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歯科矯正
最終更新日:2024年9月17日

歯科矯正とは?あなたに合ったおすすめの矯正方法をご紹介します

歯科矯正の種類を徹底解説!あなたにおすすめできる歯科矯正は?

表側矯正・裏側矯正・マウスピース矯正など歯科矯正にはたくさんの種類があって、選べないとお困りではありませんか?

種類の豊富な歯科矯正ですが、大きく分けると、表側矯正・裏側矯正・ハーフリンガル矯正・マウスピース矯正の4つに分類可能。あとは予算・症例・重視するポイントによって、あなたに適した歯科矯正方法が異なります。

そこで今回は、歯科矯正の治療方法の特徴を徹底解説。これから歯科矯正を検討している人に向けて、各矯正方法のメリットやデメリット、選び方についてご紹介します。

「歯科矯正をしたいけれど、私はどの方法で治療したら良いの?」とお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

タイプ別おすすめ矯正方法
※上記のタイプ別おすすめ歯科矯正方法はあくまでも目安です。歯並びは一人ひとり異なり、適切な歯科矯正方法を知るにはドクターによる診断が必要です。
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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

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歯科矯正とは?

歯科矯正とは?

歯科矯正とは歯並びや噛み合わせの乱れを整える歯科治療のことです。歯を削って形を整えることは基本的にせず、矯正装置を用いて歯やあごの骨に適切な力をかけ、少しずつ歯並びや噛み合わせを整えます。

以下の日本矯正歯科学会HPの引用も参考にしてください。

矯正歯科治療って何?

悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。しかし、きれいな歯ならびにするために、歯を削って「差し歯」にすることは、基本的にはありません。矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。歯がふぞろいだったり、上下のアゴの歯ならびがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、専門的には「不正咬合」といいます。

出典元: 矯正歯科治療について | 公益社団法人 日本矯正歯科学会

歯科矯正の種類

歯科矯正には、「表側(ワイヤー)矯正」「裏側(ワイヤー)矯正」「ハーフリンガル矯正」「マウスピース矯正」があります。

以下に、見た目や特徴、費用を表にしてまとめました。

歯科矯正方法をまとめた表

次の項目から、それぞれの矯正方法について、詳しく見ていきましょう。

表側矯正(ワイヤー矯正)

表側矯正(ワイヤー矯正)とは、ブラケットという装置を歯の表面に貼り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく治療法です。

今回紹介する矯正方法の中でもっとも歴史が深く、抜歯をともなう大きな歯の移動にも適しています。

表側矯正のメリットとデメリットは以下の表の通りです。

メリット

デメリット

・適応症例が広い

・装置が外側にあるため発音に影響が少ない

・装置が固定式のため自己管理の必要がない

・装置の見た目が目立つ

・装置が邪魔で歯磨きがしにくい

・粘膜に装置が当たり、違和感や痛みが出やすい

・装置に食べ物が詰まりやすい

表側矯正(ワイヤー矯正)は、ほかの矯正方法と比較すると適応症例が広く、「重度な歯並びの乱れ」にも対応できます

ただし装置を歯の外側に付けっぱなしの状態が続く(矯正が終わるまで)ため、周りに歯科矯正をしていることがバレやすいです。

また装置が粘膜(口唇の内側や舌など)に当たって、違和感や痛みが出ることもあります。痛みが出た場合は、クリニックで当たる装置の部分をカバーしてもらうなどで対処できます。

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裏側矯正(ワイヤー矯正)

裏側矯正(ワイヤー矯正)は、表側矯正と同じブラケットとワイヤーの装置を、歯の裏側に貼り付けて歯を動かす治療法です。

以下に裏側矯正(ワイヤー矯正)のメリットとデメリットを表にまとめました。

メリット

デメリット

・装置を内側に付けるので目立ちにくい

・比較的適応症例が広い

・装置が固定式のため自己管理の必要がない

・装置が舌に当たりやすく違和感や痛みが出ることがある

・装置に食べ物が詰まりやすい

・装置が邪魔で歯磨きがしにくい

・矯正費用が比較的高額

・矯正期間が長くかかることがある

表側矯正(ワイヤー矯正)とは違い、装置が歯の内側にあるので、目立ちにくいのが一番のメリットです。

ただし「装置が内側にあることで舌に当たって違和感が出ることがある」、「装置が見えにくいため歯磨きがしにくい」「装置に食べ物が詰まりやすくなったりする」などのデメリットがあります。

