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歯科矯正
最終更新日:2024年2月28日

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

本記事では、「開咬」(かいこう)になる原因や放置するリスクについて解説します。治療方法や費用についても説明しますので「開咬は治した方がいいのかな?」と迷っている方は、必見です。

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歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

「麺類を食べるとき、前歯で噛み切れない」
「前歯が閉じられないから笑顔が不自然」

前歯が噛み合わない症状である「開咬」に悩む人は、少なくありません。

食べ物が上手く噛み切れなくて食事が楽しめなかったり、笑うときや話すときに口元が気になったり、コンプレックスを感じてしまいますよね。

そこで本記事では、開咬で悩まれている方に向けて、開咬の原因から放置してはいけない理由をまとめて解説していきます。

前歯の噛み合わせを治してコンプレックスを克服したい方は、治療方法も説明していますので、ぜひ参考にしてください。

開咬(かいこう)とは?

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

開咬とは、奥歯で噛んでも前歯の上下にすきまが空いている状態のことです。

不正咬合の一種で「オープンバイト」とも呼ばれます。(※不正咬合:歯並びや噛み合わせ良くない状態の総称)

公益社団法人日本矯正歯科学会の矯正歯科治療の診療ガイドラインによると、開咬の発現頻度は5.37%とされています。およそ20人に1人の割合で開咬が生じる計算です。

開咬の人は前歯が噛み合わないため、食べ物を上手く噛み切れません。そうなれば結果として、胃腸に負担がかかり健康にも悪影響を与えてしまいます。

開咬はさまざまなリスクをはらむため、早期治療が重要です。

「奥歯は噛んでいるのに前歯が噛み合わない」「前歯で食べ物を噛み切れない」といった症状が出たら、まずは歯科クリニックを受診しましょう。

開咬の原因

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

開咬の原因は多様で、先天的要因や後天的要因など複数の原因が考えられます。ここでは代表的な原因を7つ紹介しますので、一つずつ見ていきましょう。

開咬の原因
  • 幼少期の指しゃぶり

  • 骨格の遺伝

  • 舌癖

  • 口呼吸

  • 親知らず

  • 顎関節症

  • 関節リウマチ


幼少期の指しゃぶり

幼少期における指しゃぶりは、開咬の代表的な原因の一つです。

指しゃぶりをしながら指で前歯を押し続けた結果、歯並びが悪くなり開咬を引き起こします。

しかし、指しゃぶりによる開咬は指しゃぶりの習慣をやめさせることで、自然に改善されていくこともあります

4~5歳を過ぎても指しゃぶりをしていて歯並びに影響が出ているときは、早めに歯科医師に相談しましょう。

骨格の遺伝

あごの骨の形に異常があると、開咬を引き起こすことがあります。

もし両親や兄弟に開咬の人がいる場合、骨格の遺伝が原因の可能性が高いです。

反対に血縁関係者の中に開咬の人がいない場合には、開咬の原因は後天的な理由が考えられます。

あごの骨の成長とともに少しずつ症状が出るため、大人になってから開咬の症状が出る人も少なくありません。

舌癖(ぜつへき)

