歯科矯正で痛いのはいつまで続く?耐えられない時の対処法6つ
「歯科矯正って痛いの?」
「痛いのはいつまで続く?」
「耐えられないほど痛いときはどうしたらいい?」
どの装置にも限らず、歯科矯正は「歯が動く」「矯正器具があたる」「噛むときの痛み」「抜歯」「口腔トラブル」などが原因で痛みを伴います。痛みが続く期間や感じ方は個人差が大きいですが、ピークは2〜3日後に来ることが多いです。
そこで本記事では、 歯科矯正の痛みの種類・期間・対処法を紹介します。
痛みの少ない矯正方法についても解説しますので、歯科矯正の痛みに耐えられるか不安な方も、ぜひ参考にしてください。この記事を読めば、痛みを軽減する方法がわかるので、安心して矯正治療を進められますよ。
目次
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歯科矯正中の痛みにどうしても耐えられない場合は、ドクターに早めに相談することをおすすめします。痛みの種類や状態によっても異なりますが、ここでは主な対処法を6つ紹介します。
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【歯科矯正の痛みに耐えられない時の対処法】
ワイヤーを調整してもらう
鎮痛剤の処方を相談する
指圧を試してみる
堅い食べ物を避ける
装置が当たる箇所を矯正用ワックスで保護する
ドクターに相談する
ワイヤーやマウスピースを調整してもらう
ワイヤー矯正の場合、ワイヤーを強く締め付けられると強い痛みを伴います。締め方を緩めてもらうと、痛みを抑えながらゆっくりと歯を動かすことができ、ある程度痛みも和らげられるでしょう。しかし、ワイヤーを緩めると、予定していた治療期間より長引く可能性も。ワイヤーを調整するかどうかは、ドクターに相談・確認してから決めるとよいでしょう。
一方、マウスピース矯正の場合は、マウスピースの縁が歯ぐきに当たると痛みが生じる可能性があります。縁を調整してもらうことで当た らなくなるため、痛みが軽減します。ただし、強く締め付けられる感覚があり、耐えられないほどの痛みがある場合は、マウスピース自体が合っていない可能性が。我慢して続けるのではなく、ドクターに相談しましょう。
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鎮痛剤の処方を相談する
歯科矯正の痛みを和らげるために、鎮痛剤は効果的です。市販の鎮痛剤も有効ですが、抗炎症成分の種類によっては、歯の動きが抑えられるものもあります。
そのため、鎮痛剤を使用する際は、ドクターに相談し、できれば処方してもらいましょう。
指圧を試してみる
「鎮痛剤を飲みたいけどちょうど切らしている」「薬はあまり飲みたくない」といった場合に試していただきたいのが、ツボ押しです。効果に個人差はあるものの、以下の3つのツボをマッサージするように押すと、矯正中の歯の痛みが和らぐ可能性があります。
顴髎(かんりょう):頬骨の下部分にあるツボ
合谷(ごうこく):手の人差し指と親指の間にあるツボ
頬者(きょうしゃ):グッと噛み締めたときに筋肉(咬筋)が盛り上がる箇所にあるツボ
詳しい指圧方法は以下の記事を参考にしてください。
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※妊娠中の女性が合谷のツボをおさえると陣痛が起こると言われています。妊娠中の方は違うツボをおさえるようにしましょう。
堅い食べ物を避ける
食べ物を噛むことで、より歯に力がかかるため痛みを感じることがあります。矯正中の痛みがあるときは、堅い食べ物は避け、おかゆや豆腐など噛む力が少なくて済む柔らかいものを食べるとよいでしょう。
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装置が当たる箇所を矯正用ワックスで保護する
矯正器具が口腔内にあたったり、矯正中にワイヤーが折れたり外れて、針金の先が口腔内にあたって痛みが生じるケースもあ ります。この場合は、矯正用ワックスや矯正装置のカバー(リップガード)などを使用すると痛みが軽減されることがあります。矯正用ワックスは歯科医院でもらえるか、購入できるのが一般的です。
マウスピース矯正の場合も、アタッチメントの箇所を覆うことで痛みを和らげられます。すぐに受診できない場合は応急処置として矯正用ワックスでカバーすることがありますので、矯正中は手元にワックスがあると安心でしょう。