また裏側矯正の場合、矯正装置がオーダーメイドで高度な治療技術が必要です。、表側矯正よりも難しい技術を用いるため、費用が高く、期間も長くなる傾向にあります。


費用に関しては全体矯正で100万~170万円。期間は2~3年と、表側矯正よりも費用が20万円ほど高くなり、期間も1年ほど長くなります

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ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正とは、表側矯正と裏側矯正を組み合わせた矯正方法のことです。

ハーフリンガル矯正のメリットとデメリットは、以下の表の通りです。

メリット

デメリット

・矯正装置が歯の内側にあるため目立ちにくい

・装置が固定式のため自己管理の必要がない

・舌が上の内側の矯正装置に当たりやすい

・装置が邪魔で歯磨きがしにくい

・装置に食べ物が詰まりやすい

・裏側矯正も兼ねているため矯正期間が長くなることがある

ハーフリンガル矯正は、矯正装置を「上の歯には内側」に、「下の歯には外側」に装着して、歯を並べる矯正方法です。下の表側矯正で効率よく歯を動かし、上は裏側矯正で矯正装置を目立ちにくくします

デメリットとしては、矯正装置が邪魔で食事や歯磨きがしにくかったり、裏側矯正と同様に、治療期間が長くなることもあります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明のマウスピースの装置を歯に装着して、歯を動かす矯正方法です。

マウスピース矯正のメリットとデメリットを、以下の表にまとめました。

メリット

デメリット

・自分で装置を着脱できる

・透明な装置のため見た目が目立ちにくい

・装置を着脱できるため歯磨きや食事が今まで通りできる

・尖っている部分がないため口の中を傷つけにくい

・装置の自己管理が必要

・歯を大きく動かすことが苦手なためワイヤー矯正と比較すると対応症例が限られる

マウスピース矯正の一番のメリットは、矯正装置が透明で目立たないことです。着脱もしやすく、食事中はマウスピースを外しておけるので、矯正中だとバレるのが恥ずかしい方でも気軽にお試しできます。

しかし、自由に着脱が可能な分、「20時間以上の装着時間を守る」という自己管理を徹底しなければなりません。とくに装着して間もない2〜3日は、歯が動くことで痛みを感じる場合もあるので、装着時間を守らない方もいます。

表側矯正(ワイヤー矯正)と比較すると、目立たない・費用が安いなどの良い面もありますが、自己管理できる自信がない方にはおすすめできない矯正方法です。

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自分に合ったおすすめの歯科矯正の選び方

歯科矯正の種類の選び方

ここからはそれぞれの矯正方法の特徴を踏まえて、以下のおすすめの選び方を解説します。

歯科矯正の種類の選び方
  • 軽度な症例か重度な症例かで選ぶ

  • 矯正中の見た目で選ぶ

  • 費用の安さで選ぶ

  • 通院頻度の少なさで選ぶ

それぞれの選び方をくわしく見ていきましょう。

軽度な症例か重度な症例かで選ぶ

歯並びの悪さが重度か軽度かで、対応できる歯科矯正方法が異なります。例えば、ワイヤー矯正(表側矯正)の場合は、適応となる症例が多く、歯並びの悪さが重度の場合でも対応できる可能性が高いです。

