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歯科矯正
最終更新日:2023年8月31日

歯科矯正の失敗事例7つと原因・予防法・対処法を解説

歯科矯正の失敗例には、期間が延びてずっと終わらなかったり、適切な治療が受けられず出っ歯になってしまったりするケースがあります。本記事では歯科矯正の失敗の原因と予防法を解説します。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

高額な費用と、長い期間がかかる歯科矯正。「やるなら失敗したくない」と思う人が大半でしょう。歯列矯正の失敗要因は歯科医師の技量不足のイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。患者側が気をつけられる点もあり、事前に矯正に関する知識を深めることで失敗の確率を下げることもできます。

ぜひ本記事を読み、満足のいく歯科矯正治療につなげてください。

【本記事の要点】

  • 歯科矯正の失敗例には矯正期間の延長や理想の歯並びにならない、などがあり、矯正装置の装着時間を守ったり、事前に治療ゴールを十分すり合わせたりすることで回避できる

  • 矯正歯科医院選びでは、検査結果を丁寧に説明してくれるか、複数の治療の選択肢を提示してくれるか、などをポイントにするとよい

  • 矯正治療が失敗した場合、セカンドオピニオンを受けたり、再治療ができるかを確認したりしてリカバリーをはかる方法がある

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歯科矯正の失敗事例7つ

歯科矯正における「失敗」とは、 適切な歯科矯正治療を受けられず、思うような結果が得られなかった 状態を指します。具体的には以下のようなケースが考えられるでしょう。

歯科矯正の失敗事例

原因

ずっと矯正が終わらない

・あらかじめ矯正期間の共有がない
・途中で虫歯や歯周病に罹患し治療が必要になった
・矯正装置の装着時間の不足

口が閉じられなくなった

・無理な非抜歯矯正によって歯が前に出てしまった

あごが痛くなった

・不適切な治療によって噛み合わせが崩れた

出っ歯になった

・不適切な歯列拡大

歯並びが整い切らなかった

・ドクターの説明不足
・治療ゴールのすり合わせが不十分

すぐに後戻りしてしまった

・リテーナーの装着時間の不足

望ましくない容姿の変化があった

・治療ゴールのすり合わせが不十分
・加齢による変化

ずっと矯正が終わらない

歯科矯正の失敗例としては、 「当初ドクターから説明を受けていた矯正期間を過ぎてもなかなか矯正治療が終わらない」 といったケースがあります。

あるいは予測される矯正期間がドクターから提示されないまま治療が開始され、「いつになったら矯正装置が外れるのだろう」と 不安を抱えたまま治療を継続 しているケースもあるでしょう。

口が閉じられなくなった

歯科矯正を受けた結果、口がうまく閉じられない状態に陥ることがあります。これは、 本来矯正するためには抜歯すべき歯並びであるにもかかわらず、抜歯せずに歯列を拡大する治療を受けた 結果、起こることが多いです。

詳しくは次項の「不適切な非抜歯矯正」の部分を参考にしてください。

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あごが痛くなった

不適切な歯科矯正治療によって噛み合わせが乱れ、あごが痛くなってしまうケースがあります。

悪化すると 顎関節症 を引き起こす可能性もあるため、「おかしいな」と感じた時点でセカンドオピニオン(現在の担当ドクターとは別の医療機関のドクターに意見を聞くこと)などを受けることをおすすめします。

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出っ歯になった

こちらも不適切な非抜歯矯正によって起こりうるケースです。 歯を抜かずに歯列を無理に拡大した結果、前歯が倒れ、出っ歯になってしまう ことがあります。

歯並びが整いきらなかった

まだ 歯並びがきれいになっていないのに、ドクターから「治療完了です」と言われてしまう ケースがあります。この原因としては、ドクターの説明不足や治療ゴールのすり合わせができていっていないことが挙げられます。

