アライナー矯正とは?費用・デメリット・トラブル回避術まで徹底解説
「マウスピース矯正なら知っているけど、アライナー矯正って何?」
「インビザラインとは何が違うの?」
このように疑問を感じている方は多いのではないでしょうか?
本記事では、アライナー矯正に関するみなさんの疑問を解決していきます。
また、気になる費用やデメリットについても解説しますので、アライナー矯正に不安を感じている方はぜひ最後までご覧ください。
Oh my teeth
マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。
目次
- アライナー矯正って何?インビザラインとの違いは?
- あなたはアライナー矯正に向いている?向いていない?
- アライナー矯正にかかる費用・治療期間
- アライナー矯正の特徴|選ばれる理由6つ
- 1.目立ちにくい
- 2.痛みが少ない
- 3.日常生活への影響が少ない
- 4.通院頻度が少ない
- 5.アレルギーのリスクが低い
- 6.同時にホワイトニングができる
- 【重要】アライナー矯正にはデメリットもある
- 適応症例が限定される
- 自己管理が求められる
- 追加料金が発生する可能性もある
- 発音に影響が出ることがある
- アライナー矯正で失敗しないために|トラブル回避術3つ
- 1.複数のクリニックをチェックする
- 2.甘い勧誘言葉に注意する
- 3.アライナー矯正について最低限知っておく
- 【FAQ】アライナ ー矯正でよくある質問
- アライナー矯正の特徴をよく理解してきれいな歯並びを目指しましょう!
結論からお伝えすると、アライナー矯正とはマウスピース矯正のことです。「アライナー」は歯科矯正で使用されるマウスピース型の矯正装置を指しており、クリニックによっては「マウスピース」と呼ぶこともあります。
歯科矯正においては、アライナーとマウスピースの両者間に違いはないと言えるでしょう。
そして、アライナー矯正で使用するのは3Dスキャンデータをもとに、個人の歯並びに合わせて作られたマウスピース。このマウスピースを歯科医師の指示のもと、段階を追って装着しながら少しずつ歯並びを整えていきます。
ワイヤー矯正のようにブラケットやワイヤーを装着しないため、見た目に違和感が少ないのが魅力。「目立たない矯正」として人気を集めています。
なお、「インビザラインとアライナー矯正に違いはあるの?」という疑問を持っている方も多いでしょう。インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社で開発された、マウスピース型の矯正治療法です。
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「アライナー矯正で歯並びをなおしたいけど、私に向いている治療法なのかな?」と疑問に感じていませんか?
「向いている人」と「向いていない人」を下記にまとめたので、自分がアライナー矯正に向いているかどうか確認してみましょう。
目立たない治療法で矯正をしたい人
痛みに対して敏感な人
自己管理をしっかりできる人
通院頻度を抑えたい人
取り外しできる矯正装置で治療したい人
自己管理が苦手な人
生活習慣が不規則な人
喫煙の習慣がある人
アライナー矯正は治療効果を発揮するために、1日20時間以上のマウスピース装着が大前提です。
そのため、自己管理が苦手な人や不規則な生活習慣でマウスピースの装着時間を確保しにくい人には向いていません。
歯科矯正を成功させるためには、自身のライフスタイルを考慮しながら総合的に判断して、自分に合った矯正方法で治療を進めていきましょう。
アライナー矯正にかかる費用や治療期間は下記の通りです。ワイヤー矯正とも比較しながら見ていきましょう。
矯正方法 | 費用 | 治療期間 |
---|---|---|
アライナー矯正 | 部分矯正:10〜40万円 全体矯正:60〜100万円 | 部分矯正:2ヶ月〜1年 全体矯正:1〜3年 |
表側矯正 | 部分矯正:30〜60万円 全体矯正:60〜130万円 | 部分矯正:2ヶ月〜1年 全体矯正:1〜3年 |
裏側矯正 | 部分矯正:40〜70万円 全体矯正:100〜170万円 | 部分矯正:5ヶ月〜1年 全体矯正:2〜3年 |
ハーフリン ガル矯正 | 部分矯正:35〜65万円 全体矯正:80〜150万円 | 部分矯正:5ヶ月〜1年 全体矯正:2〜3年 |
参考:歯の矯正方法はどんな種類がある?
