歯科矯正
最終更新日:2024年10月15日
フィックス(固定式)リテーナーのメリット・デメリット【歯科医師監修】
フィックスリテーナーとは固定式リテーナーの一つであり、後戻りに対して高い効果を得られます。
しかし「外したい時に外せない」「歯磨きしにくい」といった特徴もあり、保定装置選びの際はメリット・デメリット双方をあらかじめ理解することが大切です。
本記事でフィックスリテーナーの利点や着脱式リテーナーとの違いを知り、自分に合った保定装置選びにつなげましょう。
目次
- フィックスリテーナーとは
- 後戻りを防ぐ保定装置の一種
- 固定式で着脱できない
- フィックスリテーナー(固定式リテーナー)のメリット
- 費用が安い
- 審美性に優れる
- 自己管理不要
- フィックスリテーナー(固定式リテーナー)のデメリット
- 汚れが溜まりやすい
- 外れても気付きにくい
- 定期的なメンテナンスが必要
- フィックスリテーナーの注意点
- 外したいと思った場合はまず相談を
- 外れたらなるべく早く相談する
- つけ直しの費用は事前に確認する
- オーラルケアを工夫する
- フィックスリテーナーに関してよくある質問
- マウスピース型マウスピースの併用はできますか?
- マウスピース型リテーナーを20時間装着しているのとどちらが保定効果が高いですか?
- やや後戻りを感じているのですが、フィックスリテーナーで矯正完了直後の歯並びに戻すことはできますか?
- 自己管理能力に合わせてリテーナーを選ぼう
マウスピース矯正 Oh my teethでは、一番最後のマウスピースをリテーナーとして使用できますが、下顎はご希望に応じてフィックスリテーナーの装着も可能です。リテーナーに関するご相談は、お気軽にLINEでご連絡くださいね。
「フィックスリテーナー」とは固定式の保定装置です。「舌側弧線装置(犬歯間保定装置)」とも呼ばれます。
歯科矯正では矯正治療で並んだ歯をそのまま保つための「保定期間」が必須。保定期間に装着する装置の一つが、このフィックスリテーナーです。
後戻りを防ぐ保定装置の一種
矯正治療後は何もしないと歯が元の位置に戻ろうと動き、矯正治療できれいに並んだ歯が再び乱れてしまいます。これを「後戻り」といいます。
歯が動くのを防ぐためには、矯正治療後に保定装置をつける期間(保定期間)が必要です。
保定装置には何種類かあり、フィックスリテーナーはその中の一つです。
リテーナーの種類は後ほど改めて紹介しますが、固定式のフィックスリテーナーと取り外し式のリテーナーがあり、それぞれで使うこともあれば、併用することもあります。