すぐに後戻りしてしまった

歯科矯正では歯を動かす治療が完了したあとも、 後戻りを防ぐためにリテーナーを装着しなければなりません。 しかしリテーナーを指示された通りに装着しなかったり、ドクターの説明不足によりリテーナーを装着しなかったりした場合、すぐに後戻りしてしまうことがあります。

望ましくない容姿の変化があった

以下のような容姿の変化によって矯正が失敗したと感じる例もあります。それぞれ記事で解説していますのであわせて参考にしてください。

ただし歯科矯正はあくまでも歯を動かす治療法であり、容姿に大きな変化があるとは言い切れません。副次的な要素もあり、このような変化が起こり得ると考えられます。

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検査の結果を不安そうに見る女性

歯科矯正が失敗してしまう原因としては、以下のようなことが挙げられます。

虫歯・歯周病になった

歯科矯正中は矯正装置によってブラッシングがしにくく、虫歯・歯周病リスクが高まることがあります。

特に装着したあとは自分で取り外せないワイヤー矯正の場合、ブラッシング方法を工夫しないと食べかすなどが歯と矯正装置との間に残りやすく、虫歯・歯周病の危険性が高まってしまいます。

矯正治療中に虫歯や歯周病になってしまうと、矯正治療を中断せざるを得ない場合も。そして中断中に歯が後戻りしてしまい、当初の予定通りに矯正が進まない可能性があります。

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不適切な非抜歯矯正

出っ歯や凸凹した歯並び、八重歯で悩んでいる場合、きれいに歯を並べるためには、歯が動くスペースを確保しなければなりません。歯が動くスペースを確保する方法としては、大きく以下のようなものがあります。

  • 抜歯する

  • 研磨する(歯の表面を問題ない程度に薄く削る)

  • 歯列を拡大する

上記のうち、研磨と歯列を拡大する方法は、非抜歯矯正で用いられることが多いです。

ドクターによる綿密な検査の結果、非抜歯矯正が適応された場合は問題ないです。しかし 本来は抜歯すべき症例だったのにもかかわらず、無理に非抜歯矯正を進めたことで、口がうまく閉じられなくなったり、出っ歯になったりする ケースがあります。

たとえば 拡大床 (歯列の拡大で用いられる矯正装置)によって不適切に歯列を拡大した結果、歯が頬側に倒れこみ、出っ歯になってしまうことも。

抜歯すべきでない箇所を抜歯した

非抜歯矯正だけでなく、抜歯矯正を行う場合にも注意が必要です。 本来抜歯すべきでない箇所を抜歯してしまい、のちのちトラブルにつながる ケースもあるからです。

一般的に歯科矯正で抜歯が必要とドクターが判断した場合、抜歯することが多いのは 前から4番目の歯(第一小臼歯) です。しかし不適切な診断により、たとえば寿命が長く一般的には残した方がいいとされている犬歯を抜いてしまい、噛み合わせなどに悪影響を及ぼすケースも。

もちろん適切な診断によって犬歯を抜かざるを得なくなることもありますが、安易に犬歯を抜くのは賢明な判断とは言えないでしょう。そのため、もし第一小臼歯以外の歯を抜歯する診断がなされたら、 なぜその歯を抜かなければならないのか、ドクターに質問してみる とよいでしょう。

