セラミックブラケットは目立つ?デメリットや矯正費用の違いを比較
セラミックブラケットとは白く目立ちにくい矯正装置で、歯の色に近い素材でできています。
「本当に目立たないの?」
「クリアブラケットやほかの矯正装置との違いは?」
本記事ではこのような疑問を解決しながら、セラミックブラケットのメリット・デメリット、を解説。矯正の値段や費用なども比較しているため、セラミックブラケットにしようか悩んでいる方は参考にしてください。
目次
- セラミックブラケットの特徴とは?
- クリアブラケットとの違い
- セラミックブラケットのメリット
- 歯の色に近いため目立ちにくい
- 着色や変色しにくい
- 金属アレルギーの心配がない
- 矯正の治療期間が短い
- セラミックブラケットのデメリット
- メタルブラケットよりやや強度が劣る
- メタルブラケットと比べて費用が高い
- 破折する可能性がある
- 【値段や期間】セラミックブラケットとほかの目立たない矯正との比較
- 裏側矯正
- ハーフリンガル矯正
- マウスピース矯正
- 【タイプ別】目立たない矯正方法の選び方
- とにかく周囲にバレずに矯正がしたい
- 歯並びが大きく乱れているけれど目立つのは嫌だ
- 目立たず矯正中の食事や歯磨きも快適に行いたい
- 特徴を理解した上で自分に合った方法を選ぼう
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Oh my teethは、透明なマウスピースを使った矯正。矯正中の見た目が気になるなら、まずは無料の適合診断にお越しください。
![セラミックブラケットの特徴とは?](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/t6IzM8xVDXhYwsthfjpMj/8d7a1481ab7b9558b8dbc59439e97f0e/28453786_m.jpg)
セラミックブラケットとは審美性の高い矯正装置で、一般的な金属素材の器具よりも目立たないのが特徴です。
見た目が歯の色に近いため「笑ったときに金属が見えると恥ずかしい」という方にもおすすめ。
またセラミックブラケットを使用した歯科矯正は、歯並びの乱れが重度でも幅広く対応できるのも魅力だといえます。
クリアブラケットとの違い
セラミックブラケットとクリアブラケットの違いは素材に あります。
セラミックでできたブラケットは、その名の通り「セラミック素材」から作られています。見た目も自然で、耐久性がありとても頑丈です。
一方クリアブラケットは「プラスチック素材」から作られた矯正装置で、着色がつきやすいものの安価に利用できます。どちらにするか迷った場合は、値段や性能を比べながら医師と相談するとよいでしょう。
![審美ブラケットを使ったワイヤー矯正](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/065569bc-9807-4c56-9305-b1f97d92a014/84c25fd4c447d67d855e89ee77eda8fa/s-1688x1125_v-fms_webp_bd2699c6-d487-498f-87a8-c3a50c492ed6.jpg)
「矯正装置が目立つのは嫌」という方には、審美性の高い審美ブラケットを選ぶこともできます。矯正装置の素材が違うだけで、メタルブラケットと同じように抜歯をともなうケースなど幅広い症例に対応可能です。
セラミックブラケットには、以下のようなメリットがあります。
目立ちにくい
着色や変色しにくい
金属アレルギーの心配がない
矯正の治療期間が短い
歯の色に近いため目立ちにくい
セラミックブラケットの最大のメリットは、矯正装置が歯の色に近い乳白色であるため目立ちにくいことです。これまでメタルブラケットの見た目がネックになっていた方も、抵抗感を軽減できるでしょう。
どれくらい目立たない?
セラミックブラケットに金属のワイヤーを白くコーティングしたホワイトワイヤーを組み合わせることで、より目立ちにくくなります。歯の色に馴染むので、笑ったときや口を開けたときでも遠目からであれば気づかれにくいです。
しかし、いくら目立たないといっても装置は歯の表側についていて立体感もあるので、近くで見るとわかります。周囲に矯正中だとどうしてもバレたくないという方は、後述するほかの目立たない矯正方法を検討した方がいいかもしれません。
着色や変色しにくい
セラミックブラケットは吸水性がないため、着色や変色しにくい特徴もあります。同じ審美ブラケットでも吸水性があるプラスチックブラケットは、飲食物によって着色しやすい点がデメリットです。
一度着色したブラケットは元に戻らないため、時間がたっても汚れがつきにくいセラミックブラケットは審美性に優れていると言えます。
金属アレルギーの心配がない
メタルブラケットは金属を使用しているため、金属アレルギーの心配があります。金属アレルギーは、口腔内が炎症を起こすだけでなく、金属と接触していない手や足の水ぶくれや頭痛といった全身に症状が現れることも。
その点セラミックブラケットには金属が使用されていないので、金属アレルギーのある方も安心です。今は症状が出ていなくても数年後に発症することもあるため、金属アレルギーの予防とし てセラミックブラケットを利用する方もいます。
矯正の治療期間が短い
セラミックブラケットを使った矯正は、裏側に器具をつける「裏側矯正」よりも比較的治療期間が短くすみます。
セラミックブラケットの裏側矯正は目立ちにくいものの、治療期間を短くしたい場合はセラミックブラケット矯正がおすすめです。
![セラミックブラケットのデメリット](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/65NdQ28QQv2i5oFU3UmwPp/df8fa117602bc0a08955515e068b63d5/2666731_m.jpg)
セラミックブラケットは審美性に優れていますが、強度などほかに比べると劣ることもあります。
つぎに具体的なデメリットを確認していきましょう。
メタルブラケットよりやや強度が劣る
メタルブラケットと比べて費用が高い
破折する可能性がある
メタルブラケットよりやや強度が劣る
