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歯科矯正
最終更新日:2024年8月1日

歯列矯正の失敗事例7選!失敗する原因や対処法を解説

【歯列矯正の失敗事例7選】老け顔?歯根吸収?原因や予防法解説

歯列矯正の失敗例としてどんな症例があるのか、矯正を始める前に知っておきましょう。

「キレイな歯並びにならなかった」
「矯正期間が延びて費用が増えた…」

失敗例を先に知っておくことで、理想の歯並びにより近づけます。

この記事では、歯列矯正の失敗例とあわせて、失敗してしまうの原因もご紹介

対処法やクリニックの選び方もわかるので、歯列矯正で後悔したくない方はぜひ最後までご覧ください。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

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歯列矯正の失敗事例7選

歯列矯正の失敗事例7選

歯科矯正における「失敗」とは、適切な歯科矯正治療を受けられず、思うような結果が得られなかった状態を指します。具体的には以下のようなケースが考えられるでしょう。

歯列矯正の失敗事例

原因

①矯正期間が延長した

重度の不正咬合

②口元の印象が悪くなった

歯並びの変化

③顎関節症になった

噛み合わせの変化

④歯根吸収や露出が起こった

圧力のかけすぎ

⑤歯の中心(正中)がずれた

噛み合わせを重視した治療

⑥噛み合わせが悪くなった

機能面を重視しない治療

⑦治療後に歯並びが戻った

リテーナーの不足

①矯正期間が延長した

よくある失敗事例は矯正期間が延長となり、計画よりも時間がかかるケースです。歯が動くスピードは年齢や歯並びによって違うため、想定していたよりも「期間がかかりすぎる」と感じることがあります

また重度の不正咬合の場合は、歯を動かす本数や移動距離も長く、期間が延びやすいです。カウンセリングで提示された矯正期間は、あくまでも目安として考えておきましょう。

②口元の印象が悪くなった

口元の印象が悪くなる事例として、矯正によってほうれい線が目立ったり、面長に見えたりする場合があります。なぜなら、もともと突き出ていた口元が後ろに下がることで、顔の印象が変化するからです。

このような失敗は、ドクターが事前説明をできていなかったり、患者さんがリスクを理解していないことで起きます。もし矯正後の顔立ちの変化が気になる方は、カウンセリングの時点で確認しておきましょう。

③顎関節症になった

歯列矯正によって噛み合わせが変わることで、「顎関節症(がくかんせつしょう)」という顎の痛みが発症する場合もあります

  • カクッと音がする

  • 顎を開けにくい

  • 開けると痛みを感じる

ほかにも虫歯治療の詰め物や抜歯によって、噛み合わせが変化し、一時的な顎関節症になるケースもあります。矯正中に違和感を感じた時点で、すぐドクターに相談しましょう。

④歯根吸収や露出が起こった

歯根吸収とは、歯茎に埋まっている歯の根元が短くなったり、形が変わってしまったりする症状です。本来なら矯正器具で小さな圧力をかけながら歯を移動させるところを、圧力を必要以上にかけすぎて歯根が露出するという失敗もあります

しかし歯がグラグラするほどの歯根吸収は、歯列矯正によって起こることは稀であり、ほとんど問題にはなりません。

また歯茎が下がり歯根が露出する「歯根露出(しこんろしゅつ)」という症状も、矯正力が強い場合や、歯の移動しすぎによって起こる失敗です。

⑤歯の中心(正中)がずれた

歯列矯正によって歯並びが改善されたのに「歯の中心である正中(せいちゅう)がずれた」という症例もあります。

正中のずれは、上下で歯の本数や歯の大きさが違うことで起こります。ただ、2ミリ以内のずれは許容範囲であり、見た目にも大きな影響はありません。

そのためドクターによっては、意図的に正中のずれではなく正しい噛み合わせを優先する場合もあります。

⑥噛み合わせが悪くなった

歯並びの審美性だけを重視した治療の場合、噛み合わせが悪くなるケースもあります。マウスピース矯正の場合、マウスピース本体の厚みの影響をうけて、奥歯が沈み込みやすくなるのが理由です。

