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最終更新日:2023年8月15日

出っ歯がひどいとどうなる?原因や治し方を解説

「出っ歯がひどい」という悩みは、見た目だけでなく口の中全体に影響を及ぼす問題です。多くの人が、歯の健康や自信に関わるこの問題を抱えています。

日本人で歯並びが悪い人のうち、出っ歯(上顎前突)の割合は12.9%というデータがあります。これは叢生(でこぼこの歯並び)に次いで2番目に多い結果です。あなた自身や周りの人々の中にも、出っ歯の悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

幸いなことに、出っ歯の問題には解決策が存在します。ただし、適切な方法でアプローチすることが重要です。自己流で治そうとするのは危険で、歯科医師による検査・診断を得ることが重要です。

この記事では、ひどい出っ歯の具体的な影響や原因に焦点を当てて掘り下げ、症状別の治療法についても詳しく説明します。あなたの出っ歯がどの治療方法で治せそうか、おおよそ判断できるようになるでしょう。

本記事を通じて、ひどい出っ歯に関する正しい情報を得て、改善への一歩を踏み出しましょう。

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歯科医師

吉良 佳子

マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニック 所属歯科医師。福岡歯科大学歯学部卒業。卒後、東京歯科大学にて研修。在学中、イギリス、リヴァプール大学にて研修。

ひどい出っ歯の改善には、歯科医師の診断が欠かせません。マウスピース矯正 Oh my teethは3D歯型スキャンと矯正プラン適合診断が無料。出っ歯改善の第一歩として、ぜひ検討を。

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出っ歯がひどいとどうなる?

まずは、ひどい出っ歯を放置していると、どんな影響があるのかを解説していきます。

【ひどい出っ歯の影響】

  • 顔のバランスが崩れる

  • 前歯を使った食事が難しくなる

  • 滑舌が悪くなる

  • 虫歯や歯周病になりやすくなる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

顔のバランスが崩れる

出っ歯がひどいと上唇が盛り上がってしまい、顔のバランスが崩れます。出っ歯特有の顔つきにコンプレックスを感じる人も多く、人前で話すことや口を開けて笑うことに抵抗を感じる人も少なくありません。

ただし「出っ歯=可愛くない、かっこよくない」とは限りません。出っ歯にプラスなイメージを持っている人もいます。

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前歯を使った食事が難しくなる

ラーメン(細麺)

出っ歯がひどいと噛み合わせが悪いため、前歯で食べ物を噛みきるのが難しくなります。麺類やパン類などの前歯を使う食事は、特に食べづらく感じるでしょう。

また、前歯を使って噛みきれないため、必然的に奥歯の使用頻度が高まります。同じ歯で噛み続ける食事はストレスを感じますし、十分に噛んでいない状態で飲み込んでしまうと胃や腸にも悪影響です。

滑舌が悪くなる

出っ歯がひどいと滑舌にも影響があります。上下の前歯に隙間があるため空気が漏れてしまい、滑舌が悪くなるのです。

唇や舌を自由に動かしづらくなる人も多く、「ら行」や「さ行」が特に言いづらい傾向にあります。また、出っ歯は声がこもりやすいため、滑舌は問題なくても聞き取りづらい印象を与えます。

虫歯や歯周病になりやすくなる

出っ歯がひどいと自然と口が開いた状態になります。口呼吸になりやすいため、唾液の分泌量が減ってしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。

唾液には殺菌作用があり、口の中のトラブルを防ぐ効果があります。口が乾きやすいことにより、風邪やインフルエンザなどの感染リスクにもつながります。

ひどい出っ歯の原因は?

ひどい出っ歯の原因は、主に以下の3つです。

  • 遺伝の影響

  • 幼児期のおしゃぶりや指しゃぶり

  • 爪や下唇を噛む癖

出っ歯の悪化を防ぐために、原因を知っておきましょう。

遺伝の影響

出っ歯は顔の骨格や歯の大きさなど、遺伝が原因のケースが多いです。

  • 上あごの骨格が前に出ている

  • 下あごが上あごよりも小さい

  • 上の前歯が大きく目立ちやすい

上記のようなケースは遺伝による出っ歯なので、生活習慣やトレーニングによる改善は諦めましょう。生まれつきの出っ歯は防ぐ方法がありません。

幼児期のおしゃぶりや指しゃぶり

指しゃぶりをしている子ども

おしゃぶりや指しゃぶりをしている間はベロで上の前歯を押しているため、出っ歯の原因となります。哺乳瓶なども同じですが、幼児期のおしゃぶりや指しゃぶりは癖になりやすいため、ひどい出っ歯になりやすいのです。