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抜歯して空いたスペースが十分に埋まらなかった

抜歯をともなう歯科矯正では、抜歯した分だけ歯が動くスペースを確保できます。

歯を抜いた部分がスムーズに埋まれば問題ないですが、何らかの原因で計画通りに歯が移動せず、抜歯して空いたスペースが上手く埋まらないことも。

その結果すきっ歯のような状態になってしまうリスクがあります。

検査不足

ここまで不適切な非抜歯矯正・抜歯矯正について説明してきましたが、このようなことが起こる根本原因としては検査不足が挙げられます。

そもそも歯科矯正を行う際は、見た目だけでなく骨格や噛み合わせなどを診るための検査を行った上で、総合的な診断が必要になります。

しかし検査が不十分であったため 診断ミスが起こり、不適切な矯正を行ってしまったり、その結果噛み合わせが乱れたりしてしまう ことがあります。

歯科矯正ではドクターから十分な説明が受けられるかどうかが重要です。さらに、ドクターとの間で 矯正のゴールを十分すり合わせる のも重要なステップです。

これらがしっかりできていないと、どんな歯並びに向かって、どんな治療法を行うのかがわからないまま治療をスタートすることになります。

その結果

「なんだかいつまで経っても治療が終わらない」
「自分が思う通りに歯が並ばないまま『治療は終わり』とドクターから言われた」

といった事態に陥ることも。

歯科矯正では十分な検査の上で、 複数の治療方法の選択肢を提示してくれ、それぞれのメリット・デメリットをしっかり説明してくれる クリニックを選ぶのが大切です。

リテーナーの装着時間を守っていない

歯科矯正完了後は歯が動きやすい状態になっています。そのため何もせずにいると、歯並びが元に戻ってしまうことがあります。

このような歯の後戻りを防ぐために必要なのが「保定期間」です。一般的に 歯科矯正治療完了後半年〜1年は特に歯が動きやすいため、後戻りを防ぐためには移動した歯並びのまま保定する期間が必要 なのです。

この保定期間に装着するのがリテーナー(保定装置)です。クリニックにもよりますが、リテーナーは矯正治療にかかった期間と同じ期間は装着しなければなりません。さらに矯正治療にかかった期間を過ぎても、就寝中は継続してリテーナーを装着するのが理想的です。

このように ドクターの指示通りにリテーナーを装着できていない と、後戻りしてしまって歯科矯正が失敗に終わってしまう可能性があります。

途中で治療をやめた

歯科矯正を途中で辞めてしまうと、当然、当初の予定通りに歯を動かすことができません。後戻りするだけならまだいいですが、途中まで歯が動いていた場合、元通りになるだけでなく、 元の歯並びよりも悪化する可能性さえある でしょう。

特に抜歯や研磨などをして歯科矯正をしている場合、治療を中断することで 空いたスペースが埋まらず、噛み合わせに悪影響を及ぼす リスクがあります。歯科矯正を途中でやめるリスクについては、以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。

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装着時間不足(マウスピース矯正の場合)

マウスピースをはめる女性

これはマウスピース矯正で起こり得る失敗要因です。

マウスピース矯正の場合はマウスピースを 1日20時間以上 は装着しなければなりません。装着時間が守られないと、たとえ適切な治療計画を立てられていたとしても、予定通りに歯が動かない原因になってしまいます。

その結果、理想の歯並びにならず、歯科矯正が失敗に終わってしまうリスクがあります。

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シミュレーションの確認不足

マウスピース矯正では、治療計画を立てる際にデジタルシミュレーションを作成します。このシミュレーションを確認し同意した上で治療を開始するのが、通常のマウスピース矯正の流れです。

しかし シミュレーションをしっかり確認させてもらえなかったり、ドクターとゴールをすり合わせた上でシミュレーションが作成されなかったりする と、理想通りの歯科矯正が行えない可能性があります。

マウスピース矯正 Oh my teethは、矯正シミュレーションをLINEにお届けします。自宅でスマホからゆっくり確認でき、ご希望に応じて作り直すことも可能です。まずは 無料診断 であなたの歯並びのお悩みをお聞かせください。

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歯根が露出した

歯根が露出するのは、マウスピース矯正に限らず、 無理な歯科矯正治療計画を行った場合に起こりうるリスク です。

そもそも歯は歯槽骨(しそうこつ)という骨で支えられていますが、歯科矯正治療によって歯に力が加わると、歯は歯槽骨を吸収しながら移動します。しかし無理な歯科矯正によって過剰に歯槽骨が吸収されると、歯茎が下がり、歯茎に埋まるべき歯の根っこ部分が露出してしまうことがあります。