またワイヤー矯正でも噛み合わせの高さが変化すると、違和感を感じる場合があります。どちらの治療方法であっても、見た目だけでなく機能面も考慮したうえで、治療計画を立てることが大切です

⑦治療後に歯並びが戻った

矯正後に歯並びが戻ってしまうのもよく起こる失敗です。原因はリテーナーの装着をしないことが考えられます

リテーナーとは、治療終了後から利用する「後戻り防止の装置」です。このリテーナーを指示通りに使わないことで、矯正で移動した歯の位置から変化してしまい、後戻りしてしまいます。リテーナーを装着する習慣を身に着け、歯並びを戻さないようにしましょう。

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歯列矯正が失敗する8の原因

歯列矯正が失敗してしまう原因としては、以下のようなことが挙げられます。

歯列矯正が失敗してしまう原因
  • 虫歯・歯周病になった

  • 不適切な非抜歯矯正をした

  • 抜歯すべきでない箇所を抜歯した

  • 研磨しすぎた

  • 矯正のシミュレーションが不足していた

  • 矯正中の悩みや不安をドクターに相談できなかった

  • 途中で治療をやめた

  • リテーナーの装着時間を守っていなかった

①虫歯・歯周病になった

歯列矯正中は矯正装置によってブラッシングがしにくく、虫歯・歯周病リスクが高まることがあります。

特にワイヤー矯正は自分で取り外せない固定式のため、丁寧にブラッシングを行わないと、食べかすなどが歯と矯正装置との間に残りやすく、虫歯・歯周病の危険性が高まってしまいます

矯正治療中に虫歯や歯周病になってしまうと、矯正治療を中断せざるを得ない場合も。さらに、矯正治療を中断しているときに歯が後戻りしてしまい、当初の予定通りに歯が動かない可能性も考えられます。

②不適切な非抜歯矯正をした

出っ歯・叢生(凸凹した歯並び)などの、歯を大きく動かすことが必要な歯列矯正の場合、そのためのスペースを確保しなければなりません。歯が動くスペースを確保する方法としては、大きく以下のようなものがあります。

  • 抜歯する

  • 歯を研磨する(歯の表面を問題ない程度に薄く削る)

  • 歯列を拡大する

上記のうち、研磨と歯列を拡大する方法は、非抜歯矯正(歯を抜かない矯正)で用いられることが多いです。

しかし、本来は抜歯すべき症例だったのにもかかわらず、無理に非抜歯矯正を進めたことで、口がうまく閉じられなくなったり、出っ歯になったりするケースがあります

たとえば拡大床(歯列の拡大で用いられる矯正装置)によって不適切に歯列を拡大した結果、歯が頬側に倒れこみ、出っ歯になってしまうこともあります。

③抜歯すべきでない箇所を抜歯した

非抜歯矯正だけでなく、抜歯矯正を行う場合にも注意が必要です。本来抜歯すべきでない箇所を抜歯してしまい、のちのちトラブルにつながるケースもあるからです。

一般的に「歯列矯正で抜歯が必要」とドクターが判断した場合、抜歯することが多いのは小臼歯(前から4・5番目の歯)です

しかし不適切な診断(たとえば寿命が長く噛み合わせに大きく影響を与える犬歯を抜歯するなど)により、噛み合わせなどに悪影響を及ぼすケースも。

もちろん適切な診断によって犬歯を抜かざるを得なくなることもありますが、安易に犬歯を抜くのは賢明な判断とはいえません。

そのため、小臼歯以外の歯を抜歯する診断がなされたら、なぜその歯を抜かなければならないのか、ドクターに質問するようにしましょう

④研磨をしすぎた

マウスピース矯正の場合、抜歯の代わりに歯が動くスペースを確保するため、歯の表面を薄く削る研磨処置(IPR)が行われます

しかし正しく研磨処置が行われないと、歯と歯の隙間が大きくなりすぎて、治療に時間がかかる原因に。

なお、研磨処置は1ヶ所・1回あたり最大0.5mmまでにとどめておくのが基本です

それ以上研磨してしまうと、矯正治療が失敗に終わるどころか、歯の寿命が縮まるリスクもあります。

⑤シミュレーションの確認が不足していた

クリニックによっては、矯正の治療計画を立てる際にデジタルシミュレーションを作成します。その場合は、シミュレーションを確認し同意したうえで治療がスタートします。

しかし、シミュレーションをしっかり確認させてもらえなかったり、ドクターとゴールをすり合わせたうえでシミュレーションが作成されなかったりすると、理想通りの歯列矯正が行えない可能性があります。

