口ゴボ矯正にかかる費用はいくら?治療法ごとの相場をわかりやすく解説

口元が前に出て見える、横顔に違和感があると感じたことはありませんか?それは「口ゴボ」と呼ばれる状態かもしれません。
見た目の印象に悩んで矯正を考えている方にとって、治療にかかる費用は気になるポイントです。
この記事では、口ゴボを改善するための矯正方法と、それぞれの費用相場をわかりやすく解説します。
費用を抑える方法やよくある質問にも触れていますので、治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

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目次

口ゴボとは、口元が前に突き出して見える状態のことを指します。上下の前歯や顎の骨格に原因がある場合も多く、歯科矯正の対象になることがあります。
ここでは、口ゴボの主な原因や、自分でチェックする方法について解説します。
口ゴボの原因
口ゴボの原因は人によって異なりますが、大きく分けて骨格のバランスによるもの(先天的要因)と、歯並びや癖によるもの(後天的要因)があります。
たとえば、上顎が前に出ている骨格や前歯が前方に傾いている噛み合わせ、口呼吸や舌の癖などが、口元を押し出す原因になることがあります。
より詳しい内容については、以下の記事でご紹介していますので、あわせてご覧ください。
口ゴボをセルフチェックする方法
口ゴボかどうかは、鏡を使って横顔をチェックすることで、ある程度自分でも確認できます。
以下のポイントに当てはまる場合、口ゴボの可能性があります。
横顔を見たとき、上下の唇が鼻先と顎先を結んだ線(Eライン)よりも前に出ている
口を閉じたとき、唇や顎に力を入れないと閉じられない
無意識のうちに口が開いていることが多い
横顔に立体感がなく、口元だけが目立って見える
あくまで目安にはなりますが、これらの特徴が複数当てはまるようであれば、口ゴボの傾向があるかもしれません。

口ゴボとは?セルフチェックの方法・原因・改善方法をわかりやすく解説
口ゴボを改善するための矯正治療には、いくつかの方法があります。
ここでは、代表的な5つの治療方法と、それぞれにかかる費用相場についてわかりやすく解説します。
表側矯正(ワイヤー矯正)
表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす、もっとも基本的で広く普及している矯正方法です。
前歯の突出や噛み合わせのズレといった、口ゴボの原因にもしっかりアプローチできるため、多くのケースで採用されています。
治療中は装置が見えるというデメリットはあるものの、幅広い症例に対応でき、安定した効果が期待できる点が大きな魅力です。
費用はおおよそ60〜130万円程度と、比較的高めではありますが、確実に治したい方には選ばれることの多い矯正方法です。

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裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正は、ブラケットとワイヤーを歯の裏側(舌側)に装着する矯正方法です。
基本的な仕組みは表側矯正と同じですが、装置が外から見えにくいため、~~人目を気にせず治療を進めたい方に適しています。==
一方で、装置が舌に当たりやすいため、慣れるまで違和感や話しづらさを感じることもあるほか、治療の難易度が上がるため費用はやや高めです。
費用相場は100〜170万円程度が目安となります。
見た目への配慮と治療効果の両立を重視する方にとっては、非常に魅力的な選択肢のひとつです。

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マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使って歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。
前歯の傾きや軽度〜中等度の出っ歯(上顎前突)などに対応できるケースが多く、取り外しが可能で目立ちにくいため、日常生活へのストレスが少ない点が大きな魅力といえるでしょう。
費用は、治療の難易度や対応できる症例の範囲によって異なりますが、相場としては全体矯正で60〜100万円程度、部分矯正の場合は10〜40万円が一般的です。
見た目の自然さや快適さを重視する方にとって選びやすい方法でしょう。

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外科矯正(骨格性の症例に)
外科矯正は、顎の骨格そのものに原因がある口ゴボに対して行われる治療法です。
通常の矯正治療では改善が難しいほど、上顎の突出や下顎の後退が大きい場合に適応されます。
外科手術によって顎の骨を正しい位置に整えたうえで、ワイヤー矯正などを併用して歯並びも調整していきます。
見た目の改善だけでなく、噛み合わせといった機能面にも効果があるのが特長です。
費用は治療の内容によって大きく異なりますが、100〜200万円以上になるケースが一般的です。
ただし、症状によっては保険が適用される場合もあるため、まずは専門医に相談することをおすすめします。
セラミック治療(補綴による改善)
セラミック矯正は、歯を削ってセラミック製の被せ物を装着し、見た目の歯並びや口元の印象を整える治療法です。
セラミック矯正と呼ばれることもありますが、実際には歯を動かすのではなく人工的に形を整える補綴治療に分類されます。
短期間で仕上がることや、歯の色・形を自由にデザインできる点がメリットですが、歯を削る必要があることや、噛み合わせの根本改善ができない点には注意が必要です。
費用は1本あたり10〜15万円程度が相場で、治療する歯の本数が増えるごとに費用もかさみます。
あくまで見た目を整えることを目的とした選択肢であり、噛み合わせや骨格的な要因による口ゴボには適さないこともあるので、治療を検討する際は歯科医師と十分に相談したうえで判断することが大切です。

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口ゴボの矯正にはさまざまな治療方法がありますが、実際にどのようなケースで、どのくらいの費用がかかるのかは気になるポイントではないでしょうか。
ここでは、Oh my teethで実際に治療を受けた方の症例をもとに、治療内容や期間、かかった費用の目安をご紹介します。
症例①:33万円│4ヶ月

この症例では、前歯の軽い歯並びの乱れと口元の突出感を、非抜歯の部分矯正で整えました。
歯列が広がったことで前歯の重なりがなくなり、口元がすっきりとした印象に変化しています。
治療期間は4ヶ月、費用は33万円と、短期間・低コストで改善できたケースです。
症例②:66万円│12ヶ月

この症例は、前歯の前突と重なりを全体矯正で整えたケースです。
非抜歯でマウスピース矯正と研磨処置を行い、前歯の傾きと並びが自然な位置に改善され、横顔の印象も大きく変化しました。
治療期間は12ヶ月、費用は66万円で、しっかりと噛み合わせまで整えた矯正例です。
症例③:33万円│6ヶ月

この症例は、上の前歯のガタつきと前突感を改善した部分矯正の例です。
非抜歯で対応し、マウスピース矯正により歯列を整えつつ前歯の突出感も緩和。歯並びだけでなく、横顔の印象もよりすっきりとした印象に変化しました。
治療期間は約6ヶ月、費用は33万円(税込)と、短期間かつコストを抑えた矯正が実現しています。

矯正治療は自由診療となることが多く、高額な費用がかかるケースも珍しくありません。
そのため、「費用の負担が心配で、一歩を踏み出せない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな方のために、口ゴボの矯正費用を少しでも抑えるための2つの方法をご紹介します。
①医療費控除を活用する
口ゴボの矯正治療が、噛み合わせの改善などを目的とした「医療行為」と判断される場合、医療費控除の対象になることがあります。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。
対象となる金額は、年間の医療費が10万円(または総所得の5%)を超えた分で、矯正費用だけでなく、通院のための交通費も含めて申請できます。
ただし、審美目的のみの矯正治療は対象外となるため、申請を検討する際は、治療前にクリニックで確認しておくことが大切です。