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マウスピース矯正
最終更新日:2023年6月15日

マウスピース矯正で歯が動く仕組みを歯科医師が解説

マウスピース矯正の仕組みを知りたいですか?本記事ではマウスピース矯正で歯が動く原理を歯科医師が解説。なぜマウスピースをつけるだけで歯が動くのか、そもそも歯科矯正の仕組みはどんなものなのか知りたい方は必見です。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

「マウスピース矯正の仕組みを知りたい」「どうしてマウスピースをつけるだけで歯が動くの?」

こう考えていませんか?

本記事では、マウスピース矯正で歯が動く原理を、歯の構造を踏まえて解説します。

歯科矯正における歯の動きの種類についても紹介しますので、歯科矯正を検討中の方は参考にしてください。

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マウスピース矯正で歯が動くのはどんな仕組み?

マウスピース矯正で歯が動く仕組みを歯科医師が解説

マウスピース矯正で歯が動く仕組みを3ステップで紹介します。

  1. 歯に矯正力がかかる

マウスピース矯正ではマウスピースをはめることで歯に力がかかり始めます。

するとその力が「歯根膜」と呼ばれる歯の根を覆っている膜に伝わります。

※歯根膜は歯にかかる力を緩和するクッションのような働きをしています。

  1. 歯が動く方向にスペースができる

歯が動く方向側の歯根膜は圧迫され縮み「骨をを溶かす細胞」が出てきてスペースを作り出します。そしてその出来たスペースに向かって歯が移動します。

そうすると反対側は歯根膜が引き伸ばされ「骨を作る細胞」が出てきてきて移動後の隙間を埋めていきます。

  1. 歯根膜が一定の厚さをキープする

歯根膜には「一定の厚さをキープしようとする」特性があるため、歯根膜の厚さが変わると歯根膜の周りの骨がその情報を感知し、「骨を溶かす細胞」「骨を作る細胞」が作用します。

マウスピースを交換するごとにこの働きが繰り返されて徐々に歯が移動していきます。

以下の動画では、マウスピース矯正で歯が動く仕組みを実際のシミュレーション動画とあわせて紹介しています。ぜひ参考にしてください。

なぜマウスピースを交換するだけで歯が動くの?

マウスピース矯正で歯が動く仕組みを歯科医師が解説

マウスピース矯正で装着するマウスピースは、ひとりひとりの歯型に合わせてオーダーメイドで作られています。

歯型採取によってシミュレーションを作成

マウスピース矯正では、まず歯型採取によって現在の歯並びをデータ化。そして理想の歯並びまでの過程をシミュレーションします。

シミュレーションをもとにマウスピースを作製

シミュレーションが作成でき、患者さんの同意を得たら、シミュレーションをもとにマウスピースを作製します。

マウスピースは1枚ずつ、今の歯並びよりもほんの少し理想の歯並びに近い形に作られます。

10〜14日ごとに新しいマウスピースに交換

作製されたマウスピースが届いたら、最初に指定されたマウスピースを装着し、マウスピース矯正がスタートします。

マウスピースをはめると初めは少し窮屈な感じがします。これはそのマウスピースが、今よりも少し理想の歯並びに近づいた形状をしているからです。

マウスピースをはめて数日たつと違和感がなくスッとはまるようになります。それが歯が動いている証拠。

少しずつマウスピースに合わせて歯が動いていき、最後の一枚があなたの理想の歯並びのゴールです。

以下の記事ではマウスピース矯正の概要を詳しく紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

▶︎マウスピース矯正とは?費用・痛み・おすすめのタイプなど徹底解説

歯科矯正における歯の動かし方の種類

マウスピース矯正で歯が動く仕組みを歯科医師が解説

歯科矯正における歯の動かし方には、いくつかの種類があります。

水平移動

歯の根と共に平行にスライドして移動します。

傾斜移動

歯の根はあまり動かさず歯の頭の部分が動きます。マウスピース矯正はこの動きが得意です。

回転

歯の軸にそって歯を回転させ捻じれを治す動きです。

圧下

出ている歯を骨のほうに沈み込ませる動きです。

廷出

圧下の反対で歯を出す動きです。

歯根移動

歯の根を主に動かし、トルキングとも呼ばれます。

どのような矯正方法も動きに得意不得意がありますが、さまざまな動きを組み合わせて、歯並びを整えていく仕組みになっています。

マウスピース矯正はアタッチメントで歯の動きの微調整が可能

マウスピース矯正で歯が動く仕組みを歯科医師が解説

マウスピース矯正では、アタッチメントという突起を歯の表面につけることがあります。アタッチメントは以下のような目的で使用されます。

  • 歯とマウスピースとのフィット感を高める

  • 形状に応じて歯の移動を助ける

以下に主なアタッチメントを紹介しますので、参考にしてください。

ルートコントロール用最適アタッチメント

ルートコントロール用最適アタッチメントは、1つの歯に2つのつけることで、歯の根っこから傾斜をなおす目的で使用します。

回転用最適アタッチメント

歯のねじれをコントロールする目的で使用するアタッチメントです。

廷出用最適アタッチメント

歯を引き出す目的で使用するアタッチメントです。

     Oh my teeth Proプランでは、歯のさまざまな動きに対応するためアタッチメントを装着します。Oh my teethの場合、アタッチメントの費用も矯正プラン料金に含まれています。

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マウスピース矯正には適切な治療計画が不可欠

マウスピース矯正で歯が動く仕組みを歯科医師が解説

歯並びをスムーズに整えるには、歯や周囲の組織に過度な負担をかけない矯正計画が不可欠です。

マウスピース矯正の場合はメインの動きが傾斜移動となるため、歯の根を大きくコントロールする必要があったり歯の移動量が多かったりする場合、対応できません。

Oh my teethでは経験豊富な複数のドクターがあなたの歯並びを見極めるので、無理な矯正計画になる心配はありません。

残念ながらOh my teethを利用できないと診断された場合も、私たちが信頼するパートナークリニックの紹介も可能です。

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