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歯科矯正
最終更新日:2023年11月30日

すきっ歯の原因と治療法を解説! 放置するリスクや予防法は?【歯科医師監修】

すきっ歯の原因と治療法を解説! 放置するリスクや予防法は?【歯科医師監修】

すきっ歯の原因にはいくつかあり、治す方法にも歯科矯正と補綴治療(被せもの)などのさまざまな治療法があります。本記事では、すきっ歯の原因・治療法をご紹介。さらに、予防法についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

「すきっ歯にはどんな治療法があるの?」
「すきっ歯になった原因と酷くならないための予防法を知りたい」

このようにお悩みではありませんか?

笑うと歯と歯の隙間が目立つ「すきっ歯」は不正咬合のなかの一つで、放っておくとさまざまなリスクが発生します。

そこで本記事では、マウスピース矯正の実際の症例と合わせて、すきっ歯の治療法や原因をくわしく解説します。

すきっ歯の予防法についても合わせて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

\あなたのすきっ歯はなおせる?/

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マウスピース矯正Oh my teethのすきっ歯の症例はこちら

本記事の要点
  • すきっ歯の治し方には歯科矯正と補綴治療などがある

  • すきっ歯を放置するとコンプレックスや虫歯・歯周病、発音に影響する

  • 子どものすきっ歯は自然に治る場合があるが、大人のすきっ歯は自然に治らない

すきっ歯でお悩みなら、一度マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断に来てみませんか?マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断では、矯正に関する疑問やお悩みを歯科医師に直接ご相談いただけます。

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すきっ歯の原因は?

すきっ歯とは

そもそもすきっ歯とは、歯と歯の間に隙間がある状態のことを言います。

乳歯であれば、永久歯が生えるスペースを確保するために必要な隙間であるため、すきっ歯でも問題ない場合が多いです。しかし、成人ですきっ歯がある場合は正常ではありません

