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マウスピース矯正
最終更新日:2024年10月20日

マウスピース矯正は喋りにくい?原因や滑舌を改善するコツを紹介

マウスピース矯正は喋りにくい?原因や滑舌を改善するコツを紹介

マウスピース矯正をはじめると、最初のうちは喋りにくいと感じることがあります。大抵の人は時間が経つにつれて慣れてきますが、いつまで経ってもマウスピース矯正で喋りにくいと感じる場合は、何か問題が起きていることも。

本記事ではマウスピース矯正で喋りにくいと感じる原因や発音しにくい言葉、喋りにくいと感じる時の対処法を解説します。この記事を読めば、マウスピース矯正による滑舌問題のストレスを軽減できます。

併せて記事後半では、マウスピース以外の矯正装置を使用した場合の喋りにくさを解説。マウスピース矯正を検討中の方もぜひ参考にしてください。

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歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

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マウスピース矯正で喋りにくいと感じる原因

指でバツにする女性

マウスピース矯正はマウスピース型の矯正装置を1日20時間以上装着し、歯並びを整える矯正方法です。基本的に食事と歯磨きのとき以外は装着が必要となるため、最初のうちは喋りにくいと感じたり、滑舌が気になったりする場合があります。

しかし、マウスピースそのものが滑舌に影響を与えることはほぼありません。なぜなら、歯科矯正用のマウスピースは厚さ0.5mm程度と非常に薄い上、歯列にフィットするように設計されているからです。

ではなぜ、マウスピース矯正中に喋りにくいと感じることがあるのでしょうか。以下の原因が考えられます。

  • マウスピース矯正に慣れていない

  • マウスピースが浮いている

  • マウスピースが変形している

マウスピース矯正で喋りにくいと感じる人の多くは、矯正装置による違和感・異物感が原因です。また、マウスピースに慣れてきた場合でも、マウスピースがきちんと装着できていない場合や変形している場合に喋りにくいと感じることがあります。

マウスピース矯正に慣れていない

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歯科矯正用のマウスピースは非常に薄い矯正装置ですが、全体の歯に被せて使うため、矯正中はどうしても違和感を持ちやすいです。

舌先の位置が普段とは異なるため、慣れないうちは特定の音を話す際に喋りにくいと感じることがあります。

このような原因の場合は時間の経過とともにマウスピースへの違和感が少なくなり、次第に喋りにくいと感じなくなるケースがほとんどです。個人差はありますが、通常はマウスピース矯正をはじめてから数週間程度で喋りにくいと感じなくなるでしょう。

マウスピースが浮いている

「マウスピース矯正をはじめてからしばらく経つのに喋りにくさが軽減されない」「これまでマウスピース矯正で喋りにくいと感じたことがなかったのに、急に喋りにくいと感じるようになった」などの場合は、マウスピースが正しく装着できていない可能性があります。

マウスピースは自身の歯型に合わせて作られているため、定められた位置に正しく装着することが必要です。マウスピースが歯に密着せず、浮いた状態となってしまうと、口腔内の空間が狭くなるため、舌の動きが邪魔してうまく発音することができません

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マウスピースが変形している

マウスピースを正しく装着しているにもかかわらず、1ヶ月以上たっても喋りにくさが全く変わらない場合は、マウスピースが変形あるいは破損している可能性があります。

変形・破損したマウスピースは歯を動かせません。そのまま装着を続けていると、滑舌に影響を及ぼすどころか、治療期間が長くなる恐れもあります。

1ヶ月以上、チューイーを使って正しく装着しても喋りにくいと感じる場合は、早めに歯科医師に相談・確認をしましょう。

なお、Oh my teethのマウスピース矯正は、24時間いつでもLINEで歯科医師に疑問や不安を相談できます。

マウスピースに違和感がある、滑舌への悪影響をなんとかしたい…「電話するまでもないけどちょっと相談したいシーン」は案外多いものです。 そんなときには、ぜひOh my teethの24時間LINEサポートをご活用ください

これから矯正を始めるという方は、まずはOh my teethの無料カウンセリングを受けてみましょう。滑舌の疑問や不安も、ぜひ遠慮なくご相談ください。

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マウスピース矯正で喋りにくい言葉

マウスピース矯正で喋りにくい言葉

マウスピース矯正で喋りにくい言葉は人によって異なりますが、一般的にはサ行・タ行・ナ行・ラ行、加えて英語の「th」を発音する際に影響が出やすいです。

日常生活に支障をきたすほど滑舌が悪くなるわけではありませんが、接客業や営業職など、日常的に人と会話する機会が多い方にとっては少しストレスに感じるかもしれません。

サ行・タ行・ナ行・ラ行

サ行・タ行・ナ行・ラ行は上顎に舌を当てて出す音です。マウスピース矯正中は舌の動きが制限されるため、喋りにくいと感じることがあります。例えばサはシャ、ナはニャなどに発音しやすくなります。

