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歯科矯正
最終更新日:2024年5月13日

裏側矯正の値段はいくら?費用目安や安くする方法を紹介

裏側矯正の値段はいくら?費用目安や安くする方法を紹介
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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

裏側矯正の値段は全体矯正で100万〜170万円程度、部分矯正で40万〜70万円程度と高額です。「費用がネックでなかなか踏み切れない」という方が多いのでは?

しかも裏側矯正の費用はクリニックによって差があります。「このクリニックの裏側矯正の料金は相場に合っているの?」と不安になりますよね。

そこで本記事では、裏側矯正の適正価格や高額になる理由を解説。安い裏側矯正を受けるために必ず知っておきたいポイントも紹介しますので、最後までお読みください。

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裏側矯正の値段はいくら?

歯列矯正の種類別の費用比較

裏側矯正とは、歯の裏側に「ブラケット」と呼ばれる装置をつけて、そこにワイヤーを通して歯並びを整える方法です。「舌側矯正」や「リンガル矯正」とも呼ばれています。

以下の表は、大人の矯正でかかる費用目安をまとめたものです。

表側矯正

裏側矯正(舌側矯正)

ハーフリンガル矯正

マウスピース矯正

全体矯正

60万~130万円

100万~170万円

80万~150万円

60万~100万円

部分矯正

30万~60万円

40万~70万円

35万~65万円

10万~40万円

裏側矯正の費用目安は全体矯正で100万~170万円、部分矯正で40万~70万円かかり、矯正治療の中でも最も高額になることがわかります。

また、どの矯正方法を選んでも以下の費用が発生します。

矯正にかかる費用まとめ

歯科矯正の流れ

内訳

費用目安

モデルケース(合計:173万円)

プレ矯正期間

カウンセリング

精密検査・診察

虫歯・歯周病治療

抜歯

無料~5,000円

10,000~65,000円

1,500~10,000円/回

5,000~15,000円/本

カウンセリング:無料

精密検査・診察:30,000円

虫歯・歯周病治療:なし

抜歯:4本(5,000円/本)


→合計50,000円

矯正期間

矯正費用

調整料

10万~170万円

3,000~10,000円/回

矯正装置料:150万円

調整料:5,000円/回

矯正期間:2年間

矯正中の通院頻度:1ヶ月に1回


→合計162万円

保定期間

保定装置料

観察料

10,000~60,000

3,000~5,000円/回

保定装置料:20,000円

観察料:5,000円/回

保定期間:2年間

保定期間中の通院頻度:3ヶ月に1回


→合計60,000円

費用は症例やクリニックによって異なりますが、裏側矯正(舌側矯正)は表側矯正に比べて約1.5倍高くなる傾向があります。

しかし、一部のクリニックでは一括で支払うことが難しい方に配慮して、トータルフィーシステムの採用やデンタルローンの利用が可能な場合もあります。

歯科矯正の詳しい費用の内訳は、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてくださいね。

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トータルフィーシステムとは?

矯正治療の開始から装置の取り外しまでの費用を総額で提示してくれる制度です。通院回数に関係なく調整料が発生しないため、治療期間が長くなる場合は費用が抑えられます。

裏側矯正とほかの矯正方法との違いは?