ではなぜ、成人ですきっ歯になるのでしょうか?原因は、先天的要因と後天的要因があります。

それぞれの原因を理解できるように詳しく見ていきましょう。

先天的要因

先天的なすきっ歯の要因は以下の4つです。

  • 上唇小帯の付着異常

  • 歯の大きさが小さい

  • 過剰歯がある

  • 歯の本数が少ない

上唇小帯の付着異常

上唇小帯の付着異常のイメージ

永久歯列期になっても上唇小帯の付着位置が歯と歯の間にあると、正中離開の原因になります

上唇小帯とは上唇をめくると中央にある、歯茎に向かってある「すじ」のこと。通常、上唇小帯の位置は成長とともに上に移動します。

しかし永久歯列期になっても移動しない場合は、上唇小帯が邪魔になることで歯と歯のあいだに隙間ができるのです。

歯の大きさが平均より小さい

すきっ歯のイラスト

歯の大きさが平均よりも小さいと、歯のスペースが顎のスペースに対して余ってしまい、隙間ができることがあります。

特に、上顎の歯で前から2番目の歯が小さくなる傾向が高いです。

過剰歯が隙間の下に埋まっている

過剰歯とは通常よりも多い歯のこと。過剰歯が歯と歯の間にあると邪魔になり、隙間が閉じないこともあります。

特に一番前の歯と歯の間に過剰歯が見つかることが多いです。

歯の本数が少ない

親知らずを除いて歯は28本生えていますが、生まれつき28本生えてこない人もいます

前から数えて2番目の歯・5番目の歯が欠損していることが多いです。

後天的要因

すきっ歯の後天的な要因は、以下の2つです。

  • 奥歯の欠損が原因で前歯で噛むようになる

  • 指しゃぶりや舌の癖

奥歯の欠損が原因で前歯で噛むようになる

歯周病や虫歯によって奥歯を失うと前歯でしか噛めなくなり、前歯が外側へ開く様に傾いていくことがあります。

痛みもなくゆっくりと進行するため、初期段階では自身で気づかないことが多いです。

指しゃぶりや舌の癖

指しゃぶりや舌を前に出す癖があると、歯は動きます

歯科矯正を終えた後もこのような悪習癖があると歯が動いてしまうので、改善することが大切です。

すきっ歯の治し方

すきっ歯の治し方

すきっ歯の治療方法は、大きく分けて以下の2つです。

  • 詰め物・被せ物で治す

  • 歯科矯正で治す

そして必要に応じて、以下の治療を行うこともあります。

  • 上唇小帯の切除

  • 過剰歯の抜歯

詰め物・被せ物で治す

詰め物や被せ物で治療することを補綴治療と呼び、「ダイレクトボンディング」「ラミネートベニア」「セラミッククラウン」などの種類があります。

それぞれの種類をくわしく見ていきましょう。

ダイレクトボンディング

  • 治療期間:1〜2日

  • 費用目安:1歯あたり3万〜5万円程度

  • メリット:1回で治療が完了する・値段が安い

  • デメリット:治療付近の歯の虫歯リスク・経年劣化

型どりをせず審美性の高いレジンを使って、その場で直接隙間を修復する方法です。

ラミネートベニア

  • 治療期間:3週間〜1.5ヶ月

  • 費用目安:1歯あたり5万〜15万円程度

  • メリット:長期間美しい状態をキープできる・施術を受けていない歯と馴染む

  • デメリット:健康な歯のエナメル質を削らなければならない・値段が高い

歯の表面のエナメル質だけを薄く削り、薄いセラミックを表面に貼り付けて治療します。隙間が3mm程度であれば適応できます。

すきっ歯の先天的な原因である、「歯の大きさが平均より小さい」「歯の本数が本来より少ない」の場合にこの治療を行えます。

セラミッククラウン

  • 治療期間:約3週間

  • 費用目安:1歯あたり8万〜15万円程度

  • メリット:審美性に非常に優れる

  • デメリット:歯を削らなければならない・値段が高い

歯を大きく削り、白いセラミックの冠を歯に被せる治療です。歯の大きさにバランスがある場合に適応されます。

すきっ歯の先天的な原因である、「歯の大きさが平均より小さい」「歯の本数が本来より少ない」の場合にこの治療を行えます。

歯科矯正で治す

マウスピース矯正やワイヤー矯正といった、歯科矯正で歯を移動させることで、歯と歯の隙間をなくせます。

それぞれの矯正の種類について、くわしく見ていきましょう。

マウスピース矯正

  • 治療期間:2ヶ月〜

  • 費用目安:10万円〜

  • メリット:自身の歯を削る必要があない

  • デメリット:後戻りのリスクがあるため保定装置の着用が必要

透明なマウスピース型の装置を装着して歯を動かします。すきっ歯に適用可能なケースがほとんどで、短期間で見栄えが大きく改善されるケースが多いです。

すきっ歯の先天的な原因である、「歯の大きさが平均より小さい」「歯の本数が本来より少ない」の場合にこの治療を行えます。

マウスピース矯正の詳しい費用や期間、詳細については「マウスピース矯正とは」をご覧ください。

以下は、マウスピース矯正 Oh my teethの実際の症例(すきっ歯の部分矯正)です。

マウスピース矯正 Oh my teethのすきっ歯(空隙歯列)の症例
  • 総額:33万円

  • 期間:3ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

マウスピース矯正 Oh my teethの注意事項
  • すきっ歯の症例をもっと見たい方はこちら

ワイヤー矯正

  • 治療期間:2ヶ月〜

  • 費用目安:30万円〜

  • メリット:自身の歯を削る必要がない

  • デメリット:後戻りのリスクがあるため保定装置の着用が必要

ブラケットとワイヤーと呼ばれる装置を装着して歯を動かします。すきっ歯に適用可能なケースがほとんどで、大きく改善されることが多いです。

一方で種類にもよりますが、矯正装置が目立ちます

先天的な原因である、「歯の大きさが平均より小さい」「歯の本数が本来より少ない」の場合にこの治療を行えます。

※ワイヤー矯正については「ワイヤー矯正の種類と値段を解説!」を合わせてご覧ください。

すきっ歯によって見た目だけでなく、噛み合わせなど機能的に問題がある場合は、補綴治療よりも矯正治療がおすすめです。

なぜなら歯科矯正治療は補綴治療と異なり、噛み合わせを改善できるからです。また、歯を大きく削る必要がない点もメリットでしょう。

一方で歯科矯正のデメリットは、補綴治療に比べて治療期間が長い点や後戻りする可能性があることです。

すきっ歯の原因が後天的要因の場合、悪習慣を治さずに矯正をすると後戻りの原因に。その点、悪習慣を取り除くことが、すきっ歯の予防につながります。すきっ歯を予防する方法については後ほど詳しく紹介します。

上唇小帯の切除

  • 治療期間:1〜2週間

  • メリット:改善効果が早く現れる・後戻りを起こしにくい

  • デメリット:外科的治療を行なうため、元に戻せない

すきっ歯の原因の1つである上唇小帯をメスやレーザーを使って切除することで、すきっ歯の改善が期待できます。

成長期である6~7歳で行われることが多いです。

過剰歯の抜歯

  • 治療期間:1日

  • メリット:永久歯が生えていない段階で抜歯することにより、歯並びへの影響を少なくできる

  • デメリット:抜歯後に少し腫れてしまう

過剰歯が原因で歯の隙間が閉じない場合、過剰歯を抜かないと隙間が閉じることはありません

子どもの歯の生え変わりを考慮して抜歯することが多いです。

すきっ歯を放置するリスク

すきっ歯を放置するリスク

すきっ歯を放置することで考えられるリスクは、以下の4つです。

  • 見た目が気になる

  • 虫歯・歯周病リスクが高まる

  • 発音や滑舌が悪くなる

  • 噛み合わせが悪くなる

見た目が気になる

すきっ歯の中でも特に正中離開は見た目に影響しやすいです。人前で笑うときに口元を隠すのが癖になるなど、外見のコンプレックスにつながるでしょう。

虫歯・歯周病リスクが高まる

すきっ歯は、歯と歯のすき間に食べ物が詰まりやすく、自然に磨いても食べかすが残りやすいです。歯間ブラシやフロスを併用するなど、工夫を施さないと虫歯や歯周病のリスクが上がってしまいます。