メタルブラケットは金属製のため、強度と耐久性に優れています。一方セラミックブラケットの素材は陶器なので、メタルブラケットと比べるとやや強度は劣ります。
強度は弱くても治療効果はメタルブラケットと変わりません。普通に使用している分には問題ありませんが、強い衝撃が加わると割れてしまう可能性があるため、注意が必要です。
メタルブラケットと比べて費用が高い
メタルブラケットと比較すると、セラミックブラケットは目立ちにくい分、費用が高くなります。
【費用相場】
メタルブラケット:30~80万円
セラミックブラケット:65~100万円
ホワイトワイヤー:+10万円
破折する可能性がある
セラミックブラケットは頑丈な素材ですが、強くぶつけてしまうなどのアクシデントがあると、破損する可能性もあります。ただし基本的な生活を行うだけなら問題ありません。
![](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/3HKKuT71kq4VpsxDkE3fhf/47c4ef04fe4c3c136dccce3bf0a090c8/____________.jpg)
ワイヤー矯正の値段相場は?平均費用を種類別に解説
目立たない矯正は、セラミックブラケット以外にもあります。ここからは、セラミックブラケットと比較したほかの目立たない矯正方法(裏側矯正・ハーフリンガル矯正・マウスピース矯正)のメリット・デメリットを紹介します。
セラミックブラケット+ホワイトワイヤー | 裏側矯正 | ハーフリンガル矯正 | マウスピース矯正 | |
---|---|---|---|---|
見た目 | 比較的目立ちにくい | 正面からは見えない | 上の歯は見えない | 透明で目立たない |
対応できる症例 | 多くの症例に対応可能 | 比較的多くの症例に対応可能 | 比較的多くの症例に対応可能 | 対応できない症例もある |
耐久性 | 金属製より劣る | 優れている | 優れている | 扱いに注意しなければ割れてしまう |
費用(全体矯正) | 75~110万円 | 100〜170万円 | 80〜150万円 | 60〜100万円 |
矯正期間(全体矯正) | 1〜3年程度 | 2〜3年程度 | 2〜3年程度 | 1〜3年程度 |
裏側矯正
![裏側矯正](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/8adf5f7b-536a-454f-a082-ca8679fe8349/80e0c9531ce97a5958d17fa0ad70938a/s-512x312_webp_9b3e5134-fcfd-4e1d-a2e2-5cf2d8bd98af.jpg)
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着するワイヤー矯正の一つです。舌側矯正やリンガルブラケット矯正とも呼ばれます。
裏側矯正はセラミックブラケットとは異なり歯の表側に矯正装置がつかないので、口元の立体感もなく正面からであればバレません。ただし、慣れるまでは違和感が大きく、滑舌が悪くなったり食事や歯磨きもしにくくなります。
メリット | デメリット |
---|---|
・正面から矯正装置が見えない ・口元に厚みが出ない ・スポーツなどで口腔内を傷つけにくい ・舌癖防止につながる | ・費用が高い ・治療期間が長くなる ・違和感を感じやすい ・滑舌への影響が出やすい ・歯磨きがしにくい ・矯正装置が外れやすい |
ハーフリンガル矯正
![ハーフリンガル矯正](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/264e9968-9f43-470a-bf78-c17d57e86293/7b70604a94776d97f2e975d43799fcf8/s-1500x1500_v-fms_webp_837dbc2f-502e-4952-8b25-0ac4b052836e.png)
ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側に、下の歯は表側にブラケットとワイヤーを装着するワイヤー矯正の一つです。表側矯正と裏側矯正両方のメリット・デメリットを兼ね備えています。
ハーフリンガル矯正は上の歯の矯正装置が見えないので、セラミックブラケットと比べると周囲に気づかれにくいです。ただし、裏側矯正ほどではありませんが、違和感や滑舌への影響があります。
メリット | デメリット |
---|---|
・上の歯の矯正装置は見えない ・口元の厚みが出にくい | ・費用が高い ・治療期間が長くなる ・違和感を感じやすい ・滑舌への影響が出やすい ・歯磨きがしにくい ・矯正装置が外れやすい |
マウスピース矯正
![マウスピース矯正 Oh my teethのマウスピースを装着した女性](/cdn-cgi/image/quality=75/https://images.ctfassets.net/m1i3lr99rtt2/83efd7ea-ac66-4443-8853-d0d458c08172/532c6fb1d561b5672cfd8e7c5ddc84f1/s-1470x598_v-fms_webp_1d1771de-f65c-461e-91e0-6be4d5f7ccb2.png)
マウスピース矯正は、透明で薄いマウスピースを装着して歯並びを整える方法です。「インビザライン」や「クリアコレクト」など、さまざまなブランドがあります。
透明なマウスピースは、セラミックブラケットと比べても目立ちにくく、ほぼ気づかれません。筆者もマウスピース矯正経験者ですが、矯正開始時、クリニックで初めてマウスピースをつけもらって帰宅した際、家族に「え?もうつけているの?」「全然わからない」と驚かれました。
ただし、マウスピースの1日20時間以上の装着やお手入れなど、セラミックブラケットにはない自己管理が必要です。また、適応症例が限られるため、歯並びの状態によっては希望していても対応できないケースもあります。
メリット |
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