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オーラルケア
最終更新日:2024年9月24日

歯に挟まった物が取れない時の3つの対処法|詰まった食べかすの取り方や原因を紹介!

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「歯に挟まるのが気になってせっかくの食事が楽しめない」
「最近歯に食べ物がよく挟まるようになった」

いずれもよくある状況ですが、実は歯に物が挟まりやすい状況はそれだけで、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。

本記事では、食べ物が挟まりやすい歯への対処法や注意するべきことについて解説していきます。

根本的な解決方法も説明していくので、よく歯に物が挟まってしまう方は必見です。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

歯に関する相談はコチラから

食べ物が歯に挟まったまま取れないときの3つの対処法

食べ物が挟まった時の対処法

食べ物が歯に挟まると、自然に取れることもあれば、ずっと詰まったままになってしまうことも。

食べかすが歯に詰まって取れない場合は、以下の方法で対処してみましょう。

【歯に挟まった食べ物が取れないときの対処法】

  • 歯間ブラシを使う

  • デンタルフロスを使う

  • 歯科クリニックで取り除いてもらう

①歯間ブラシを使う

歯間ブラシは、歯と歯の間の隙間が比較的広い場合に向いています。歯間ブラシにはL字型とI字型がありますが、前者は前歯・奥歯双方に使いやすく、後者は前歯に使いやすいです。

ただし、ブラシ部分が大きすぎると歯茎を傷つける原因になるため注意が必要。あるいはブラシ部分が小さすぎると、うまく汚れが除去できない原因にも。

そのため、自分に適した歯間ブラシのサイズをクリニックで尋ねると安心でしょう。

②デンタルフロスを使う

歯と歯の間の隙間が狭い場合はデンタルフロスが適しています。

デンタルフロスにはF字タイプ・Y字タイプ・ロールタイプ(糸巻きタイプ)がありますが、F字タイプは前歯に、Y字タイプ・ロールタイプは前歯・奥歯双方に使いやすいです。また、初心者はY字タイプが最も扱いやすいでしょう。

デンタルフロスには形状の違いのほか、ワックスあり・なしの違いもあります。

ワックスありタイプは滑りがよく、特に初心者におすすめ。ワックスなしタイプはワックスありタイプよりも滑りは悪くなりますが、汚れの除去率は高めです。

まずはワックスありタイプから使いはじめてみるとよいでしょう。

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③歯科クリニックで取り除いてもらう

上記の方法を試しても、食べかすが歯に挟まったまま取れない場合は、歯科クリニックで取り除いてもらいましょう。

筆者の場合、デンタルフロスを通していたらフロスが切れて挟まったままになってしまい、歯科クリニックで取り除いてもらった経験があります。

歯に物が詰まって取れない場合、歯科クリニックでは薄い金属板を使って取り除くことがあります。筆者もこの方法でフロスを取り除いてもらえました。

自宅で歯間ブラシやデンタルフロスを使ってもどうしようもないときは、なるべく早く歯科クリニックで対処してもらいましょう。

歯に挟まるとリスクが高まる

実は、食べ物が挟まりやすい歯はそれ自体が虫歯や歯周病のリスクにつながります。

よく歯に詰まる事が増えたと感じるあなたへ、歯並びを改善することで対策する事ができます。

こちらの歯科矯正では、平均3ヶ月で食べ物が挟まりにくい歯を目指せます。ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

挟まりにくい歯になるまで平均3ヶ月

※平均3ヶ月:2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)

