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最終更新日:2025年7月22日

どこからが出っ歯?重度の基準とセルフチェック方法を解説

口ゴボ 原因 後天的

「私の出っ歯はどのくらいの重症度なんだろう?」
「重度の出っ歯の基準はどこから?」

鏡を見るたびに、こんな風に悩んでいませんか?

一般的に「出っ歯」と呼ばれる歯並びは、専門的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と言い、重症度には一定の判断基準があります。

本記事では、どこからが重度の出っ歯と判断されるのか、その基準を解説。さらに、ご自身で簡単にできるセルフチェック方法や、軽度から重度までの症例別の治療法も紹介します。

Oh! Black
歯科矯正ブログ編集チーム

Oh my teeth

マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。

どこからが重度の出っ歯?

横顔美人

上の前歯が下の前歯よりも「4mm以上」前に出ている状態が、出っ歯の目安とされています。

専門的な診断では、上下の前歯の先端の水平的な距離(オーバージェット)を基準に判断することが多いです。

オーバージェットの目安(出っ歯の目安)

健康で理想的な歯並びの場合、このオーバージェットは2〜3mm程度とされており、上の歯が下の歯に少しだけ被さっているのが正常な状態です。

一般的にこの距離が4mmを超えると出っ歯とされ、さらに8mm以上になると重度の出っ歯とされることが多いでしょう。

また、以下のような症状がある場合も重度の出っ歯である可能性が高いといえます。

  • しっかりと口を閉じることが難しい

  • 口を閉じると唇が歪む

  • 前歯で食べ物を嚙み切れない

ただし、骨格の問題など、見ただけでは分からない要因も多いため、もし歯並びで気になることがあれば、一度歯科医師に相談してみることをおすすめします。

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自分でできる!出っ歯の基準セルフチェックリスト

数字だけでなく、見た目や感覚で出っ歯の傾向をチェックできる簡単な方法が3つあります。一緒に確認していきましょう。

チェック① 横顔で見る「Eライン」

Eライン矯正

横顔の美しさの指標である「Eライン」を確認することで、出っ歯の傾向をセルフチェックできます。

Eラインとは、顔を横から見たときに、鼻の先端と顎の先端を結んだ直線のことです。

指や定規を用意して、ご自身の鼻の先端と顎の先にそっと当ててみてください。このとき、唇が指や定規に強く押し付けられる感じがしたり、グッと力を入れないと唇が収まらなかったりする場合は、出っ歯の可能性が高いと言えます。

チェック② 定規で測る「歯の突出ぐあい」

出っ歯の度合いを把握したい場合、定規を使って歯の突出ぐあいを簡易的に測る方法が有効です。

まず、鏡の前で背筋を伸ばし、軽く口を閉じます。そして、清潔な定規(透明なものが測りやすいです)を使い、下の前歯の先端から、真上にある上の前歯の先端までの水平な距離を測ってみましょう。

この距離が4mmを超えているかどうかを確認します。もし6mm、8mmと数字が大きくなるほど、出っ歯の程度が重いと考えられます。

ただし、これはあくまで簡易チェックですので、正確な診断は必ず歯科医師に相談してください。

チェック③ 唇の閉じやすさと顎のシワ

インビザラインでEラインを作る

普段、無意識の状態で口が閉じにくかったり、唇を閉じると顎に「梅干しジワ」ができたりする場合、出っ歯が原因かもしれません。

前歯が前方に大きく傾いていると、上下の唇が自然に閉じません。そのため、唇を閉じようとするときに、下唇を持ち上げる筋肉(オトガイ筋)に無意識にグッと余計な力を入れてしまいます。

この筋肉の緊張が、顎の先に梅干しのようなシワとなって現れるのです。

【写真で見る】出っ歯の重症度|軽度・中等度・重度の基準とは?

ここでは、マウスピース矯正Oh my teethの症例を見ながら、出っ歯の重症度を「軽度」「中等度」「重度」の3段階に分けて治療法を解説します。

軽度の出っ歯(突出が4〜6mm程度)の特徴と治療法

症例写真データ 出っ歯

突出が4〜6mm程度の軽度の出っ歯は、歯を抜かない部分矯正やマウスピース矯正で改善できる可能性が高い状態です。

この段階では、歯を動かす距離が比較的短く、歯の傾きを治すだけで改善できるケースが多いためです。歯の表面をわずかに削ってスペースを作る「IPR」という処置だけで、抜歯をせずに歯を並べられる場合が少なくありません。

見た目の特徴としては、「前歯2本だけが少し前に出ている」「笑うと前歯が少し目立つ」といった状態で、Eラインからは唇が少しだけはみ出す程度です。治療期間も全体矯正に比べて短く、1年以内で終わることもあります。