歯列矯正の種類別の特徴の違い

裏側矯正を検討している方は、ほかにどのような矯正方法があるのか理解しておくと、クリニックに相談する際に役立ちます。

表側矯正:上下ともに表側に装置がつく

表側矯正は、歯の表側に装置をつけて歯並びを整える矯正方法です。

裏側矯正と比べて、治療期間や仕上がりに違いはないものの、目立ちやすさやむし歯や口内炎のリスク、治療手順などが異なります。

費用目安は全体矯正で60万~130万円、部分矯正で30万~60万円なので、裏側矯正と比べて費用が抑えられます。

ただし、白いブラケットや弱い力で歯を早く動かせるブラケットなど選択すると、費用は高くなる傾向にあります。

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マウスピース矯正:透明なマウスピース型の装置を使う

マウスピース矯正とは、マウスピースを装着して歯並びを整える矯正方法です。透明なマウスピースを使用するため目立ちにくいのがメリット。

費用目安は全体矯正で60万~100万円、部分矯正で10万~40万円なので、裏側矯正(舌側矯正)と比べると金額は抑えられます。

ただしマウスピース矯正は対応できる症例が限られるため、費用だけでなく、「満足いく仕上がりになりそうか」にも注目することをおすすめします。

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ハーフリンガル矯正:上顎は裏側・下顎は表側に装置がつく

ハーフリンガル矯正とは、上あごは裏側矯正、下あごは表側矯正で行う矯正方法です。表側矯正よりも装置が目立ちにくく、滑舌への影響が少ない特徴があります。

費用目安は、全体矯正で80万~150万円、部分矯正で35万~65万円です。表側矯正よりも高額になりますが、裏側矯正よりも費用が抑えられます。

裏側矯正の値段が高額になる3つの理由

裏側矯正の値段が高額になる理由

歯科矯正は、基本的にクリニックごとに料金が設定できる自由診療です。治療にかかったすべての費用が自己負担になるため高額です。

裏側矯正の場合はクリニックによって料金が異なるだけでなく、材料費や技術料、治療時間の延長などによって料金に影響を与えます。

①オーダーメイドのブラケットを使用するから

歯の表側は凹凸がほとんどなく滑らかになっていますが、歯の裏側は反り返っていたり、へこみがあったりと一人ひとり異なる特徴があります。そのため、裏側矯正ではオーダーメイドのブラケットを使用します。

オーダーメイドのブラケットは、歯型を取った後、矯正専門の技工所で製作されます。手作業による製作のため、費用は高額になりやすいです。

また、ワイヤーに関しても既製のものではなく、一人ひとりの歯並びに合わせてワイヤーを曲げるクリニックもあります。その場合、長年の経験を積んできたドクターが行うため、おのずと費用は高額に。

近年ではデジタル技術を活用して、ブラケットとワイヤーの製造が機械化されているところもあります。この技術を活用することで、製作時間の短縮や費用の削減が図られる場合もあります。

②1回の治療時間が長くなるから

表側矯正は、1回の治療時間が20~30分程度というクリニックも多いです。

しかし、裏側矯正は1時間程度必要になります。なぜなら、歯の状態が見えにくいことに加えて、ワイヤー調整には高い技術が必要になるからです。

手間と時間がかかる分、1日で診察できる人数は少ないため、費用は高額になります。

③ドクターの高い技術力が必要になるから

裏側矯正は、ドクターの高い技術力を必要とする難しい矯正方法です。

裏側矯正は歯の裏にブラケットをつけるため、裏側からアプローチする必要があります。見えづらい歯の裏側に、正確に装置を配置しなければならないのです。

また、表側矯正と同じ方向に力を加えたとしても、歯が動く方向が異なります。裏側矯正は操作が難しいだけでなく、歯の動かし方も異なるため、ドクターの経験が重要になります。

このように高い技術力と経験を持ったドクターによる裏側矯正治療は、治療費に影響を与えてしまうのです

裏側矯正を選ぶ4つのメリット

裏側矯正を選ぶメリット

裏側矯正は、ほかの矯正方法と比較すると高額になりますが、目立たずに歯並びが整えられ、舌で歯を押すといった癖の改善も期待できます。

①目立たずに矯正治療が行える

裏側矯正の最大のメリットは、装置が目立ちにくいことです。口を大きく開ける動作や自分から矯正していると言わなければ、周囲の人に気づかれることはほとんどありません

表側矯正で装置の見た目が気になる方にとって裏側矯正は臨みやすい治療方法と言えます。

②虫歯になるリスクが比較的少ない

裏側矯正は、虫歯になるリスクが比較的少ないと言えます。なぜなら、歯の裏側は、虫歯の働きを抑制する作用やがある唾液が循環しやすいため、虫歯菌が繁殖しにくいからです。

また、歯の裏側は表側よりもエナメル質が厚く、虫歯になりにくい傾向にあります。ブラケットを外す際もエナメル質が傷つきにくいです。

ただし、歯の裏側は歯磨きが難しく、おろそかにすると虫歯になるリスクは表側矯正よりも高まるので注意が必要です。

③舌癖防止につながる

舌癖(ぜつへき)とは、舌で前歯を押したり飲み込むときに舌を突き出したりする癖のことです。

舌癖は歯並びに悪影響を与えます。そのため、矯正後も舌癖が残っていると、並べた歯が元の位置に戻る後戻りが起きやすいです。

しかし裏側矯正は「舌側矯正」と呼ばれる通り装置が舌側に付きます。矯正装置が舌癖防止の役割を果たすため、矯正中に改善が期待できます。

④同時にオフィスホワイトニングができる

表側矯正の場合、歯の表側に装置がつくためオフィスホワイトニングを行った際に色ムラの原因になります。

一方裏側矯正の場合歯の裏側に装置がつくため、オフィスホワイトニングと並行できます

裏側矯正の費用を抑える5つのポイント

裏側矯正の費用を抑えるポイント

「できるだけ安く裏側矯正をしたい」という方もいるでしょう。ここでは、裏側矯正の費用を抑えるポイントとその際の注意点について紹介します。

①トータルフィーシステムを採用しているクリニックを選ぶ

トータルフィーシステムを採用しているクリニックなら、通院する度に発生する費用がかかりません。通院回数が多くなるような中~重度の症例は、費用を抑えられる可能性があります。

