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歯科矯正
最終更新日:2024年3月29日

歯列矯正で失敗したら老け顔になるの?原因や注意すべきポイントを徹底解説

歯列矯正で失敗したら老け顔になるの?原因や注意すべきポイントを徹底解説

「歯列矯正で頬がこけた」「口元が引っ込みすぎて老けて見られた」など、歯列矯正で失敗して老け顔になったなんて噂を聞いて不安になりませんか?

せっかく歯並びをきれいにして、若々しい見た目を手に入れたいのに、老け顔になったらショックですよね。

そこで本記事では、「歯列矯正で失敗したら本当に老け顔になるのか」原因や老け顔にならないための方法をご紹介します。

また、矯正中で老け顔にならないか心配な方に向けて、注意点もまとめました。ぜひ歯列矯正前、矯正中の方は最後までご覧ください。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

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【結論】歯列矯正で失敗したら老け顔になるのか?

結論から言うと、歯列矯正によって老け顔になる可能性は低いです。なぜなら、歯列矯正は顔の皮膚ではなく、お口の中にアプローチする治療だからです。


しかし、実際にインターネット上では「歯列矯正でほうれい線が深くなった」「歯列矯正で頬がこけて貧相な顔立ちになった」という声が上がっています。

一体なぜ、歯列矯正は皮膚にアプローチしないのに、老け顔になったという声が上がるのでしょうか。

次の項目で老け顔になる原因を解説していきます。

歯列矯正で失敗して老け顔になる原因

歯列矯正で失敗して老け顔になる原因

歯列矯正で失敗して老け顔になる原因は以下の4つです。

歯列矯正で失敗して老け顔になる原因
  • 抜歯を行った

  • 噛み合わせの治療を行った

  • 歯列矯正中に痩せた

  • 表情筋が衰えた

それぞれくわしく見ていきましょう。

①抜歯を行った

歯列矯正で抜歯を行うと、皮膚がたるんで老け顔になる可能性があります。

たとえば、出っ歯や八重歯などで盛り上がった皮膚があるとします。

このような症例に対して、抜歯矯正を行うと、盛り上がった皮膚がなだらかになるぶん、皮膚がたるんだ状態になりやすいです。皮膚がたるむと、そのぶん顔に影ができて、老け顔になった印象をもつこともあります。


ただし、「抜歯矯正は皮膚がたるんだ状態になりやすいから」と言って、無理やり非抜歯矯正を選択することはおすすめできません。治療後のゴールを歯科医師に相談しながら、「抜歯矯正」「非抜歯矯正」を選択しましょう。