マウスピース矯正では検査データを元にデジタル上で治療計画を立てます。その際に レントゲンやCTなどで歯槽骨の位置を十分確認せずに治療計画を立ててしまう と、歯根が露出してしまう可能性があります。

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研磨のしすぎ

歯を抜かずに矯正を行うマウスピース矯正の場合、抜歯の代わりに歯が動くスペースを確保するため、歯の表面を薄く削る研磨処置(IPR)が行われます。しかし不適切な研磨処置が行われてしまうと、歯と歯の隙間が大きくなりすぎて、治療に時間がかかる原因に。

研磨処置は 1本あたり0.5mmまで にとどめておくのが基本です。もしそれ以上研磨してしまうと、歯科矯正が失敗に終わるどころか、歯の寿命が縮まるリスクもあるでしょう。

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あまり歯が動かなかった

「『ドクターから歯を抜かずに矯正ができる』と言われて非抜歯のマウスピース矯正を受けたが、結局歯がきれいに並び切らなかった」というケースがあります。これは、本来は抜歯して歯を並ぶスペースを確保すべきだったことや、ワイヤー矯正が適切だったのにマウスピース矯正を行ったことが、失敗要因として考えられるでしょう。

また、以下のようなユーザー側の原因でマウスピース矯正の効果が薄れることもあります。

  • 装着するマウスピースの順番を間違えた

  • 装着時間を守らなかった

  • 歯科矯正を中断した

  • 虫歯や歯周病にかかってしまった

つまり、十分な検査の上で適切な治療計画が立てられたとしても、ドクターの指示通りに治療を進められなければ、マウスピース矯正が失敗に終わることもあります。

マウスピース矯正の仕組みを理解し、治療をスタートしたら当初の計画通りに治療を進められるよう、ドクターの指示にしっかり従う ことも、マウスピース矯正で失敗しないために重要なポイントと言えるでしょう。

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歯科矯正の失敗を防ぐ方法

せっかく理想の歯並びに向けてスタートした歯科矯正。失敗するのは避けたいですよね。では歯科矯正の失敗を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。

【自分で対策できる】歯科矯正治療の失敗を防ぐ方法

矯正治療失敗の原因

予防する方法

信頼できる矯正歯科医院を選べなかた

歯科矯正治療に関する基礎知識を身につけドクターの説明が適切か判断できる状態にする

あらかじめ十分な説明を受けられなかった

カウンセリングの時点で不安や疑問が解消できるよう積極的に質問をする

自分の生活スタイルに合った矯正方法を選べなかった

矯正治療の種類ごとの特徴を学び自分自身の生活スタイルにはどの方法が合っていそうか判断する

歯科矯正に関する知識を身につける

歯科矯正を失敗に終わらせないためには、正しい知識を身につけるのが大切です。

たとえば歯科矯正を行う前にはさまざまな検査がなされます。そのため、

  • 歯科矯正に関する検査にはどのようなものがあるのか

  • どういった目的で行われる検査なのか

などを把握していれば、適切なクリニック選びの一つの要素になります。

また、

  • 一般的に抜歯矯正で抜歯するのはどの歯なのか

  • マウスピース矯正で研磨する厚みはどのくらいか

といった知識があれば、不適切な抜歯や研磨を避けることもできるでしょう。

とはいえ、インターネット上にあふれる情報から、正しいものを取捨選択するのは難しいですよね。そこでおすすめしたいのが 日本矯正歯科学会のホームページ です。

以下の日本矯正歯科学会のページでは、矯正歯科治療についての基礎知識や、よく寄せられる質問に対する回答が掲載されています。あわせて参考にしてみてください。

不安・疑問をあらかじめ解決する

歯科矯正で失敗する原因の一つに、「ドクターの説明不足」があります。これはドクター自身が説明責任を果たしていないケースもあるでしょうが、 積極的に質問することで説明を受けられる ケースも少なからずあるでしょう。

