる?

前歯2本だけを治すなら「セラミック治療」はとてもおすすめです。本記事でセラミック治療が向いている人、セラミック治療をするメリット・デメリット、さらに素材ごとの値段をまるごと解説します。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

セラミック治療は、前歯2本だけずれた歯並びを治せます。

ただ、短期間での治療が可能ですが、噛み合わせの改善までは適していません。

そこで本記事では、セラミック治療のメリット・デメリット、治療にかかる値段を種類別に比較。

「前歯2本だけならセラミック治療で治したい」という方や、歯科矯正にするか悩んでる方は参考にしてください。

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前歯2本の歯並びはセラミック治療で治せる?

前歯2本の歯並びはセラミック治療で治せる?

セラミック治療とは、歯を削ってセラミックを被せる治療方法です。歯並びや色合いなども自由に整えることができて、「前歯2本だけ歯並びを改善したい」というケースでも治療が可能です。虫歯治療や失った歯を補うためにも利用され、歯の形も歯並びや特徴に合わせて変えられます。

しかし、虫歯治療でなく出っ歯やすきっ歯といった歯並びを治したいという場合は、適応症例は限られます。セラミック治療による歯並びの改善は、歯を削ることにより軸の向きを変え、削った箇所を被せ物で補います。そのため、骨格に問題がある場合は根本的な改善が見込めません。

また、前歯2本だけで済むケースもあれば、4~6本のセラミックを入れた方がバランスを整えられるケースもあります

なお、セラミック治療は「セラミック矯正」とも呼ばれますが、歯を動かして歯並びと噛み合わせを整える歯科矯正とはまったく異なる治療方法です。セラミック治療は、短期間できれいな被せ物を入れるため、矯正装置を装着することに対して抵抗がある方や、忙しい方に選ばれています。

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前歯2本のセラミック治療が向いている人

美しい歯並び

前歯2本や4本だけを改善したい場合は、セラミック治療を行うことで短期間で効果が得られ、費用も比較的抑えられます。特に以下の人はセラミック治療が向いています。

前歯2本のセラミック治療が向いている人
  • 短期間で前歯を整えたい人

  • 軽度の出っ歯やすきっ歯など前歯の歯並びが気になる人

  • 前歯に虫歯がある人

  • 歯の色や形、大きさも改善したい人

  • 費用を抑えたい人

短期間で前歯を整えたい人

セラミック治療は、短期間で前歯を整えたい人に向いています。前歯2本を歯科矯正で改善する場合は、少しずつ歯を動かして歯並びを整えていきます。

一方、セラミック治療は歯を削って被せ物を入れるだけなので、数週間~3ヶ月の短期間で治療が完了します。結婚式などイベントを控えており、短期間で前歯を整える必要がある場合に適しています。

軽度の出っ歯やすきっ歯など見た目が気になる人

骨格や噛み合わせに問題がなく、軽度の出っ歯やすきっ歯などはセラミック治療で改善が見込めます。見た目を美しく整えたいと考えている人におすすめです。

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前歯に虫歯がある人

そもそもセラミック治療は、虫歯治療で削った歯や失った歯を補うための治療です。特に審美性が求められる前歯は、自然な見た目に近づけられるセラミック素材が適しています。

歯の色や形・大きさも改善したい人

セラミックは、天然歯のような色調や透明感を再現できるのが最大のメリットです。また、形も自由に設計できるため、前歯が大きい、小さいといった悩みも改善できます。

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費用を抑えたい人

セラミック治療の費用は、素材にもよりますが費用目安は1本10万~15万円程度です。前歯1~2本の治療が対象となる場合、歯科矯正よりも費用を抑えられます

セラミック治療のメリット・デメリット

セラミック治療のメリット・デメリット

セラミック自体は虫歯にならないものの、土台となる天然歯は虫歯になる可能性があります。前歯2本をセラミック治療で治すメリット・デメリットについて確認しておきましょう。

メリット

  • 歯科矯正よりも治療期間を短縮できる

  • 歯の形や色を調整できるため審美性を高められる

  • 後戻りが起こらない

  • 非抜歯で歯並びを整えられる

  • ワイヤー矯正と比較して金属アレルギーの心配がない

歯科矯正は2ヶ月~3年かかるのに対して、前歯1~2本のセラミック治療は数週間~3ヶ月程度で完了するため、治療期間を短縮できます。また、歯を動かさないため、治療後に後戻りする心配はありません。

天然歯の色と形態を再現でき、隣接する歯とのバランスも取れるため審美性を高めることも可能です。素材によっては金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がない点もメリットと言えるでしょう。

デメリット

  • 隣接する歯と馴染まないことがある

  • 神経を抜く治療が必要になる

  • 噛み合わせの改善はできない

歯を並べるスペースが不足し、出っ歯になっているケースでは、被せ物の大きさを小さくする必要があるため、隣接する歯とのバランスが取れない可能性があります。この場合、前歯4~6本のセラミック治療を検討する必要があります。

セラミック治療で出っ歯を改善する場合、歯の軸の角度によっては神経を抜く治療が必要になることも。また、歯科矯正と治療方法が異なるため、噛み合わせの改善は期待できません。

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前歯2本のセラミック治療の値段【費用を比較】

前歯2本のセラミック治療の値段【費用を比較】

前歯2本のセラミック治療をした場合、値段は治療方法によってそれぞれ違います。素材によっても費用が変わるので、さまざまな選択肢を比較しながら自分の予算にあった方法を選んでください。

