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コラム 歯科矯正
最終更新日:2024年10月1日

裏側矯正のブラーバ(Brava)とは?口コミやメリット・デメリットを解説

ブラーバ 矯正

裏側矯正の「ブラーバ(Brava)」は2023年に日本へ上陸した、アメリカ生まれの新しい矯正方法です。

海外では評判になっているものの、国内では登場したばかりのため「どんな矯正方法なのかよくわからない」「気になるけど失敗したらどうしよう」と不安を抱いている方もいるでしょう。

当記事ではブラーバ(裏側矯正)の特徴や口コミ、メリット・デメリット、適応症例などをまとめて解説します。

ブラーバが自分に合った矯正方法か気になる方は、ぜひ参考にしてください。

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歯科矯正ブログ編集チーム

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裏側矯正「ブラーバ(Brava)」の特徴

ブラーバ公式トップページ

画像出典元:ブラーバ矯正

ブラーバ(Brava)はアメリカのブリアス社によって開発された、歯の裏側に装着する矯正装置(裏側矯正・舌側矯正)です。正式名称は「Brava by BRIUS(ブラーバ バイ ブリアス)」と言います。

2020年に提供を開始し、アメリカ・タイ・シンガポールなど世界各国で実績を積んできました。2023年には日本でも提供がはじまり、現在は全国10以上の医院で導入されています。

ブラーバの大きな特徴は、「インディペンデント・ムーバーズ・テクノロジー」という独自技術を用いて矯正治療を行うことです。

インディペンデント・ムーバーズ・テクノロジーとは、ブラーバの矯正装置「カスタムアーム」を動かす技術。

カスタムアームには患者の症例に合わせ、AIで綿密に計画された矯正プログラムが組み込まれており、歯を動かすために必要な力や角度が1本ずつ調整されています。

そのため、ブラーバは歯を1本ずつ別々に動かして歯並びを整えられます。矯正が完了するまでの歯の動きが事前にプログラムされているため、歯科医師による定期的な調整も必要ありません。

ブラーバ(Brava)の口コミ

ブラーバは日本での提供がはじまってからまだ間もないため、「評判はどうなの?」「実際に体験した人の口コミを見たい」という方も多いでしょう。

ここではSNS上のブラーバの口コミをご紹介します。

そういえばもう半年経つけど、だいぶ動いてるの嬉しい!!抜歯のすき間も狭まってきていい感じ。早く終わりたいな〜〜
引用元:X(旧Twitter)

ブラーバで矯正開始して6ヶ月目の方の口コミです。矯正開始後2ヶ月目に上下の歯を4本抜歯し、5ヶ月目あたりから抜歯部分の隙間が小さくなってきたのを実感したようです。

ブラーバ矯正を終えた人の口コミはありませんでしたが、この方のように短期間で歯が動いていると実感した人の口コミはほかにも複数見られました。

抜歯の隙間が少しずつ狭まりつつ、前歯も徐々に落ち着いてきているのがわかる。変化が目で見えるの嬉しい!器具が予想よりかなり大きくて滑舌慣れるまで時間がかかるのと、食後めっちゃ詰まるのが大変。下の歯はまだ大きな変化なしかなー。
引用元:X(旧Twitter)

ブラーバで矯正開始して5ヶ月目の方の口コミです。ブラーバの気になる口コミでは、この方のように喋りにくさを指摘する声が最も多く見られました。

中には滑舌が悪くなったことで、周囲に矯正しているのがバレてしまった人も。ほとんどの方は時間の経過とともに慣れたようですが、普段から人と話す機会が多い方にとっては気になるポイントといえるでしょう。

物食べる時以外は痛み特に感じないからクリニックで貰ったロキソニン1日目以降飲んでないねんけど、まじで痛すぎて咀嚼が出来ない。
引用元:X(旧Twitter)

口ゴボを改善するためにブラーバ矯正をはじめた方の口コミです。ブラーバに限らず、歯科矯正は治療開始直後に痛みを感じることがあります。これは、矯正装置によって歯に力がかかるためです。