一方で、マウスピース矯正は重度の歯並びの悪さには対応できない可能性が高いため、自分の歯並びがマウスピース矯正の対象となるのか歯科医師へ相談しなければなりません。

歯並びの悪さが軽度な方は、マウスピース矯正を視野に入れながら、あなたの歯並びにマッチした歯科矯正方法を選びましょう

矯正中の見た目で選ぶ

矯正中の見た目で選ぶなら、裏側矯正・ハーフリンガル矯正・マウスピース矯正がおすすめです。

これらの矯正法は装置の見た目が目立ちにくいですが、一番目立ちにくいのは、金属を全く使用していないマウスピース矯正です。

ハーフリンガル矯正・裏側矯正は内側に装置が付いているので、思い切り大きく口を開けると装置が見える事もあります。

費用の安さで選ぶ

費用の安さで選ぶなら、マウスピース矯正がおすすめです。

そして、費用は矯正する範囲によっても大きく変わり、前歯だけの部分矯正になるとさらに費用を抑えることができます

費用を安く抑えたいなら、マウスピースでの部分矯正が選択肢に入るでしょう。

通院頻度の少なさで選ぶ

通院頻度の少なさで歯科矯正方法を選びたい方は、マウスピース矯正を検討していましょう。

マウスピース矯正は通院が1〜3ヶ月に1回の場合が多く、1ヶ月に1回の来院が必要となる表側矯正(ワイヤー矯正)・裏側矯正(ワイヤー矯正)・ハーフリンガル矯正と比較すると、通院頻度が少ないです。

こんな人にはこの歯科矯正がおすすめ

【歯科矯正方法の種類別】おすすめな人

ここまで紹介した内容を踏まえて、各歯科矯正方法のおすすめな人を改めて確認していきましょう。

表側矯正(ワイヤー矯正):歯並びの乱れが重度で見た目を気にしない人

表側矯正(ワイヤー矯正)は、「外側に矯正装置を付ける」「重度な歯並びの乱れに対応している」という特徴があるため、矯正装置の見た目が気にならないで、重度の歯並びの乱れを治したい人におすすめです。

ただし矯正装置が目立つので、「矯正していることがバレたくない」という人にはおすすめできません。

裏側矯正(ワイヤー矯正):中等度~重度の歯並びの乱れで見た目を気にする人

裏側矯正は、「矯正装置を歯の内側に装着するため目立ちにくい」「比較的重度の歯並びの乱れに対応している」という特徴があるため、中等度~重度の歯並びの乱れで、装置の見た目を気にする人におすすめです。

ただし、舌が極端に大きい人や過蓋咬合(噛み合わせが極端に深い)の人は裏側矯正ができない場合もあります。裏側矯正が適用となるかどうかは、歯科医師に相談してみましょう。

ハーフリンガル矯正:見た目も話しやすさも考慮したい人

ハーフリンガル矯正は、「上の歯は裏側矯正で見た目が目立ちにくく、下の歯は表側矯正で舌が装置に当たりにくい」という特徴があるため、見た目と話しやすさが気になる方におすすめです。

ただし裏側矯正と同様に、ハーフリンガル矯正も、下の歯の内側に装置があるため、舌が極端に大きい人や過蓋咬合はできないことがあります

マウスピース矯正:通院したくない・歯並びの乱れが軽度な人

マウスピース矯正は、「ほかの歯科矯正と比較すると通院頻度が少なく、歯並びの乱れが軽度な人に向いている」という特徴があるため、通院したくない・歯並びの乱れが軽度な人におすすめです。

ただし、マウスピース矯正は着脱が可能なぶん、装着時間の管理が必要なため、マウスピースの自己管理ができない人には向いていません。

Oh my teehのマウスピース矯正では、そういった自己管理に自信がない人でもチャレンジしやすいように、LINEサポートを行っています。

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歯科矯正でよくある質問(FAQ)

歯科矯正でよくある質問

ここからは、以下の歯科矯正でよくある質問にお答えしていきます。

歯科矯正でよくある質問
  • 不正咬合の種類はどのくらいありますか?

  • 歯並び・噛み合わせが悪くなる原因は?

  • 不正咬合を放置するとどうなりますか?

  • 歯科矯正は子供が受けるものですか? 大人も可能?

  • 最も痛い・ 痛くない歯科矯正方法ってある?

  • 歯科矯正は保険が適用されますか?

  • 歯科矯正は医療費控除を受けられますか?

歯科矯正に対する疑問点が解決できるように、くわしくチェックしていきましょう。

不正咬合の種類はどのくらいありますか?

