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最終更新日:2025年7月24日

出っ歯の矯正後に後戻りする原因は?後戻りしやすいケースや再治療する方法を解説

出っ歯の後戻り

「出っ歯を矯正したのに、また前に出てきた気がする」
「このまま放置したら、出っ歯に後戻りする?」

せっかく高い費用と長い時間をかけて手に入れたキレイな歯並び。それが元に戻ってしまう後戻りは、避けたい事態ですよね。

そこで本記事では、出っ歯が矯正後に後戻りしてしまう原因を解説。ご自身でできる対策や、万が一後戻りしてしまった場合の再治療についてもご紹介します。

後悔しないためにも、後戻りの正しい知識を身につけ、大切な歯並びを守っていきましょう。

なぜ矯正後に出っ歯は「後戻り」するの?

後戻りの原因3選

矯正治療が終わった後、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が起こることがあります

矯正治療で歯を動かした直後は、新しい位置にまだ馴染んでいません。元の場所を記憶しているため、常に元の位置へ戻ろうとする力が働きます。

食事で噛む力や舌で押す力など、さまざまな要因によって簡単に動いてしまい、元の乱れた歯並びに戻ってしまうことがあるのです。

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出っ歯矯正で後戻りしやすい人の5つの特徴【セルフチェック】

リテーナー

後戻りのしやすさは個人差があります。後戻りしやすい人の5つの特徴をセルフチェック形式で見ていきましょう。

①リテーナーを指示通り使っていない

出っ歯の後戻りを引き起こす原因は、矯正後の保定装置リテーナーを歯科医師の指示通りに使わないことです。

リテーナーは、動かしたての不安定な歯を新しい位置でしっかりと固定する役割を果たします。

「だんだん装着するのが面倒になった」「少しくらいサボっても大丈夫だろうと思った」など、こうした油断が後戻りを招く典型的なパターンです。

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②舌で前歯を押す癖(舌癖)がある

無意識のうちに舌で前歯を押し出す「舌癖(ぜつへき)」がある人は、出っ歯が後戻りしやすい傾向にあります。

チェック方法としては、リラックスしている時に舌がどこにあるかを確認してみましょう。

もし「上の前歯の裏側を押している」または「上下の歯の間から出ている」という方は、舌癖があるサインです。

癖自体を治さない限り、歯並びを崩す根本的な原因が残り続けることになります。

③歯ぎしり・食いしばりがある

睡眠中の歯ぎしりや食いしばりも後戻りの原因となり得ます。

朝起きた時に顎が疲れている、なんだか歯が痛い、頬の内側に白い噛み跡がある、といった症状に心当たりはありませんか?

これらは歯ぎしり・食いしばりのサインかもしれません。

歯ぎしりや食いしばりは、自分の体重以上の強い力が歯にかかります。このコントロール不能な異常な力が、きれいに並んだ歯に横方向の揺さぶりをかけ、歯を少しずつ動かしたり、歯並び全体のバランスを崩したりしてしまうのです。

④親知らずが生えてきた

矯正治療が終わった後に「親知らず」が生えてくると、出っ歯を引き起こすことがあります。

親知らずが生える際、スペースが足りないと、奥歯を前方に押し始めます。その押す力は歯列全体に伝わり、最終的に前に押し出され、出っ歯を引き起こしてしまうケースがあります。

特に親知らずは20歳前後に生えてくることが多く、矯正治療が終わるタイミングと重なる場合は注意が必要です。

⑤歯周病が進行している

歯周病が進行し、歯を支える土台が弱くなると後戻りの原因となります

歯周病は、歯を支えている歯茎やあごの骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。歯を支える骨が弱くなると、噛む力や舌の力といった力でも歯が簡単に動いてしまいます。

歯周病によってグラグラになった前歯が、扇のように開いてきてしまう「フレアアウト」という状態は後戻りの典型的なパターンの一つです。

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出っ歯の後戻りを防ぐ、今日からできる3つの対策

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後戻りの原因がわかったところで、次は対策を見ていきましょう。今日からできる3つのことをぜひ実践してください。