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ドクターに相談する
痛みの原因が矯正力なのか、虫歯や歯周病なのかを個人で判断するのは難しいです。原因が虫歯や歯周病にある場合は、治療を優先しなければなりません。矯正中の痛みは我慢するのではなく、まずは、痛みをいつから感じているかやどんなときに痛みを感じるかなどを、ドクターに細かく伝えてみましょう。
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矯正期間中に感じる痛みの種類は、主に7つあります。
歯が動くときの痛み
矯正器具による痛み
噛むときの痛み
抜歯による痛み
口腔トラブルによる痛み
青ゴムを入れた時の痛み
アンカースクリューを埋め込む際の痛み
歯が動くときの痛み
歯科矯正は、歯に力を加えて動かします。力が加わると、歯は動く方向にある骨を吸収しながら移動します。その際に痛みの原因物質が放出されるのです。
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ワイヤー矯正では定期的にワイヤーの締め具合などを調整しますが、ワイヤーの締め方がきついとより痛みを感じやすいでしょう。歯を動かすための力(矯正力)を加えたときに感じる圧迫感や痛みは、ワイヤー矯正のみならずマウスピース矯正でも少なからず感じます。
ただワイヤー矯正の場合、ワイヤーを調整することで痛みを軽減させることは可能です。
耐えられないほどの痛みがある方は、クリニックでワイヤーを調整してもらえないか相談してみましょう。
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矯正器具による痛み
ワイヤー矯正のブラケットとワイヤー、マウスピース矯正のアタッチメントが口腔内にあたって痛みが生じることがあります。
特にスポーツをしている方や仕事で力を入れることが多い方は、矯正器具に力が加わりやすく、器具がずれたりして口腔内にあたることも。口腔内に矯正器具があたることで、口内炎ができてしまい痛むこともあります。
噛むときの痛み
矯正期間中はすでに歯を動かすための力が加わることで痛みが生じているため、そこへさらに食べ物を噛む力が加わると、痛みが出やすくなります。
矯正力が原因の痛みは、どの矯正方法も避けにくいですが、噛む際の痛みは堅い食べ物を避けるなどの工夫をすると軽減できるでしょう。
噛むときの痛みは、歯科矯正をはじめた初期や、ワイヤー調整・マウスピース交換直後に感じやすいです。治療が進んでくれば減少する可能性があります。
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抜歯による痛み
歯科矯正を行う場合、歯を並べるスペースを作るために抜歯を行うことがあります。
抜歯時は麻酔を使用するので痛みがありませんが、抜く際に引っ張られるような、押されるような不快感をある方もいます。また、抜歯後にしばらく痛みが続くことがあります。
この痛みに関しては、抜歯後に処方される鎮痛剤で和らげられるでしょう。鎮痛剤を飲んでも耐えられない痛みがある場合は、クリニックに相談してみましょう。
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口腔トラブルによる痛み
ワイヤー矯正の場合は、常に歯に装置がついています。歯磨きの際も取り外せないため、うまく磨けず、口腔内の衛生環境が乱れやすくなります。
その結果虫歯や歯周病が進行し、痛みの原因となることもあります。
青ゴムを入れた時の痛み
ワイヤー矯正では、奥歯に青ゴムを入れた時に発生する痛みもあります。青ゴムとは、歯医者では「セパレーター」「セパレーティングゴム」と呼ばれるもの。奥歯と奥歯との間に挟むことで使用します。
▼青ゴムを奥歯の間に入れるイメージ画像
奥歯に「バンド」と呼ばれる金属製の輪っかをつけます(下のイラストの赤丸部分)。
バンドを奥歯につけやすくするために、歯と歯の間に青ゴムを挟み、歯を動かして隙間を作ります。この青ゴムを装着する時に、痛みを感じることがあります。
青ゴムを装着した際の痛みの感じ方には個人差があり、全く痛 まない人もいれば、「痛すぎる」「青ゴムが一番痛かった」という人も。青ゴムの装着期間は一般的に1〜2週間ですが、装着から2〜3日目あたりで痛みのピークを迎えることが多いようです。痛むタイミングとしては、食事の際にものを噛み締めた時などが挙げられます。
