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歯科矯正
最終更新日:2023年10月10日

歯並びが良い・悪いを決める4つの条件

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

「歯並びが気になって笑顔に自信が持てない」「そもそも歯並びが良い・悪い基準って?」とお悩みではありませんか?

本記事では、良い歯並びの条件や、歯並びが悪い原因、良い歯並びのメリットを紹介します。

歯並びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

【本記事の要点】

  • 良い歯並び・悪い歯並びの条件には、見た目の美しさ以外にも、上下の歯が正しく噛み合っているかなど噛み合わせの良さも含まれる。

  • 良い歯並びだと綺麗な見た目から笑顔に自信が持てるほか、虫歯や歯周病の予防・食べ物をしっかりと噛むことができる・明瞭な発音になるなどのメリットがある。

  • 歯並びがいい基準を満たすための方法として歯科矯正が挙げられる。

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歯並びの良さを決める条件4つ

歯並びが良い・悪いを決める4つの条件

良い歯並びには条件があります。それは見た目だけでなく、上下の歯が正しく噛み合っているかです。

ここでは、正しい噛み合わせについて解説します。

【歯並びが良い・悪いを決める条件】

  • 歯列弓が綺麗なアーチ型をしているか?

  • 顔の中心と上下の歯の中心が揃っているか?

  • 上下の歯がしっかり噛み合っているか?

  • 噛み合わせると上の歯が下の歯をやや覆うか?

歯列弓が綺麗なアーチ型をしている

歯列弓とは、歯を支えている土台(骨)の形をいいます。理想はU字ですが、V字型やコノ字型、左右非対称な人もいます。

以下は理想の歯列弓の形と、狭窄歯列、方形歯列の形を表したイラストです。

歯並びが良い・悪いを決める4つの条件

歯列弓の形は、生まれつきの骨格も関係しますが、成長期の悪習癖も影響します。悪習癖については、後ほど詳しく紹介しますね。

顔の中心と上下の歯の中心が揃っている

一見、歯並びがきれいに見えても、顔の中心と上下の歯の中心がズレている場合があります。これを「正中のズレ」といい、正しく噛めているか判断する基準になります。

上下の歯がしっかり嚙み合っている

以下は正しい嚙み合わせのポイントです。

  • 奥歯がしっかり嚙み合っている

  • 歯冠が前後方向に過度に傾いていない

  • 歯冠が左右方向に過度に傾いていない

  • 歯のねじれがない

  • 歯と歯の間に隙間がない

  • 歯並びの彎曲(わんきょく:弓なりに曲がること)が平坦か小さな弧を描く程度

嚙み合わせると上の歯が下の歯をやや覆う

いい歯並びの基準は、上下の前歯の関係性でも判断します。いい歯並びでは、自然に嚙み合わせたときに、上の前歯が下の前歯を3分の1から4分の1程度覆うようにして嚙み合っています。

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主な悪い歯並び(不正咬合)

歯並びが良い・悪いを決める4つの条件

ここまで歯並びがいい基準について紹介してきましたが、では逆に歯並びが悪い基準はあるのでしょうか。

歯並びが悪いことを、専門的には「不正咬合」と言います。これは上の歯と下の歯の関係性にズレが生じている嚙み合わせのこと。

主な不正咬合は、以下の4つです。

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出っ歯(上顎前突)

通常、上の前歯は下の前歯よりも2~3mm程度前に出ています。一方上顎前突、いわゆる出っ歯は、上の前歯が下の前歯より4mm以上出ている状態。

出っ歯につながる悪習慣としては、指しゃぶりや下唇を噛む癖などが挙げられます。

受け口(反対咬合)

受け口は、上の歯よりも下の歯が前に出ている状態です。先天的要因やあごの成長期・生え変わり時期の癖が原因として考えられます。

たとえば成長期の口呼吸やポカン口を改善することで、唇の筋力により、下あごの成長を抑制する効果が期待できます。

歯並びの凸凹(叢生)

歯並びが凸凹している状態を叢生(そうせい)と言います。歯の生えるスペースの不足や歯の捻れが影響しています。

歯並びがガタガタしていると歯磨きがしにくいため、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

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開咬

嚙み合わせると、上下の前歯の間に隙間ができてしまう状態です。食べ物を前歯でうまく噛みきれないほか、発音にも影響します。

開咬の原因になる悪習慣としては、指しゃぶりや舌で前歯を押し出す癖などが挙げられます。

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歯並びが良いメリット5つ

歯並びが良い・悪いを決める4つの条件

歯並びが良いと、虫歯や歯周病のリスクが減るなどのメリットがあります。

【歯並びが良いメリット】

  • 虫歯や歯周病リスクが低い

  • 口臭リスクが低い

  • 食べ物を十分に咀嚼できる

  • 発音が明瞭

  • 笑顔に自信が持てる

虫歯や歯周病リスクが低い

虫歯や歯周病の原因は、食べかすや磨き残しなどです。

良い歯並びの場合、歯列弓も理想的できれいなアーチを描いているので、歯ブラシが届きやすく口の中を清潔に保ちやすいです。

一方、歯並びが悪いと歯と歯が重なり歯ブラシがすみずみまで行き届きません。

慢性的に汚れが残るので、良い歯並びの方と比較して虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

口臭リスクが低い

口臭は、口の中に残った汚れや虫歯・歯周病・舌に付いた汚れなどが原因で発生します。歯並びが悪いと食べかすや磨き残しが残りやすく、それらが口臭の発生源になります。

その点、歯並びが良いと、歯ブラシで汚れを落としやすく、口臭が発生するリスクも低いです。

また、噛み合わせが悪いと食べ物をうまく咀嚼できません。その結果「噛む」運動によって分泌される唾液も少なくなってしまいます。

唾液には口の中の細菌の働きを抑制する作用があります。良い歯並びで上下の噛み合わせが整っていると唾液が十分に分泌されるので、口の中を良い状態を保つことができ、口臭の軽減につながるでしょう。