ブラーバの場合、噛むときに痛みを感じる方が多く、「よく噛んで食べられない」「食事がしにくい」などの口コミが多く見られました。

痛みの感じ方は個人差がありますが、口コミを見る限りでは、ほとんどの方が2週間程度で痛みに慣れているようでした。

ブラーバ(Brava)のメリット

ブラーバは従来の裏側矯正のメリットに加え、さらに5つのメリットがあります。

従来の裏側矯正のメリット
  • 周囲に気付かれにくい

  • エナメル質を傷つけにくい

  • 虫歯になりにくい

  • 自己管理の必要がない

ブラーバのメリット
  • 従来の裏側矯正よりも低コストで歯並び改善を目指せる

  • 短期間で歯並びを整えられる

  • 歯への負担が少ない

  • 通院回数を減らせる

  • 治療中にフロスが使える

ここではブラーバならではのメリットについて詳しく解説します。

従来の裏側矯正よりも低コストで歯並び改善を目指せる

矯正方法

価格

裏側矯正(全体矯正)

100万~170万円

ブラーバ矯正

80~100万円

従来の裏側矯正は費用が100万円以上になることが多いですが、ブラーバは多くの歯科クリニックが100万円以下で提供しています。

そもそも裏側矯正は専門性の高い矯正方法です。歯の裏側の形に合わせてオーダーメイドのブラケットを製作したり、ワイヤー調整に時間をかけたりするため、表側矯正やマウスピース矯正よりも高額になりがちです。

一方、ブラーバは同じ裏側矯正でも、デジタル技術で製作された特殊な矯正装置を使用します。そのため、ブラケットの製作や定期的な調整が不要となり、従来の裏側矯正よりも費用を抑えられます。

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幅広い症例に対応できる

従来の裏側矯正は高度な技術が求められるため、歯科クリニックによって対応できる症例にバラつきがあります。

一方、ブラーバは治療計画がプログラムされた矯正装置を使用するため、歯科医師による調整が必要なく、どの歯科クリニックでも幅広い歯並びに対応可能です。

短期間で歯並び改善を目指せる

ブラーバは従来の裏側矯正に比べて、治療期間が短いといわれます。

従来の裏側矯正では、治療期間の目安が2〜3年程度(※1)ですが、ブラーバはその3割程度の期間で治療が完了します(※2)。目安は9ヶ月〜1年半程度です。

これはブラーバの独自技術により、精密かつ効率的に歯を動かせるためです。もちろん治療期間は症例により異なりますが、従来の裏側矯正よりも短縮できるのは大きなメリットといえるでしょう。

※1…全体矯正の場合
※2…ブラーバ独自の研究結果によるもの(従来の矯正方法による 10 症例の予測と実際の ブラーバ治療時間を比較したデータ)

歯にかかる負担が少ない

ブラーバは歯にかかる力が安定しているため、従来の矯正に比べて歯にかかる負担が少ないです。

従来の矯正方法では、歯科医師による調整やマウスピースを交換するたびに強い力がかかりますが、ブラーバは最初の段階でそれぞれの歯に適切な力が継続的にかかるよう設計されています。

もちろん、従来の矯正方法と同じように矯正開始後は慣れるまで痛みを感じやすいですが、歯にかかる波が少ない(※)のは嬉しいメリットです。

※歯並びの状態や装置の破損などにより、一度の装着で治療が終了とならない場合もあります。

通院回数を減らせる

ブラーバはワイヤー矯正のように定期的な調整が必要なく、通院回数が少ないこともメリットとして挙げられます。

ワイヤー矯正では1ヶ月に1回程度の通院が必要ですが、ブラーバは6〜8週間ごとの通院でOK。たとえば、治療期間が最短の9ヶ月だった場合、約6回の通院で済む計算です。

なお、治療中の通院では主に口腔内のクリーニングや矯正装置に問題がないかの確認などを行います。

最近はテクノロジーの進化により、通院不要の矯正治療も登場しています。マウスピース矯正「Oh my teeth」も、初回の無料診断後は原則通院不要です。

歯科医師による矯正の進捗チェックや、矯正中のお悩み相談がオンラインで行えるため定期的な通院が難しい方でも安心して矯正が続けられます。

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フロスが使いやすい

治療中にフロスが使いやすいのもブラーバのメリットです。

ワイヤー矯正は歯列をワイヤーで連結させるため、フロスを歯間に通しにくく、ケアが難しいです。

一方、ブラーバはそれぞれの歯を土台から縦に固定する矯正装置を使用するため、フロスを使って歯間の汚れをしっかり除去できます。

ブラーバ(Brava)のデメリット

ブラーバのデメリットは以下の通りです。

  • 矯正装置によって口内が傷つきやすい

  • 痛みや喋りにくさを感じやすい

  • 歯磨きがしにくい

  • 矯正装置が外れやすい

  • 対応できるクリニックが限られる

  • 金属アレルギーの人は治療できない

ブラーバは矯正装置を歯の裏側に装着するため、基本的には従来の裏側矯正と同じデメリットを感じることが多いです。

しかし、独自の技術によって対応できる症例が制限されやすい、費用が高くなりやすいなどのデメリットは解消されているため、従来の裏側矯正よりもデメリットは少ないといえます。