なお、マウスピース矯正 Oh my teethは、矯正シミュレーションをLINEにお届けします。自宅でスマホからゆっくり確認でき、ご希望に応じてつくり直すことも可能です。まずは無料診断であなたの歯並びのお悩みをお聞かせください。

矯正シミ��ュレーション
画像リンク

⑥矯正中の悩みや不安をドクターに相談できなかった

「ドクターに悩みを相談できない」「気になることを気軽に相談できない」など、クリニックとのミスコミュニケーションも矯正失敗の原因になりえます。

以下のように少しでも悩みや気になる部分があれば、ドクターに直接聞くことが大切です。ドクターに相談しながら矯正治療を進めることで、失敗・後悔を予防できます。

  • 噛み合わせに違和感を感じる

  • 見た目について気になる部分がある

  • 理想の歯並びとは違う気がする

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⑦治療を途中でやめた

歯列矯正を途中でやめてしまうと、当然予定通りに歯を動かすことができません。後戻りするだけならまだいいですが、途中まで歯が動いていた場合、元の歯並びから悪化する可能性もあります。

特に抜歯や研磨などでスペースをつくった歯列矯正をしている場合、治療を中断することで空いたスペースが埋まらず、噛み合わせに悪影響を及ぼすリスクがあります

⑧リテーナーの装着時間を守らなかった

歯列矯正完了後は、歯が動きやすい状態になっています。そのため何もせずにいると、後戻り(歯並びが元に戻ってしまう)を起こすことがあります。

このような歯の後戻りを防ぐために必要なのが「保定期間」です。一般的に歯列矯正が終わってからの半年〜1年は特に歯が動きやすいため、後戻りを防ぐためには移動した歯並びのまま保定する期間が必要です

この保定期間に装着するのがリテーナー(保定装置)です。クリニックにもよりますが、リテーナーは矯正治療にかかった期間と同じ期間は装着しなければなりません。さらに矯正治療にかかった期間をすぎても、就寝中は継続してリテーナーを装着するのが理想的です。

ドクターの指示通りにリテーナーを装着できていないと、後戻りしてしまって歯列矯正が失敗に終わってしまう可能性があります

歯列矯正の失敗を防ぐ方法

歯列矯正の失敗を防ぐ方法

せっかく理想の歯並びに向けてスタートした歯列矯正。失敗するのは避けたいですよね。では歯列矯正の失敗を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。

【自分で対策できる】歯科矯正治療の失敗を防ぐ方法

矯正治療失敗の原因

予防する方法

信頼できる矯正歯科医院を選べなかった

歯列矯正治療に関する基礎知識を身につけ、ドクターの説明が適切か判断できる状態にする

あらかじめ十分な説明を受けられなかった

カウンセリングの時点で不安や疑問が解消できるよう積極的に質問をする

自分の生活スタイルに合った矯正方法を選べなかった

矯正治療の種類ごとの特徴を学び、自分自身の生活スタイルにはどの方法が合っていそうか判断する

実績や技術のあるドクターを選ぶ

資格の有無だけでなく、信頼関係を築けるドクターに治療してもらう

デンタルケアを行う

歯ブラシやフロスを使い、口内を清潔に保つ

歯列矯正に関する知識を身につける

歯列矯正を失敗に終わらせないためにも、正しい知識を身につけましょう

たとえば歯列矯正を行う前にはさまざまな検査がなされます。

  • 歯列矯正に関する検査にはどのようなものがあるのか

  • どういった目的で行われる検査なのか

上記の内容を把握していれば、適切なクリニック選びの判断材料になります。

また、

  • 一般的に抜歯矯正で抜歯するのはどの歯なのか

  • マウスピース矯正で研磨する厚みはどのくらいか

といった知識があれば、不適切な抜歯や研磨を避けられます。

以下記事では、歯列矯正の種類別に詳しくまとめています。正しい知識を身につける際の参考にご覧ください。

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歯科矯正とは?あなたに合ったおすすめの矯正方法をご紹介します

