logo
料金 症例 クリニック
最終更新日:2025年7月22日

出っ歯を自力で治す方法は存在しない!自力矯正をする前に知るべきリスク

出っ歯を自力で治す方法は存在しない!自力矯正をする前に知るべきリスク

「出っ歯を治したいけど、お金も時間もかかるし、なんとか自力で治せないかな?」

このように考えている方もいるでしょう。

結論から言うと大人の出っ歯を自力で治す方法は存在しません。

それどころか、自己流の矯正は歯や顎に深刻なダメージを与え、取り返しのつかない事態を引き起こす可能性が高いです。

この記事では、なぜ自力で出っ歯を治すのが不可能なのか、ネットで囁かれている噂の危険性について解説していきます。

出っ歯を自力で治すのは危険!ネットの噂の真相を解説

口ゴボ 原因 後天的

インターネットやSNSで「出っ歯を自力で治す方法」といった情報を見つけ、少しでも期待を寄せてしまった経験はありませんか?

ここでは、よく見かける噂の真相を一つひとつ解き明かしていきます。

噂① 指で歯を押し続ける

指で前歯を押し続けても出っ歯は治りません。それどころか、歯や歯茎を傷つけるだけの危険な行為です。

指で押す力は、強すぎたり、弱すぎたり、方向がバラバラだったりと歯列の動きをコントロールできません。このような不規則で強すぎる力は、歯にとって「攻撃」でしかないのです。

たとえば、良かれと思って毎日前歯をグイグイ押していると、歯の根っこにダメージが蓄積したり、歯が変な方向に傾いてしまったり、歯茎が炎症を起こしてしまったりします

噂② 輪ゴムやヘアゴムを歯にかける

輪ゴムやヘアゴムを歯にかける行為も、危険度が高い方法です。

矯正治療で使う医療用のゴムとは異なり、市販のゴムは力が強すぎる上に、歯の表面を滑って歯茎の奥深くへと食い込んでしまう可能性があります。

歯茎が壊死(えし)したり、深刻な感染症を引き起こしたり、取り返しのつかない事態を招きかねません。

噂③ 割り箸などを噛んで歯を動かそうとする

割り箸などを噛んで出っ歯を引っ込めようとする行為も歯を動かす効果はなく、歯や顎を痛めるだけの無意味で危険な方法です。

歯を動かすためには、前述の通り「持続的な」力が必要です。割り箸を噛む力は一瞬の強い力に過ぎず、歯を動かすための矯正力にはなりません。

硬い割り箸を毎日強く噛み続けると最悪の場合、歯が割れてしまうこともあります。

↓あわせて読みたい

「出っ歯はトレーニングで治る」という誤解!MFTの目的とは?

鏡を見る女性

MFT(口腔筋機能療法)とは、歯並びに影響を与える舌や唇の癖を改善するためのトレーニングです。

出っ歯をはじめとする歯並びの乱れは、舌で前歯を押す癖(舌突出癖)や、常に口が開いている口呼吸など、口周りの筋肉の使い方が関係していることがあります。

MFTはそのような舌や筋肉の癖を直すためのトレーニングであるため、歯を直接動かす力はありません。

↓あわせて読みたい

出っ歯を自分で治そうとした結果…取り返しのつかない5大リスク

リスク

「少しだけなら大丈夫だろう」そんな甘い考えが、お口の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

ここでは、出っ歯の自力矯正が引き起こす5つのリスクを解説します。

① 歯並びがさらに悪化する

良かれと思って加えた力がかえって歯並び全体を崩壊させ、さらに出っ歯を悪化させてしまうリスクがあります

歯は、隣り合う歯や噛み合う歯と絶妙なバランスで支え合っています。専門知識なしに一部の歯だけを無理に動かそうとすると、そのバランスが崩れ、他の歯まで予期せぬ方向へ倒れたり、捻れたりしてしまうことがあります。

出っ歯を引っ込めようと前歯を押していたら、隣の歯との間に変なすき間ができてしまったり、奥歯の噛み合わせがズレてしまったりするケースも考えられます。

↓あわせて読みたい

② 歯の根が溶けて短くなる(歯根吸収)

自己流の強すぎる力は、歯を支えている根っこ(歯根)が溶けて短くなってしまう「歯根吸収(しこんきゅうしゅう)」を引き起こす危険があります。

歯根吸収が起こると、木の根が短くなるのと同じで、歯を支える力が弱まり、歯がグラグラしてきます。そして、一度溶けて短くなってしまった歯根は、二度と元の長さに戻ることはありません。

歯の寿命を縮めてしまう歯根吸収は、自力矯正がもたらすリスクの一つです。

③ 歯茎が下がり、歯が抜ける

無理な力は歯茎にもダメージを与え、歯茎が下がる(歯肉退縮)原因となります

不適切で強すぎる力は、歯を支えている歯茎や骨に常に炎症を起こし、組織を破壊していきます。その結果、歯茎がどんどん痩せて下がっていき、歯の根っこが露出してしまうのです。

