八重歯矯正で顔変わるって本当?後悔しないために知っておきたい顔の変化を解説
「八重歯矯正すると顔変わる」と聞いたことはありませんか?
実際、八重歯矯正で歯並びが整うと、顔立ちに変化を感じる場合があります。
しかし、八重歯矯正で顔変わると聞いても「美人な顔立ちになるのか、老けた顔立ちになるのかわからなくて不安…」と思う方も多いのでは。
そこで本記事では、八重歯矯正で顔が変わる理由や具体的な顔の変化について解説します。矯正で後悔しないための注意点も紹介しているので、八重歯矯正をしたいけど失敗したくないと考えている方はぜひ最後までご覧ください。
木村真由美
Oh my teethでのマウスピース矯正を経て 、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。
目次
「八重歯を矯正すると顔が変わる」と言われるワケは、矯正で八重歯が歯列の中にきれいに収まるからです。そもそも八重歯とは、犬歯が他の歯と重なっていたり、歯列からズレていたりする状態。
特に、八重歯が歯列から大きく外れていたり張り出していたりすると、上あごが前へ出たように見えることがあります。それを歯科矯正で改善すると、顔立ちにも変化が起きるのです。ただし、八重歯が少し歯列から外れている程度だと、あまり顔の変化を感じないこともあります。
次からは、八重歯矯正で起こる顔の変化を具体的に見ていきましょう。
矯正して八重歯を目立たなくすることで、顔立ちによい変化をもたらします。実際に八重歯矯正した方の声とともに、ポジティブな変化を具体的にご紹介します。
顔立ちによい変化があったという口コミ
八重歯矯正によるプラスの変化として、SNSでは以下のような口コミが見られました。
これらの口コミから、ほうれい線が薄くなったり、横顔が整ったりしたというよい変化が起きていることがわかります。
ほうれい線が目立たなくなる
八重歯矯正によるポジティブな顔の変化1つ目は、ほうれい線が薄くなること。八重歯があると、頬の肉や口角が歯に引っかかりやすく、表情筋を動かしにくくなる場合があります。そのため、表情筋が衰えて頬がたるんでしまい、ほうれい線が出やすくなるのです。
矯正して八重歯を改善すると、表情筋が正しく動きます。口周りの筋肉をバランスよく使えるようになれば、表情筋が鍛えられて結果としてほうれい線が目立たなくなるでしょう。
Eライン(横顔)が整う
八重歯矯正によるポジティブな顔の変化2つ目は、Eラインがきれいになることです。Eラインとは、顔を横から見たときに鼻先とあご先を結んだラインのこと。口元がEラインより内側にあるのが、横顔が美しく見える条件のひとつとされています。
八重歯がある方は、横 から見たときに口元がEラインより前に出ている傾向にあります。矯正をすると、八重歯によって出ていた上あごが改善。そのため口元が内側に引っ込み、Eラインが整い、横顔のシルエットが美しくなります。
矯正すると、必ずしもポジティブな顔の変化が起こるわけではありません。ここでは八重歯矯正で顔立ちが気になるという声や、具体的な変化について解説します。
顔立ちが気になるという口コミ
八重歯矯正では、顔へのプラスの変化だけでなくマイナスの変化が起こる可能性もあります。
SNS上では、矯正後だけでなく、矯正中にも顔の変化が気になる声が見られました。具体的には、出っ歯気味になったり、頬がコケたように感じたりすることが多いようです。
口元がたるむ
矯正すると、頬がたるんでコケた印象になることがあります。この場合、八重歯が皮膚を押し上げていたことで、肌のハリが保たれていたと考えられます。矯正で八重歯が引っ込むと、肌の支えがなくなるため、たるみやシワが目立ちやすくなるということです。
また、八重歯によって歯並びが悪い状態が続くと、あごの筋肉に負担がかかり、エラが張りやすい状態になります。矯正して歯並びが整えられると、エラの張りが解消されます。それにより口元がたるんで、面長な印象や頬がコケて見えることがあります。
出っ歯になる
本来抜歯が必要な症例にもかかわらず、抜歯せずに矯正をすると歯を動かすスペースが足りず出っ歯になることがあります。八重歯矯正で出っ歯になった場合は、治療計画が自分の歯並びに合っていなかった可能性が考えられるでしょう。
理想の歯並びに近づけるには、矯正前のシミュレーションが大切です。矯正後の歯並びを具体的にイメージできるような、矯正の経験や実績が多いクリニックを選びましょう。
八重歯矯正で後悔しないための注意点は、本記事の後半でもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「歯列矯正でブサイクになったって本当?」原因や対処法を解説
八重歯矯正は顔立ちが整うだけでなく、多くのメリットがあります。加えて、八重歯を放置すると、歯の健康に悪影響を及ぼす可能性も。ここでは、矯正のメリットと八重歯のリスクについて解説します。
八重歯矯正をするメリット
八重歯矯正による顔立ちの変化以外のメリットは、大きく以下の2つです。
虫歯や歯周病のリスクが抑えられる
噛み合わせがよくなる
矯正によって八重歯を歯列に収めると、虫歯や歯周病の予防につながりま す。八重歯が他の歯と重なるように生えている場合、ブラッシングしにくいケースが少なくありません。その点、歯並びを整えると歯磨きがしやすくなり、汚れをしっかり落とせるようになります。その結果、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。
噛み合わせがよくなるのも、八重歯矯正のメリットです。噛み合わせが悪いと、あごの関節に負担がかかり、顎関節症や頭痛、肩こりにもつながりかねません。歯並びを整えるとあごの負担を軽減でき、全身の健康維持にも寄与します。
八重歯を放置するリスク
八重歯はチャームポイントとされることもありますが、放置するリスクも少なからず存在します。
汚れがたまりやすい
口呼吸になりやすい
八重歯があると歯並びに凹凸があるため、汚れがたまりやすくなります。虫歯や歯周病の原因となる細菌が増殖し、歯の寿命が短くなるため、気になる方は治療するのがおすすめです。
加えて、八重歯は唇を閉じにくいため、口呼吸になりやすい傾向にあります。口呼吸は唾液量が少なくなり、口の中が乾燥します。その結果、細菌が増殖しやすくなり、口臭の原因にもつながることもあるでしょう。
せっかく八重歯矯正したのに、顔立ちが変になってしまったという失敗は避けたいもの。ここでは、八重歯矯正で後悔しないための注意点を解説します。