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マウスピース矯正
最終更新日:2023年11月22日

インビザラインで抜歯が必要な症例とは?歯を抜くメリット・デメリットも解説

インビザラインで抜歯が必要な症例

インビザラインでは抜歯が必要になる症例があります。ただし歯並びの状態によっては不要なケースも。本記事を読めば、あなたの歯並びは抜歯が必要かどうか、おおよその判断ができるようになります。

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歯科医師

吉良 佳子

マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニック 所属歯科医師。福岡歯科大学歯学部卒業。卒後、東京歯科大学にて研修。在学中、イギリス、リヴァプール大学にて研修。

「インビザラインで抜歯が必要と言われたけれど、大丈夫?」
「本当に私もインビザラインで抜歯しないといけないの?」

このようにお悩みではありませんか?

健康な歯を抜歯するのって、なんだかもったい無い気がして抵抗を感じてしまいますよね。しかし、歯並びによっては抜歯した方がきれいに並ぶケースもあります

そこで本記事では、インビザラインで抜歯が必要・不要な症例・抜歯するメリット・デメリットをご紹介します。

どうしてインビザラインで抜歯が必要なのか、抜歯によって本当に綺麗な歯並びを目指せるのか、後悔しないように確認していきましょう。

マウスピース矯正Oh my teethでは、歯科医師に直接歯並びのお悩みを相談できます。3D歯型スキャンであなたの現在の歯並びを可視化した上で、改善には抜歯が必要かどうかご案内できます。まずはお気軽に無料診断へお越しください。

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インビザラインで抜歯が必要な症例

インビザラインで抜歯が必要な症例

インビザライン矯正では、歯並びと噛み合わせの改善のために、抜歯が必要になるケースがあります。まずはインビザラインで抜歯が必要になる症例を紹介します。

歯が生えるスペースが不足している

インビザラインで抜歯が必要になる多くの原因は、歯をきれいに並べるためのスペースが不足しているケースです。スペース不足で抜歯が必要になるのは、以下のような歯並びがあります。

  • 出っ歯

  • 受け口

  • 叢生(デコボコの歯並び)

出っ歯

出っ歯

出っ歯は上の前歯が下の前歯より大きく突き出した状態のことで、上顎前突(じょうがくぜんとつ)とも言います。出っ歯はスペースが足りないために歯列に歯が並びきれず、前歯が突出しているケースが多いです。

改善するには前歯を後方に移動させるスペースが必要です。このスペースを作るために、小臼歯(前から4・5番目の歯)を抜歯します。

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受け口

受け口

受け口は下の前歯が上の前歯より前に出た状態のことで、反対咬合やしゃくれとも言います。受け口も出っ歯と同様に抜歯を行って、突出している前歯を後方へと下げるためのスペースを作ります。

そしてあごの骨格に原因のある受け口の場合は、外科的な矯正が必要です。

叢生(そうせい)

叢生

叢生は歯と歯が折り重なるようにデコボコに生えた状態で、乱杭歯(らんぐいば)とも呼びます。

重度の叢生の場合も、きれいに歯を並べるために抜歯をすることがあります。

ここまでで紹介した歯並びでも、乱れの度合いによっては、インビザラインでは対応できない場合も。インビザラインが難しい症例について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。

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親知らずが歯並びに悪影響を与えている

親知らずが歯並びに悪影響を与えている場合も抜歯が必要です。なぜなら横や斜めに生えている親知らずは、前の歯を押してしまい、矯正治療がスムーズに進まない可能性があるからです。

また歯列を後方に下げるスペースを作るのに邪魔になっている場合も、親知らずの抜歯が行われます。

重度の虫歯・歯周病の歯がある

重度の虫歯や歯周病は、抜歯が検討されます。

このような歯を残したまま矯正を開始しても、矯正治療がうまく進まなかったり、虫歯や歯周病を悪化させるリスクがあるからです。

さらに重度の歯周病であごの骨が溶けた状態だと、インビザラインの矯正力によって歯が抜けてしまう恐れも。

抜歯になるかは虫歯や歯周病の進行の度合いによっても変わるので、早めに歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。

インビザラインで抜歯が不要な症例

インビザラインで抜歯が不要な症例

インビザライン矯正における抜歯は、歯を並べるスペースを作るために有効な処置ですが、絶対に必要というわけではありません。症例によっては歯を抜かなくても矯正できるケースもあります。

ただし実際に抜歯が不要かどうかは、クリニックで精密な検査を行った上で歯科医師による診断が必要です。本来は抜歯が必要なのに無理に非抜歯で矯正を進めると、出っ歯になる、歯茎が下がる、噛み合わせが合わなくなるといったリスクが生じることも。

ここからは、抜歯をせずにインビザライン矯正が行える症例を紹介します。

歯並びの乱れが軽度の場合

歯並びの乱れが軽度の場合、歯を並べる必要なスペースが少ないので、抜歯をせずに矯正できるケースが多いです。基本的に6mm程度までのスペース不足であれば、抜歯をせずに矯正できる可能性があります。

抜歯をせずにスペースを作る方法については次項で解説します。

すきっ歯

すきっ歯(空隙歯列)