食べ物を十分に咀嚼できる

良い歯並びは、上下の歯がしっかりと噛み合ってる状態です。

上下の歯がしっかりと噛み合っていると食べ物を十分に咀嚼できます。

そのため、食べ物が細かく噛み砕かれた状態で消化器官に入るので胃や腸への負担も少なくなります。

さらに、しっかり噛めると咀嚼の刺激により唾液が分泌されるので、スムーズな嚥下がおこなわれ、誤嚥のリスクが軽減されます。

つまり良い歯並びは、口の中だけでなく全身の健康にもつながります。

発音が明瞭

歯並びが悪いと、歯列弓の形が悪くなるので舌や口周りの筋肉の動きが限られてしまいます。

動きが制限されることで滑舌が悪くなり、発音に支障が出るケースも。

良い歯並びは歯列弓が理想的な形をしているので、舌や口周りの筋肉を自由に動かすことが可能です。

舌や口周りの筋肉が自由に動くと、ハッキリと発音ができます。

笑顔に自信が持てる

歯並びが悪いことがコンプレックスで、人前で笑ったり大きな口を開けたりすることに抵抗を感じて悩んでいる方もいるでしょう。

また、歯並びが悪く噛み合わせが合っていないと、口元が歪んでいるケースも。結果、表情に不自然な印象を与えてしまうリスクがあります。

歯科矯正で良い歯並びに整えれば、コンプレックスが解消されて人目を気にせず笑うことができるでしょう。

同時に歪みも改善されるので、表情の印象も良くなるメリットもあります。

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歯並びが悪くなる2つの要因

歯並びが悪くなる原因には、先天的要因と後天的要因があります。

  • 先天的要因:生まれつきの特徴などによるもの

  • 後天的要因:生まれてからの習慣などによるもの

歯並びを構成するのは、先天的要因が8割・後天的要因が2割程度とされています。

このうち、次に紹介する後天的要因を取り除くことで、成長期に歯並びが悪くなるのを予防する効果があります。

歯並びの乱れにつながる悪習癖

歯並びが良い・悪いを決める4つの条件
  • 指しゃぶり

  • 口呼吸

  • ポカン口

  • 頬杖

  • 片側の歯で咀嚼する

  • 唇を噛む

  • 舌癖

上記は一例です。悪習癖や猫背など姿勢の乱れが、歯並びに悪い影響を与えるため、当てはまる方は注意しましょう。

歯並びを良くする歯科矯正

歯並びが良い・悪いを決める4つの条件

歯並びを良くする方法としては、歯科矯正が挙げられます。

歯科矯正とは矯正装置を用いて歯に適切な力をかけ、少しずつ理想の歯並びに導く治療方法です。

ただし歯科矯正と一口に言ってもさまざまなアプローチ方法や種類があります。本記事では全体矯正と部分矯正について紹介します。

全体矯正

全体矯正とは、奥歯を含めた歯列全体を整える矯正方法です。

全体矯正のメリット・デメリット

【メリット】

  • 抜歯が必要なほどの歯並びの乱れに対応できる

  • 噛み合わせに不具合がある歯並びにも対応できる

全体矯正は部分矯正と比較すると対応できる歯並びが広いです。特に噛み合わせに不具合がある場合は、全体矯正での対応となる可能性が高いでしょう。

【デメリット】

  • 部分矯正に比べると高額

  • 部分矯正に比べて矯正期間が長い

全体矯正は部分矯正と比較して歯を動かす範囲が広いため、その分費用がかさみ、期間も長くなる傾向があります。

部分矯正

部分矯正とは、笑ったときに見える前歯のみなど、歯並びを部分的に矯正する方法です。

部分矯正のメリット・デメリット

【メリット】

  • 全体矯正に比べて短期間で完了する

  • 全体矯正に比べて費用が抑えられる

部分矯正は全体矯正と比較して矯正範囲が狭いため、その分期間・費用を抑えられます。

卒業式や結婚式など「イベントまでに気になる部分だけでも歯並びを整えたい」といったニーズに対応しやすい矯正方法と言えるでしょう。

【デメリット】

  • 重度の歯並びの乱れには対応できないことがある

  • 噛み合わせに不具合がある場合は対応できないことがある

  • 歯の表面を削る処置が必要な場合がある

部分矯正は全体矯正と比較すると対応できる歯並びが狭まります。基本的に抜歯が必要なほど歯並びの乱れが重度の場合は、部分矯正での対応は難しいでしょう。

また部分矯正は非抜歯(抜歯をしない)での対応になることが多く、その代わりに歯の表面を削る処置(IPR)が必要になることも。ただしIPRによって虫歯になりやすくなるといった報告はされていません。

全体矯正・部分矯正は矯正範囲を基準にした分け方ですが、歯科矯正にはマウスピース矯正・ワイヤー矯正といった、使用する矯正装置の違いもあります。これについては以下の記事もあわせて参考にしてください。

歯並びが良いと見た目・機能面にメリットがある

歯並びが良い・悪いを決める4つの条件

歯並びがいい基準には、見た目だけでなく、歯としての機能(咀嚼・発音)も関わっています。

もし、あなたが歯並びが悪いことに悩んでいるのであれば、お近くのクリニックに相談に行ってみることをおすすめします。クリニックの中には、無料の矯正相談を設けているところもあります。

マウスピース矯正「Oh my teeth」でも、無料の歯並び相談を受け付けています。マウスピース矯正診断にお越しいただくと、現在の噛み合わせの状態を3Dで可視化できます。診断は無料ですので、お気軽にご予約くださいね。

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