発音・滑舌への悪影響

歯と歯の間から息が漏れることで、発音や滑舌への悪影響が考えられます。特に「サ行」「タ行」が不明瞭になることがあります。

噛み合わせへの悪影響

すきっ歯で噛み合わせに不具合があると、食べ物をうまく咀嚼できなかったり、食べやすい片側だけで食事をしたりすることも

その結果胃腸への負担が大きくなったり、全身のバランスが崩れ肩こりや腰痛の原因になったりすることがあります。

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すきっ歯を予防する方法

すきっ歯を予防する方法

「前はすきっ歯じゃなかったのに、最近すきっ歯になってきた」と悩んでいませんか?

日常生活による癖や習慣により、歯の隙間を広げてしまう場合があります。

すきっ歯になる原因として、先天的要因と後天的要因を紹介しましたが、後天的要因を取り除くことで、すきっ歯の予防につながります

すきっ歯を予防する方法は、以下の4つです。

  • 舌の位置に気をつける

  • 爪を噛まない・気をつけて爪楊枝を使う

  • 虫歯・歯周病を放置しない

  • 歯ぎしりを相談する

舌の位置に気をつける

舌の正しい位置を「スポット」といい、上の前歯の裏側にあるヒダの部分を指します。スポットに舌がない人は、歯を内側から常に押している可能性があります。

爪を噛まない・気をつけて爪楊枝を使う

爪を噛んだりつまようじを歯の隙間に入れたりすることで、歯の隙間を広げてしまいます。爪噛みをやめたり、爪楊枝の使い方を気をつけたりすると、すきっ歯になるのを防げます。

虫歯・歯周病を放置しない

虫歯や歯周病によって歯が欠けたり抜けたりしたまま放置すると歯が動き、すきっ歯の原因になります。歯が動くスペースを作らないためにも、定期的に歯科クリニックで検診やクリーニングを受けましょう。万が一虫歯や歯周病が見つかっても、早期発見につながります。

歯ぎしりを相談する

朝起きたときにあごが疲れていたり、一緒に住む家族などから就寝中の歯ぎしりを指摘されたりしていませんか?

歯ぎしりは歯に負荷がかかる原因になり、放置するとすきっ歯につながる可能性があります。

歯がかけたりすり減ったりすることもあるため、早めに歯科クリニックに相談するのがおすすめです。ナイトガードという夜間マウスピースを装着することで、歯へのダメージを軽減できます。

すきっ歯に関するよくある疑問

最後に、すきっ歯に関するよくある疑問にお答えします。

すきっ歯はかわいい?

フランスでは、歯の隙間から幸運が入ってくるとされ「幸運の歯」と呼ばれています。すきっ歯には魅力的でかわいいというイメージを持たれており、モデルや女優がそのまま放置していることも。

しかし日本では、すきっ歯はあまりよいイメージを持たれていないことがほとんどです。先述したように放置しておくことでリスクもあるため、治療した方がよいでしょう。

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子どものすきっ歯(発育空隙)は何歳までに自然に治る?

個人差はありますが、子供のすきっ歯(発育空隙)は前歯が生えそろう10歳ごろまでに整ってくることが多いです。

一般的には永久歯は乳歯よりもひとまわり大きいため、永久歯が生えそろうことで、自然と隙間が埋まります。

しかし、乳歯の時期に歯と歯の間に全く隙間がないと、永久歯に生え変わる際に十分にスペースがなく、歯並びがガタガタになる恐れが。

気になるようであれば、そのままにしておいても問題ないかを、歯科医師に相談してみましょう。

大人のすきっ歯は自然に治る?

結論からいうと、大人のすきっ歯は自然に治ることはありません。しかし、乳歯のすきっ歯は自然に治ることがあります。

乳歯は永久歯が生えるスペースを確保するため、元々隙間があります。この場合、永久歯に生えかわると隙間が無くなるため、「すきっ歯が自然に治った」と感じることがあります。

また、上唇小帯の付着異常で正中離開していても、永久歯に生えかわることですきっ歯が改善されるケースもあります。

永久歯に生えかわっても正中離開が改善されない場合、歯科クリニックに相談しましょう。

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すきっ歯に悩んでいるなら早めに相談を

マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断

子どものすきっ歯は、永久歯に生えかわることで自然に治るケースがあります。しかし、大人のすきっ歯は、自然に治ることはありません。

さらに生活習慣によってすきっ歯を進行させてしまうこともあるため、口周りの悪習慣がある場合には取り除く必要があります。

すきっ歯は見た目だけでなく、噛み合わせや発音など機能障害の原因になることも。すきっ歯でお悩みの方は、早めに歯科クリニックに相談しましょう。

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以下は実際のすきっ歯の症例です。
マウスピース矯正 Oh my teethのすきっ歯(空隙歯列)の症例
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:3ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

マウスピース矯正 Oh my teethの注意事項
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