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マウスピース矯正
最終更新日:2024年3月8日

【マウスピース矯正できない例6つ】あなたは当てはまる?【歯科医師監修】

【マウスピース矯正ができない6つの例】あなたは当てはまる?【歯科医師監修】

マウスピース矯正ができない例があるのをご存知ですか?症例にもよりますが、抜歯が必要なほどガタつきが強い歯並びなど、状態によってはできないこともあります。本記事ではマウスピース矯正が難しい歯並びや、できないと言われたときの対応策を紹介します。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

「私の歯並びはマウスピース矯正できない例に当てはまる?」
「できない人だと言われたときはどうしたらいいの?」

と悩んでいませんか?

目立たない矯正として人気のマウスピース矯正。ワイヤー矯正と比較すると対応できる症例が限られるため、「治療が難しい」と診断される人は少なくありません。

本記事では実際の症例写真とともに、マウスピース矯正できない歯並びを具体的に解説します。

本記事を読めばわかること
  • あなたの歯並びはマウスピース矯正で改善できそうか

  • できないと言われたときの別の歯列矯正治療法

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マウスピース矯正できない例6つ

マウスピース矯正ができない6つの例

このうち、1〜5に当てはまる場合、「あごの外科手術が必要になる」、「ワイヤー矯正が適切」のような診断が下り、マウスピース矯正ができなくなります。

ただしこれらに当てはまらなければ、基本的にマウスピース矯正は可能です。

一方、6つ目の「生活スタイルが不規則」は、サポート体制が充実した歯科医院やサービスを利用することで解決できることも。

詳しくは「⑥不向きな生活習慣→サポートが充実した歯科医院を利用する」で解説しています。

ここからはマウスピース矯正ができない6つの例をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

①重度の歯周病がある

歯周病

歯周病とは、歯の周辺組織である歯茎が腫れたり、歯を支えるあごの骨が溶けてしまう病気です。

重度の歯周病であごの骨(歯槽骨)が溶けている場合、マウスピース矯正を含め、すべての歯科矯正を行うのが難しいです。理由は、歯科矯正で安定して歯を動かすためには歯槽骨の再生(と破壊)が必要になるためです

対応策

ただし、歯周病が軽度~中等度の場合は、以下のことを行ってからマウスピース矯正を行うことは可能。

  • 歯周病を治してから矯正を行う

  • ふだんの歯磨きやデンタルケアをしっかり行う

歯周病は軽度であれば歯磨きや歯科医院で受けるクリーニング(歯石取りなど)で症状を改善できる場合があります。ふだんから歯磨きをしっかり行い、あわせて歯科クリニックで定期検診・クリーニングを受け、歯周病の症状を悪化させないように心がけましょう。

また、虫歯がある場合も、矯正よりも虫歯治療が優先されることがあります。ただしごく初期の虫歯の場合、経過観察しながら矯正を開始できることも。

現時点で痛みのある虫歯がある場合は治療が優先される可能性が高いので、検査を受けて治療をしてから矯正を開始することをおすすめします。

詳しくは以下の記事もあわせて参考にしてくださいね。

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矯正歯科では虫歯を教えてくれない?矯正中の虫歯予防法4つ

②あごの骨格に問題がある

受け口(下顎前突)

顎が前に突き出しているような、先天的な骨格が原因で歯並びが乱れることがあります。あごの骨格が原因の不正咬合(歯並びや噛み合わせがよくない状態)はマウスピース矯正を含め、歯科矯正だけでの対応は困難です。

対応策

骨格が原因の対応策としては、歯科矯正と外科手術を組み合わせて治療を受けることです。

あごの骨格が原因で歯並びが乱れている場合、歯科矯正に加えて外科手術を受けることで、骨格と歯並びを改善できるケースがあります。

③歯を大きく動かす必要がある

マウスピース矯正は大きく平行に歯を動かすのが苦手

重度の受け口・出っ歯・叢生(ガタガタ歯)の治療で、歯を大きく動かす必要がある場合、マウスピース矯正だけでは対応できないことがあります。

それは重度の不正咬合の治療で必要な、「歯を大きく移動させる矯正」は苦手だからです。

一方、マウスピース矯正は歯を内側や外側に動かすのは得意です。自分の歯並びがマウスピース矯正でできるかを知りたい場合、まずは検査に行ってみるのがおすすめです。

実際に「マウスピース矯正はできないかなと思っていたけど、検査してもらったらできると言われた」というケースも珍しくありません。

マウスピース矯正 Oh my teeth導入クリニックなら無料で検査できるので、以下の赤いボタンからお気軽にお申し込みください。

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対応策

大きく歯を動かす矯正が必要な場合には、以下の選択肢があります。

  • ワイヤー矯正に変更する

  • ワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせる

ワイヤー矯正は軽度から重度の不正咬合や抜歯をともなう複雑な矯正までの、幅広い症例に対応可能です。そのためマウスピース矯正で対応できない場合は、ワイヤー矯正になる選択肢が生まれます。