舌の癖は、開咬を引き起こす後天的要因の一つです。

たとえば、舌を前歯に押し付けたり前歯の間に舌を挟んだりする癖が原因で、開咬になることがあります

開咬の症状を悪化させないためにも、正しい舌の位置を意識することが大切です。

口呼吸

口呼吸が習慣化すると唇や口腔内、口周りの筋肉のバランスが崩れ、開咬の原因となります

しかし、慢性鼻炎や副鼻腔炎などが原因で鼻がつまり、鼻呼吸ができないケースも考えられます。

そういった場合には、開咬の治療と並行して耳鼻咽喉科での治療も必要です。

親知らず

開咬の原因には、親知らずも関係しています。親知らずが生えてきた結果、奥歯の噛み合わせの高さが上がり、あごの位置が変わってしまうことがあるからです。

また、親知らずが斜めや横向きで生えてきて歯並びを圧迫する場合も、開咬の原因になりえます。

親知らずが歯並びに影響を与えているときは、抜歯する必要性があるかドクターに相談してみましょう。

顎関節症

顎関節症になりあごの関節機能が低下してしまうと、上下の前歯を正常に噛み合わせるのが困難になることがあります。

特に10代後半から20代の女性に多い症例で、大人になってから開咬を発症する代表的なケースです。

また開咬と顎関節症は、互いに影響を与え合う関係だといわれます。

理由は、顎関節症が開咬の原因になるだけでなく、その反対に開咬が顎関節症を発症させたり悪化させたりすることもあるためです。

関節リウマチ

関節リウマチも開咬を引き起こす原因の一つです。

あごの関節にリウマチが発症すると、痛みとともに下顎頭(下あごの骨の一部)が変形します。

そして、下顎頭が変形した結果、噛み合わせに影響が出て開咬を引き起こすことがあります

関節リウマチの持病がある方は主治医とよく相談したうえで、開咬の治療を進めていきましょう。

開咬を治療すべき7つの理由【放置するリスク】

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

開咬は治療せずに放置すると、下記のような健康被害やトラブルを引き起こします。

なぜ開咬は治療すべきといわれるのか、一緒に確認していきましょう。

開咬を治療すべき7つの理由
  • 奥歯に負担がかかる

  • 咀嚼障害・嚥下障害につながる

  • 滑舌が悪くなる

  • 顎関節症の併発・悪化する

  • 虫歯・歯周病・口臭につながる

  • 免疫力が低下する

  • コンプレックスが生まれる

奥歯に負担がかかる

開咬によって奥歯だけでしか噛めない状態が続くと、奥歯に過度な負担がかかります。

その結果、歯が破損しやすくなり最悪の場合、抜歯をしなくてはいけないケースもあります

奥歯を失ってしまうと咀嚼機能や消化機能の低下を招き、健康寿命を縮める恐れもあります。

咀嚼障害・嚥下障害につながる

噛み合わせが悪く奥歯だけでしか食べ物を噛み砕けないため、咀嚼障害につながります。

実際、「ラーメンを食べるときは、前歯の裏に麺を押し当てて舌で切って食べている」という開咬の人は少なくありません。

また、食べ物を細かく咀嚼できないため、嚥下障害(飲み込みにくい状態)を起こす原因にもなります

嚥下障害は食べ物が誤って気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎などの重篤な病気を招く危険性があるため注意が必要です。

このように開咬で噛み合わせが悪いままだと、咀嚼障害から嚥下障害へと負の連鎖が起きてしまうことも考えられます。

滑舌が悪くなる

開咬は前歯が噛み合わず、そのすきまから空気が抜けてしまうため滑舌が悪くなります。

具体的には、舌っ足らずな話し方になったり、サ行やタ行の発音が不明瞭になったりして、コミュニケーションに支障をきたす可能性もゼロではありません。

特に子どもの場合は発音器官の発達が未熟なため、早期治療することが重要です。

顎関節症が発症・悪化する

開咬になることで、顎関節症を発症したり悪化させたりすることがあります。

奥歯だけを使い続けると必然的に顎関節に負担がかかり、咀嚼筋が緊張を強いられるためです。

顎関節症は顎の痛みや開口障害などの不快感な症状を引き起こし、日常生活に支障をきたします。

虫歯・歯周病・口臭につながる

開咬は口が閉じにくく口呼吸になりやすいため、虫歯・歯周病・口臭のリスクが高くなります。

口の中が乾燥することで唾液量が減りその結果、唾液の自浄作用や抗菌作用が低下してしまうためです。

歯磨きの際に口腔洗浄液(マウスウォッシュ)やフロスを使うなどして、口腔環境を清潔に保ちましょう。

免疫力が低下する

開咬で口呼吸になると、免疫力低下につながるともいわれます。

口呼吸によって喉の粘膜が乾燥し、細菌やウイルスの侵入・増殖が促進されるのが理由です。

免疫力が低下すると風邪や感染症にかかりやすく、日常生活に影響が出てしまいます。

コンプレックスが生まれる

開咬は「出っ歯」や「口ゴボ」など、見た目の問題を引き起こすこともあります

コンプレックスを感じると笑うときも口元が気になって手で隠したり、人前で話すことに抵抗を感じたり、精神的な負担になってしまいます。

そのような状態は精神衛生上よくないため、もし気になるのであれば歯科医院に相談して治療を検討しましょう。

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開咬の治療方法と費用【歯科矯正・外科手術】

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

一般的に、開咬は歯科矯正で治療します。

開咬の治療の場合、歯を全体的に動かす必要があるため、部分矯正よりも全体矯正で治療するケースが多いです。そのため、ここでは全体矯正を前提として解説します。

治療方法の費用と治療期間を表にまとめましたので、目安として参考にしてください。(※治療期間に保定期間は含まれません)

矯正方法(全体矯正)

費用

治療期間

表側矯正

60〜130万円

1〜3年程度

裏側矯正

100〜170万円

2〜3年程度

ハーフリンガル矯正

80〜150万円

2〜3年程度

マウスピース矯正

60〜100万円

1〜3年程度

開咬の治療方法についてそれぞれ解説していきますので、一緒に確認していきましょう。

ワイヤー矯正|全体矯正

ワイヤー矯正には「表側矯正」「裏側矯正」「ハーフリンガル矯正」があり、それぞれ費用や治療期間が異なります。

また、開咬の治療で奥歯を圧下(歯を歯茎方向に押し込む動き)させたい場合には、アンカースクリューを用いることもあります。

アンカースクリューとは医療用ネジのことで、チタン製の小さなネジを歯茎の上から骨に埋め込んで歯を効率的に動かす装置です。

アンカースクリューはオプション的な治療のため、保険は適用されません。クリニックによって値段は異なりますが、アンカースクリュー1本あたりの相場は2〜3万円です。

アンカースクリューに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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ここからはワイヤー矯正の3種類について、それぞれ特徴を解説していきます。