歯と歯の間に隙間があるすきっ歯も、抜歯が不要なケースが多いです。もともと隙間がありスペースを作る必要がないので、マウスピースのみで歯をきれいに並べられます。

インビザラインで抜歯をするメリット・デメリット

インビザラインで抜歯をするメリット・デメリット

インビザラインで抜歯を行うと、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

  • 対応できる範囲が広がる

  • 口ゴボの改善が見込める

  • 治療計画が立てやすい

インビザラインで抜歯をするメリットは、歯を動かすための十分なスペースを確保することで、対応できる症例の幅が広がることです。大きく前歯を後退させることもできるため、口元が盛り上がって見える「口ゴボ」の改善も見込めるでしょう。

さらに矯正前に3Dシステムで抜歯後の歯の動きをシミュレーションで確認できるため、治療計画が立てやすいといったメリットもあります。

デメリット

  • 健康な歯を失ってしまう

  • 痛みや腫れが生じることがある

  • スペースが埋まるまでは隙間が気になる

  • 食事がしにくくなる可能性がある

インビザラインで抜歯をする場合、健康な歯を抜かなければなりません。抜歯後は一時的に痛みや腫れが生じることもあります。また抜歯をした部分のスペースが埋まるまでは、隙間が気になったり、食事がしにくくなる可能性もあります。

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抜歯をせずにスペースを作る方法

抜歯をせずにスペースを作る方法

抜歯をせずに歯を並べるスペースを作るには、以下の3つの方法があります。

抜歯をせずにスペースを作る方法
  • IPR(ディスキング・ストリッピング)

  • 側方拡大

  • 後方移動(遠心移動)

それぞれの方法で確保できるスペースの量には限界があるため、通常は3つを組み合わせて行っていきます。

IPR(ディスキング・ストリッピング)

IPR

IPRは、歯の側面をヤスリで削ってスペースを作る方法。削るのは1.5〜2mmほどの厚みがあるエナメル質のうちの最大0.5mm程度なので、痛みが出るといった心配はありません。

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側方拡大

インビザライン矯正のマウスピースは、歯に持続的に一定の力を加えることで、歯列の幅を広げる側方拡大ができます。

側方拡大をすることで歯と歯の間に隙間ができるため、歯をきれいに並べられます。

後方移動(遠心移動)

インビザラインは奥歯を後ろへ動かす後方移動が得意とされています。一番奥の歯から順番に移動させて、最終的には歯並び全体を後方へ動かすことでスペースを作れるので、抜歯の必要がありません。

ただし後方移動には、奥歯の後方に骨がある分しか動かせない、親知らずがある場合は抜歯が必要といったデメリットもあります。

インビザラインの抜歯に関する疑問

最後にインビザライン矯正の抜歯に関する疑問にお答えします。

費用は変わる?

抜歯をすると追加で費用がかかるケースが多いです。矯正治療のために行う抜歯は基本的に保険が適用されません。自由診療のためクリニックによって費用も異なりますが、1本あたり5,000〜15,000円が相場です。

親知らずが虫歯や歯周病になっている場合は保険適用されることもあり、3割負担だと1本あたり3,000〜5,000円程度の費用になります。

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治療期間は延びる?

インビザラインで抜歯を行うと、抜歯をしない場合と比べて治療期間は長くなる傾向にあります。なぜなら抜歯をすると大きなスペースが空き、歯を動かす距離が長くなるからです。

ただし症例によっては抜歯をすることでスムーズに歯が動かせるようになり、抜歯をしない場合より治療期間が早く終わるケースもあります。

抜歯をするタイミングは?

インビザライン矯正で抜歯をするタイミングは、基本的には矯正開始前(診断後2ヶ月以内)です。

ただし矯正後の方が抜歯が容易だったり、抜歯後のスペースに前後の歯が倒れ込むのをリスクを防いだりする場合、先に歯並びを整えてから抜歯する場合もあります。

歯を抜くのが怖いです……

恐怖心が強い方は事前に歯科医師に伝えることをおすすめします。配慮をしてもらい、無理のない範囲で治療を進めるとよいでしょう。

ストレスを抱えたままだと、極度の緊張状態で血圧が上昇し、気分が悪くなったり倒れてしまう恐れも。

抜歯をするときは麻酔がしっかり効いていることを確認して行うので、痛みを感じることは少ないでしょう。

ただし歯を抜く際の「ミシミシ」という音に驚く方はいます。「麻酔をするのも怖い」という方は、表面麻酔(注射をする部分に塗って感覚を麻痺させる)などを行っているクリニックもあります。

知らないことがあると余計に不安になりますので、どのような処置が行われるのか、事前に確認しておきましょう。

インビザラインで抜歯が必要かどうかは相談してみよう

インビザライン矯正は、歯を並べるスペースを作るために抜歯が必要となるケースがあります。しかし、永久歯を抜いてしまったら、元に戻すことはできません。抜歯をするメリット・デメリットをしっかりと理解しておくことが大切です。

実際にあなたの歯並びに抜歯が必要かどうかは、精密な検査をしてみないとわかりません。理想の歯並びを手に入れるためにも、まずは矯正相談に行って、あなたに最適な矯正方法を選びましょう。


マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックでも、無料で歯並び相談ができます。

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あなたの歯並びの改善には抜歯が必要なのか、抜歯しない場合はどのように歯が動いていくのか、シミュレーションで確認することもできます。

矯正相談だけでなく、矯正プランの適合診断も無料です。まずはお気軽に無料診断へお越しください。

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