そして、マウスピース矯正だけでは対応できない症例の場合、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせる方法も。前半の時期にワイヤー矯正で歯を大きく動かし、後半になってからマウスピース矯正を行います。

④多くのインプラントが入っている

多くのインプラントが入っている

インプラントとは、歯を失ったあごの骨にインプラント体(フィクスチャー)を埋め込み、人工の歯根を作る治療法です。

歯科矯正では、、歯を覆う歯根膜を収縮させて歯を動かします。しかし、インプラントは歯根膜が存在しないため、動かすことができません。インプラントの本数が多いと動かせない範囲も大きくなるため、マウスピース矯正だけでなく、矯正治療自体が難しくなります。

対応策

インプラントが多く入っている場合は、セラミック矯正の選択肢が生まれます。

セラミック矯正とは歯を動かすのではなく、歯の頭の部分(歯冠)を人工歯(セラミック)で被せて、歯並びを整える治療法です。

多くのインプラントが入っていると矯正自体ができないので、こちらの治療法を検討することもあります。

⑤埋まっている歯がある

埋まっている歯(埋伏歯)が親知らずの場合は、マウスピース矯正で対応できる可能性が高いです。

ただし親知らず以外の埋伏歯の場合は、マウスピース矯正での対応が難しく、ワイヤー矯正で歯を引っ張りだす必要があります。

対応策

埋まっている歯を引っ張り出す治療を「埋伏けん引」と言い、これはワイヤー矯正での対応になります。

歯茎を切開し、埋まっている歯に装置(ワイヤーやゴムなどをつけたもの)を取りつけ、歯をけん引します。

⑥自己管理が難しい生活習慣

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マウスピース矯正が可能な歯並びでも、生活スタイルが原因でマウスピース矯正ができない場合もあります。

なぜならマウスピース矯正は、自己管理が大切な矯正方法だからです。

1日20時間の装着時間を守れないと、計画通りに歯が動かないリスクがあります。

そのため不規則なライフスタイルの人や、食事の後にしっかり歯磨きをしてからマウスピースをつけられない人など、自己管理に自信がない場合は、ワイヤー矯正をすすめられることもあるでしょう。

マウスピース矯正を含め、歯科矯正は歯科医師と二人三脚で進めていくもの。

マウスピース矯正の場合、以下のルールをしっかり守る必要があります。

  • 毎日20時間以上装着する

  • セルフケアをしっかり行う

  • 指示通りに通院する

  • マウスピースを破損・紛失した際はすぐに連絡する

対応策

「じゃあ、自分はズボラだからマウスピース矯正は無理そうだな」と諦めるのは早いです。マウスピース矯正の中には、サポート体制が充実しているものもあります

たとえばマウスピース矯正 Oh my teethは、あなたが毎日20時間以上の装着ができるように、LINEでサポートします。毎朝LINEで前日の装着時間を報告しなければならないので、「ズボラでも続けられた」というユーザーが多いです。

↓↓Oh my teethについて気になる方は、以下よりご覧くださいね。↓↓

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【マウスピース矯正できない場合】ほかの歯列矯正治療法2選

【マウスピース矯正できない場合】治療法2選

歯科医師が マウスピース矯正だけでは治療ができない歯並びであると判断したときには、ワイヤー矯正を進めます。

マウスピース矯正で対応できない症例で無理にマウスピース矯正だけで治療をしてしまうと、治療効果が出なかったりトラブルが起きたりする可能性が高まるからです。

そのため無理やりマウスピース矯正ができる歯科医院を探すのではなく、以下の治療法を検討することで、理想の自分に近づくことができます。

①目立たないワイヤー矯正を検討してみる

「目立たないからマウスピース矯正をやりたかったのに……」という場合は、“目立たないワイヤー矯正”を検討してみましょう。ワイヤー矯正は「ギラギラ光って目立つ」というイメージを強く持つ人も多いですが、装置をつける位置や素材を選ぶことによって、目立ちにくくなります

通常のワイヤー矯正には、「表側矯正」があり、歯の表面(外側)に矯正装置を装着する矯正方法です。

一方で、目立たないワイヤー矯正としてあげられるのが、「裏側矯正」です。歯の裏側(舌側)に矯正装置を装着するため、正面左右からはほぼ矯正装置が見えません。

そして白いワイヤーとブラケットを用いたワイヤー矯正を取り入れている歯科医院もあるので、気になる方は検討してみましょう。

②外科手術の後にマウスピース矯正を適用できることも

歯並びの乱れの原因が、あごの骨の異常(顎変形症など)による場合、外科的な歯科矯正(外科的矯正治療)が必要になることがあります。たとえば、骨格が原因の出っ歯や受け口は、歯科矯正に加えて、骨切りなどの外科手術が必要です