そのため、もし歯科矯正スタート前に「この内容で大丈夫かな?」と思う点があれば、あらかじめ質問して不安を解消しておくことが大切です。中には「ドクターに質問するのは緊張する」という方もいらっしゃるかもしれませんが、信用できるドクターなら、一つひとつの質問に対して丁寧に説明してくれるはずです。

むしろ、 質問にあまり丁寧に対応してくれないドクターであれば、そのクリニックで矯正治療を受けるのはやめておいた方がいいかも しれません。

自分にとって適切な矯正方法を選ぶ

歯科矯正の失敗を防ぐには、自分に合った歯科矯正方法であるかどうかも重要なポイントです。これは歯並びの状態としてはもちろんですが、 自身の生活スタイルや性格としても適切な治療法であるかどうか もチェックする必要があります。

たとえば、代表的な歯科矯正方法としてワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。ワイヤー矯正は基本的に矯正装置はつけっぱなしですが、マウスピース矯正はマウスピースを自分で着脱できます。そして マウスピースは1日20時間以上は装着しなければなりません。

そのため、マウスピースの装着時間を守る自信がない場合、自分の意思では着脱できないワイヤー矯正を選択したほうがいい可能性もあります。マウスピース装着時間を守らないと、計画通りに歯が動かないリスクが生じるからです。

自分の生活スタイルに合った矯正方法かどうかを判断する一つの方法として、体験談を見てみることがあります。たとえばマウスピース矯正が気になっているのであれば、SNSなどで実際にマウスピース矯正を経験した人の声を見てみるのもいいでしょう。

マウスピース矯正 Oh my teethの歯科矯正ブログでも、SNS上の矯正体験談をまとめた記事をアップしています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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矯正歯科選びで失敗しないためのポイント

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歯科矯正を成功に導くには、 矯正治療を受ける矯正歯科クリニック選びのステップがとても重要 です。

ここでは矯正歯科選びで失敗しないために押さえるべきポイントを4つ紹介します。

インターネット上の口コミのみで選ばない

いざ歯科矯正を受けるクリニックを選ぼうとしても、さまざまなクリニックがあってどこを選べばいいかわからないことも多いでしょう。

どのような基準でクリニックを選べばいいのか迷う方もいらっしゃるでしょうが、一つだけ言えるのは、 インターネット上の口コミのみを頼りにするのは、リスクが高い ということです。

なぜならインターネット上でクリニックの口コミを書き込んでいるのは、そのクリニックで矯正治療を受けた中のごく一部の人だからです。 あなたの歯並びに合った治療法を得意とするドクターがいるかどうかは、口コミのみでは判断できない でしょう。

クリニックのこれまでの症例を見たり、実際に矯正相談に訪れてみたりして、自分の歯並びに合った治療法を提案してくれるクリニックを選ぶのが大切です。

検査結果を丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶ

歯科矯正の失敗を防ぐには、治療計画を立てる前の検査を行った上で、どのような矯正が適しているかを丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶべきです。

もちろん「目立たない矯正がしたい」「できるだけ短期間で終わらせたい」という要望はあるでしょうが、大切なのは現在の歯並びの状態から理想の歯並びにするための適切な方法を、ドクターに診断してもらうこと。無理な治療計画では歯や歯茎の健康を損なってしまう可能性さえあります。

なぜ自分にはこの矯正方法が適しているのかを丁寧に説明してくれるクリニックであれば、その後の治療も安心して進められる可能性が高いでしょう。

デメリットも調べる

「治療費が安い」「治療完了までが早い」などのメリットばかりを重視すると、クリニック選び失敗の原因になります。

そもそも、歯科矯正には以下のようなデメリットがあります。

  • 長期間の治療になることが多い

  • 基本的に全額自己負担で治療費がかさむ

  • 矯正装置を装着するため圧迫感や痛みが出る

  • 矯正装置によって滑舌に影響が出る

  • 抜歯や研磨が必要になる

これらは、 最適な治療計画を立てたとしても、やむを得ず発生するデメリット と言えます。もし、上記のようなデメリットをすべて覆すような宣伝をしているクリニックがあった場合、無理な治療計画を立てられてしまうかもしれません。