歯に挟まった食べ物が取れない!原因をチェック

食べ物が取れない時に考えられる原因

歯に挟まった食べ物が取れない原因には、以下のようなものがあります。

【歯に挟まった食べ物が取れない原因】

  • 歯と歯の間に虫歯ができている

  • 歯周病で歯茎が下がっている

  • 歯が移動し歯と歯の間に段差ができている

  • 歯と被せ物・詰め物との間に隙間ができている

歯と歯の間に虫歯ができている

歯と歯の間に虫歯ができると、穴があき、そこへ食べ物が挟まりやすくなることがあります。また、まだ完全な虫歯になっていない初期の虫歯は、歯の表面がザラつきます。

歯の表面がザラついていると食べ物が引っかかりやすくなり、物が挟まりやすくなる原因になります。

歯周病で歯茎が下がっている

もし「歯茎に食べかすが詰まって取れない」という状態なのであれば、歯周病のはじまりかもしれません。

歯周病は、歯を支えるあごの骨(歯槽骨)が溶かされていく病気です。あごの骨が溶けると、あごの骨を覆っている歯茎が下がり、歯と歯の間に隙間ができる原因に。

その結果食べかすが挟まり取れなくなることがあります。

歯が移動し歯と歯の間に段差ができている

本来治療すべき歯を放置したり、歯を抜けたまま放置したりすると、うまく噛める部分だけで噛むようになり、歯が徐々に移動する原因になります。

その結果歯並びが乱れ、隣り合う歯と歯に段差ができ、食べ物が詰まりやすくなることがあります。

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歯と被せ物・詰め物との間に隙間ができている

虫歯の治療で被せ物・詰め物をしている部分に物が詰まりやすくなっている場合、歯と被せ物・詰め物との間に隙間ができている可能性があります。

そのまま放置すると再び虫歯が進行したり、あるいはすでに詰め物・被せ物の中で虫歯が進行していたりする可能性さえあります。

歯科医院に相談すべきケースを見逃さないで!

こんな時は歯科医院に相談

食べ物が歯に詰まって取れない場合、歯間ブラシやフロスなどで自宅でも対応できます。ただ、歯に物が詰まるのが頻繁だったり、以下のような症状がある場合は、歯科クリニックの受診をおすすめします。

  • 歯に物が詰まると痛い

  • 歯茎が腫れている

  • 歯に物が挟まる部分が臭い

歯に物が詰まると痛い

歯と歯の間に物が詰まると痛い場合は、虫歯が進行している可能性があります。詰まっていないときでも、たとえば冷たいものなどを口に含んだ場合にしみる場合も、虫歯の進行が疑えます。

放置してさらに虫歯が進行すると神経まで侵されてしまうため、早めにクリニックで診てもらいましょう。

歯茎が腫れている

よく食べ物が挟まる部分の歯茎が腫れている場合、歯周病のサインである可能性があります。

歯茎の腫れのほか、以下のような症状がある場合は、すでに歯周病が進行している可能性が。早めにクリニックを受診しましょう。

  • 歯茎から出血がある

  • 歯が浮いた感じがある

  • 歯茎がむず痒い

  • 歯にグラつきがある

歯に物が挟まる部分が臭い

頻繁に食べ物が挟まる部分から臭い匂いがする場合は、虫歯の可能性があります。

特に被せ物や詰め物がある場合は要注意。被せ物や詰め物の中で虫歯が進行すると、臭い匂いが発生することがあるからです。

歯に物が挟まるのを防ぐ方法|根本的に解決するには?

歯に挟まるのを防ぐ方法

食べ物が頻繁に歯に挟まり、その度に対処するのが面倒なのであれば、以下のような予防法を試してみましょう。

【歯に物が挟まるのを防ぐ方法】

  • 歯に挟まりやすい細かい物や繊維質の食べ物を避ける

  • 歯科クリニックで根本原因を解決する

挟まりやすい食べ物を避ける

歯に挟まりやすい食べ物とは、柔らかい食べ物や繊維質の食べ物です。たとえば以下のような食べ物は歯に挟まりやすいでしょう。

  • エノキ

  • ニラ・水菜・ほうれん草などの柔らかい葉物

  • トウモロコシ

  • ゴマ

  • 鶏肉

ただし上記のような食べ物をずっと避け続けるのは難しいでしょう。歯に挟まる食べ物を食べたあとはしっかりブラッシングやフロスをするなど、工夫して対処することをおすすめします。

歯科医院に相談する

あまりにも食べ物が頻繁に挟まる場合、やはり根本原因を突き止めるのが一番の解決方法でしょう。歯科クリニックを受診し、物が挟まる箇所について相談してみましょう。

「虫歯になっているかも……」と考えると、クリニックを受診するのが怖くなる人もいるでしょう。しかし本当に虫歯になっているのであれば、放置するほうがもっと怖いことに。虫歯菌に神経まで侵され、最終的には抜歯しなければならないリスクさえあるからです。

治療期間や治療費を節約するためにも、食べ物が歯に頻繁に詰まる場合は、早めにクリニックに相談するのが吉です。

歯に挟まるとリスクが高まる
挟まりにくい歯になるまで平均3ヶ月

※平均3ヶ月:2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)

矯正で歯並びが整うことで改善されるケースも

歯に挟まった物が取れないときの対処法3つ!取り方や原因を紹介

歯に物が詰まりやすい原因には、以下のようなものも。

  • 歯と歯の間に隙間がある

  • 歯並びがガタガタ

上記が原因の場合、歯科矯正で歯並びが整うことで、歯に頻繁に物が詰まるのを避けられるかもしれません。

歯科矯正にはさまざまな種類があり、比較的リーズナブルに治療がはじめられるものもあります。Oh my teethでは無料で歯型スキャンが受けられるので、一度相談に来てみませんか?

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