(※費用・治療期間は目安として参考にしてください)
アライナー矯正もワイヤー矯正と同様に、部分矯正と全体矯正では費用・治療期間とともに大きな差が出てきます。
部分矯正での治療は、コストと治療期間を軽減できるのが魅力です。
部分矯正・全体矯正とは?
部分矯正は上下の前歯6本(計12本)に特化しており、前歯だけや目立つ箇所だけ矯正することも可能です。
ただ、軽度〜中程度の歯並びの悪さに適合するため、重度の叢生(そうせい・歯のがたつき)や噛み合わせの改善を必要とする矯正はできません。
全体矯正は奥歯からしっかり歯を動かして、歯並びを改善する矯正方法です。噛み合わせなど、歯列全体の問題を解決します。
マウスピース矯正のOh my teethでも、部分矯正のBasicプランと全体矯正のProプランをご用意しています。
Basicプランは原則追加料金なし(※)の33万円で、平均治療期間も3ヶ月ほどです。Oh my teethでは約9割の方が、このBasicプランを利用して歯並びを改善していただいています。
ただ、部分矯正と全体矯正のどちらに適合するかは、歯科医師の診断が必要になります。「私も部分矯正で矯正できるのか知りたい 」という方は、まずは無料診断を受けてみましょう。
所要時間は30分ほどで、強引な勧誘などもありませんのでお気軽にお越しください。
※マウスピースの紛失や破損などで再作製する場合は、マウスピース1枚につき5,500円で購入をお願いしております。
アライナー矯正は主に次のようなメリットがあるため、歯並びを改善したいと希望する多くの方に選ばれています。
目立ちにくい
痛みが少ない
ライススタイルへの影響が少ない
通院頻度が少ない
アレルギーのリスクが低い
同時にホワイトニングができる
1.目立ちにくい
アライナー矯正では、0.5mmほどの薄くて透明なプラスチック素材のマウスピース(アライナー)を使用するため、目立ちにくい点が大きな魅力と言えるでしょう。
マウスピースを装着すると歯の表面に多少のツヤ感は出ますが、普通に人と会話する程度の距離であれば「矯正している」と言わない限り気づかれないほどです。
また、アライナー矯正は目立ちにくいことから、就活活動・転職活動や結婚式など大事なイベント時でも、見た目を気にせず矯正治療を続けることが可能です。
マウスピース矯正は目立つの?目立つと感じる原因や対処法も解説
2.痛みが少ない
アライナー矯正は、従来のワイヤー矯正と比べると痛みが少ないと言われます。
ワイヤー矯正は月に一度の調整でワイヤーを強く締めて歯に圧力をかけるため、歯根膜への負担も大きく痛みを感じやすくなります。
一方で、アライナー矯正は1週間〜10日ほどのサイクルでマウスピースを新しいものに交換しながら、少しずつ歯に矯正力をかけていく矯正方法です。
そのため、歯根膜にかかる負担を軽減できることから、痛みを抑えられます(痛みの感じ方には個人差があります)。
また、食事の際にはマウスピースを外せるため、痛みを感じやすい治療開始時でも「固いものを噛むと鈍痛はあるけれど普通に食事ができた」という方が大多数です。
Oh my teethのマウスピース矯正は痛い?痛みへのサポート体制も含めて解説!