英語の「th」

英語の「th」は五十音の「サ行」にあたります。こちらも歯の根元付近に舌を押し当てて出す音のため、マウスピース矯正中は喋りにくいと感じることがあります。

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マウスピース矯正で喋りにくいと感じた時の対処法

マウスピースを装着する女性

マウスピース矯正による喋りにくさを軽減するには、とにかくマウスピースに慣れることが大切です。とはいえ、マウスピース矯正に慣れるまでは喋りにくいことから、どうしてもストレスを感じやすくなります。そのような場合は、以下の対処法を試してみてください。

チューイーを使ってマウスピースを装着しなおす

チューイーとは、マウスピースと歯を密着させるために使用する補助器具です。

新しいマウスピースは現在の歯並びではなく、目的の位置に合わせた歯列で作られています。そのため、手だけで装着すると、マウスピースがうまくフィットせずに浮いてしまいます。

もしマウスピースがうまくフィットせずに喋りにくいと感じる場合は、チューイーを使ってマウスピースを装着しなおしましょう。前歯から奥歯へと順番に、まんべんなく嚙み切るように噛むことがポイントです。

マウスピースを装着しなおしたら、鏡を見てマウスピースが浮いていないかチェックしましょう。

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重要な場面だけマウスピースを外す

マウスピースは取り外しが可能です。もしマウスピースを装着することで商談や面接などの重要な場面に支障をきたす恐れがある場合は、その時だけマウスピースを外して過ごしてもよいでしょう。

ただし、マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。長時間外していると、歯を目的の位置に動かすのに時間がかかってしまったり、うまく装着できなくなったりすることがあります。

マウスピース矯正中は装着時間を守り、重要な場面、食事、歯磨きの時以外はなるべく外さないようにしましょう。

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マウスピース矯正中の喋りにくさを改善するコツ

マウスピース矯正中の喋りにくさを改善するコツ

マウスピース矯正中は発音トレーニングを取り入れることで、喋りにくさが改善されます。発音トレーニングとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 母音トレーニング

  • 早口言葉

母音トレーニング

母音トレーニングはあらゆる言葉を母音(あ・い・う・え・お)に分解して発音するトレーニングです。例えば「おはようございます」の場合は「おあおうおあいあう」、「いただきます」の場合は「いああいあう」と発音します。

子音は母音の上に成り立っています。マウスピースによる喋りにくさを改善するには、まず土台である母音をしっかりと発音できるようになることが大切です。

母音トレーニングを繰り返し行うことで、徐々に母音がしっかりと発音されるようになり、マウスピース矯正中でも喋りにくいと感じることが減っていきます。

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早口言葉

マウスピース矯正による喋りにくさをさらに改善したい場合は、サ行・タ行・ナ行・ラ行が含まれる早口言葉でトレーニングを行うのもおすすめです。以下はサ行・タ行・ナ行・ラ行が含まれる早口言葉の一例です。

  • 生麦生米生卵

  • 新春シャンソンショー

  • 老若男女、骨粗しょう症

  • この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた

早口言葉といっても、早さを意識する必要はとくにありません。喋りにくい言葉を正確に発音することで、マウスピース矯正中の喋りにくさを改善できます。

マウスピース矯正以外の歯科矯正は喋りにくい?

マウスピース矯正以外の歯科矯正は喋りにくい?

マウスピース矯正は喋りにくいという話を聞いて、ほかの矯正方法を検討している方もいるのではないでしょうか。結論からいえば、マウスピース矯正以外の歯科矯正も、個人差はありますが喋りにくいと感じることがあります

ここでは歯科クリニックで行われることが多い、表側矯正と裏側矯正にスポットを当てて、滑舌への影響を解説します。

表側矯正

表側矯正はワイヤー矯正の一つで、「ブラケット」と呼ばれる矯正装置、それをつなぐ「ワイヤー」を歯の表面に装着して歯並びを整える矯正方法です。

マウスピース矯正と異なり、全体の歯を覆うわけではないため、滑舌への影響は比較的少ないです。しかし、表側l矯正(ワイヤー矯正)もマウスピース矯正も矯正装置を装着する点は同じなため、口の動きが普段と異なることから喋りにくいと感じる場合があります。

裏側矯正

裏側矯正とは、ブラケットとワイヤーを歯の裏面に装着して歯並びを整える矯正方法です。マウスピース矯正と同じく、特定の音を出す際に舌の動きが制限されるため、喋りにくいと感じることがあります。

また、マウスピース矯正よりも口腔内の違和感や異物感が大きく、矯正装置に舌が触れて傷ついたり、口内炎ができたりすることも。しかし、裏側矯正も次第に慣れることで喋りにくさが軽減されます。

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マウスピース矯正中に喋りにくさが改善されない場合はクリニックへ

マウスピース矯正で喋りにくいのは矯正装置による違和感・異物感が原因であることがほとんどです。最初のうちは気になりますが、時間が経つにつれて慣れてくるため、まずはチューイを使って正しく装着しつつ、発生トレーニングなどをおこなって様子を見るとよいでしょう。

個人差はありますが、マウスピース矯正による喋りにくさは数週間から1ヶ月程度で軽減します。もしいつまで経っても喋りにくいと感じる場合は、マウスピースが変形・破損している可能性があります。

しばらく様子を見ても喋りにくい、滑舌が改善されない場合は、早めに歯科クリニックに診てもらいましょう。

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