表側矯正

ブラケットと呼ばれる矯正装置を歯の表面に装着する、一般的に知られたメジャーな矯正方法です。

また、表側矯正はワイヤー矯正の中では一番安価な矯正方法です。

そのため矯正装置が多少目立っても、費用を抑えて治療したい人におすすめです。

裏側矯正

裏側矯正は歯の裏側にブラケットを装着する矯正方法で、目立ちにくいのが魅力です。

しかし、歯の裏側は複雑で一人ひとり凹凸が異なることから、ブラケットをオーダーメイドで作製するため値段が高くなります。

また、治療に高い技術と手間がかかることも、値段が高くなる理由です。

費用が高くなっても目立ちにくい矯正治療をしたい、と希望する人に向いています。

ハーフリンガル矯正

上の歯だけ裏側矯正にして下の歯は表側矯正なのが、ハーフリンガル矯正です。

費用がかかる裏側矯正を上の歯だけにすることで、費用が抑えられています

「裏側矯正にしたいけど予算的に高すぎる...」という人におすすめの矯正方法といえるでしょう。

マウスピース矯正|全体矯正

インビザラインを始めとするマウスピース矯正は、開咬の治療に向いているといわれます

なぜならマウスピース矯正は、奥歯が圧下(歯全体を根の方に向かって沈めるように動かすこと)しやすい特徴を持っているからです。

ワイヤー矯正と比較すると費用も抑えられるのがメリットです。

マウスピースは透明で目立ちにくいため、気づかれずに歯科矯正したい人に向いています。ただし、マウスピース矯正の場合、1日20時間以上のマウスピース装着が必須です。

マウスピース矯正を選択する場合は、自己管理がとても重要であることを理解しておきましょう。

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クリニックによっては矯正前診断に相場3万円程度かかる場合がありますが、マウスピース矯正の Oh my teethでは無料診断を実施しています。

「マウスピース矯正で治療できるか知りたい」という方も、ぜひお気軽にお越しください。

マウスピース矯正 Oh my teeth の無料診断を予約する

外科的矯正|外科手術+歯科矯正

歯科矯正だけでは開咬を改善できない症例の場合は、外科手術と歯科矯正を併用した治療方法が考えられます。

たとえば骨格性の問題が大きく、上下のあごの骨が極端にずれているなどのケースです。

外科手術ではあごの骨を切って、前歯が噛み合う位置で骨を固定する処置が施されます。

ただし全身麻酔で手術を行い1〜4週間ほどの入院が必要になるなど、大掛かりな治療になるのは避けられません。

手術前後の歯科矯正期間も含めると、トータルの治療期間は2〜3年になります。(※保定期間は含まれません)