3.日常生活への影響が少ない
日常生活への影響が少ないことも、アライナー矯正のメリットの一つです。
ワイヤー矯正は矯正装置が固定式のため自分で取り外しが出来ない一方で、アライナー矯正はマウスピースを自由につけたり外したりできます。
例えば、食事の際はマウスピースを外せるので、矯正装置の破損や着色などを気にせずに食事を楽しむことが可能です。
歯磨きの際もマウスピースを外して普段通りに歯を磨けるため、丁寧なブラッシングで磨き残しを最小限に抑えられます。
また、結婚式や就職活動の面接など、重要なイベントの際には一時的に外すこともOKです。
4.通院頻度が少ない
アライナー矯正は、ワイヤー矯正に比べて通院頻度が少ないこともメリット。
歯科医師による装置の調整が必要なワイヤー矯正は、月に一度の通院が必要です。
一方で、自分でマウスピースを交換しながら治療を進められるアライナー矯正は、2〜3ヶ月に一度の通院でOK。忙しい方でも、無理なく続けられるのは嬉しいポイントですね。
実際に、頻繁な通院に負担を感じる忙しいビジネスパーソンからは多くの支持を得ています。
Oh my teethは、治療開始後の定期的な通院は原則不要(※)です。
導入クリニックが自宅から遠く、無料診断へ出向く前に歯並びの状態をチェックしてもらいたいという方は、Oh my teeth公式LINEの「写真相談」をご利用ください。(Oh my teeth公式LINEお友だち登録はこちらからどうぞ)
※歯科医師がアタッチメント(効率的に歯を動かすために歯の表面につける突起)の設置や研磨処置(歯間に隙間を作る処置)が必要と診断した場合は、導入クリニックでの処置が必要です。
5.アレルギーのリスクが低い
アライナー矯正で用いられるマウスピースは金属を一切使用していないため、金属アレルギーが起こる心配がありません。
現在は、ワイヤー矯正でも矯正器具を金属製ではなくセラミック素材やプラスチック素材に変更することもできますが、費用が高くなってしまうのが欠点です。
金属アレルギーが心配な方や、予算的に矯正器具の素材を変更するのはむずかしいという方は、アライナー矯正を治療法の選択肢として検討してみましょう。
6.同時にホワイトニングができる
クリニックによっては、アライナー矯正をしながらホワイトニングも施術可能です。
きれいな歯並びと白い歯を同時に手に入れられるのは、とても魅力あるポイントではないでしょうか。
ただし、アライナー矯正でアタッチメントをつけている場合、アタッチメント周辺に色ムラができてしまう可能性があります。
アタッチメントとは?
アタッチメントとは、歯の表面に設置する突起状の矯正器具のことです。
歯の複雑な動きをサポートしたり、矯正力を高めたりする役割があります。
素材は歯科用コンポジットレジンと呼ばれる樹脂製で、歯と同じような色をしているため目立たず、矯正治療後は撤去します。
マウスピース矯正中にホワイトニングは同時にできる?まだらを防ぐための注意点も解説
上記でお話ししてきた通り、アライナー矯正には魅力的なメリットがたくさんありますが、次のような注意すべきデメリットもあります。
適応症例が限られる
自己管理が求められる
追加料金が発生する可能性がある
発音に影響が出ることがある
「アライナー矯正をして失敗した...」と後悔しないためにも、事前にデメリットについても理解しておくことが重要です。
適応症例が限定される
アライナー矯正はすべての歯並びの乱れには対応できず、適応症例が限定されるのはデメリットと言えるでしょう。
特に以下のようなケースでは、アライナー矯正での治療がむずかしいと考えられます。
重度の虫歯や歯周病がある
あごの骨格が原因によって歯並びが乱れている
インプラントや入れ歯がある(本数や設置場所によってはOKのこともある)
歯を大きく動かす必要がある
歯を引っ張り出す必要がある
アライナー矯正で対応できない場合には、ワイヤー矯正での治療が必要になる可能性があることを念頭に置いておきましょう。
【マウスピース矯正できない例6つ】あなたは当てはまる?【歯科医師監修】
自己管理が求められる
アライナー矯正では、1日20時間以上のマウスピース装着や1日合計30分チューイーを噛むなど自己管理が必要です。
アライナー矯正で必要なチューイーとは?