歯科矯正のデメリットも理解した上でクリニック選びをすると、メリットのみに左右されず、冷静な判断がしやすくなるでしょう。

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複数の選択肢を提示してくれる

矯正歯科クリニック選びでは、複数の選択肢を提示してくれるかどうかも重要なポイントです。

丁寧に検査した上で「あなたの歯並びをきれいにする方法にはこんなものがありますよ」と、 複数の矯正方法を提示してくれ、またそれぞれのメリット・デメリットを説明してくれる クリニックであれば、不安を解消しながら治療を進められる可能性が高いでしょう。

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歯科矯正が失敗したときの対処法

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歯科矯正が失敗してしまった場合、以下のような対処法があります。

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セカンドオピニオンを受ける

歯科矯正治療中、担当ドクターの説明が不足していたり、当初の予定をはるかにすぎても治療が終わらず、かつドクターからの説明も特になかったりする場合、治療が順調に進んでいるのか不安に感じるでしょう。

このように 矯正治療中に「おかしいな」と思った時点で、セカンドオピニオンを受けてみる ことをおすすめします。もちろんまずは担当ドクターに説明を求めるのが一番です。しかしそれでも納得のいく説明がなされない場合は、ほかの医療機関のドクターに意見を尋ねてみましょう。

再治療できるかどうか相談する

セカンドオピニオンの結果、これまで受けていた歯科矯正が不適切だったと診断されたら、再治療できるかどうか相談してみましょう。一旦歯科矯正を行ったのちに再治療するのは容易ではありませんが、 そのまま放置してしまうと全身の健康への悪影響も考えられます。

治療費が返金されるかどうかは状況次第

歯科矯正が失敗したら治療費は返金されるのかというと、一般的には返金されないと考えておいた方がいいです。

もし返金が認められるとしたら、たとえばドクターが 説明義務違反 を犯したケースなどです。

この場合、訴訟に発展することもあります。訴訟では歯科矯正についてドクターが患者に十分説明したかどうかや、その上で患者が矯正治療の実施を同意したかどうかが争点となることが多いです。

もしドクターの説明義務違反によって矯正に失敗したと考えられるのであれば、弁護士など知見のある専門家に相談してみましょう。

日本臨床矯正歯科医会には、 矯正歯科治療に関する相談窓口 が設けられています。マウスピース矯正 Oh my teethでは、 LINE で矯正歯科治療に関するご質問を受け付けております。

適切な歯科矯正方法を選ぶのも重要

ブラッシング指導を受ける女性

自分の歯並びやライフスタイルに対して適切な矯正方法を選ぶのも、歯科矯正の失敗を防ぐ1つの方法。しかし自分の歯並びやライフスタイルにはどのような歯科矯正方法が向いているのか、 インターネットで情報収集してもよくわからない 方も多いでしょう。

そんなときは 専門家に直接相談する 機会を持つと、あなたに合った情報が得られやすくなります。まずはお近くの矯正歯科医院などで、あなたの歯並びの悩みを相談してみましょう。

マウスピース矯正 Oh my teeth の無料診断では、歯科医師が直接あなたの歯並びのお悩みをヒアリングします。現在の歯並びの状態を3Dスキャンで可視化し、理想の状態と照らし合わせながら、最適な治療法をご提案します。

矯正をしようかどうか、まだはっきり決めていない段階でも大丈夫です。まずはお気軽に 無料診断 にお越しください。ユーザーが納得しないまま契約をすすめることはございませんのでご安心ください。

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