外科的矯正治療では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を組み合わせるケースも(外科手術+ワイヤー矯正+マウスピース矯正)。症例によっては外科手術+マウスピース矯正のみで対応できる場合もあります。

マウスピース矯正できない例でよくある疑問

マウスピース矯正ができない例に関するよくある疑問

最後にマウスピース矯正ができない例に関するよくある疑問にお答えします。

Q.八重歯は治せないの?→A.程度によっては治せません

叢生(ガタガタ歯)の一種である八重歯は、重度の場合マウスピース矯正では治療できないことがあります。

たとえば犬歯の飛び出しが大きかったり、犬歯とほかの歯の重なりが大きい場合です。具体的には犬歯とほかの歯の重なりが6〜7mmを超えている場合、マウスピース矯正での治療は難しいです。

ただし以下のような八重歯はマウスピース矯正で改善可能です。見た目では判断できないので、まずは検査・診断を受けて最適な治療法を提案してもらうことが大切です。

Oh my teethのProプランのガタガタの症例
  • 総額:66万円 (税込)

  • 期間:5ヶ月

  • 備考:非抜歯/全体矯正/研磨処置込

※保険適用外の自由診療です。効果や感じ方には個人差があります。マウスピース橋正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低1年間は1日20時間以上装着、その後徐々に着用時間を減らし、2年目以降は夜間のみの着用推奨。

ガタガタの症例をもっと見る

以下の記事では、八重歯を含めたマウスピース矯正の症例(ビフォーアフター画像)を紹介しています。あわせて参考にしてください。

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マウスピース矯正の症例(ビフォーアフター)・治療例

Q.前歯だけ治すことはできる?→A.できます

前歯の歯並びだけに問題がある場合は、マウスピース矯正で前歯だけ治すことが可能です。以下は前歯だけのマウスピース矯正で歯並びが改善した例です。

マウスピース矯正 Oh my teethの出っ歯の症例
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:4ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

※保険適用外の自由診療です。効果や感じ方には個人差があります。マウスピース橋正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを最低1年間は1日20時間以上装着、その後徐々に着用時間を減らし、2年目以降は夜間のみの着用推奨。

前歯のマウスピース矯正の症例をもっと見る

ただし、奥歯の噛み合わせにも問題があり、重度に歯並びが乱れている場合は、マウスピース矯正ではできない場合もあります

自分の中では「前歯だけ治ればいい」と思っていても、検査すると奥歯に問題がある場合も。カウンセリングの際に、歯科医師に歯並びをしっかりチェックしてもらいましょう。

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Q.年齢制限はある?→A.ありません

結論から言うと歯列矯正自体は、年齢による制限は基本的にありません。代謝の関係で、若い人の方が歯が動きやすい傾向はありますが、歯やあごの骨に異常がなければ、何歳でも矯正治療は受けられます。

実際に マウスピース矯正 Oh my teethにも、70代で矯正治療をスタートし、無事卒業したユーザーがいます。詳しくは以下のプレスリリースもご覧ください。

ただし40代以降はあごの骨が硬くなるため、矯正治療において歯を動かすためには若いときよりも大きな力が必要です。また30代以降は歯周病に罹患している割合が高くなるため、検査の結果矯正治療よりも歯周病の治療が優先されるケースもあります。

まずは現在の口腔内や歯並びの状態を歯科医院で診てもらい、マウスピース矯正ができそうか検査してもらうことが大切です。

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あなたの歯並びはマウスピース矯正できない例に当てはまる?

歯科医院に矯正相談に行った結果、マウスピース矯正ができないと言われることがあるかもしれません。

しかし歯科矯正を受ける際に大切なのは、最適な治療方法を選択することです。歯科医師があなたの歯並びを検査した上でワイヤー矯正が必要と診断したのであれば、ワイヤー矯正も選択肢の一つとして検討してみてください。

「歯並びのお悩み」「治療内容」「費用」などのほんのささいなことでも、まずは矯正歯科に相談することをおすすめします。

その上で、ご自分の歯並びがマウスピース矯正で対応できるかどうか、矯正歯科に確認してもらいましょう。

次に紹介する矯正歯科医院は、あなたがマウスピース矯正できる歯並びに当てはまるかどうか無料で検査できます。

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マウスピース矯正 Oh my teeth導入クリニックなら、マウスピース矯正ができるかどうかを無料で検査できます。口腔内スキャナーを使った3D歯型スキャン・レントゲン撮影・医師による口腔内診査が無料です。

「マウスピース矯正をしたかったのに『できない』と言われたし、検査・診断に5万円もかかってしまった…」ということはありません。あなたの歯並びがマウスピース矯正できない例かどうかを無料で検査・診断をし、最適な治療法も無料でご提案します。

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