ただし、どこのクリニックでも採用しているわけではないため、事前に問い合わせが必要です。

②ドクターの指示を守る

矯正費用を抑えるためには、食事内容や通院頻度など、ドクターの指示を守ることが大切です。なぜなら、トラブルが発生すると治療期間が延びてしまうほかに、追加費用が発生することがあるからです。

ドクターとのコミュニケーションをしっかり取って、スムーズに治療を進めましょう。

③ハーフリンガル矯正や部分矯正を検討する

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は裏側矯正よりも費用が抑えられるので、検討するのも一つの手。ただ、どこのクリニックでも行っているわけではないため、事前に確認する必要があります。

もし、あなたの歯並びが特定の部分だけに問題がある場合、部分矯正も一つの選択肢となります。ただ、全体矯正が適応なのに部分矯正を行うと、仕上がりに納得できない可能性があります。

また、料金の安さを優先して上だけ・下だけなど片顎の裏側矯正をすると、噛み合わせが崩れるリスクもあります。

希望や予算などドクターとよく相談し、適切な矯正方法を選択することが大切です。

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④医療費控除の申請をする

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円(年間の総所得が200万円以下は、所得金額×5%)を超えた場合、所得控除が受けられる制度です。確定申告することによって納める税金の軽減や一部還付が受けられます。

裏側矯正でも医療費控除の対象になりますが、見た目の改善が目的の場合は対象外になります。詳しくは担当のドクターに尋ねてみましょう。

⑤モニター募集をしているクリニックを選ぶ

クリニックによってモニター募集を行っていることがあります。モニターに採用されると、治療経過のホームページやSNSへの掲載を条件に割引価格で受けられます。

しかし、氏名や顔写真が使われる可能性があること、採用されるかどうかはドクターの判断に委ねられるため、事前に詳細を確認することが大切です。

裏側矯正よりも費用を抑えたい場合の選択肢

裏側矯正よりも費用を抑えたい場合の選択肢

裏側矯正が予算に合わない場合、表側矯正やマウスピース矯正など、費用が抑えられる矯正方法を検討してみましょう。

ここでは、裏側矯正を選ぶ目的が「目立たないから」という場合に合わせて、裏側矯正に変わる選択肢を2つ提案します。

※各コストダウン例は、先に紹介した矯正種類別(全体矯正)の相場の平均的な値(マウスピース矯正:80万円、表側矯正:95万円、裏側矯正:135万円)から算出したものです。

①目立たない素材を使用した表側矯正:約40万円のコストダウン

表側矯正でもブラケットやワイヤーの素材を選べば比較的目立たず矯正できます。

ただし目立たない素材(セラミックやプラスチック)を使用した表側矯正は、一般的な金属の素材を使用した表側矯正よりは高額になるため注意しましょう。

②透明なマウスピース矯正:約55万円のコストダウン

マウスピース矯正は透明の装置を用いるため、口元をじっくり見られない限り矯正中であることがバレません。

ただしマウスピース矯正は対応できる歯並びが限られるため、まずは歯科医院で検査を受けることが大切です。

一般的に、マウスピース矯正ができるかどうか検査・診断するには3〜5万円程度かかりますが、こちらのクリニックでは無料でできます。

検査の結果「マウスピース矯正不適合」となっても、裏側矯正に対応しているクリニックを紹介することもできますので、お気軽に相談してみてくださいね。

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裏側矯正は複数のクリニックで見積もりを出してもらうことが重要

最低でも2ヶ所以上に矯正相談に行くメリット(アットスマイルVer.)

裏側矯正は矯正治療の中でも費用が高額になるため、自分が納得できるまでクリニックを比較検討するのがおすすめです。なぜなら自由診療のためクリニックによって料金が異なるからです。

最低でも2箇所以上のクリニックに相談へ行き、見積もりを比較検討することで、後悔のない裏側矯正につながります。あなたの希望や予算、症例に合わせて適切な矯正方法を選択しましょう。

マウスピース��矯正 Oh my teethの無料歯並び相談

マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックでは、無料で歯並び相談ができます。

マウスピース矯正専門クリニックではありますが、検査の結果マウスピース矯正不適合となった場合、無料で裏側矯正に対応しているクリニックを紹介することができます。

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