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歯科矯正
最終更新日:2024年4月22日

歯列矯正でほうれい線ができた!原因・対処法・予防法を紹介

本記事では、歯列矯正とほうれい線の関係を解説。ほうれい線ができる原因や歯列矯正によるほうれい線を作らないための対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

「歯列矯正をするとほうれい線が目立つ」
「歯列矯正でほうれい線が薄くなった」

このような話や口コミを耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

歯列矯正は歯並びと噛み合わせの改善を目的とした治療方法であるため、ほうれい線に直接影響することはありません。

しかし、矯正後にほうれい線の変化を感じる方もいます。

なぜこのような現象が起きるのか、本記事では歯列矯正でほうれい線が目立つ理由、薄くなったと感じるケース、できてしまった場合の対処法について解説します。

歯列矯正とほうれい線の関係について気になる方はぜひ参考にしてください。

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歯列矯正がほうれい線に影響することはほとんどない

歯列矯正でほうれい線は濃くなる?薄くなる?

結論からいうと、実は歯列矯正がほうれい線に影響することはほとんどありません。

ほうれい線とは、頬と口元の間にできる皮膚上の溝のこと。一方で歯列矯正は、矯正器具で歯を動かして、理想の歯並びに近づけていく口の中の治療です。

歯列矯正は口の中の治療なので、口の外側にあるほうれい線に直接影響することはほぼないといえます。

「これからマウスピース矯正をはじめる」という方は、Oh my teethの無料カウンセリングをご利用ください。

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ほうれい線ができる3つの原因

ほうれい線ができる原因

ほうれい線が目立ってくると、老けたような印象になりがちですし、加齢によるものと諦めてしまっている方もいるかもしれません。

ほうれい線は加齢とともに目立ちやすくなりますが、原因は大きく以下の3つに分けられます。

肌の乾燥

乾燥している肌は、弾力やハリがなくダメージを受けやすい状態になっています。そのため、表情の動きなどによるシワが刻まれやすく、ほうれい線が目立ってしまう原因になります。

乾燥しやすい季節にほうれい線が目立つ気がするのも、肌が乾燥しているためといえるでしょう。加齢とともに肌の吸水力・保湿力は衰えていくため、適切なケアが必要です。

肌のたるみ

肌のたるみも、ほうれい線ができる原因です。ほうれい線は頬と口元の境目にあるため、ほうれい線の上に位置する頬が重力で垂れてきてしまうと、ほうれい線のシワが固定されてしまいます。

肌のたるみは加齢や紫外線ダメージなどでコラーゲンとエラスチンが減少し、皮膚を支えている細胞の機能が低下することが原因です。日々の紫外線対策も重要になってきます。

表情筋の衰え

「表情筋」と呼ばれる顔の筋肉の衰えも、ほうれい線ができる要因の一つです。頬を支えている表情筋が衰えると、皮膚を支えられなくなって頬が下がってしまい、ほうれい線ができやすくなってしまうのです。

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歯列矯正後にほうれい線が目立つ理由

歯列矯正後に「ほうれい線が濃くなった」と感じるケース

歯列矯正とほうれい線には直接的な関係はなく、本来は無関係です。ただし、以下の条件のもとでは歯列矯正が間接的な原因となって、ほうれい線が濃くなったと感じることがあります。

出っ歯の治療により口元の皮膚が余ってしまったから

出っ歯の場合、歯が前に出ていることによって皮膚が引っ張られ、ほうれい線が薄くなっていることがあります。

この場合、出っ歯を治療した後は皮膚が引っ張られなくなるため皮膚が余り、ほうれい線が目立つと感じることがあります。

ただし、出っ歯を治療すると必ずほうれい線が濃くなるわけでなく、あくまで稀な例です。

また、このケースでは、「歯列矯正後にほうれい線が濃くなった」というより、「本来あったほうれい線が出っ歯により目立ちづらくなっていた状態が解消された」というほうが正しいといえるでしょう。

抜歯により引っ張られていた皮膚が余ってしまったから

歯列矯正では、歯を移動するスペースを確保するために抜歯を行うことがあります。

抜歯をともなう場合も、出っ歯治療と同様に皮膚が余ってしまい、ほうれい線が目立つと感じることがあります。

ただし、抜歯をしたら必ずほうれい線が濃くなるわけではありません。

たとえば、あごに収まり切らない歯が頬に向かって生えているような場合に、抜歯により皮膚が引っ張られていた状態が解消され、皮膚が余ってしまうことが考えられます。

また、抜歯は、矯正で歯を動かすスペースがない場合に必要最低限の範囲で行うものです。抜歯により一時的にほうれい線が濃くなったと感じても、その後の歯列矯正で歯を正しい位置に動かしていくことにより、気にならなくなることが多いです。

矯正中の食事がしづらく表情筋が衰えてしまったから

歯列矯正の期間中は、歯の痛みなどで食事がしづらかったり、硬いものが噛みづらいことがあります

食べ物の咀嚼は表情筋を鍛える運動の一つであるため、硬いものを噛まないと頬を支えている表情筋が衰えやすくなります。

表情筋が衰えて頬が垂れてきてしまうと、ほうれい線が目立つと感じることがあるでしょう。

ただし、食べ物を咀嚼しにくいことが原因である場合は、歯列矯正を終えて従来の食事に戻すことで、表情筋の衰えが解消することもあります。

ほうれい線が濃くなると感じるのは一時的なものといえるでしょう。

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歯列矯正後にほうれい線が薄くなったと感じやすい3つのケース