そうなると、歯は支えを失い、最終的にはポロリと抜け落ちてしまうことも。失った歯を取り戻すには、インプラントや入れ歯など、治療が必要になります。

④ 強い痛みや炎症が起きる

自己流のコントロールされていない強い力は、歯の神経や歯周組織への「外傷」となり、急激で強い炎症反応を引き起こします。

常にズキズキとした痛みが続くと、食事のたびに激痛が走って何も噛めなかったり、歯茎から出血したりなど、日常生活に支障をきたす可能性もあります。

⑤ 噛み合わせが崩壊し、顎に異常が出る

口全体の機能である噛み合わせが崩壊し、顎の関節にまで異常をきたすリスクがあります。

私たちの歯は、上下左右28本(親知らずを除く)が歯車のように噛み合い、食事や会話といった機能を果たしています。

出っ歯だけを無理に動かすと、この全体のバランスが崩壊し、特定の歯にだけ異常な負担がかかったり、顎の関節がズレてしまったりするのです。

自力では無理!出っ歯を安全に治す方法

マウスピース矯正は痛い?痛みの原因と対処法を解説

ここまで解説してきた通り、出っ歯を安全かつ確実に治す方法は、歯科医院で歯科矯正の治療を受けること、これ以外に選択肢はありません。

歯科矯正では、レントゲン撮影や歯の型取りといった精密検査を通して出っ歯の原因を分析し、オーダーメイドの治療計画を立てます。

治療期間中は、歯科医師が責任を持って歯の動きを管理し、何かトラブルが起きてもすぐに対応してくれます。時間や費用はかかりますが、歯の健康と笑顔を手に入れるためには、矯正治療が近道です。

歯科矯正には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。あなたの出っ歯がどの矯正方法が適しているか精密検査が必要です。

Oh my teethの特長

マウスピース矯正Oh my teethでは、出っ歯の矯正治療に関する無料カウンセリングを行っています。

歯科医師があなたの歯の状態を診断し、マウスピース矯正で出っ歯が改善できるかを判断いたします。無理な勧誘は一切ありません。お近くのクリニックへお気軽にお越しください。

CTA1

出っ歯の自力矯正に関するよくある質問(FAQ)

質問

最後に、自力矯正に関するよくある質問についてお答えします。

軽度の出っ歯なら、自力で少し押してもいい?

たとえどんなに軽度の出っ歯に見えても、自力で押すのはやめましょう。

「軽度」に見える歯並びでも、その原因が複雑であったり、見た目ではわからないリスクを抱えていたりする可能性があるからです。

自己判断でリスクを冒すのではなく、軽度だからこそまずは歯科医師に相談して安全な方法を選択すべきです。

↓あわせて読みたい

市販の歯ぎしり用マウスピースで出っ歯は治せる?

歯ぎしり用マウスピースには、歯を動かすための矯正力は一切かかりません。

市販の歯ぎしり用マウスピースと矯正用のマウスピースは、目的も構造も全くの別物です。

歯ぎしり用マウスピースは、睡眠中の強い力から歯がすり減るのを守ることを目的にしているのに対して、矯正用マウスピースは、計算された弱い力をかけて歯を動かすことに主眼を置いています。

どうしてもお金がないのですが、どうすればいいですか?

費用面で不安がある場合でも、まずは矯正歯科に相談してみましょう

多くの歯科医院では、治療費を分割で支払えるデンタルローンや院内分割の制度があったり、クレジットカード払いに対応していたりします。また、全体の矯正ではなく、気になる部分だけを治す「部分矯正」なら費用を抑えられるでしょう。

↓あわせて読みたい

自己判断は危ない!出っ歯の矯正は無料診断を受けよう

指で押したり、輪ゴムをかけたり、割り箸を噛んだりする自己流の矯正は、一時的な効果どころか歯並びの悪化、歯根吸収といった取り返しのつかないリスクを伴います。

MFT(口腔筋機能療法)も、歯を直接動かすのではなく、口腔周囲の癖を改善するためのものであり、「MFTだけで出っ歯が治る」というのは誤解です。

出っ歯を安全かつ確実に治す唯一の方法は、歯科医院で歯科矯正治療を受けることです。

新・Oh my teeth導入クリニックは無料でここまでできる

Oh my teethなら、歯型スキャンやレントゲン撮影で出っ歯の根本原因を特定。治療後の歯並びを事前に3Dシミュレーションで確認できます。

初回診断後は原則通院不要で、忙しい方でも自宅で無理なく治療を継続できるのが大きな特徴です。

30分程度でおわるので、お仕事やお買い物ついでにお気軽にご相談ください。

CTA2

矯正についてもっと知る

ドクター所属学会(一部)

矯正歯科治療にともなうリスクについて