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最終更新日:2025年7月21日

「矯正で出っ歯になった」と感じる原因は?治療中の一時的な変化と失敗したケースの違い

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「矯正を始めたのに、前より出っ歯になった気がする」

歯科矯正の治療中や治療後に、このような不安を感じる方は少なくありません。理想の口元を目指しているはずが、逆にコンプレックスが悪化したように感じてしまうと、本当に辛い気持ちになりますよね。

本記事では、矯正で出っ歯になったと感じる原因を治療中と治療後のケースに分けて解説。それが心配のいらない変化なのか、それともすぐに対処すべき問題なのかを見極めるための知識をお伝えします。

Oh! Black
歯科矯正ブログ編集チーム

Oh my teeth

マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。

【治療中の方向け】一時的に出っ歯になったように見える原因

八重歯綺麗な人

矯正中、一時的に出っ歯になったように見えるのには、ちゃんとした理由があります。

原因① 歯を並べるための計画的な動きによる変化

デコボコに重なり合っている歯をきれいなアーチ状に並べ直すには、まず歯列の幅を少し広げたり、歯を一時的に前方に傾けたりして歯が動くための「スペース」を確保する必要があります。

この準備段階で前歯が前に押し出されたように見えることがあります。この場合は、計画的な動きの一部であるため過度な心配はいりません。

原因② 噛み合わせの変化による一時的な感覚

実際に歯が突出していなくても、噛み合わせが変化する過程で「感覚的なズレ」によって、出っ歯になったように感じてしまうことがあります。

矯正治療中は、歯が常にミリ単位で動いているため、昨日まで当たっていなかった場所で歯が当たるようになったり、唇の閉じ方が微妙に変わったりします。

私たちの脳はこうした些細な変化にも敏感で、「いつもと違う」という違和感を「前歯が出てきた」という感覚として認識してしまうことがあるのです。

このような感覚的な変化は、治療が進んで噛み合わせが新しい位置で安定してくると、自然に解消されていきます。

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【治療後の方向け】矯正で出っ歯になった・悪化した原因

レントゲン写真を棒で指している画像

矯正治療が完了したはずなのに出っ歯になったり、以前より悪化したりした場合は残念ながら、何らかの問題があるケースと言えます。

原因① 治療計画の問題(抜歯・非抜歯の判断ミスなど)

矯正治療が終わった時点で口元が突出してしまった場合、治療開始前の診断や治療計画に問題があった可能性が考えられます。

たとえば、あごの大きさに比べて歯が大きく、本来なら歯を抜いてスペースを作るべき症例(抜歯症例)にもかかわらず、無理に歯を抜かずに治療(非抜歯矯正)を進めてしまったケースなどです。

このような事態を避けるためには、なぜその治療計画(抜歯または非抜歯)に至ったのか、カウンセリングで納得できるまで説明を受けることが大切です。

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原因② 治療後の「後戻り」

治療直後はきれいだったのに数ヶ月〜数年経ってから再び出っ歯になってきた場合、その原因は後戻りである可能性が非常に高いです。

歯は、矯正装置によって動かされた後も元の位置に戻ろうとする性質があります。この後戻りを防ぐために「リテーナー(保定装置)」を使用します。しかし、リテーナーの使用を怠ってしまうと、歯は少しずつ動き出し、前歯が前に倒れてしまうことがあるのです。

整えた歯並びをキープするためにも、矯正装置が外れた後のリテーナーを一定期間装着しましょう。

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矯正で出っ歯になった状態からのリカバリー治療

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もし矯正治療を受けた結果、かえって出っ歯になったと感じるなど、予期せぬ状態になってしまった場合でも諦める必要はありません。

原因を正確に再診断し、再治療(リカバリー治療)を行うことで、改めて理想の口元を目指すことは可能です。

再治療では、まず前の治療で何が問題だったのかを客観的に分析することから始めます。改めて精密検査(レントゲン撮影や歯の型採りなど)を行い、なぜ現在の状態になったのか、その原因を徹底的に突き止めます。

その分析結果にもとづき、目標達成に向けた新しい治療計画を立案します。

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「矯正で出っ歯になったかも…」と感じたら、まず何をすべきか

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治療中・治療後にかかわらず、少しでも「出っ歯になったかも」と不安を感じたら、インターネットで自己判断したり一人で悩んだりせず、まずは治療を受けている(または受けた)担当の歯科医師に正直に伝えましょう

相談する際は、感情的にならず、「最近、鏡を見ると前歯が出てきたように感じるのですが、これは計画通りの動きなのでしょうか?」と冷静に質問することをおすすめします。

治療開始時のシミュレーションや治療計画の資料を見せてもらいながら説明を受けると、現状を理解しやすくなります。

もし、その説明に納得できない、不信感があるような場合は、他の矯正歯科で「セカンドオピニオン」を求めるのも有効な手段です。

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矯正してさらに出っ歯にならないように!治療開始前に確認すべき3つのポイント

ポイント

「矯正で出っ歯になった」という後悔をしないためには、治療を始める前の歯科医院選びが重要です。

矯正治療の結果は、料金や装置の種類以上に担当する歯科医師の「診断力」と「技術力」に大きく左右されます。

良い歯科医院を見極めるためには、カウンセリングで以下の3つのポイントを確認しましょう。

  • 精密検査をしっかり行っているか

  • 複数の選択肢を提示してくれるか

  • 治療計画の説明が丁寧で分かりやすいか

歯の型取りだけでなく、骨格まで分析できる「セファログラム」などの精密検査を必須としているか確認しましょう。見た目だけでは分からない骨格的な問題を正確に把握でき、緻密な治療計画の立案につながります。

また、治療計画の説明を受ける際は、なぜその治療法なのか、抜歯・非抜歯のメリット・デメリット、起こりうる副作用まで、あなたが納得できるまで説明してくれる姿勢も大切なポイントです。

Oh my teethの特長

「精密検査で自分に合った治療法を知りたい」
「今の治療に不安があるから、セカンドオピニオンを聞いてみたい」

このようにお考えなら、マウスピース矯正 Oh my teethの無料カウンセリングをご利用ください。

Oh my teethでは、歯科医師が歯型スキャンなどの各種検査をもとに、あなたの歯並びの状態を診断。相談だけでももちろんOKです。

無理な勧誘は一切ありませんので、まずはお気軽にご相談ください。

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「出っ歯になったのは気のせいかも」は危ない?心配なら歯科医師へ相談を

「矯正で出っ歯になったかも?」と感じる不安は、治療中の計画的な歯の動きや噛み合わせの変化による一時的なものであることが多いです。しかし、治療計画の不備や治療後の後戻りが原因で、本当に口元が突出してしまうケースもあります。

もし不安を感じたら、まずは担当の歯科医師に相談し、説明を受けることが重要です。それでも納得できない場合は、セカンドオピニオンを活用しましょう。

これから矯正治療を始める方や再治療を検討している方は、歯科医院選びを慎重に行うことをおすすめします。

矯正治療に不安を感じている方は、マウスピース矯正Oh my teethの無料カウンセリングで歯科医師に相談してみませんか。

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矯正歯科治療にともなうリスクについて