歯科矯正中はキスできる？注意点と彼女・彼氏に与える印象
「歯科矯正中のキスは問題ない？」
「キスで装置に悪影響が出たりしない？」
「相手や自分の口の中が傷付いたりしない？」
これらは、男性の方から頂いた歯科矯正中のキスに関する質問です。大切な彼女のことを気遣っている素晴らしい質問だと思います。
どちらかというと、女性より男性の方が歯科矯正中のキスに敏感になっている印象が強いです。
そこで本記事では、歯科矯正中にキスをしても大丈夫なのか、彼氏・彼女は装置の装着に対してどのように感じているのかを紹介します。読めば歯科矯正中も、パートナーに思いやりを持って接することができますよ。
古川雄亮
大阪心斎橋矯正歯科 院長。歯学博士。東北大学歯学部卒業。九州大学大学院歯学府博士課程（歯科矯正学専攻）修了。日本矯正歯科学会所属。歯医者お悩み.com管理人。直近の研究実績「カンボジアのHIV感染感児におけるCD4細胞数と口腔内衛生管理の関連性について(2019, Scientific Reports)」。代表記事「ボリビアにおける歯科医療の実態とは？」。
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歯科矯正中のキスは問題なし
これから矯正を検討している方や、もうすぐ矯正装置がつく、という方は、恋人とのキスに不安があるかもしれません。
しかし結論から言うと、基本的に歯科矯正中のキスは問題ありません。フレンチキスのような軽いキスであれば、ご自身や大切な彼女のお口は傷つくこともないでしょう。
歯科矯正中のキスにおける注意点
唇と唇が触れる程度のキスなら傷つくことはないでしょうが、大人のキスは要注意です。特にワイヤー矯正で表側にブラケットを装着している場合、大人のキスをすると、ブラケットやワイヤー線によりお相手の舌が傷つくことはあり得ます。
キスによって彼女・彼氏の口の中が傷つくのを避けたいのであれば、事前に相手にどのような矯正装置を装着しているかを伝えてもよいと思います。ちなみに、キスで矯正装置に悪影響が出ることは聞いたことも歯科臨床で経験したこともありません。
歯科矯正中のキスにあまり過敏にならなくてもよいでしょう。
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矯正装置の装着に対し彼女・彼氏はさほど気にしていない
口の中が傷つかないように事前に矯正装置を装着していることを彼女・彼氏に伝えたとしても、相手はさほど気にしていないことが多いでしょう。歯科矯正は見た目を改善する治療なので、恋人に伝えればむしろ好印象に受け入れられることもあります。
一方で、歯科矯正していることを何も言わず、大切な人とのキスを避けてしまう方が良好な関係を崩しかねません。いずれにせよ、個々の価値観は多様です 。歯科矯正中のキスに相手がよく思わないとしても、あまり気にしすぎないようにしましょう。
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どうしても気になるならマウスピース矯正を検討
歯科矯正中にキスすることをためらうようなら、マウスピース矯正を検討されることをおすすめします。マウスピース矯正なら取り外しができますので、どうしても気になる場合はキスをする際に外すことも可能です。
ただし、マウスピースは1日20時間以上装着するよう指示されます。装着時間が重要ですので、食事や歯磨き以外は基本的に装着するようにしましょう。
歯科矯正中のキスはOK！でも口の中は清潔に
今回、歯科矯正中のキスに関するテーマでお送りしました。歯科矯正をしているご自身が気にされることは無理もありませんが、あなたの大切な彼女・彼氏さんはそこまで気にしないと思います。
以下、私の歯科矯正の経験談になります。歯科矯正を行うための勉強として私自身も矯正治療を1年間受けていました。歯科矯正中のキスで悩んだことはありませんでしたが、ワイヤーの矯正装置が口の中に入っていたため歯垢が沈着しやすく口の中を清潔に保つことには注意しました。
キスのエチケットのため、日々のブラッシングはしっかりと行いましょう（マウスピース矯正は取り外しができるのでブラッシングがしやすく、口腔内の衛生状態を良好に維持できます）。
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本記事に記載されている歯科矯正中のキスのテーマは一般的な内容です。患者さんの口の状況により一部変わる可能性があります。何か疑問があれば、歯科医院で直接説明を受けるようにしましょう。
Oh my teethは歯科矯正中も大切な人との関係が良好に保たれることを切に願っています。
Have a nice teeth!
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