理想的なスマイルラインとは?矯正治療で改善できるのか解説
スマイルラインとは、笑ったときに見える前歯の先端を結んだラインのこと。このラインが下唇に沿ってゆるやかなカーブを描いていると、女性的な印象を与えられると言われています。本記事では理想的なスマイルラインが描けない原因や改善方法を解説します。
笑顔の印象に影響を与える要素の一つに「スマイルライン」があります。本記事のお読みのあなたも、「スマイルラインを改善したい」と考えているのではないでしょうか。
実際にマウスピース矯正 Oh my teeth導入クリニックにも、「スマイルラインを整えたいです」と相談にいらっしゃる方がいます。
ただしスマイルラインは矯正治療で改善できる場合と、改善できない場合があります。理想的なスマイルラインを描くには、現在のあなたの笑顔の課題を正しく知り、適切な改善方法を把握する必要があります。
本記事では理想的なスマイルラインを描けない原因や、原因別の改善方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
あなたの笑顔がさらに魅力的になる可能性、気になりませんか?マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断では、歯科医師による検査と診断が0円で受けられます。
歯並びや噛み合わせ、全体のバランスを見て適切な矯正プランをご提案。理想的なスマイルラインを手に入れて、理想の笑顔へ近づけていきましょう。
スマイルラインとは、口角を上げて笑顔になったときに見える、上あごの前歯の先端を結んだラインのこと。上の写真の赤い点線のラインです。
スマイルラインがどう描けるかで笑ったときの印象が変わるため、美意識の高い方が注目する要素の一つです。
理想的なラインとは?
笑顔になったときに見える前歯の先端を結んだラインが、下唇に沿って緩やかにカーブを描いていると、女性的な印象を与え、水平的なラインを描いていると、男性的な印象を与えられると言われています。
また、歯の形状も印象に関わっており、一般的に丸みを帯びていると女性的に、四角く角張っていると男性的に見えます。
あなたが周囲の人に与えたい印象から、理想のスマイルラインを導き出してみるとよいでしょう。
さらに、以下のようなポイントも押さえていると、笑顔がより美しく見えます。
正中(顔の中心のラインと前歯の中心のライン)が合っている
軽く唇が開いた際に上顎の前歯が2〜4mm程度見える
上顎の歯茎は上唇に隠れてちょうど見えないか1〜2mm程度見える
中切歯(一番前の歯)の縦横比が1.0:0.8
中切歯:側切歯(前から2番目の歯):犬歯(前から3番目の歯)の横幅比が1.6:1:0.6
▼理想的な中切歯(一番前の歯)の縦横比
▼中切歯:側切歯:犬歯の理想的な横幅比
整っている人の印象
スマイルラインが整うと印象が変わるだけでなく、口元を気にせず笑顔になれます。
特にスマイルラインに自信がないことで人前で笑顔になることに抵抗感があった場合、スマイルラインを改善することで思い切り笑えるようになり、明るい印象を与えられるでしょう。結果的に、コミュニケーション上の好影響も見込めます。
Eラインとの違い
顔の印象に影響を与える指標としては、スマイルラインだけでなく「Eライン」というものもあります。
Eラインとは鼻先と顎先を結んだラインのこと(上のイラストの赤いライン)。スマイルラインが正面から見たときの印象に影響を与えるのに対し、Eラインは横顔の印象に影響を与えるものです。
Eラインの内側、またはEライン上に口元が位置していると、美しい横顔と言われています。
横から見たときの笑顔の印象も気になる場合は、スマイルラインだけでなくEラインにも注目してみましょう。
Eラインについて詳しくは下記の記事もあわせて参考にしてください。
Eラインとは?確かめ方から横顔美人になる方法まで解説
理想的なスマイルラインが描けない原因には、笑顔の作り方に問題があるケースや、歯の大きさや並びに問題があるケースなどがあります。
口角がうまく上げられない
笑ったときに口角がうまく上がらないことで、きれいなスマイルラインが描けないことがあります。下の写真のようなイメージです。
上記の写真のように、笑ったときに口角が上がりきらなかったり、上がり方が左右非対称だったりすると、理想的なスマイルラインが描けない原因になります。
ガミースマイル
ガミースマイルとは、上のイラストのように、笑ったときに歯茎が大きく見える状態のこと。笑顔が美しく見えるポイントとしては、歯茎が上唇に隠れてちょうど見えないか、見えても1〜2mm程度とされているため、ガミースマイルになっていると理想的なスマイルラインが描けない原因になります。
極端に大きい歯や小さい歯がある