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中等度の出っ歯(突出が6〜8mm程度)の特徴と治療法

出っ歯の症例写真

突出が6〜8mm程度の中等度の出っ歯は、横顔を見るとEラインから唇がはっきりと出ており、意識しないと口が閉じにくいと感じるレベルです。

この場合、治療法はワイヤー矯正(表側・裏側)や、症例によってはマウスピース矯正も適応可能です。治療期間は、一般的に1〜3年程度が目安となります。

重度の出っ歯(突出が8mm以上など)の特徴と治療法

突出が8mmを超えるような重度の出っ歯は、歯の傾きだけでなく、上顎の骨自体が前に出ている「骨格性」が原因であるケースがほとんどです。

このような骨格性の問題は、歯を動かすだけの矯正治療では改善が難しく、外科手術を併用したアプローチが必要になることが一般的です。

【主な治療の流れ】

  • 術前矯正:手術で骨格を正しい位置に動かせるよう、まずは歯並びを整えます。この段階で、歯や骨を動かすためのスペースを確保するために抜歯を行うことがあります。

  • 外科手術(セットバック法など:口腔外科にて、上顎の骨を切って後ろに下げるなどの手術を行い、骨格的な問題を直接改善します。

  • 術後矯正:手術後に動かした骨の位置で、噛み合わせが安定するよう最終的な歯の調整を行います。

この外科手術を伴う矯正治療は、条件を満たせば健康保険が適用される場合があります。

Oh my teethなら全て無料で受けられる

あなたの出っ歯が重度かどうかは、精密検査が必要です。マウスピース矯正Oh my teethでは、出っ歯の程度を判断するための必要な検査を無料で実施しています。

ぜひお気軽にご相談ください。

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出っ歯の重症度の基準に関するよくある質問(FAQ)

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

ここでは、出っ歯に関してみなさんが疑問に思うことについてお答えしていきます。

日本人は出っ歯が多いって本当?

日本人の骨格は、欧米人と比べて頭部の奥行きが短く、顎の骨が小さい傾向にあるため、欧米人と比較して出っ歯になりやすい傾向があると言われています。

小さな顎にすべての歯がきれいに並びきらず、スペースが不足した結果、前歯が前方に押し出される形で生えてしまいやすいのです。

子どもの場合、出っ歯はどこからが出っ歯?

子どもの場合、成長過程にあるため、大人と同じ基準で安易に「出っ歯」と判断するのは注意が必要です。

乳歯から永久歯に生え変わる6〜8歳頃は、上の前歯が一時的に「ハの字」に開いて前に傾いて見えることがあります。これは「みにくいアヒルの子の時期」とも呼ばれる正常な成長過程の一つで、隣の歯が生えてくるにつれて自然に改善されることが多いです。

もしお子さんの癖や歯並びで気になることがあれば、一度、小児歯科や矯正歯科で相談してみることをおすすめします。

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出っ歯が重症だとマウスピース矯正ができない?

以前はワイヤー矯正でしか治療が難しいとされていた「小臼歯を抜歯して前歯を6mm以上後ろに下げる」といった治療計画も、マウスピース矯正でできる例があります。

「私の出っ歯は重度だからマウスピースは無理」と最初から諦めずに、まずはマウスピース矯正の治療経験が豊富な歯科医院で診断してもらうことが重要です。

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「口ゴボ」と「出っ歯」の違いは?

出っ歯が主に歯が前に出ている状態を指すのに対し、口ゴボは歯とあごの骨から口元全体が前に突出している状態を指します。

原因に違いがあり、出っ歯は歯の傾きが主な原因であることが多いのに対し、口ゴボは上あごや下あごの骨格的な問題が主な原因であることが多いです。

口ゴボについては「口ゴボとは?セルフチェックの方法・原因・改善方法をわかりやすく解説」で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

自分の出っ歯の程度と治し方を知りたいなら無料診断へ

新・Oh my teeth導入クリニックは無料でここまでできる

ご自身の出っ歯の重症度と治療法を知るためには、診断を受けることが確実で一番の近道です。

実際の歯並びは、歯の傾きだけでなく、顎の骨の形や大きさ、上下の噛み合わせ、唇の厚みなど、様々な要因が絡み合っています。これらを総合的に判断するには、レントゲン撮影や歯の型取りといった精密検査が必要です。

出っ歯矯正 シミュレーションGIF

Oh my teethでは、無料相談を実施しています。治療後の口元をシミュレーションでご確認いただけるため、「どのくらいの期間で、どのくらい費用がかかって、どんな風に綺麗になるのか」という具体的なイメージを持っていただけます。

もしあなたが少しでもご自身の歯並びにお悩みであれば、お気軽にOh my teethの無料相談へお越しください。

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