不安・疑問をあらかじめ解決する

歯列矯正で失敗する原因の一つに、「ドクターの説明不足」があります。ドクターからの説明を受けていて、疑問点や納得いかないことがある場合、遠慮せず積極的に質問することが大切です。

「ドクターに質問するのは緊張する」という方も少なくありませんが、信用できるドクターなら一つひとつの質問に対して丁寧に説明してくれるはずです

むしろ、質問に対して真摯に対応してくれないドクターであれば、そのクリニックで矯正治療を受けるのはやめておいたほうがいいかもしれません。

自分にとって適切な矯正方法を選ぶ

歯列矯正の失敗を防ぐには、自分に合った矯正方法であるかどうかも重要なポイントです。これは歯並びの状態としてはもちろんですが、自分の生活スタイルや性格に合った治療法であるかどうかもチェックする必要があります。

たとえば、代表的な歯列矯正方法としてワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。ワイヤー矯正は基本的に装置はつけっぱなしですが、マウスピース矯正は装置を自分で着脱できます。ただし、マウスピースは1日20時間以上は装着しなければなりません。

そのため、マウスピースの装着時間を守る自信がない場合、自己管理の必要がないワイヤー矯正を選択したほうがいい場合もあります。

自分の生活スタイルに合った矯正方法かどうかを判断する一つの方法として、体験談を見てみることがあります

たとえばマウスピース矯正が気になっているのであれば、SNSなどで実際にマウスピース矯正を経験した人の声を見てみるのもいいでしょう。

マウスピース矯正 Oh my teethの歯科矯正ブログでも、SNS上の矯正体験談をまとめた記事をアップしています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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実績や技術のあるドクターを選ぶ

実績や技術のあるドクターを選ぶことで、失敗予防につながります。過去の症例などを事前に確認しながら、これからの歯列矯正を任せても大丈夫か判断しましょう。

ドクターの資格の有無だけで選ばず、信頼関係を築ける相手を見つけてください。

デンタルケアを行う

矯正装置の周辺は、食べ物が詰まりやすく、虫歯になりやすい環境です。矯正によって虫歯や歯周病が悪化した場合、治療計画をスムーズに進められません。

歯ブラシやフロスを使い、口内を清潔に保ちましょう。マウスピースの場合は、定期的に洗うなどして衛生面にも気をつけておくことが大切です。

歯列矯正で失敗しない歯科の選び方は?

歯列矯正で失敗しない歯科の選び方

歯列矯正を成功に導くには、矯正治療を受ける矯正歯科クリニック選びのステップがとても重要です

ここでは矯正歯科選びで失敗しないために押さえるべきポイントを4つ紹介します。

口コミのみで選ばない

いざ歯列矯正を受けるクリニックを選ぼうとしても、さまざまなクリニックがあってどこを選べばいいかわからないことも多いでしょう。

クリニック選びでは口コミがとても参考になりますが、それだけを頼りにするのはリスクが高いといえます

なぜならインターネット上でクリニックの口コミを書き込んでいるのは、そのクリニックで矯正治療を受けた中のごく一部の人だからです。あなたの歯並びに合った治療法を得意とするドクターがいるかどうかは、口コミのみでは判断できません。

クリニックのこれまでの症例を見たり、実際に矯正相談に訪れてみたりして、自分の歯並びに合った治療法を提案してくれるクリニックを選ぶのが大切です。

検査結果を丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶ

歯列矯正の失敗を防ぐには、治療計画を立てる前の検査を行ったうえで、どのような矯正が適しているかを丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶべきです。

