logo
マウスピース矯正
最終更新日:2024年9月25日

マウスピース矯正で噛み合わせは治せる?矯正中に噛み合わせが悪くなる理由も解説

マウスピース矯正で噛み合わせが悪くなった?違和感の正体や悪化させない方法

マウスピース矯正を検討する際、「噛み合わせも改善できるの」と疑問に思う方は少なくありません。歯並びの改善だけでなく、噛み合わせの問題も同時に解決できれば理想的ですね。

実際のところ、マウスピース矯正は適切に行えば、噛み合わせの改善も期待できます。しかし、その過程や効果には個人差があり、症状の程度によっても異なります。

本記事では、マウスピース矯正による噛み合わせの改善方法について解説。

「マウスピース矯正で噛み合わせが悪くなる」という情報の真相も解説するので、マウスピース矯正で噛み合わせを改善したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

真由美さんアイコン
歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

噛み合わせの変化が事前にイメージできるマウスピース矯正
目次下CTA

噛み合わせはマウスピース矯正で治せる?

マウスピース矯正は、歯並びだけでなく噛み合わせの改善も望めます。軽度から中程度の噛み合わせの問題であれば、マウスピース矯正で十分に対応可能です。

しかし、重度の不正咬合や顎の構造的な問題がある場合は、従来のワイヤー矯正や外科的処置が必要になることもあります。

たとえば、Oh my teethのマウスピース矯正では、Basicプラン(部分矯正)とProプラン(全体矯正)の2種類をご用意しています。Proプランでは、以下の症例に対応可能です。

Oh my teethで治せる噛み合わせ
  • 軽度~中度の症例

  • 抜歯をせずに治療可能

  • 骨格に問題がない

↓こちらの記事もチェック
Oh my teethで噛み合わせは治る?悪化を防ぐための独自の取り組みを紹介

あなたの歯並びはマウスピース矯正が必要?噛み合わせの7つのチェックポイント

正しい噛み合わせの確認方法

「歯並びの見た目がよい=噛み合わせがよい」とは限りません。

ここでは理想の噛み合わせを確認する7つのポイントを紹介します。マウスピース矯正が必要かどうか、チェックしてみましょう。

チェック1.上下の奥歯がしっかりと噛み合っているか

噛み合わせがよい歯並びは上下の奥歯がしっかりと噛み合います。噛んだときに1ヶ所だけ歯が強く当たる場合や、反対に歯が全く当たらない場合は、噛み合わせに問題があります。

チェック2.歯が左右に傾きすぎていないか

歯が左右のどちらかに傾きすぎている場合は、噛み合わせがずれている可能性が高いです。セルフチェックとしては、割り箸を噛んだ状態で鏡を見て確認するのがおすすめです。割り箸が左右のどちらかに傾いている場合は噛み合わせに問題があります。

チェック3.歯が前後に傾きすぎていないか

噛み合わせがよい歯並びは、噛んだときに上の歯が下の歯より2〜3mmほど前に出ます。これ以上前に出ている場合は出っ歯、反対に下の歯が前に出ている場合は受け口の可能性が高いです。

チェック4.歯がねじれていないか

一本でもねじれた歯があると、噛む力に影響を与えたり、ほかの歯に負担がかかったりする恐れがあります。

仮に奥歯がしっかり噛み合っていて、歯が左右前後に傾いていなくても、噛み合わせのよい歯並びとはいえません。

チェック5.歯と歯の間に隙間がないか

歯と歯の間に隙間がある、いわゆる「すきっ歯」の状態で過ごしていると、噛み合わせが徐々に悪化する恐れがあります。

ただし、子どもの場合は乳歯のときに大人の歯に生え変わるためのスペースとして、わずかに隙間があるのが理想とされています。

チェック6.歯は水平に並んでいるか

噛み合わせがよい歯並びは歯が水平に並んでいます。反対に歯の高さが揃っておらず、凸凹の状態で並んでいると、噛んだときに一部の箇所に過剰な負担がかかります。

歯が水平に並んでいるかどうかも、割り箸を噛むことで確かめられます。割り箸が傾く場合は噛み合わせに異常が生じている可能性が高いです。

チェック7.噛み合わせが深すぎないか

噛み合わせが深い場合、奥歯で噛み合わせたときに下の前歯がほとんど見えません。噛み合わせが深すぎると、下の前歯が上の歯肉を傷つけたり、顎関節症を引き起こしたりする可能性があります。

あわせて読みたい

噛み合わせが悪いと出る症状は?治し方と噛み合わせの確認方法を紹介

噛み合わせを悪いままにしておくリスク

噛み合わせが悪化することで起こるリスク

噛み合わせが悪化すると、全身にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。ここでは噛み合わせが悪化することで起こるリスクを紹介します。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

噛み合わせが悪い歯並びはガタガタしたり、重なったりしている場合が多いです。そのため、ブラッシングが行き届かず、歯垢が溜まって虫歯や歯周病になりやすい状態です。悪化したまま放置していると、口腔内トラブルのリスクはより高くなります。

顎関節症になる可能性がある

噛み合わせが極端に悪いと、あごの関節(と周囲の筋肉)に負担がかかり、痛みを感じたり、大きく口を開けられなくなったり、口を開くときにカッという音(クリック音)が鳴ったりすることがあります。

肩こり・頭痛など全身の健康状態への悪影響

噛み合わせが悪いことで、身体のバランスが歪んで肩こりや頭痛などが起こることもあります。

人間の身体は頭の筋肉から足先の筋肉まで筋膜でつながっているため、噛み合わせの悪化により顔の筋肉が極端に緊張すると、頭や首、腰など、全身の筋肉も緊張して身体の不調を招きやすくなります。