中切歯が極端に大きかったり、側切歯が極端に小さかったりすると、前歯の先端のラインがガタつきます。その結果、スマイルラインが緩やかなカーブを描けません。
歯が極端に大きい、あるいは小さい原因に関しては、下記の記事もあわせて参考にしてください。
前歯が大きい原因は?削るしかない?小さくする方法や費用を解説
歯が小さい人の特徴は?大きく治す方法や原因を解説
歯の並びが整っていない
歯並びがガタガタしていると、笑ったときに見える歯の面積が左右対称に見えない原因に。その結果、理想的なスマイルラインが描けません。
スマイルラインはマウスピース矯正で叶えられる可能性があります。まずは理想のスマイルライン・歯並びを マウスピース矯正Oh my teethの無料歯並び診断にてお聞かせください。
スマイルラインを理想的に整える方法は、美しいスマイルラインを描けない原因によって異なります。
表情筋エクササイズ
笑ったときに口角がうまく上がらないのは、表情筋が衰えているからかもしれません。下記のトレーニング方法を参考に、表情筋のエクササイズをしてみましょう。
あいうえおトレーニング
上記のように「あ・い・う・え・お」と大きく顔全体を動かしてみましょう。目もできるだけ大きく開き、「う」のときはぎゅっとつむると効果的です。
それぞれの音で3秒キープし、1日3回程度行うのがおすすめです。
口角を上げるトレーニング
笑ったときにきれいに口角が上がるように、割り箸を使ったトレーニングを紹介します。
割り箸の中心を歯で咥える
口角が咥えた割り箸の真上に来るように引き上げる
その状態のまま割り箸を抜く
30秒キープする
鏡を見ながら、より自然に笑える感覚を身につけるとよいでしょう。最初は30秒キープがキツく感じるかもしれませんが、慣れてくると表情が動きやすくなり、鏡を見ずに理想的なスマイルラインを作れるようになります。
補綴治療
笑ったときに見える前歯の大きさにバラつきがあり、理想的なスマイルラインが描けない場合、歯を削って理想的な形の被せ物を被せるなど、人工物で形を整える補綴治療が有効です。
大きく以下の3つの方法があります。
セラミッククラウン:歯を大きく削り、セラミックの被せ物で形を整える。治療期間は2〜3ヶ月で、費用目安は前歯6本の場合30万〜70万円程度。
ラミネートベニア:歯を薄く削り、セラミックでできた薄い板を貼り付けて形を整える。治療期間は3週間〜2ヶ月程度。費用目安は1歯あたり5万〜15万円程度。
ダイレクトボンディング:歯に直接レジンを塗り重ねて形を整える。治療期間は1日程度。費用目安は1歯あたり3万〜5万円程度。
笑ったときに見える歯の形や大きさを大きく変えたい場合はセラミッククラウンが有効です。一方少し歯の長さを出したい場合や歯と歯の間の小さな隙間を閉じたい場合、ラミネートベニアやダイレクトボンディングで対応できることがあります。
歯科矯正
歯並びがガタついていることで理想的なスマイルラインが描けない場合、歯科矯正治療で改善が見込めます。たとえば一番前の歯が出て、二番目の歯が後ろに引っ込んでいることでスマイルラインがガタガタになっている場合、並びが改善することで緩やかなラインを描けるようになります。
治療期間や費用目安は下記の表を参考にしてください。
表側矯正 | 裏側矯正 | ハーフリンガル矯正 | マウスピース矯正 | |
---|---|---|---|---|
全体矯正 | 60万~130万円 | 100万~170万円 | 80万~150万円 | 60万~100万円 |
部分矯正 | 30万~60万円 | 40万~70万円 | 35万~65万円 | 10万~40万円 |
外科手術
ガミースマイルが原因でスマイルラインが整っていない場合は、外科手術が必要な場合があります。外科手術にも種類があり、顎の骨を削って後ろに下げる方法や、上唇の粘膜を切除する方法、歯肉を切除する方法などがあります。
歯肉切除の場合は処置が30分程度、費用が5万円程度ですが、骨を切る手術の場合は、手術に3〜6時間程度、費用は100万円程度かかります。手術と合わせて歯科矯正治療も行う場合、治療期間はトータルで4年以上かかることがあります。
ガミースマイルの原因によって、適した治療方法は異なります。
ガミースマイルの程度や原因によっては、外科手術をせず、ボトックス注射やインプラント矯正(インプラントアンカーを埋め込んで引っ張り上げる矯正治療)で対応できることもあります。
スマイルラインの改善方法は、あなたが「どんなスマイルラインを描きたいか」によって異なります。
マウスピース矯正Oh my teethは、歯並びを整えるだけでなく口元の美しさも考慮した治療プランを提案します。
受付から終了までは最短30分です。まずはあなたの理想のスマイルをお聞かせください。