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最終更新日:2025年7月24日

「部分矯正はおすすめしない」と言われるのはなぜ?その理由と他の選択肢を解説

部分矯正 おすすめしない アイキャッチ

「前歯だけキレイに整えたい」「費用をおさえて矯正したい」

そんな思いから部分矯正に興味を持つ方は多いです。

しかし調べてみると、「部分矯正はおすすめしない」といった意見もちらほら。

なぜそう言われるのでしょうか?

この記事では、部分矯正の注意点や向いていないケースをわかりやすく解説します。自分に合った矯正方法を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。

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歯科矯正ブログ編集チーム

Oh my teeth

マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。

そもそも部分矯正って?

部分矯正 おすすめしない1

部分矯正とは、主に前歯など限られた範囲だけを動かす矯正方法です。

すべての歯を動かす「全体矯正」とは異なり、見た目の改善に特化した治療として選ばれることがあります。

  • 前歯のガタつきが気になる

  • 1本だけ出っ張っている歯を引っ込めたい

  • 以前矯正した歯が少し戻ってきた

このような軽度の症例であれば、部分矯正で対応できることがあります。

部分矯正は治療範囲が限定されているぶん、費用や治療期間を抑えられるのが特徴です。

ただし、部分矯正にはデメリットや限界もあるため、慎重に検討する必要があります。

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部分矯正をおすすめしないと言われる5つの理由

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部分矯正は「手軽そう」「費用が安い」といったイメージから人気がありますが、実際には誰にでも向いているわけではありません。

ここでは「部分矯正はおすすめしない」と言われる代表的な理由を5つ紹介します。

①適応できる症例が限られている

部分矯正は、全体矯正と比べて対応できる症例がかなり限定的です。

見た目の乱れが軽度な場合や、前歯だけを整えたい場合には向いていますが、噛み合わせや骨格に問題があるケースには対応できません。

たとえば、奥歯のズレがある、あごの成長に関わる問題がある、抜歯が必要なほどスペースが足りないといった場合は、部分矯正では十分な効果が得られないことも。

このようなケースでは、歯並び全体をコントロールできる全体矯正の方が適しています。

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②噛み合わせは改善できないことが多い

部分矯正は、あくまで前歯など一部の歯を動かすことが目的です。

そのため、奥歯の噛み合わせや全体のバランスを調整する治療には向いていません。

実際、「見た目は整ったけど食べにくい」「顎に違和感がある」といった声も少なくなく、機能面までしっかり治したい方には不十分と感じる可能性があります。

③噛み合わせのバランスが崩れる心配がある

一部の歯だけを動かすことで、かえって噛み合わせが不自然になることがあります。

とくに、前歯の見た目を整えることに集中しすぎると、上下の噛み合わせがずれてしまうケースも。

結果として、奥歯でうまく噛めなくなったり、顎に負担がかかったりと、治療前にはなかった問題が生じることもあります。

④歯を削る・妥協する必要があるケースも

スペースが足りない状態で歯を動かそうとすると、健康な歯を削る処置が必要になることがあります。

また、抜歯を伴うような症例には対応できないため、理想の歯並びを目指せず、仕上がりに妥協が必要になるケースも。

「もう少しきれいに整えたかったのに」と感じることがないよう、部分矯正の限界は事前に理解しておくことが大切です。

⑤治療後の後戻りリスクが高い

部分矯正は、治療後に歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」が起こりやすいというリスクがあります。

その理由の一つは、動かす歯が少ないぶん、周囲とのバランスが崩れやすいこと。

とくに前歯は唇や舌からの圧力を受けやすく、全体矯正と比べても「戻ろうとする力」が強く働きやすいのです。

また、矯正後に必要な「保定(リテーナー)」をおろそかにすると、さらに後戻りの可能性が高まります。

部分矯正は気軽に始められる分、保定の重要性を軽視してしまう人も多く、結果として元に戻ってしまった…というケースも少なくありません。

さらに、もともと噛み合わせに問題があったにもかかわらず、部分矯正だけで処置を行うと、咬合圧(※1)による影響で歯が動いてしまうこともあります。

(※1):こうごうあつ/歯が噛み合うときに生じる圧力

部分矯正をおすすめできない人の特徴

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部分矯正は、軽度の歯並び改善に特化した治療法です。

以下のような方には、部分矯正よりも全体矯正を検討した方が良いでしょう。

部分矯正をおすすめできない人
  • 噛み合わせに問題がある人

  • 中~重度のガタつきやズレがある人

  • 抜歯が必要な症例の人

  • 見た目だけでなく噛み合わせまで改善したい人

部分矯正はあくまで「部分的な治療」であることをふまえ、本当に自分の症例に合っているかを見極めることが重要です。

「部分矯正は自分に合わないかもしれない…」と感じたら、まずは歯科医師に相談してみるのが安心です。

Oh my teeth では30分の無料診断を実施中。一人ひとりの歯並びに合わせて、最適な治療法をご案内します。

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部分矯正以外の選択肢は?

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「部分矯正は難しいかも…」と思った方もご安心を。

見た目も噛み合わせもきちんと整えたい場合には、全体矯正という選択肢があります。

ここでは、代表的な2つの全体矯正についてみていきましょう。

ワイヤーの全体矯正

ブラケットとワイヤーを使った、もっともスタンダードな矯正方法です。

すべての歯を細かく動かせるため、噛み合わせや歯並びを総合的に改善したい人に適しています。

こんな人におすすめ
  • 噛み合わせまでしっかり治したい

  • 歯並びの乱れが中〜重度

  • 確実に歯を動かしたい

金属の装置が見えるのが気になる場合は、目立ちにくい白いブラケットや裏側矯正を選ぶことも可能です。

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マウスピースの全体矯正

透明なマウスピース型の装置を使って歯を動かす方法で、目立ちにくく、取り外しができるのが特徴です。

こんな人におすすめ
  • 矯正中の見た目が気になる

  • 食事や歯磨きを快適に行いたい

  • 比較的軽度〜中程度の歯並びの乱れがある

マウスピース矯正は、装着時間や使い方を守る自己管理が必要ですが、条件に合えば全体矯正としてしっかり効果が見込めます。

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部分矯正を「おすすめしない」と言われて迷ったら無料診断へ

部分矯正は、見た目を整えたい方にとって魅力的な選択肢です。

しかし、噛み合わせや症例によっては適していないこともあるため、メリットだけでなくデメリットもきちんと理解しておくことが大切です。

この記事で紹介したように、適応できるケースは限られており、「思っていた仕上がりと違った」「後戻りしてしまった」と後悔する人も少なくありません。

大切なのは、自分の歯並びにはどんな治療が合っているのかを客観的に判断すること。

Oh my teethでは、一人ひとりに合った矯正プランを歯科医師が診断し、丁寧に説明しています。

まずは30分の無料診断を受けて、無理のないかたちで自分に合った矯正を見つけてみませんか?

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