②噛み合わせの治療を行った

歯並びの乱れが原因で不正咬合の状態が続くと、咬筋(顎の筋肉)に過剰な負担がかかり、エラ張りが起こることがあります。

この状態に対して

  • 噛み合わせの治療を行う

  • 不正咬合が治る

  • 咬筋への負担が軽減する

  • エラ張りも改善される

上記のような過程でエラ張りが改善されることで、面長になったり、顔がこけたような状態になることがあります

③歯列矯正中に痩せた

歯列矯正中は、矯正装置があることで食事がしにくくなるストレスによって、食べる量が少なくなり体重が減ることも。

そして体重が減ることによって、頬が痩せて老けた印象をもつ場合もあります。

④表情筋が衰えた

歯列矯正中は矯正装置の違和感などによって、上手く噛むことができず、表情筋が衰えることがあります

表情筋とは「肌を奥から支える土台としての役割を果たしている」筋肉です。

表情筋が衰えると、顔がしぼんだような状態になり、老け顔になったという印象をもつのです。

歯列矯正で失敗して老け顔にならない方法

ここからは、以下の「歯列矯正で失敗して老け顔にならない方法」を紹介します。

歯列矯正で失敗して老け顔にならない方法
  • 歯科医師に相談する

  • セカンドオピニオンを受ける

  • 治療計画を守る

  • 歯列矯正途中で相談する

老け顔にならない方法が理解できるように、くわしく方法をチェックしていきましょう。

歯科医師に相談する

歯列矯正で老け顔にならないためには、歯科医師にしっかり相談することが大切です。

矯正前のカウンセリングの際に、「自分の歯並びの悩み」や「矯正治療後のなりたい自分や理想像」を歯科医師に伝えましょう

そして、「抜歯矯正・非抜歯の矯正で、治療後に顔にもどのような影響を与えるのか」を相談することもおすすめです。

クリニックによっては、治療後の状態をシミュレーションしながら相談できます。

歯科矯正のシミュレーションについてくわしく知りたい方は、以下の記事もご覧くださいね。

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セカンドオピニオンを受ける

「セカンドオピニオン」とは、矯正開始前・又は治療中にドクターから治療計画を聞いて、その内容を他のクリニックに伝えることです。

まとめると、もともと提案された治療計画以外に、選択肢はないのかという「第2の意見」を、別のドクターに尋ねることを指します。

セカンドオピニオンを受ける際は、転院ではなく、「第3者の意見を聞く」ぐらいの気軽な気持ちで、受けてみるのがおすすめです。

最初に言われたことの重要性がさらに理解できたり、冷静に今後のことを考えるきっかけにもなり、老け顔の失敗を防ぐことにもつながります

治療計画を守る

歯列矯正で老け顔にならないためには、ドクターが立てた、治療計画を守ることです。

以下のような、ドクターからの指示を守らないと、予定通りに歯が並ばず、失敗するリスクが高まることがあります。

ドクターからの指示を守らなかった例
  • 指示されたときにクリニックに来院しなかった

  • 指示された通りに、矯正装置を付けなかった(マウスピース矯正の場合)

  • 指示された通りに矯正後のリテーナー(保定装置)を装着しなかった

計画通りに治療を進めるためには、予定している来院日を守り、ドクターからの指示をしっかり守りましょう。

歯列矯正途中で相談する

「歯列矯正の途中で老け顔になっているかも?」と感じたら、即座にドクターに相談することが大切です。

老け顔になってきている顔の変化が、「治療途中のみで起こることなのか」「今後もこのままの状態なのか」と今起きていることが問題ないのかを専門家に評価してもらいましょう

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歯列矯正と老け顔に関するよくある質問

歯列矯正と老け顔に関するよくある質問

ここからは、以下の歯列矯正と老け顔に関する質問についてご紹介します。

歯列矯正と老け顔に関するよくある質問
  • ほうれい線は濃くなりますか?

  • 顔の印象は変化しやすいですか?

  • 抜歯を行わない方が良いですか?

  • もし老け顔になったらどうしたらいいですか?

  • 顔のエクササイズ・マッサージなどは必要ですか?

歯列矯正と老け顔の疑問点が解消できるように、くわしく見ていきましょう。

ほうれい線は濃くなりますか?

歯列矯正を行うと、ほうれい線の見た目が変わることがあり、歯並びの状態によっては、濃くなったと感じることがあります。

たとえば出っ歯で前に突出していた歯が、歯列矯正で内側に引っ込むことで、出っ歯で盛り上がっていた皮膚がゆるみ、ほうれい線が濃くなることも。

特に抜歯が必要な歯列矯正の場合、抜歯によって大きく歯を動かすためほうれい線が目立つことがあります

顔の印象は変化しやすいですか?

歯列矯正で顔の印象が変わりやすいかは、もともとの歯並びの状態によります。

軽度な歯並びの乱れの場合は、歯の移動量も少ないぶん顔の変化も小さい傾向にあります。

ただし上顎前突や下顎前突などの、骨格に問題がある歯並びを矯正した場合は、治療後に顎の形(特に横顔)の印象が変化するでしょう。

横顔の印象(Eライン)についてくわしく知りたい方は、以下の記事をご覧くださいね。

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Eラインとは?確かめ方から横顔美人になる方法まで解説

抜歯を行わない方がよいですか?

例えば、もともと出っ歯で、キレイに歯が並ぶスペースがない場合は、抜歯矯正が良いでしょう。

全然歯が並ぶスペースがないのに無理やり非抜歯矯正を行うと、歯がキレイに並ばずに出っ歯が解消されないことがあります

ただしこれも歯並びの状態によるので、矯正で抜歯をする理由についてくわしく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。

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顔のエクササイズ・マッサージなどは必要ですか?

顔のエクササイズやマッサージを行うと表情筋を鍛えられますが、歯列矯正中に行う際は、担当医師に確認しましょう。矯正中の方は自己判断で行わないことが大切です

以下の記事で歯列矯正でブサイクになったと感じたときの、エクササイズについては、以下の記事を参考にしてくださいね。

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そして、その他のトラブルについては以下をご参照ください。

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歯列矯正で失敗して老け顔になるか心配な方は歯科医師に必ず相談を

「歯列矯正で失敗して老け顔になったらいやだ‥」と心配な方は、矯正を始める前のカウンセリング時に必ず相談しておきましょう。特に歯を大きく動かす際の顔の印象の変化は大きいです。必ず歯科医師とゴールについて相談し、矯正を進めていきましょう

またOh my teehでは、「口腔内検診・レントゲン撮影・3D歯型スキャン」などの精密検査(通常3万円ほどかかる)が無料で受けられます。

抜歯が必要な症例にもかかわらず、無理に非抜歯のマウスピース矯正をすすめることはありませんので、どうぞご安心ください。「歯列矯正で老け顔になったらどうしよう」などのお悩みにも親身に寄り添いますので、ご相談くださいね。

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