不定愁訴(ふていしゅうそ)を引き起こす可能性がある

左右で均等に噛んでいなければ、身体の重心がズレて、首の骨(頚椎)も徐々にズレていきます。仮に、首の骨のズレが大きくなると、首を通っている神経の圧迫により不定愁訴を引き起こす可能性が。不定愁訴は病気や異常が見つからないのに、さまざまな症状が現れる状態のことです。たとえば、手足のしびれ、耳鳴り、味覚障害など思わぬところに症状が現れることがあります。

マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断にお越しいただくと、歯並びを3Dスキャンすることで、噛み合わせの状態も可視化できます。検査は無料ですので、お気軽にご予約ください。

▼3D歯型スキャンによって、下記のように噛み合わせの状態を見ることができます

マウスピース矯正は噛み合わせが変わる?その理由や対処法を解説
画像リンク

マウスピース矯正をすると噛み合わせが悪くなるって本当?

マウスピース矯正で噛み合わせが悪くなる理由

マウスピース矯正で噛み合わせが悪くなる可能性はゼロではありません。

主な原因としては以下のようなものが考えられます。

  • 歯の移動による一時的なもの

  • マウスピースの厚みによる影響

  • マウスピースの取り扱いによるもの

歯の移動による一時的なもの

矯正治療は歯を動かす治療であるため、マウスピース矯正に限らず、どのような方法を選択しても、治療期間中に噛み合わせの変化が起こることが多いです。

全体矯正の場合は奥歯から動かすため、今まで噛み合わせに問題がなかった箇所に違和感が出ることもあります。

しかし、歯の移動による噛み合わせの悪化は一時的なものであるため、歯科矯正を進めることで自然と解消されます。治療が進んでいる証拠でもあるため、心配しなくてもとくに問題ありません。

もし不安であれば遠慮せず、歯列矯正を担当してもらっている歯科医師に相談することが大切です。

↓こちらの記事もチェック
マウスピース矯正の7つのデメリット!ワイヤー矯正と徹底比較

マウスピースの厚みによる影響

マウスピース矯正は歯列全体を包み込むマウスピース型の矯正装置を装着するため、上下の歯を閉じた際にマウスピースの厚みの分だけ歯茎方向へ力が加わり、奥歯が沈み込む(圧下)ことがあります。

奥歯が沈み込むと、これまで噛み合っていた部分がしっかり噛み合わなくなり、違和感が出やすいです。このような現象は、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方に多く見られます。

マウスピースの取り扱いによるもの

マウスピースがしっかり装着できていない場合や、装着時間が短い場合も噛み合わせの悪化につながります。

マウスピースの取り扱い方を間違えると、計画通りに歯が動かないだけでなく、別の位置にずれてしまうことがあります。

マウスピース矯正で噛み合わせが悪化・変わったときの対処法

マウスピース矯正で噛み合わせが悪化・変わったときの対処法

ウスピース矯正で噛み合わせが悪化・変わったときの対処法としては、以下のものがあります。

  • 計画通りに治療を進める

  • マウスピースを調整する

  • 噛み合わせを整える治療を行う

奥歯が沈み込んでいるような場合は、マウスピースの調整や噛み合わせを改善する治療が必要になるので、違和感を覚えたら歯科医師に相談しましょう。

計画通りに治療を進める

治療過程による噛み合わせの変化であれば、計画通りに治療を進めることで、再度しっかり噛み合う状態になる場合が多いです。

不安を感じて途中で矯正治療をやめてしまうと、そのままの歯並びで固定され、噛み合わせを改善できなくなります。また、再開する場合には再矯正になってしまう可能性もあり、そうなれば費用もかさんでしまいます。

まずはマウスピースの装着時間や交換時期を守り、計画通りに矯正治療を進めましょう。

↓こちらの記事もチェック
マウスピース矯正の装着時間が守れないリスク!足りないときの対処法は?

マウスピースを調整する

マウスピース矯正は噛み合わせが変わる?その理由や対処法を解説

歯の圧下によって噛み合わせが悪化している場合、マウスピースの調整で改善できる可能性があります。違和感が続くようであれば歯科医師に相談してみましょう。

方法としてはマウスピースの厚みを変えたり、一部を切り落としたりすることがあります。

噛み合わせを整える治療を行う

歯科医師の診察により、噛み合わせの調整が必要と判断された場合は、以下のような治療を行います。

  • 部分的にワイヤーを装着する

  • 顎間ゴム※を使用する

  • 追加マウスピースを作製・装着する

※顎間ゴム:矯正中に使用するゴム。上下の歯にゴムをかけて、ゴムが縮む力を利用して歯を動かします

画像リンク

マウスピース矯正で噛み合わせの改善を目指そう

「なんだか以前よりも片方の奥歯が噛み合わないような気がする」
「しっかり食べ物を咀嚼できなくなったような気がする」

このような違和感があれば、早めに担当の歯科医師に相談することをおすすめします。

軽度~中程度の噛み合わせの問題であれば、マウスピース矯正で改善を図ることができます。

また、マウスピース矯正で正しい噛み合わせに導くためにも、歯科医師の指示通りに治療を進めることが大切。1日20時間以上マウスピースを装着し、後悔のないよう矯正に臨みましょう。

マウスピース矯正 Oh my teethは、ユーザーが安心して矯正生活を送れるよう、24時間LINEでサポートします。実際に卒業ユーザーからは、「専属医療チームにいつでも相談できるのがよかった」という声をいただいています。

まずは無料診断で、あなたの噛み合わせの状態を見てみませんか?ご予約は24時間受け付けており、当日は最短30分で各種検査が完了します。

画像リンク

矯正についてもっと知る

ドクター所属学会(一部)

矯正歯科治療にともなうリスクについて