治療にかかる費用は矯正のみの治療よりも高額になりますが、「顎変形症」と診断された場合は保険が適用され三割負担になることがあります

保険適用になるケースはあとのセクションで詳しく解説しますので、そちらをご覧ください。

子どもの開咬の治療方法

子どもの開咬は、指しゃぶりや舌癖などの習慣を早い段階でやめさせることで、改善されることがあります。

たとえば、舌癖を防ぐ装置の「タングクリブ」や「タンクガード」を装着して、開咬を改善する方法です。

また「床矯正(しょうきょうせい)」を用いて、あごを広げて歯を並べる治療をすることもあります。

それでも開咬が改善されなかった場合には、歯科矯正と並行して舌や口唇の訓練を行うのが一般的です。

日本口腔筋機能療法学会では舌癖のトレーニングとして、MFT(口腔筋機能療法)を推奨していますのでこちらを参考にしてみましょう。

舌癖からくる開咬を放置していると骨格的な要因へと悪化してしまい、将来的に外科的矯正が必要になります。

大掛かりな治療になるのを防ぐためにも、開咬の早期発見と早期治療が重要です。

開咬を治療したあとに注意すべき点

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

開咬の治療は長期間にわたることが少なくありません。そして、一度は改善されたとしても、治療後に開咬が後戻りしてしまうこともあります。

そうならないように、次の3点に注意しましょう。

開咬を治療したあとに注意すべき点
  • 後戻りを防ぐリテーナーを装着する

  • 舌癖を治す

  • 舌のトレーニングをする

後戻りを防ぐリテーナーを装着する

開咬の治療で歯科矯正したあとは、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。

どんな矯正方法であっても、リテーナーで保定しないと元の状態に後戻りしてしまう可能性があるためです。

後戻りを防ぐリテーナーはマウスピース型のものや、歯の裏側にワイヤーで固定するものなどさまざまなタイプがあります。

リテーナーの装着期間は治療内容によって異なるため、ドクターの指示にしたがいましょう。

舌癖を治す

歯並びを整えても舌癖が治っていないと後戻りが起き、また開咬になってしまうことも考えられます

後戻りを避けるためには、次にあげる舌癖をやめなければなりません。

  • 舌で前歯を押す

  • 舌を上下の前歯の間に押し込む

  • 水などを飲み込むときに舌を上下の前歯に挟む

どうしても舌癖が治らない場合には、先にも紹介したタングクリブやタンクガードを利用して、癖の改善を試みてみましょう。

舌のトレーニングをする

前歯が閉じた状態を維持するために、舌癖やあごの変形を予防する舌のトレーニングが有効です。

先程も紹介したMFT(口腔筋機能療法)や、福岡市のみらいクリニック今井医師が考案された舌や口周りのためのトレーニング「あいうべ体操」を取り入れましょう。

自宅で一人でも簡単にできる「あいうべ体操」は次の通りです。

あいうべ体操のやり方は、次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
(1)「あー」と口を大きく開く
(2)「いー」と口を大きく横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
(1)~(4)を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます

引用元:みらいクリニック

開咬の治療は保険適用になる?

開咬になる原因は?放置してはいけない7つの理由

開咬の治療は高額になるため、経済的な負担が大きくなります。しかし、保険適用にあてはまる症例の場合、三割負担で治療を受けることが可能です。

そこで、保険適用になるケースとならないケースをそれぞれ解説しますので、一緒に確認していきましょう。

保険適用になるケース

開咬の治療で保険適用になる可能性が高いのが、「顎変形症」と診断され外科手術を受ける場合です。

歯科矯正治療では次にあげる条件にあてはまる場合、保険適用になるとされています。

①「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療

②前歯及び小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)に対する矯正歯科治療

③顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・後の矯正歯科治療

引用元: 公益社団法人 日本矯正歯科学会

保険適用になった場合は、三割負担で治療を受けられます。

しかし保険適用になるには、厚生労働大臣が定めた医療機関での治療が条件です。保険適用で治療できるか、事前にクリニックへ確認しましょう。

保険適用にならないケース

残念ながら、一般的な審美性を目的とした歯科矯正は保険適用になりません

また開咬の治療であっても顎変形症と診断されず、外科手術の併用もない場合は保険適用外です。

開咬の治療では保険適用になるケースは極めて少ない、と認識しておきましょう。

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開咬についてよくある質問|Q&A

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ここでは、開咬の治療についてよくある質問を2つ紹介します。多くの人が疑問に感じていることですので、ぜひ参考にしてくださいね。

開咬についてよくある質問
  • Q1:奥歯を削れば開咬は治りますか?

  • Q2:歯並びは悪くないので開咬の治療はしなくても大丈夫ですか?

Q1:奥歯を削れば開咬は治りますか?

開咬の症状改善を目的に、奥歯を削って高さを調節することは推奨されていません

なぜなら、奥歯を削っても根本的な開咬の問題解決にはつながりにくいからです。

奥歯を削ったことで開咬の症状が悪化するケースも散見されます。

開咬の治療で後悔しないためには、信頼できるクリニック選びが大切です。

特定非営利活動法人 日本咬合学会のホームページでは、噛み合わせ専門医の一覧が紹介されていますので、こちらも参考にしてください。

Q2:歯並びは悪くないので開咬の治療はしなくても大丈夫ですか?

前歯が噛み合わないなど開咬の症状がある場合には、治療することをおすすめします

治療せずに放置していると、開咬が悪化してしまうことも考えられます

また、胃腸障害や頭痛、肩こりなど、ほかの健康被害につながるケースもゼロではありません。

開咬の治療が必要か否かの自己判断は難しいため、まずは歯科クリニックで診断を受けましょう。

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開咬を改善するためにまずはクリニックに相談しよう

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食べ物を上手く前歯で噛み切れなかったり、口元にコンプレックスを感じていたり、開咬の症状で悩む方が少なくありません。

しかし、適切な治療を受けることで開咬は改善が期待できるため、この機会に前向きに治療を検討してみてはいかがでしょうか。

マウスピース矯正の Oh my teethでは、カウンセリングや矯正前診断も無料で実施しています。

「この噛み合わせは治療が必要なの?」と気になる方には、症状に合った治療方法を提案いたします。ぜひ一度、お気軽にお越しください。

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