もちろん「目立たない矯正がしたい」「できるだけ短期間で終わらせたい」という要望はあって当然ですが、大切なのは自分の歯を理想の歯並びにすることです。

そのためには、ドクターに自分だけにあった治療計画を立ててもらうことが欠かせません。

また、なぜ自分にはこの矯正方法が適しているのかを丁寧に説明してくれるクリニックであれば、その後の治療もスムーズに進められる可能性が高いでしょう。

デメリットも調べる

「治療費が安い」「治療完了までが早い」などのメリットばかりを重視すると、クリニック選びで失敗する原因になります。

そもそも、歯列矯正には以下のようなデメリットがあります。

歯列矯正のデメリット
  • 長期間の治療になることが多い

  • 基本的に全額自己負担で治療費がかさむ

  • 矯正装置を装着するため圧迫感や痛みが出る

  • 矯正装置によって滑舌に影響が出る

  • 抜歯や研磨が必要になる

これらは、最適な治療計画を立てたとしても、避けがたいデメリットです

歯列矯正のデメリットも理解したうえでクリニック選びをすると、メリットだけに左右されず、冷静な判断をしやすくなるでしょう。

複数の選択肢を提示してくれる

矯正歯科クリニック選びでは、ドクターが複数の選択肢を提示してくれるかどうかも重要なポイントです。

丁寧に検査したうえで、「あなたの歯並びをきれいにする方法にはこんなものがありますよ」と複数の矯正方法を提示し、それぞれのメリット・デメリットを説明してくれるクリニックであれば、不安を解消しながら治療を進められる可能性が高いでしょう

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歯列矯正で失敗したときの対処法3つ

歯列矯正で失敗したときの対処法

もし「歯列矯正に失敗してしまった」となった場合、どうすればいいのでしょうか。具体的な対処法としては以下の3つが考えられます。

歯列矯正が失敗してしまった場合の対処法
  • セカンドオピニオンを受ける

  • 再治療できるかどうか相談する

  • 治療費が返金されるかどうかは状況次第

①セカンドオピニオンを受ける

歯列矯正治療中、担当ドクターの説明が不足していたり、当初の予定をはるかにすぎても治療が終わらずドクターの説明も不十分だったりする場合、治療が順調に進んでいるのか不安に感じるでしょう。

矯正治療中に「おかしいな」と思った時点で、セカンドオピニオンを受けてみることをおすすめします。もちろん、まずは担当ドクターに説明を求めるのが一番です。

しかしそれでも納得のいく説明がなされない場合は、ほかのクリニックのドクターに意見を聞いてみましょう。

②再治療できるかどうか相談する

セカンドオピニオンの結果、これまで受けていた歯列矯正が不適切だったと診断されたら、再治療できるかどうか相談してみましょう。いったん歯列矯正を行ったのちに再治療するのは容易ではありませんが、そのまま放置してしまうと、歯並びだけでなく全身の健康への悪影響も考えられます

③治療費が返金されるかどうかは状況次第

歯列矯正が失敗したら治療費は返金されるのかというと、一般的には返金されないと考えておいたほうがいいでしょう。

返金が認められるのは、ドクターの説明義務違反などのケースに限られます

このような場合、訴訟に発展することもあります。訴訟では「歯列矯正についてドクターが患者に十分説明したかどうか」、「説明を受けたうえで患者が同意したか」などが争点となることが多いです。

もしドクターの説明義務違反によって矯正に失敗したと考えられるのであれば、弁護士など知見のある専門家に相談してみましょう。

日本臨床矯正歯科医会でも、矯正歯科治療に関する相談窓口 が設けています。

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マウスピース矯正の失敗に対するOh my teethの取り組み

失敗しないために正しい知識をもって矯正にのぞもう

歯列矯正に失敗しないためには、矯正に関する知識を得て、自分に合った矯正方法やクリニックを選ぶことが大切です。

しかし、自分の歯並びやライフスタイルにどのような歯列矯正方法が向いているのかは、インターネットの情報だけではよくわからないでしょう。

そんなときはクリニックに直接相談すると、あなたの歯並びや生活スタイルに合った矯正方法がわかり、失敗への対策法もわかります。まずはお近くの矯正歯科医院などで、あなたの歯並びの悩みを相談してみましょう。

マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断では、歯科医師が直接あなたの歯並びのお悩みをヒアリングします。現在の歯並びの状態を3Dスキャンで可視化し、理想の状態と照らし合わせながら、最適な治療法をご提案します。

矯正をしようかどうか、まだはっきり決めていない段階でも大丈夫です。まずはお気軽に無料診断にお越しください。ユーザーが納得しないまま契約をすすめることはございませんのでご安心ください。

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矯正についてもっと知る

ドクター所属学会(一部)

矯正歯科治療にともなうリスクについて