おしゃぶりや指しゃぶりをくわえるだけでなく、強く吸う癖があると頬が歯を内側に押し出すため、歯並びが悪くなります。

爪や下唇を噛む癖

爪や下唇を噛む癖も、出っ歯の原因となります。

爪を噛むと上の前歯が外側に、下唇を噛むと下の前歯が内側に入るため、徐々に出っ歯がひどくなっていくのです。また、爪を噛む癖は歯に隙間ができやすいため、歯並びの悪化にもつながります。

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ひどい出っ歯を治す方法

出っ歯には大きく2つのタイプがあり、どちらのタイプかによって治し方が異なります。

  • 歯の生え方に問題がある

  • 骨格に問題がある

それぞれの治し方を知っておきましょう。

歯の生え方に問題があるタイプは歯科矯正治療

【歯科矯正治療の例】

  • ワイヤー矯正

  • マウスピース矯正

  • セラミック矯正

  • 歯を削って形を整える

前歯が傾いているなど歯の生え方に問題がある場合は、矯正治療で治すことができます。

ただし、重度の出っ歯は抜歯が必要となるケースが多いです。抜歯をともなう矯正は歯を大きく動かす必要があるため、その場合はワイヤー矯正での対応になります。

骨格に問題があるタイプは外科手術が必要

骨格ごと前方へ突出している場合は、歯科矯正だけでの治療では改善が難しいです。あごの骨格異常が原因の出っ歯は、あごの骨を切るなどの外科手術と歯科矯正を併用します。

外科手術による出っ歯の治療は骨の位置を変化させるため、顔全体の雰囲気まで変わってしまうことを理解しておきましょう。

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出っ歯がひどい人でよくある質問

出っ歯がひどいと悩んでいる人がよくする質問をまとめました。

  • ひどい出っ歯の目安は?

  • 出っ歯はトレーニングで治せますか?

  • ひどい出っ歯を放置するとどうなりますか?

  • 日本人は出っ歯が多い?

ひどい出っ歯の目安は?

奥歯を噛み合わせた状態で、上下の前歯の隙間が4mm以上あると出っ歯の傾向が強くなります。上下の前歯の隙間が4mm以下でも、上の前歯が大きいとひどい出っ歯と感じることもあります。

出っ歯はトレーニングで治せますか?

出っ歯は自力での改善は難しいです。歯に強い力を加えるのは非常に危険なので、無理に歯を押すなどの行為はやめておきましょう。

歯並びは顔まわりの骨や筋肉によって、向きや生え方が決まります。自分でコントロールするのは現実的ではないため、出っ歯はトレーニングでは治りません。

ひどい出っ歯を放置するとどうなりますか?

放置していると、今より出っ歯がひどくなる可能性があります。出っ歯がひどくなると、虫歯・歯周病のリスクや歯並びの悪化、滑舌の低下など、さまざまな影響が考えられるでしょう。

日本人は出っ歯が多い?

日本人はあごの形が縦に細い人が多いため、出っ歯になりやすいのです。厚生労働省のデータでは、不正咬合(歯並びや噛み合わせが悪い状態の総称)の12.9%が出っ歯となっています。

参考:不正咬合の種類と実態|厚生労働省

出っ歯がひどいと悩んでいるならまずは相談を

Oh my teeth 導入クリニック ドクターによる3D歯型スキャン

ひどい出っ歯を改善するには、まずどの程度“ひどい状態”なのかを正確に把握する必要があります。歯学的な観点からの評価が欠かせず、その状態を理解することが大切です。

幸いにも、マウスピース矯正 Oh my teethは、歯科医師による3D歯型スキャンや矯正プランの適合診断が無料です。これにより、あなたが「ひどい出っ歯」だと思っている状態が、具体的にどんな状態なのか、専門的な視点で理解することができます。

歯科医師による専門的なアプローチと技術を活用し、適切な治療法を提案してもらうことで、ひどい出っ歯の改善に向けた第一歩を踏み出しましょう。

無料診断の予約はWebで1分。24時間受付中です。

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