歯列矯正後に「ほうれい線が薄くなった」と感じるケース

一方で、歯列矯正後に「ほうれい線が薄くなった」という声もあります。特に以下のようなケースではお口周りの筋肉のバランスが整うため、ほうれい線にもよい影響を与えると考えられます。

噛み合わせがよくなったケース

矯正が必要な歯は、もともと噛み合わせがよくない状態であることも多いため、一般的には歯列矯正で噛み合わせの改善も目指します。

歯列矯正で噛み合わせを改善することにより、これまで動きづらかった表情筋がしっかり動き鍛えられるようになりますので、ほうれい線が薄くなったと感じることがあります。

顔のバランスがよくなったケース

歯列矯正前の歯が左右非対称である場合は、歯並びが顔のゆがみの原因になっているかもしれません。

たとえば、片側だけで食べ物を噛む癖がある場合は、ほうれい線が片側だけ濃くなることがあります。

歯列矯正前の歯並びが顔のゆがみを生じさせている場合、歯列矯正で左右対称な歯並びに直すことで、顔のバランスが整うことが期待できます。

結果として、ほうれい線が薄くなったと感じることもあるでしょう。

笑顔が増えたケース

歯列矯正前は歯並びが気になって、なるべく笑わないようにしていたり、歯を隠すような笑い方が癖になったりしている方もいるでしょう。

歯列矯正によって歯並びに自信をもてるようになり笑顔が増えた結果、表情筋が鍛えられてほうれい線が薄くなったということもありえます。

笑顔になっているときはほうれい線が目立つと感じるかもしれませんが、長い目で見るとほうれい線改善の効果が規定できます。

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歯列矯正でほうれい線を作らないための5つの対策

歯列矯正でほうれい線が濃くなった場合の対処法

歯列矯正は症例にもよりますが、1年半~2年程度かかることがあります。年齢を重ねるため、矯正装置を外した後に予想以上に老けて見えることがないようケアが必要です。

ここでは歯列矯正でほうれい線を作らないための対策を5つ紹介します。

歯科医師と十分なコミュニケーションを取る

カウンセリングや診断の際、歯科医師にほうれい線の悩みを伝えましょう。一見、歯列矯正とほうれい線は関係ないように思われますが、矯正治療では顔のバランスを考慮した治療が行われます。

歯科医師とのコミュニケーションをしっかりと取ることができれば、ほうれい線を目立ちにくくする治療方法や治療計画を提案してくれる可能性が高まるでしょう。

マウスピース矯正Oh my teethでは、歯列矯正がほうれい線にどのような影響を与えるのかもシミュレーションを通してわかりやすく説明いたします。相談・検査は無料ですので、どうぞお気軽にお越しください。

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左右均等に噛む癖を身につける

片側だけで噛む癖は、顔のバランスが崩れてほうれい線ができる原因となります。

矯正中は装置が歯についていることにより、噛みにくくなることもありますが、左右バランスよく噛むように心がけましょう。

肌のケアを怠らない

歯列矯正中も肌のケアを怠ってはいけません。乾燥した肌は、ほうれい線のシワが刻まれやすくなるため、保湿ケアを行い潤い・弾力のある肌を保つことが大切です。季節を問わず、朝晩の保湿ケアを行いましょう。

また、紫外線も肌の老化を招く原因の一つ。歯列矯正でほうれい線が濃くなったと感じる場合は、悪化させないためにも紫外線対策が必須です。

冬や曇りの日でも日焼け止めを使用する、日傘をさすなどして紫外線から肌を守る工夫をしましょう。

表情筋を鍛える

表情筋が衰えると頬を支えられなくなるため、日頃から表情筋を鍛えるよう意識してみましょう。

まずは、硬いものをよく噛んで食べることを意識するだけでも、表情筋は鍛えられます。

表情筋を鍛えるトレーニングなども有効ですが、やり過ぎや肌が乾燥している状態でのトレーニングは逆効果になるため注意が必要です。

また、歯に装置がついている場合は、口腔内の粘膜を傷つけないように注意しましょう。

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美容皮膚科・美容外科の受診を検討する

ここまで紹介した対処法は、ほうれい線の悪化を防ぐためのものです。

ほうれい線が気になり、根本的に解決したい場合は、美容皮膚科や美容外科の受診を検討することをおすすめします。 ただし、矯正中に行えない施術もあるため、美容クリニックのカウンセリングで歯列矯正中であることをしっかりと伝えましょう。

歯列矯正とほうれい線の関係を正しく理解して、歯列矯正を検討しよう

歯列矯正とほうれい線は、直接的な関係はほとんどありません。しかし、出っ歯の矯正や抜歯が行われる場合などは、顔の変化によってほうれい線が濃くなったと感じられることがあります。

ただ逆に、歯列矯正により歯並びが整うと顔のバランスが改善され、ほうれい線が薄くなると感じるケースもあります。

ほうれい線は一度気になりだすと止まらないものです。ほうれい線と歯列矯正の影響を理解し、正しいケアを行うことで、ほうれい線の解消と歯並びの改善は両立できます。

どうしても、歯列矯正前にほうれい線への影響が気になるという方は、歯列矯正の相談の際に歯科医師に相談してみるのがおすすめです。

あなたの悩みや歯並びに合った具体的なアドバイスをもらいましょう。

マウスピース矯正Oh my teethでも、矯正プランのカウンセリングを無料で実施中。精密検査を行い実際にあなたの歯並びを診ながら、適切な矯正方法をアドバイスいたします。まずはお気軽に無料診断へお越しください。

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