ハーフリンガル矯正とは?値段やメリット・デメリットを徹底解説
ハーフリンガル矯正に興味があるけど、治療費用や期間について詳しく知りたい方に向けて、ハーフリンガル矯正の値段や期間、メリット・デメリットを解説します。
【本記事の要点】
ハーフリンガル矯正は表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)双方の利点を兼ね備えている
ハーフリンガル矯正はできるだけ目立たず少しでも費用を安く抑えたいというニーズに対応した矯正方法
適した治 療法は歯科医院に相談を
目次
- ハーフリンガル矯正はワイヤー矯正の一種
- (参考)そもそも表側矯正・裏側矯正の違いは?
- ハーフリンガル矯正の強みは目立ちにくさとリーズナブルさ!
- 表側矯正と比べて会話をしていても目立ちにくい!
- 裏側矯正と比べて費用が安く早い
- 裏側矯正と比べて違和感や滑舌への影響が少ない
- いいとこ取りでバレずに・スピード重視ならマウスピース矯正も手
- ハーフリンガル矯正のデメリット:オーラルケアは必須
- 表側矯正より費用がかかる
- 上の歯に食べ物が挟まりやすく歯磨きがしにくい
- ハーフリンガル矯正の値段や期間の相場:歯並びの状態による
- 費用で比較(全体or部分矯正で変わる)
- 治療期間の目安で比較:通院頻度もポイント
- 自分に合った治療法を選ぶのはマスト
- ハーフリンガル矯正のよくある疑問
- 下の歯のワイヤーは見えない?
- ハーフリンガル矯正ができないケースはある?
- ハーフリンガル矯正がおすすめの人は?
- ハーフリンガル矯正はメリット・デメリットをよく理解した上ではじめよう
※2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)
※サクッと:ワイヤー矯正と比較し、治療期間が短いこと
ハーフリ ンガル矯正は表側矯正と裏側矯正を組み合わせて行うワイヤー矯正の一つです。表側矯正と裏側矯正の両方の特徴を持っており、ハイブリッド矯正やコンバインド矯正などと呼ばれることもあります。
上あごの歯は裏側に、下あごの歯は表側にブラケットとワイヤーと呼ばれる矯正装置をつけて歯を動かしていくのがハーフリンガル矯正です。半分だけ裏側矯正(リンガル矯正)を行うことからハーフリンガル矯正と呼ばれています。
(参考)そもそも表側矯正・裏側矯正の違いは?
これらは全てワイヤー矯正の種類です。表側矯正は歯の表側に、裏側矯正(もしくは舌側矯正)では歯の裏側に矯正装置をつけます。
ハーフリンガル矯正には、表側矯正や裏側矯正と比較して以下のようなメリットがあります。
表側矯正と比べて会話をしていても目立ちにくい!
上の歯の表側に矯正装置をつける表側矯正に比べ、ハーフリンガル矯正は、上の歯の表側に矯正装置がないので目立ちにくいです。
また表側矯正は、矯正装置の厚みによって口元が突き出て見えること(口ゴボ)を気にされる方も少なくありません。一方ハーフリンガル矯正は、装置が表側についているのは下の歯だけなので口元の突出感が軽減されます。
裏側矯正と比べて費用が安く早い
歯の裏側に矯正装置をつける裏側矯正は、表側矯正と比べてドクターの技術力が必要なため、費用が高額になる傾向も。
ハーフリンガル矯正なら、上の歯だけが裏側矯正なので上下の裏側矯正より費用を抑えることができます。
裏側矯正と比べて違和感や滑舌への影響が少ない
裏側矯正は歯の裏側に矯正装置をつけるため、舌に矯正装置が当たってしまい違和感や会話の際に滑舌への影響が出てしまうことが 多いです。
ハーフリンガル矯正なら、裏側矯正は上の歯だけなので、舌に当たりにくく違和感や滑舌への影響を最小限に抑えられます。
ただしハーフリンガル矯正でも装置をつけたての頃は喋りにくさを感じやすいです。これはどの矯正方法でも同じことが言えます。
いいとこ取りでバレずに・スピード重視ならマウスピース矯正も手
ハーフリンガル矯正は、目立ちやすいのは嫌だけど、費用や期間をできる限り抑えたいというニーズに対応する矯正方法です。
ですがこれはあくまでもワイヤー矯正の中で考えた場合です。マウスピース矯正なら、透明なマウスピースを使うため目立たず矯正ができます。
※2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)
※サクッと:ワイヤー矯正と比較し、治療期間が短いこと
ハーフリンガル矯正には、以下のようなデメリットもあることを理解しておきましょう。
表側矯正より費用がかかる
歯の裏側に矯正装置をつけるには専門技術が必要で、どの矯正歯科医師でもできるわけではありません。