青ゴムの装着は本格的な矯正開始前に必要な処置なので「矯正がはじまっていないのにもう痛いんだけど?」と戸惑う方もいます。これからワイヤー矯正を受ける方は、青ゴムによって痛む可能性もあることを念頭に入れておくとよいでしょう。
アンカースクリューを埋め込む際の痛み
歯科矯正では「アンカースクリュー」と呼ばれるチタン製のネジを埋め込むことがあります(下の写真の白丸部分)。
アンカースクリューを埋め込むと、ここを固定源に歯を動かせるため、治療期間の短縮につながることがあります。
アンカースクリューは歯茎の骨に埋め込むもので、痛みが生じることがあります。ただし埋め込む際は局所麻酔がされ、処置後は痛み止めも処方されます。
ここでは、歯科矯正で歯が動くときの痛みがいつまで続くかを解説します。ただし、痛みが続く期間や痛みの感じ方は、個人差が大きいため、あくまでも参考程度に読んでくださいね。
矯正開始〜痛みのピークは2〜3日後
歯科矯正ではブラケットやワイヤー、マウスピースの装着後に痛みを感じはじめます。タイミングには個人差がありますが、徐々に痛みを感じはじめ、2〜3日後に痛みのピークが来ることが多いようです。
1週間程度経てばおさまってくる
矯正開始後の痛みは、3日目以降に徐々に楽になりはじめるでしょう。そして1週間程度経つと、痛みがおさまってきます。食事の際に「痛みでうまく噛めない」「噛むと痛いから普段通りに食べられない」という状態だった人も、1週間程度経てば通常通りの食事内容にシフトできるでしょう。
ワイヤー矯正では、1か月に1回の頻度で通院し、ワイヤーを調整したり交換したりします。ワイヤー調整の度に、数日間は痛みが出ることもありますが、調整を繰り返していると痛みの強さが和らいでいくことが多いです。
マウスピース矯正は1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、少しずつ力を加えるため、ワイヤー矯正よりも痛みが少ないと言われています。
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歯科矯正の痛みに耐えられるか不安な方は、マウスピース矯正を検討するのも一つの方法でしょう。マウスピース矯正の特徴は、以下の通りです。
ワイヤー矯正と比べて痛みにくい
基本的に抜歯をしない矯正が適応されることが多い
歯磨きのときに外せるので歯が磨きやすく、口腔内トラブルが少ない
食事の際は、矯正器具を外すため食べるときの痛みが少ない
矯正器具が目立たない
マウスピース矯正についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。ワイヤー矯正との比較ポイントを紹介しています。
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ワイヤー矯正よりも痛みにくい理由
なぜマウスピース矯正はワイヤー矯正 に比べて痛みにくいのかというと、少しずつ歯を動かしていく矯正方法だからです。
マウスピース矯正では、治療段階に合わせて作製されたマウスピースを順番に装着することで歯を動かします。マウスピース1枚あたりの歯の移動距離は、わずか約0.25mmです。
また、新しいマウスピースに交換するのは、1〜2週間ごと。つまりマウスピース矯正では、1〜2週間かけて約0.25mmというわずかな距離を移動させていくのです。
このように、マウスピース矯正はじっくり歯を動かしていく方法のため、矯正力による痛みが発生しにくいです。
矯正の痛みへの不安が強い場合は、ドクターに歯並びの状態を診てもらった上で、マウスピース矯正も検討してみましょう。
今回は、歯科矯正の痛みの種類や期間、対処法を紹介しました。
ワイヤー矯正もマウスピース矯正も痛みをともなうことがありますが、どうしても痛みに耐えられないときには対処法もあります。
また、ワイヤー矯正の痛みに耐えられるか不安な方は、痛みの少ないマウスピース矯正も検討してみてください。ただしワイヤー矯正と比べて適応範囲が制限されますので、まずは 今のあなたの歯並びの状態をドクターに診てもらうことが大切です。
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