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歯科矯正
最終更新日:2024年2月20日

歯列矯正で行う抜歯の痛みはどれくらい?痛みが続く期間と悪化させない方法

歯科矯正の抜歯top

歯列矯正前に抜歯が必要になる場合があります。初めての抜歯は痛みの程度や痛みの期間がどれほど続くのか心配ではありませんか?本記事では、歯を抜く時の痛みの程度や抜歯後の痛みが続く期間、悪化させない方法を解説します。

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歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

歯列矯正の抜歯は健康な歯を抜くため驚く方も珍しくありません。これまで歯を抜いた経験がないと、どの程度痛いのか想像がつかず不安が募りがちです。

そこで本記事では、なぜ矯正治療で抜歯が必要とされるのか、痛みの程度や期間をわかりやすく解説します

痛みを悪化させないための対策もご紹介しますので、抜歯に備えてぜひ参考にしてくださいね。

マウスピース矯正 Oh my teethでは、無料相談を実施しています。歯列矯正で抜歯が必要かどうか知りたい方や、他院で抜歯が必要と診断されて不安な方からもご相談いただいております。

予約は以下のボタンから簡単にできますので、どうぞお気軽にお越しください。

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歯列矯正で行う抜歯とは?

通常、抜歯は虫歯や歯周病などで歯を残すことが難しいと判断された場合のみ行われます。

しかし、歯列矯正で行う抜歯は、治療を効率的に進めるため、または最終的な歯並びや噛み合わせの質を向上させるために行われます。これを「便宜抜歯(べんぎばっし)」と呼び、精密検査をもとにどの歯を抜歯するかを決定するのが一般的です。

歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要

矯正は抜歯した方がいい?必要なケースとメリット・デメリット

歯列矯正で抜歯が必要になるケースは大きく2つです。

1つめは、歯を並べるスペースの確保が必要な場合です。歯並びが前後に入り組んでいたり、重なってしまっていると歯並びを整えようとしても、あごに入りきらないことがあります。

この状況で抜歯をせず無理に並べようとすると、歯を前に押し出してスペースを確保することになり、結果的に出っ歯になってしまうリスクがあります。そのため、まずは抜歯で歯の本数を減らし、その後あごに沿って並べる必要があるのです。

2つめは、親知らずが歯並びを悪くする要因になっているときです。親知らずは、横向きに生えていることも多く、他の歯を押し出していることがあります。

親知らずが原因の場合、放っておくと歯並びの悪化もありえるため、矯正を始める前に抜歯を勧められることがあります。

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上下左右の4本抜歯が基本

抜歯は左右対称の4本

歯列矯正での抜歯は、歯並びの状態によっても異なりますが、上下左右対称に抜くことが多いです。つまり、上下左右で合計4本になります。

健康な歯を4本も抜くの?と、驚く方もいるかもしれません。しかし、歯は従来左右対称に生えているため、噛み合わせを整えるためにも対称に抜くのがバランスよいとされています。

また、親知らずも併せて抜歯する場合は、さらに多くの本数の抜歯が必要になることも。もちろん、抜かなくて良い歯はなるべく残すようにしたり、一度ではなく複数回に分けて抜歯をしたりするなど、歯や身体にかかる負担を減らせるように配慮します。

一回抜いた歯は生えてきませんので、抜歯を勧められた場合は後悔することのないよう、不安や疑問に思う点は必ず事前に相談し、解消しておくことが重要です。

小臼歯・親知らずを抜くことが多い

小臼歯親知らずの位置

歯列矯正で抜歯する歯は歯並びによって差異はありますが、以下のケースが多いです。

小臼歯

小臼歯は、前歯から数えて4番目と5番目の歯(第一小臼歯・第二小臼歯)のことを指します。

歯を並べるのに十分なスペースを確保しやすいため、歯の状態に合わせてどちらかが抜歯の対象となることが多いです。

小臼歯は奥歯と比較すると歯の根が短いため、比較的簡単に抜歯できます。

親知らず

親知らずは、前歯から数えて8番目の最も奥にある歯のことです。他の歯を押し出すなど、歯並びに影響を与えている場合は抜歯の対象になります。

親知らずは歯茎の下で横向きに生えている場合もあり、表面が見えなくても抜歯対象となる可能性があります。

その他の歯

歯並びのバランスや虫歯などの状況によっては、その他の歯が抜歯の対象となることもあります。

ただし、犬歯や奥歯は、食べ物を効果的に噛み砕くという咀嚼(そしゃく)機能において重要な役割があります。そのため、犬歯や奥歯の抜歯を勧められた場合は、メリットとデメリットをよく理解しておきましょう。

歯列矯正で行う抜歯の痛みはどのくらい?

