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歯科矯正
最終更新日:2024年2月23日

「歯の矯正期間が長すぎる」と言われる理由は?対処法3つを紹介

本記事では「歯の矯正期間が長すぎる」と言われる理由と対処法を解説。矯正期間が長くなるケースや長引かせないためのポイントも紹介していますので、長すぎる矯正期間に不安を感じている方は必見です。

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歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

「歯科矯正の期間が長すぎる」「矯正が10年以上終わらない」

インターネットやSNS上でこのような声を聞いたことはありませんか?

一般的に歯科矯正にかかる期間は1〜3年が目安です。しかし、実際には4年目に突入したり、5年以上矯正を続けている人も一定数います。歯科矯正を検討中にこのような話を聞くと「そんなに期間が長すぎるなら続ける自信がない」と不安になってしまいますよね。

そこで本記事では「歯科矯正の期間が長すぎる」と言われる理由を、3つの対処法や長くなるケースと合わせて解説します

矯正期間を長引かせないためのポイントも紹介しているので「できるだけ早く矯正を終わらせたい」と考えている人も、ぜひ参考にしてください。

そもそも歯科矯正にかかる期間の平均は?

カレンダー画像

歯科矯正にかかる期間は1〜3年程度です。ただし、この期間はあくまでも目安で、矯正範囲や矯正方法などの要素によっても大きく異なります。また、歯の動きやすさには個人差があるため、提示された期間より長くなることもあります。

矯正期間を決める要素
  • 矯正範囲:歯を動かす範囲が広いほど長くなる

  • 矯正方法:ワイヤー矯正の場合は従来の表側矯正より目立たない裏側矯正の方が長くなる

  • 抜歯の有無:抜歯が必要な場合、歯を動かす距離が大きくなるため期間は長くなる

  • 年齢:大人よりあごの骨が柔らかく新陳代謝が活発な子どもの方が歯は動きやすい傾向にある

【矯正方法・矯正範囲別の治療期間の目安】

部分矯正

全体矯正

マウスピース矯正

2ヶ月〜1年程度

1〜3年程度

表側矯正(ワイヤー矯正)

2ヶ月〜1年程度

1〜3年程度

裏側矯正(ワイヤー矯正)

5ヶ月〜1年程度

2〜3年程度

外科的矯正治療

2~4年程度

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「歯の矯正期間が長すぎる」と言われる3つの理由

前述したように歯科矯正は長期間かかるのが一般的です。しかし、歯科矯正には矯正前や矯正後にも期間を要するため、インターネットやSNS上で「矯正期間が長すぎる」という声を目にすることもあります。

ここからは「歯の矯正期間が長すぎる」と言われる3つの理由を詳しく見ていきましょう。

①矯正をはじめるまでが長いから

歯科矯正は、クリニックへカウンセリングに行ったらすぐにスタートできるわけではありません。矯正装置を装着するまでには、精密検査や矯正装置の製作が必要です。

カウンセリングから矯正スタートまでの期間は、一般的に2ヵ月程度です。しかし、抜歯や虫歯治療など事前の処置が必要になると、はじめるまでの期間はさらに長くなる場合もあります。

すぐに矯正をはじめられると思っている方にとって、矯正をなかなかスタートできないことは「矯正期間が長すぎる」と感じる理由の一つになります。

②歯は少しずつしか動かせないから

歯が動く仕組み

「矯正期間が長すぎる」と言われる理由には、歯が動く仕組みも関係しています。なぜなら、歯科矯正は1ヶ月に0.3〜0.5mm程度と少しずつしか歯を動かせないからです。

歯科矯正は、歯根膜(歯の根っこの周りを覆っている繊維)の性質と骨の代謝機能を利用して歯を動かしています。歯に力を加えると歯根膜が伸び縮みをし、縮んだ側の骨が溶け(骨吸収)、伸びた側の歯根膜に新しい骨が作られます。

この骨の吸収と再生を繰り返すことが、歯科矯正で歯を動かす仕組みです。骨が再生されるのを待ってから動かすため、時間がかかります。

また、歯に強い力をかければ早く動かせるわけでもありません。力が強すぎると「歯肉退縮(歯茎が下がる)」や「歯根吸収(歯の根っこが吸収され短くなる)」のリスクが高まります。