不正咬合の種類は以下の通りです。

不正咬合の種類
  • 上顎前突(出っ歯):上の顎が前に突出している

  • 下顎前突(受け口):下の顎が前に突出している

  • 叢生(八重歯):歯と歯が重なり合って生えている

  • 切端咬合:奥歯で噛んだ時に前歯は切端同士で噛んでいる

  • 空隙歯列(すきっ歯):歯と歯のあいだに隙間がある

  • 開咬:奥歯で噛んだときに前歯か噛み合っていない

  • 交叉咬合:部分的に上下の噛み合わせが逆になっている

  • 過蓋咬合:奥歯で噛んだときの噛み合わせが異常に深い

日本で多く見られる不正咬合は、叢生だと言われています。叢生とは、歯と歯が重なり合っている歯並びのことです。

近年では食生活の変化(硬い物を咬まなくなるなど)で、顎の発達が衰えて歯が並ぶスペースが足りなくなり、叢生になるケースが多いです。

そして顎の形成不全による、上顎前突や下顎前突は、遺伝によるものが多いとされています。

さらに以下の記事を読めば、あなたの噛み合わせがどの種類なのかもわかります。

ぜひ参考にしてくださいね。

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噛み合わせが悪いと出る症状は?治し方と噛み合わせの確認方法を紹介

歯並び・噛み合わせが悪くなる原因は?

歯並び・噛み合わせが悪くなる原因は、主に「遺伝的原因」「先天的原因」「後天的原因」の3つに分けられます。

遺伝的原因により起こる不正咬合は、上顎前突・下顎前突・顎と歯のアンバランスさによって起こる叢生や空隙歯列などが挙げられます。

上顎前突や下顎前突などの顎の形成不全は、遺伝によるものが多いです。

そして日頃の悪い癖(頬づえ・指しゃぶり・爪噛み・舌癖・噛み癖・悪い姿勢・口呼吸)が積み重なることで、歯並びや噛み合わせが悪くなることもあります

理想の歯並びについてくわしく知りたい方は以下の記事も参考にしてくださいね。

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理想の歯並びとは?条件や理想に近づくための方法※図解あり

不正咬合を放置するとどうなりますか?

不正咬合を放置してしまうと、以下のリスクが起こる恐れがあります。

不正咬合を放置すると起こるリスク
  • 虫歯や歯周病の発症リスクが高まる

  • 顎関節症の発症リスクが高まる

  • 胃腸へ負担がかかる

  • 外傷のリスクが高まる

不正咬合は「歯並びの見た目が悪くなる」だけでなく、「身体に対する悪影響を及ぼすリスクを高めてしまう」恐れもあります。

それぞれのリスクを見ていきましょう。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

歯と歯が重なっている歯並びの場合、汚れが溜まりやすくブラシだけだと清掃が困難なため、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうのです。

顎関節症の発症リスクが高まる

不正咬合は顎に負担がかかり、顎の関節の動きが悪くなることがあります。

この状態が続いてしまうと、顎に歪みが生じ、痛みや不快感を引き起こす顎関節症を発症することがあるのです。

胃腸へ負担がかかる

噛み合わせが悪いと、食べ物をきちんと噛むことができなくなり、消化を助ける唾液が分泌されにくくなるため、胃腸に悪影響を及ぼすことがあります。

外傷のリスクが高まる

歯並びが悪く凸凹の状態で、スポーツや事故などで衝撃が加わった場合、正常な歯並びよりもケガのリスクが高くなります。

衝撃が大きいと、歯が割れたり場合によっては歯を失ってしまうこともあります

歯科矯正は子供が受けるものですか?大人も可能?

結論からいうと、歯科矯正に年齢制限はありません

ですが、子供の矯正の場合は、歯並びや日頃の悪習慣の有無で歯科矯正を行うタイミングがかわります。

例えば、口まわりの悪習慣(口呼吸・指しゃぶり・舌を前に押し出す・爪を噛むなど)の悪い癖があり、歯並びに不安がある場合は、小学校入学より前に、早めにクリニックに相談すしてみましょう。

早めにクリニックに相談すると、口まわりの悪習慣が原因で起こる歯並びの悪化を防ぎ、正常な歯並びや噛み合わせを促す効果があるからです。

そして大人の場合も、基本的に何歳でも矯正できます。歯を支えている骨の代謝の関係で、若い人のほうが歯が動きやすい傾向にありますが、高齢だからと言って歯が動かないということはありません。

実際にマウスピース矯正「Oh my teeth」の最高齢は77歳。Oh my teethのユーザーは約半分が20代で、次いで30代・40代が多いです。

*Oh my teethの2020年7月から2022年1月までの実測値

以下の記事では、30代・40代・50代以降の矯正についてくわしく記載しているので、参考にしてくださいね。

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30代・40代・50代以降の歯の矯正でよくある後悔とその原因

最も痛い・痛くないおすすめの歯科矯正方法は?