抜歯の痛み

しっかりと埋まっている健康な歯を抜くなんて、相当な痛みを感じるのでは?と思う方もいらっしゃいますよね。抜歯する時の痛みと、抜歯後の痛みをそれぞれ解説していきます。

抜歯する時の痛み

抜歯する際は、「局所麻酔」と呼ばれる麻酔を打ちます。歯茎に注射をするため、多少チクっとした痛みを伴いますが、麻酔が効いてくると感覚や痛みがなくなるため、抜歯自体の痛みはほとんどないといえます。

ただ、抜歯の痛みは個人差があり、歯の状態や抜歯する歯、使用される麻酔の種類など、さまざまな要因によって異なります。

治療時間も歯の根っこが短い小臼歯は、数分で完了することがほとんどです。ただ、歯茎に埋まっている親知らずは、歯茎の切開と歯を分割してから抜くため、時間がかかることがあります。

歯を割る衝撃を感じることはありますが、麻酔が効いているため痛みを伴うことはありません。中には歯が抜けた感覚も分からない方もいるほどです。

下あごの骨は上あごの骨に比べて密度が高いため、下の歯の方が痛みを感じやすいとされています。しかし、抜歯時の痛み自体はないので必要以上に怖がらずリラックスして臨みましょう。

抜歯した後の痛み

抜歯後は、傷口がズキズキと痛むことがあります。最も痛むのは麻酔が切れた直後なので、麻酔が切れる前に処方された鎮痛剤を飲みましょう。

また、傷口の痛みは、当日〜翌日にかけてピークに達しますが、鎮痛剤を飲むことで痛みは軽減されます。

ただ、親知らずを抜いた場合は、周辺の組織が腫れることもあります。この腫れは抜歯後すぐには現れないことが多く、翌日から3日後にかけて徐々に現れ、痛みのピークとなることがほとんどです。

抜歯後はドクターの指示に従って処方された薬を飲み、痛みや腫れが予想以上にひどい場合は、遠慮なく相談しましょう。

歯列矯正で抜歯したら痛みはいつまで続く?

痛みはどれくらい続く

3日ほどで痛み止めが不要になる方が多いです。傷口の治癒が進むにつれて、むず痒さを感じてくる場合もありますが、指や舌で触って刺激を与えてしまうと逆効果になりますので、患部は触らずにそっとしておきましょう。

ただ、稀に痛みが強くなるケースがあります。この場合、「ドライソケット」を起こしている可能性が考えられます。

ドライソケットは、抜歯した穴に血液の固まりが形成されないか、早期に失われてしまい骨が露出した状態です。細菌感染により強い痛みを引き起こすことがあります。自然に治ることは少なく、傷口の清掃や抗生物質の処方などが必要です。

抜歯後、1週間経っても痛みが続いたり強くなっていく場合は、ドライソケットの疑いがあるため、早めに受診しましょう。

抜歯の痛みを悪化させないためにできること

気をつけておくべき3つのこと

麻酔が切れるまでは患部に触れるような行為を避けるのはもちろんのこと、抜歯後の痛みを悪化させないためにできることを確認しておきましょう。

血行が良くなることを避ける

抜歯後の傷口には「血餅(けっぺい)」と呼ばれる血の塊ができます。血餅は傷口を外部の細菌から守り、同時に傷口の下で新しい組織を生成し、治癒を促進する役割があります。

ただし、抜歯した直後は血餅がまだ固まっておらず、血流が良くなることにより傷口から再出血してしまう恐れが。

そのため、抜歯直後は運動や飲酒など血行を促進する行為は控えるようにしましょう。抜歯をした当日と翌日はできるだけ静かに過ごせるよう、あらかじめ予定を調整しておくと安心です。

また、長時間お風呂に浸かると血行が良くなるため、抜歯した当日はシャワーのみで済ませることが望ましいです。

抜歯2日後以降から、通常通りの生活が送れるようになりますが、痛みや腫れがひどい場合は、激しい運動や飲酒は避けて過ごすようにしましょう。

患部への刺激を与えない

抜歯後の傷口に刺激を与えてしまうと、血餅が取れて出血したり、細菌が入り込む原因となります。

違和感がある、治りかけてむず痒く感じるなどで気になってしまう場合でも、舌や指で触らないようにしましょう。

また、患部を触らないように意識していても、日頃の生活の癖でついつい刺激を与えてしまうことがあるので注意が必要です。たとえば、歯磨きや食事の際は、歯ブラシや食べ物が患部に触れないようにしましょう。

特に気をつけたいのは、うがいをする時です。うがいをすると、口をゆすぐ際の水圧で血餅がはがれてしまうことがあります。

血の味がしたりしてすっきりしたい時でも、ぶくぶくうがいは禁物です。口に水を含む程度にとどめる、抜歯した歯の反対側から水を吐き出すようにするなど、患部に刺激を与えないように注意しましょう。

薬の用法を守り正しく服用する

抜歯後は、痛み止めと抗生剤を処方されることが多いです。痛み止めは、痛みを感じない場合は服用をやめても問題ありません。

抗生剤は、傷口からの感染症や化膿を防ぐために服用するもので、ドライソケットの予防にもつながります。抗生剤は途中でやめてしまうと感染予防の効果が下がってしまうため、ドクターの指示に従って決められた日数分を飲み切るようにしましょう。

ただし、飲み忘れても2回分を一度に飲むようなことは禁物ですので控えてくださいね。

歯列矯正の抜歯に不安や疑問がある場合はドクターに相談

抜歯の際は麻酔をするため痛みは感じませんが、麻酔が切れた後に痛みや腫れが生じる可能性があります。ただ、抜歯後の生活にも気をつけることで、数日で日常生活に戻れます。

もしどうしても抜歯時や抜歯後の痛みが心配な場合、歯科クリニックにあらかじめ伝えておくと、痛みや不安を解消する具体的なアドバイスをもらえるでしょう。

マウスピース矯正Oh my teethでも、矯正前の抜歯についてドクターに相談できます。

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