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ブラーバ(Brava)の適応症例と治療例(ビフォーアフター)

ブラーバが誕生したアメリカでは、提供が開始された2020年からすでに4,000件以上の累計症例数(※)を持ち、多くの歯科クリニックで導入されています。

ここではブラーバの適応症例といくつかの治療例をご紹介します。

※ブリアス社調べ

適応症例

ブラーバの適応症例は以下の通りです。

  • 凸凹の歯並び(叢生・乱ぐい歯・八重歯)

  • 出っ歯(上顎前突)

  • 受け口(下顎前突)

  • すきっ歯(空隙歯列)

  • 噛み合わせが深い歯並び(過蓋咬合・ディープバイト)

  • 前歯が閉じない噛み合わせ(開咬・オープンバイト)

  • 一部反対の噛み合わせ(交叉咬合・クロスバイト)

ブラーバは治療に制限がある難しい症例にも対応可能です。従来の裏側矯正やマウスピース矯正で治療の適応外と診断された方も、ブラーバなら治療できる可能性があります(※)。

※手術が必要な重症例は治療の適応外となります。

治療例(ビフォーアフター)

本国アメリカでの治療例をご紹介します。

症例① 治療期間:9ヶ月

before

ブラーバ症例①矯正前

after

ブラーバ症例①矯正後

症例② 治療期間:10ヶ月

before

ブラーバ症例②矯正前

after

ブラーバ症例②矯正後

症例③ 治療期間:10ヶ月

before

ブラーバ症例③矯正前

after

ブラーバ症例③矯正後

引用:ブラーバ公式サイト

ブラーバ(Brava)と他の矯正方法を比較

歯科矯正を検討中の方に向けて、ブラーバと他の矯正方法との違いを比較表にまとめました。

表側矯正

裏側矯正

マウスピース矯正

ブラーバ

適応症例

重度

重度(※1)

軽度~中度

重度

費用(全体矯正)

60~130万円

100~170万円

60~100万円

80~100万円

治療期間の目安

1~3年程度

2~3年程度

1~3年程度

9ヶ月~1年半程度

見た目

目立ちやすい

目立ちにくい

目立ちにくい

目立ちにくい

通院頻度

1ヶ月に1回

1ヶ月に1回

1~3ヶ月に1回

最短6~12回

痛み

比較的大きい

比較的大きい

比較的小さい

比較的小さい

食事のしやすさ

○(※2)

口腔内ケアのしやすさ

×

×

※1クリニックによって対応症例が異なります
※2慣れるまで咀嚼時に痛みを感じることがあります

費用相場や治療期間の目安など、重視したいポイントに合わせて最適な矯正方法を選んでくださいね。

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ブラーバ(Brava)がおすすめの人

ブラーバ矯正は、以下のような人におすすめです。

  • 目立ちにくい矯正を希望する人

  • 費用を抑えて重度の歯並びを治したい人

  • できるだけ短期間で重度の歯並びを治したい人

  • 従来の裏側矯正やマウスピース矯正で治療の適応外と診断された人

ブラーバは目立ちにくい矯正を希望する方で、かつ従来の裏側矯正やマウスピース矯正では対応が難しい歯並びを改善したい方に適した矯正方法といえるでしょう。

費用を抑えたり、治療期間を短縮したりすることはマウスピース矯正でも叶えられますが、抜歯が必要な重度の歯並びなどは対応するのが難しいです。

上記に当てはまる方は、ぜひブラーバ導入クリニックへ相談してみるとよいでしょう。

自分に合った矯正方法できれいな歯並びを手に入れよう

ブラーバ矯正は2023年に日本でサービスを開始したばかりの新しい矯正方法ですが、これまでにない矯正システムに注目が集まり、利用者がどんどん増えてきています。

国内利用者の口コミは少ないですが、本国のアメリカをはじめ、海外では実績のある矯正方法のひとつなので、重度の歯並びに悩む方はぜひ相談へ行ってみるとよいでしょう。

なお、マウスピース矯正も歯並びによっては短期間かつリーズナブルな価格で治療が行えます。

Oh my teethでは、マウスピース矯正が適応になるか診断するための精密検査を無料で実施しています。

「目立ちにくい矯正をしたいけど、私の歯並びはマウスピース矯正でも対応できるの?」という方は、ぜひお気軽に無料診断へお越しください。

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