結論から言うと、歯科矯正の痛みには種類があり、痛みの感じ方も個人差があるため、「この矯正方法が一番痛い」とは一概に言えません。歯科矯正の痛みには、「歯が動くときの痛み」と「矯正装置の刺激による痛み」の2種類があります。

歯が動くときの痛み

歯が動くときの痛みを感じやすいのは、表側矯正・裏側矯正・ハーフリンガル矯正のワイヤー矯正が痛みを感じやすい傾向にあります

ワイヤー矯正は歯に直接圧力を加えるため、矯正装置を装着した際・ワイヤーを交換した際に一次的に痛みが出ることがあります。

ただしこの痛みは一時的なもので、だいたい1週間ほどで治まることが多いです。

マウスピース矯正の場合は、装置を新しく交換しながら少しずつ歯を動かすので、ワイヤー矯正に比べると痛みは少ないですが、歯が動くときの痛みが多少出ることはあります。

矯正装置の刺激による痛み

矯正装置による痛みは、ワイヤー矯正(表側矯正・裏測矯正・ハーフリンガル矯正)で感じることがあります。歯に貼り付けるブラケットの装置が舌や粘膜に当たって、違和感や痛みが出てくる仕組みです。

一方で、マウスピース矯正はワイヤー矯正のように尖っている部分がほとんどないため、装置の刺激による痛みは、ほとんど感じにくいでしょう。

歯科矯正は保険が適用されますか?

基本的に歯科矯正は、保険外の自由診療です。

ただし、以下の条件に当てはまれば、保険で矯正治療を受けられることがあります。

歯科矯正を保険で受けられる条件
  • 「厚生労働省が認める疾患」に起因した噛み合わせの異常がある

  • 前歯が3本以上萌出していない(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)

  • 顎変形症による噛み合わせの異常が認められる

これらの条件はすべて、先天性の噛み合わせや顎の変形によるもののため、ごくまれに適応されます。

上記の「厚生労働省が認める疾患」についてくわしく知りたい方は、日本矯正歯科学会のホームページにくわしく載っているので、参考にしてくださいね。

歯科矯正は医療費控除を受けられますか?

結論から言うと、歯並びの状態によって受けられることがあります。

それは、ドクターが歯並びを診て、審美的問題だけでなく、「噛み合わせに問題がある」と判断した場合です。

医療費控除とは、歯科も含めた医療機関の1年間の医療費の総額が、10万円を超えた場合に受けられる制度です。

以下の記事で医療費控除の特徴や仕組み、還付金の計算方法などを記載しているので、参考にしてくださいね。

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歯科矯正も医療費控除の対象?戻ってくる金額や申請方法を徹底解説!

自分の歯並びの乱れやライフスタイルによっておすすめの歯科矯正方法は異なる

今回は歯科矯正の「種類や特徴」、それぞれの「メリットやデメリット」、「選び方」について解説しました。

歯科矯正には、マウスピース矯正・ワイヤー矯正(表側・裏側・ハーフリンガル)があり、自身が「目立たない矯正」「痛みがない」「費用の安さ」など、どこを重要視するかで選び方が変わります。

自身の歯並びがどの歯科矯正の種類に合っているかは、クリニックで相談するとわかります。まずはクリニックに自分に合った矯正方法にはどんなものがあるか相談してみてくださいね。

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診断料無料のマウスピース矯正 Oh my teeth

Oh my teethのマウスピース矯正キット

マウスピース矯正 Oh my teethの歯型スキャンにお越しいただくと、矯正開始前の各種検査(歯型スキャン・レントゲン撮影・ドクターによる診察)が無料で受けられます。

ご予約はLINEで簡単。到着から終了までは30分です。

「矯正をしようかどうかもまだ迷っている」という段階でも、お気軽にご予約ください。

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