安全に矯正治療を行うには、適切な力で少しずつ歯を動かすものだと理解しておきましょう。

③保定期間について把握していなかったから

歯科矯正には装置をつけて歯を動かす「矯正期間」と、きれいになった歯並びをキープする「保定期間」があります。矯正開始前に保定期間についてしっかり把握できていないと「矯正期間が長すぎる」と感じる原因になるでしょう。

矯正直後の歯は不安定な状態なので、そのまま放置しておくと元の位置に戻る「後戻り」を起こします。後戻りを防ぐためには、保定装置(リテーナー)を装着する保定期間が非常に重要です。一般的に保定期間は矯正期間と同じ期間、リテーナーの装着が必要になります。

たとえば矯正期間が2年だった場合、最低でもその後2年間は1日20時間以上リテーナーの装着をしなければなりません。歯の状態が安定してきたら、徐々に装着時間を短くしていきます。

保定期間は長ければ長いほど後戻りを起こしにくくなるので、中には10年以上リテーナーを使い続けている人もいます。長いと感じるかもしれませんが、頑張ってきた矯正治療を無駄にしないためにも、できる限り長くリテーナーを装着するようにしましょう。

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歯科矯正の治療期間が長くなるケース

鏡で口元を心配そうに眺める女性

歯科矯正は長期に渡る治療だと理解できても、できるだけ早く終わらせたいと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、歯並びの状態やクリニック選びによって治療期間が長くなってしまうケースもあります。

重度の不正咬合の場合

歯並びや噛み合わせの乱れが重度の場合、軽度の場合と比較して矯正期間は長くなる傾向にあります。なぜなら、重度の不正咬合は抜歯が必要になるケースが多く、歯を動かす本数や移動距離が多くなるからです。

特に重度の出っ歯や受け口など骨格に問題のある場合は、矯正治療だけでなく外科手術も必要になるため、治療期間は長くなります。

歯科医師の知識や技術が不足している場合

ドクターの知識や技術力も、矯正期間に大きく影響します。「なかなか歯が動かずいつまでも矯正が終わらない」といったトラブルは、診断ミスや不適切な治療計画が原因のケースもあります。

歯科矯正は専門性の高い治療ですが、歯科医師の免許があれば誰でも可能です。だからこそ、矯正治療を任せるドクターは慎重に選びましょう。

予約が取りにくいクリニックの場合

歯科矯正中は、1〜3ヶ月に1回程度の頻度で通院が必要です。特にワイヤー矯正は、通院した際に矯正装置を調整してもらうことで歯を動かすため、予約が取れないと治療が進みません。

予約が取れないクリニックは人気があると思われがちですが、人手不足が原因の可能性もあります。もし予約日に都合が悪くなった場合、次に予約できる日がかなり先になってしまうこともあるでしょう。

また、人手が足りないクリニックは一人ひとりの診察時間が短くなり、その日にやるべき治療が行われていないケースもあります。矯正治療をスムーズに進めるためには、予約の取りやすいクリニックを選びましょう。

歯科矯正が早く終わる人については、以下の記事も参考にしてください。

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歯科矯正がいつまでたっても終わらないと不安に感じますよね。ここでは、歯の矯正期間が長すぎる場合の対処法を3つ紹介します。

①スピード矯正を併用する

先ほど歯の動く仕組みについて説明しましたが、近年は歯科矯正技術の進歩により「スピード矯正」という歯の動きを早めるさまざまな方法が登場しています。ワイヤー矯正やマウスピース矯正にスピード矯正を併用することで、矯正期間を3〜6ヶ月程度短縮できます。

ただし、スピード矯正は専門性の高い方法なので、豊富な知識と高度な技術が必要です。そのため、対応できるクリニックは限られます。また、最新の機材を使用することもあるので、費用は高額になります。