ハーフリンガル矯正は上下の表側矯正に比べて費用が高くなります。費用を安く抑えたい方にとってデメリットと言えるでしょう。
上の歯に食べ物が挟まりやすく歯磨きがしにくい
ハーフリンガル矯正は上の歯の裏側に矯正装置がついているため、食事の際に食べ物が挟まっていても気づきにくくなります。
また目視できないため歯を磨くのが非常に難しいです。食べかすをそのままにしておくと虫歯になるリスクもあるので、注意してください。
ハーフリンガル矯正はワイヤー矯正の中で中間的な立ち位置になります。矯正方法を選択する上では、マウスピース矯正を含め他の治療法 との比較がオススメです。
費用で比較(全体or部分矯正で変わる)
全体矯正 | 部分矯正 | |
---|---|---|
表側矯正 | 60万〜130万円 | 30万〜60万円 |
裏側矯正 | 100万〜170万円 | 40万〜70万円 |
ハーフリンガル矯正 | 80万〜150万円 | 35万〜65万円 |
マウスピース矯正 | 60万〜100万円 | 10万〜40万円 |
矯正費用に大きな幅がある要因は、部分矯正か全体矯正か、また矯正装置に使われている素材の種類によるもの。
ハーフリンガル矯正を最も安い値段で行う方法は、金属製のメタルブラケットとワイヤーを用いた部分矯正をする場合です。
治療期間の目安で比較:通院頻度もポイント
全体矯正 | 部分矯正 | 通院頻度 | |
---|---|---|---|
表側矯正 | 1~3年程度 | 2ヶ月~1年程度 | 1ヶ月に1回 |
裏側矯正 | 2~3年程度 | 5ヶ月~1年程度 | 1ヶ月に1回 |
ハーフリンガル矯正 | 2~3年程度 | 5ヶ月~1年程度 | 1ヶ月に1回 |
マウスピース矯正 | 1~3年程度 | 2ヶ月~1年程度 | 1〜3ヶ月に1回 |
ハーフリンガル矯正の治療期間は、値段の相場と同様に矯正範囲によって異なります。
全体矯正 2~3年程度
部分矯正 5か月〜1年程度
表側矯正より長く、裏側矯正とほぼ変わりません。ただハーフリンガル矯正は下の歯が表側矯正の分、上下裏側矯正するよりも短期間で済む傾向があります。
自分に合った治療法を選ぶのはマスト
ここまで矯正方法を比較しましたが、自分の歯並びの状態に合っているかもとても重要です。
自身の歯並びの状態は鏡で見える範囲だけではなく、奥歯や歯の生え方まで見る必 要があります。
こちらの医院では検査を無料で、患者さんに合った矯正方法の相談にのってくれます。
※実際にOh my teethが適合するかは歯科医師の診断が必要です
ここではハーフリンガル矯正に関するよくある疑問にお答えします。
下の歯のワイヤーは見えない?
下の歯のワイヤーは、まったく見えないというわけではなく、会話をする際などに見えてしまうことも。しかし下唇が覆うので普段の生活で目立つことはありません。
ただし笑ったときに下の歯が見えやすい方は、矯正装置が目立ってしまうこともあります。
写真で見る:目立たないハーフリンガル矯正
このように上の歯には矯正装置がついていないのでワイヤーが目立ちにくいのが特徴です。
ハーフリンガル矯正ができないケースはある?
金属アレルギーのある人は、金属製のブラケットやワイヤーを用いたハーフリンガル矯正はできません。金属を使用していないセラミックやプラスチックを用いた審美ブラケットを検討しましょう。
矯正治療を開始してから金属アレルギーが発症しても全額返金は難しいです。金属アレルギーの疑いがある場合や心配なときは、事前に検査をしておくとよいでしょう。
ハーフリンガル矯正がおすすめの人は?
ハーフリンガル矯正は人前に出る機会が多い人におすすめです。
ハーフリンガル矯正は人に見られる機会の多い上あごの歯は裏側矯正を行います。そのため接客業や講師など、人前に出ることの多い職業の人におすすめ。印象が仕事に影響しやすい芸能人が選択する矯正方法でもあります。
実際に「ハーフリンガル矯正 芸能人」といったキーワードで調べてみると、ハーフリンガル矯正中の芸能人のブログなどが見つかりますよ。
ハーフリンガル 矯正は、できるだけ目立たず少しでも費用を安く抑えたいというニーズに対応した矯正方法です。ただし上下の表側矯正より費用がかかったり歯磨きがしにくいなどのデメリットもあります。
ハーフリンガル矯正を検討する際は、メリット・デメリットをよく理解することが大切です。
目立たない矯正方法には他にもマウスピース矯正もあります。まずはお近くのクリニックに足を運んで、あなたの歯並びはどの矯正方法が最適か相談してみてはいかがでしょうか。
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