チューイーとは、マウスピースに歯を密着させるために噛む、シリコン製のチューブのことです。
チューイーを噛んでマウスピースをしっかり歯にフィットさせることで効果的に治療を進め、計画通りに歯を動かす手助けをします。
マウスピースの装着時間を守れないと計画通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまう原因につながります。
自由にマウスピースを着脱できるのはメリットですが、より徹底した自己管理が求められるため、治療に対するモチベーションの維持が大切です。
ただ、アライナー矯正は治療の進捗を個人の自己管理に委ねられる比重が大きいため、治療に対す るモチベーションを保ち続けるのは簡単ではありません。
自己管理に不安を感じる方は、手厚いサポートを受けられるクリニックを選ぶことも矯正を成功させるためには重要なポイントです。
Oh my teethでは毎日のマウスピース装着リマインドや24時間LINEサポートなど、ユーザーへのサポートに注力しており治療継続率は97%という高い数字を誇っています。
※継続率97%:2022年1月〜10月にOh my teethで矯正を開始したユーザーを対象とした実績値
追加料金が発生する可能性もある
アライナー矯正ではマウスピースの装着時間不足が原因で、治療期間が長引くことがあります。
一方で、きちんとマウスピースを装着していても、体質などによっては計画通りに治療が進まないケースもあります。
こうした場合、マウスピースの再作製や歯型の再スキャンなどで追加料金が発生する可能性があることを覚えておきましょう。
追加料金でトラブルとならないためにも、トータルフィー制度の有無や支払い方法、マウスピースの再作製が必要になった場合の追加料金など、事前に契約内容をよく把握しておくことが大切です。
トータルフィー制度とは?
トータルフィー制度とは、治療にかかるすべての費用を最初に提示する料金制度のこと。
治療期間が伸びて通院回数が増えたり、追加治療が必要になったりしても、追加料金がかからないのが特徴です。
クリニックによってはこの制度を使用していないこともあるので、事前に確認しておきましょう。
Oh my teethのマウスピース矯正は総額いくら?追加料金についても解説
発音に影響が出ることがある
アライナー矯正で使用するマウスピースは0.5mmほどと非常に薄い形状ですが、人によっては発音しにくくなる場合があります。
一般的に、サ行・タ行・ナ行・ラ行が出しにくいと感じる人が多い傾向です。
マウスピースが浮いていることで余計に話しにくくなるケースがあるので、チューイーを噛んでしっかり歯にフィットさせるように心がけましょう。
マウスピース矯正は喋りにくい?原因や滑舌を改善するコツを紹介
アライナー矯正を検討する際には、「失敗したくない」「トラブルに巻き込まれたらどうしよう」と不安を抱く方が多いのではないでしょうか。
そこでアライナー矯正で「失敗した...」と後悔しないために、次にあげるトラブル回避術について一つずつ解説していきます。
複数のクリニックをチェックする
甘い勧誘言葉に注意する
アライナー矯正について最低限知っておく
1.複数のクリニックをチェックする
アライナー矯正でトラブルを防ぐためには、クリニック選びがとても大切です。
ネット上の口コミも重要な情報源にはなりますが、最低でも2つ以上のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
口コミは利用した人の個人的な主観も入っており、良いコメントが多くても必ずしも自分に合っているとは限りません。
また、実際にカウンセリングを受けて、クリニックの雰囲気や歯科医師との相性を肌で感じることは重要です。
カウンセリングでは、次の点に注意してクリニックを選ぶ際の判断材料にしましょう。
クリニック・歯科医師の実績や症例数
治療料金(相場と大きくズレはないか)
支払い方法(トータルフィー制か都度払い制かなど)
デンタルローンを利用できるか
契約内容(キャンセルの不可や追加料金について)
返金に関する規定
詳しいサポート内容
治療のデメリットやリスクについての説明
2.甘い勧誘言葉に注意する
「実質無料」「全額返金」などの、過剰な値引きをうたう勧誘には注意しましょう。
例えば、モニターになることで矯正治療費が無料になるといった勧誘や患者の募集です。
言葉巧みに勧誘されてしまうとつい舞い上がってしまうかもしれませんが、冷静に考えてみれば治療費が無料になるということは現実的ではありません。
「何かおかしい」と違和感を抱いたときはその場ですぐに契約せずに、一旦帰宅して家族などに相談して再検討してみましょう。
歯科矯正モニターとは?知らないと損するトラブル回避のポイントを解説
3.アライナー矯正について最低限知っておく
不用意なトラブルを避けるためにも、事前にアライナー矯正についての知識を深めておく必要があります。
アライナー矯正の知識がないままだと、相場よりも高い料金を提示されたり、治療内容におかしな点があったりしても疑問にすら感じず「そんなものか」と受け入れてしまうリスクがあるためです。
カウンセリングは治療についてよく理解したうえで参加し、疑問点には質問するなど積極的な姿勢で臨んでくださいね。