セラミック素材ごとの値段

セラミック治療で使う、素材ごとの値段は以下です。

セラミックの素材

1本の値段

2本の値段

オールセラミック

10万~20万円

20万〜40万円

ジルコニアクラウン

10万~15万円

20万〜30万円

メタルボンド

8万〜15万円

16万〜30万円

審美性に優れている「オールセラミック」や「ジルコニアクラウン」は、一般的に高額になります。一方、メタルボンドは比較的安い傾向にあります。

もし前歯2本を治療した場合、素材によって16万〜40万の費用が必要です。耐久性や審美性それぞれ違うため、理想の歯に合わせて素材を選びましょう。

セラミック治療ごとの値段

セラミック治療方法によって、以下のような値段の違いがあります。

セラミックの素材

1本の値段

2本の値段

セラミッククラウン

8万〜18万円

16万〜36万円

ラミネートベニア

5万〜10万

10万〜20万円

セラミッククラウンとは、削った歯に被せるような治療方法です。そしてラミネートべニアは、薄いセラミックの膜を貼り付ける手法です。

前歯を2本だけ治療する場合は、ラミネートベニアのほうが費用を抑えられます。

ラミネートベニアにもいくつか種類がありますが、なかでも「e-max thin veneer」は高額になり、セラミックとプラスチックを混ぜたハイブリッドセラミックは比較的安い傾向にあります。どの素材にもメリット・デメリットがあるため、選択する際はよく把握しておくことが大切です。

セラミック治療と歯科矯正の値段【費用を比較】

下の表は、セラミック治療1本あたりと歯科矯正の費用目安を比較したものです。

全体矯正

部分矯正

表側矯正

60万~130万円

30万~60万円

裏側矯正

100万~170万円

40万~70万円

マウスピース矯正

60万~100万円

10万~40万円

セラミック治療(セラミッククラウン)

10万~15万円/1歯

セラミック治療(ラミネートベニア)

5万〜15万円/1歯

セラミック治療は基本的に部分的に行うため、全体矯正の費用目安は記載していません。

セラミック治療は、被せるための土台や仮歯が必要になるため、以下の費用もかかることがあります。

支台歯築造・支台歯形成

10,000~15,000円/1歯

仮歯

1,000~5,000円/1歯

前歯2本におすすめのセラミック素材4選

セラミッククラウン

セラミック治療で使用する素材は、主に以下のような種類があります。

  • オールセラミッククラウン

  • ジルコニアクラウン

  • メタルボンド

  • ラミネートベニア

前歯は審美性が求められるため、ラミネートベニアやオールセラミッククラウンなど、透明感が再現できるセラミック素材が適しています。

①オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウンとは、すべてセラミック素材でできた被せ物です。天然歯のような透明感や色調などが再現でき、前歯2本だけ入れても見た目にそん色ありません

②ジルコニアクラウン

ジルコニアクラウンとは、人工ダイヤモンドでできた被せ物です。オールセラミッククラウンよりも審美性は劣りますが、それでも自然な見た目に仕上がります。人工ダイヤモンドは強度があり、噛み合わせの強い奥歯に適しています

③メタルボンド

メタルボンドとは、金属にセラミックを焼き付けた被せ物です。オールセラミッククラウンやジルコニアクラウンと比較すると、費用を抑えられますが、前歯に使用する際は審美性が劣ります。

金属を使用しているため強度が高いですが、金属アレルギーには注意してください。また、経年的に使用していると歯ぐきが黒ずむ可能性があります。

④ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面を薄く削り、そこに付け爪やコンタクトレンズのように薄いセラミックを貼り付ける方法です。セラミックを使用しているため仕上がりが自然であり、被せ物のように歯を大きく削ったり神経を抜く必要はありません。

ラミネートベニアについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてくださいね。

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セラミック治療は虫歯治療において有効な治療方法で、歯科矯正と比べると短期間できれいな歯並びを手に入れられます。しかし、セラミック治療で歯並びの改善を目的とする場合は、以下の点に留意する必要があります。

  • セラミック治療の内容をよく理解すること

  • メリット・デメリットをしっかり把握すること

  • 10年後20年後のことを考えて選択すること

セラミック治療で無理に歯並びの改善を行い、後悔してしまう方もいるため、慎重に治療方法を選択してください。

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前歯2本だけ治すといくら必要?保険がきく方法は?

前歯2本だけ治す場合、セラミックの素材や治療方法によって、値段が大きく異なります。またセラミック治療は、保険適用されない自由診療です。

予算を抑える方法なら10万円、見た目や機能性を重視した場合は2本でも40万円ほどの費用が必要でしょう。

ドクターとよく相談して後悔のない選択を

前歯2本をセラミック治療で治せるかどうかは、診査・診断が必要です。削った歯は元には戻らないため、セラミック治療で歯並びの改善を希望している方は後悔しないかどうかあらためて考えてみましょう。

また、前歯2本や4本だけの歯並び改善を目指す場合は、部分矯正もおすすめです。いずれにしても、どの治療法がいいかは人によっても異なります。まずは歯科医院に相談してみましょう。

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  • 年代・性別:20代前半女性

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  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

マウスピース矯正 Oh my teethの出っ歯の症例
  • 年代・性別:20代前半男性

  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:4ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

※保険適用外の自由診療です。
※効果や感じ方には個人差があります。
※マウスピース橋正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低1年間は1日20時間以上装着、その後徐々に着用時間を減らし、2年目以降は夜間のみの着用推奨。

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