スピード矯正の代表的な方法は以下の通りです。

  • インプラント矯正:アンカースクリューというチタン製の小さなネジを歯槽骨に埋め込み、そこを支点に歯を動かす方法。通常の矯正より効率的に歯の移動ができます。

  • コルチコトミー法:歯を支える歯槽骨の表面にある「皮質骨」という部分をあえて傷つけることで、骨の代謝を早めて歯を動きやすくする方法。

  • オルソパルス:歯周組織に近赤外線を照射することで歯槽骨の細胞を活性化させる方法。主にマウスピース矯正の治療期間短縮に用いられます。

②歯科医師に相談する

歯科衛生士に相談する患者

矯正期間が長すぎることで不安を感じているなら、担当医になぜ計画通りに進んでいないのかを聞いてみましょう。口周りの癖や、マウスピース矯正の場合は装着時間の不足が原因になっていることもあります。担当医と相談して解決できるのであれば、それがベストです。

③セカンドオピニオンを検討する

「矯正期間が長引いている理由を説明してくれない」「治療方針が頻繁に変更される」など、担当医に不信感を抱いている場合は、セカンドオピニオンを検討するのも一つの手です。

ドクターによって治療方針や考え方は異なります。ほかのドクターの意見を聞くことで、このまま今のクリニックで矯正を継続しても大丈夫なのか、転医すべきかの判断材料になります。

矯正期間を長引かせないためのポイント4つ

最初にクリニックで提示される矯正期間は、治療計画通りに進んだ場合の期間です。当初の予定より矯正期間を長引かせないためには、口腔ケアや口周りの癖の改善なども大切です。

①歯科医師の指示に従う

歯科矯正中は、以下のような歯科医師の指示が守れないと、計画通りに歯が動かず治療期間が長引く原因になります。

  • スケジュール通りに通院する

  • マウスピース矯正の場合は1日20時間以上の装着時間を守る

矯正期間を長引かせないためにも、歯科医師の指示には従いましょう。また、矯正装置が外れたり破損するなどトラブルが起こった場合も、自己判断せずに歯科医師に相談して指示を仰ぐことが大切です。

②口腔ケアを徹底する

歯ブラシ・フロス・マウスウォッシュ

矯正中に虫歯や歯周病になると、そちらの治療が優先され矯正期間が長引いてしまうこともあります。特に装置が取り外せないワイヤー矯正は、歯磨きが難しいので注意が必要です。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも使って口腔ケアを徹底しましょう。

③舌や口周りの癖を改善する

  • 舌で前歯を押す

  • 唇や爪を噛む

  • 頬杖をつく

このような癖は、歯の動きを妨げる原因となります。歯をスムーズに動かすためにも、舌や口周りの癖は意識して改善しましょう。自分で改善が難しい場合は、MFT(口腔筋機能療法)と呼ばれるトレーニングを受けられるクリニックもあります。

④信頼できる矯正歯科・歯科医師を選ぶ

矯正期間を長引かせないためには、信頼できるクリニックやドクターを選ぶことが重要です。信頼できる矯正歯科を判断する基準は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 経験豊富な矯正専門のドクターが在籍している

  • 悩みや疑問を相談しやすい

  • 複数の選択肢を提示してくれる

  • メリットだけでなくデメリットも教えてくれる

  • 具体的な費用や期間を教えてくれる

  • トラブルへの対応が素早い

複数のクリニックを比較検討し、あなたが本当に安心して任せられると思えるクリニックを選びましょう。

長すぎる矯正期間が不安な方へ

歯科矯正の期間は全体矯正だと1〜3年程度です。安全に歯並びを整えるためには、どうしてもある程度の期間が必要になります。歯並びの状態や矯正中の過ごし方によっては、さらに期間が長くなるケースもあります。

「矯正期間が長すぎる」と不安に感じている場合は、まずは歯科医師に何が原因で長引いているのかを確認してみてください。それでも納得できない場合は、セカンドオピニオンでほかのドクターの意見を聞いてみましょう。

「歯科矯正をやりたいけど期間が長すぎるのが不安……」そう考えているなら、一度Oh my teeth 導入クリニックで歯科矯正に関する悩みを相談してみませんか?

Oh my teethでは、矯正開始前にあなたの歯並びが何ヶ月でどんな風に改善できるかの、変化予測を3Dで見られるシミュレーションを作成します。シミュレーション作成のために必要な精密検査は無料ですので、どうぞお気軽にお申し込みください。

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