対策①:保定装置(リテーナー)を必ず指示通り使用する

後戻りを防ぐための効果的な対策は、リテーナーを歯科医師の指示通りに、真面目に使い続けることです。

後戻りの最大の原因が「リテーナーの不使用」である以上、これを徹底することが後戻りを防ぐための対策になるのは当然のことです。

「少しぐらい大丈夫だろう」という油断が数ヶ月後、数年後の後悔につながります。

「歯磨きをしたらリテーナーを着ける」というのをパジャマに着替えるのと同じくらいの習慣にしてしまいましょう。

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対策②:舌癖や口呼吸などの悪習癖を改善する

舌癖や口呼吸など歯並びを崩す「悪い癖」を改善することが重要です。

歯並びを崩す根本的な原因を取り除かなければ、リテーナーを外した途端に歯が動いてしまう可能性があります。

鼻で呼吸することを意識するだけでも、口周りの筋肉のバランスが整います。

癖が強い場合は、歯科医院でMFT(口腔筋機能療法)というトレーニングを受けるのも効果的です。

対策③:定期検診でプロのチェックを受ける

矯正治療が終わった後も半年に1回〜1年に1回程度は、歯科医院で定期検診を受けるようにしましょう。

自分では気づかないような後戻りの兆候やリテーナーの不具合、歯周病や親知らずの問題などを早期に発見してもらえます。

同時にクリーニングや歯磨き指導も受けられるので、虫歯や歯周病のリスクも軽減できます。

後戻りしてしまった出っ歯をキレイに治す方法

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後戻りしてしまった歯並びは、再矯正によって改善できます

後戻りの多くは歯列全体ではなく、前歯など一部のズレであることが多いです。たとえば、「前歯2本だけが少し前に出てきてしまった」といった軽度の後戻りの場合、部分矯正で対応できます。

この場合、治療期間は2ヶ月〜1年程度、費用も全体矯正より抑えられます。

後戻りしてしまったと落ち込んでいるなら、一人で悩まず、まずは歯科医師に相談してみましょう。

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マウスピース矯正Oh my teethは、後戻りが気になる方のための無料診断を実施しています。

Oh my teethで後戻りを再矯正を始める方も数多くいらっしゃるので、お気軽にご利用ください。

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出っ歯の後戻りに関するよくある質問(FAQ)

ここでは、出っ歯の後戻りに関するよくある質問を紹介します。

出っ歯の再矯正の費用や期間はどれくらい?

後戻りの程度によって大きく異なりますが、部分矯正で対応できる場合が多いです。その際の費用は10万〜60万円程度、期間は2ヶ月〜1年程度が一般的な目安となります。

治療する歯の本数や動かす距離が限定されるため、最初の矯正と比べて費用も期間も少なく済む傾向にあります。

詳しくは「出っ歯の矯正費用の相場はいくら?」で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

出っ歯が後戻りする確率はどのくらい?

リテーナーの使用を怠った場合、ほとんどのケースで後戻りが起こると考えてよいでしょう。

歯が元の位置に戻ろうとする力は、誰の体にも働く、ごく自然な生理現象だからです。これを抑えるための唯一の手段がリテーナーになります。

逆に言えば、歯科医師の指示通りにリテーナーを使用し、舌癖などの悪習癖がなく、定期検診を受けていれば、後戻りのリスクは少なくすることができます。

出っ歯矯正後、リテーナーはいつまで(何年)着ければいい?

歯科医師からは、少なくとも歯を動かした期間と同じ期間は装着するよう指示されるのが一般的ですが、理想を言えば「一生涯」使い続けることが推奨されます。

歯は、矯正治療とは関係なく、加齢によっても少しずつ動いていくものだからです。何もしなければ、年とともに少しずつ歯並びは変化していきます。手に入れた状態をキープしたいのであれば、リテーナーとの付き合いは長く続きます。

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出っ歯の後戻りの再治療に保険はきく?

残念ながら後戻りの再治療は保険適用外の自費診療です。

矯正治療は、一部の先天的な病気や顎変形症などを除き、見た目を改善する審美目的とされ、保険が適用されません。後戻りの再治療も、この原則に則ります。

再治療には再び高額な費用がかかる可能性があるからこそ、最初の治療後の保定がいかに重要か、ということを理解しておきましょう。

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出っ歯の後戻りをサポート。まずは無料診断でご相談ください

出っ歯の後戻りは、リテーナーを指示通りに使わなかったり、舌で前歯を押す癖があったりすることが主な原因で起こります。特に、動かしたての歯は不安定なため、歯科医師の指示通りにリテーナーを装着することが重要です。

もし、すでに出っ歯の後戻りに悩んでいる方は、再治療を検討してみましょう。

Oh my teethの特長

マウスピース矯正Oh my teethは、後戻りや再治療に関するお悩みに対応する無料診断を24時間いつでもご予約いただけます。歯科医師があなたの現在の歯並びの状態を詳しく診断し、ぴったりの治療方法をご提案いたします。

一人でインターネットの情報を見て悩んでいるよりも、歯科医師と直接話すことで具体的な解決策が見えてくるはずです。お気軽にご相談ください。

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