ホームホワイトニングでムラができる原因は?まだらを防ぐ対策方法も解説
ホームホワイトニングは自宅で手軽に歯を白くできる人気の方法ですが、「部分的に白くならない」「歯の根元だけ黄ばみが残ってしまう」など、思い通りの結果が得られないこともあります。
本記事では、ホームホワイトニングでムラができる原因を解説するとともに、ムラを防ぐための対策や、ムラが生じた場合の対処法を紹介します。理想の白さを手に入れたい方や、ホームホワイトニングに失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。
Oh my teeth
マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。
目次
ホームホワイトニングで仕上がりにムラができる原因は、以下の3つに大きく分けられます。
歯の表面構造が異なるため
薬剤が均等に塗布できていないため
薬剤によってホワイトスポットが目立つため
それぞれ詳しく解説します。
歯の表面構造が異なるため
歯の表面は一見滑らかで均一に見えますが、実際には場所ごとにエナ メル質や象牙質の厚みや質が異なるため、ホワイトニング薬の効果に差が出ることがあります。
特にエナメル質が薄くなっている部分や、テトラサイクリンによる変色がある歯では、ホワイトニング効果が均一に現れにくく、ムラやまだら模様が生じやすいです。
また、歯の根元部分はエナメル質が薄く象牙質が透けやすいため、ホワイトニング剤の効果が他の部分と異なりやすく、白くなりにくい傾向があります。
このような表面構造の違いは、「バンディング」と呼ばれる縞模様の色ムラにもつながりやすく、歯並びが不均一な場合は特に目立ちやすいです。
薬剤が均等に塗布できていないため
マウスピースの形状や薬剤の使用量が不適切であることも、ホームホワイトニングで色ムラができやすい原因です。
マウスピースが歯並びにぴったり合っていない場合、薬剤が一部に偏ってしまい、ムラが発生しやすくなります。特に歯の根元や隙間は薬剤が行き渡りにくいため、マウスピースの形状が歯並びに合っていないと仕上がりにムラができやすいです。
また、薬剤の量が多すぎると、一部の歯にだけ効果が強く現れて白さが偏ってしまい、逆に少なすぎるとホワイトニング効果が不十分となって、ムラやまだら模様が残りやすくなります。
既存のホワイトスポットが目立つため
歯に ホワイトスポットがある場合、ホワイトニングを行うことで仕上がりにムラができやすいです。
ホワイトスポットとは、歯の表面にできる白い斑点のことで、エナメル質の一部が不完全に形成されたり、脱灰が起こることで発生します。
通常の歯よりも白く見えるため、ホワイトニングによって歯全体が白くなると、斑点の部分が強調されて目立ちやすくなります。
ホワイトスポットが広範囲に及ぶ場合や、歯の根元に集中している場合は特に仕上がりがまだらになりやすいでしょう。
ここではホームホワイトニングによる歯のムラを防ぐ対策方法をご紹介します。
歯科クリニックでマウスピースを作成する
ホームホワイトニングによる歯の色ムラを防ぐには、 歯科クリニ ックで自分専用のカスタムマウスピースを作成する のが効果的です。
市販のマウスピースは一般的な形状で作られているため、すべての歯並びにぴったりと合うわけではありません。一方、カスタムマウスピースは自身の歯型にフィットするように作成されるため、薬剤が歯の隅々まで均一に浸透しやすく、根元部分の色ムラも防ぎやすくなります。
歯科医師の指示に従って行う
ホームホワイトニングの薬剤には濃度や使用頻度に個人差があり、適切な量や回数は専門的な判断が必要です。
歯科医師の指示に従って適切な量の薬剤を使用する ことで、ムラを防ぎつつ、歯に過度な負担をかけずに効果を最大化することができます。
また、使用する薬剤が自分の歯に適しているかどうかも、歯科医師に確認してもらうと安心です。歯科医師の指導のもとで行うことにより、ムラなく理想の白さに近づけるホームホワイトニングが期待できます。
ホワイトスポットのケアを行う
ホワイトスポットがある方は、 ホームホワイトニングをはじめる前にホワイトスポットのケアを行いましょう。
ホワイトスポットの原因にはエナメル質の形成不全や過度なフッ素摂取が考えられますが、虫歯が原因となっているケースも少なくありません。そのため、事前にホワイトスポットの原因を歯科医師に確認してもらい、必要に応じて適切な処置を受けることが大切です。
アフターケアを徹 底する
ホワイトニングのムラを防ぐためには、 ホワイトニング後のアフターケアも大切 です。
特にコーヒーや紅茶、赤ワインなどの着色しやすい飲み物は避けるようにし、飲んだ後は水で口をすすぐなどの習慣をつけましょう。
また、日常の歯磨きやフロスで歯の表面を清潔に保つことも効果的です。ホワイトニングを継続的に行うことでムラのない白さを維持しやすくなりますが、アフターケアをしっかり行うことで色戻りを防ぎ、ホワイトニング効果を長持ちさせることができます。
ホワイトニング後の食事制限はいつまで?食べていいものを紹介
最後に、ホームホワイトニングでムラが発生したときの具体的な対処法を解説します。
数日様子を見る
ホームホワイトニング後、歯がまだらに見えたりムラができたりする場合でも、数日様子を見ていると色が自然に馴染んでくることがあります。
これはホームホワイトニング後にエナメル質が少しずつ再石灰化することで、まだらな部分が目立ちにくくなるためです。
特にホームホワイトニングを始めたばかりの場合は、時間を置くことで効果が安定し、均一な色合いに落ち着くことが多いです。
ホワイトニングを継続する
ホームホワイトニングでムラやまだらが発生しても、継続することで歯全体が白くなり、見た目が改善される可能性があります。ホームホワイトニングは徐々に効果が現れるため、根気強く続けることが大切です。
早くムラを改善したい場合や、なかなかムラが解消されない場合は、デュアルホワイトニングも検討しましょう。デュアルホワイトニングは、歯科クリニックで行うオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる方法です。
薬剤の濃度や施術の頻度を調整しながら進めるため、ムラが少なく、白さが早く実感できるメリットがあります。デュアルホワイトニングは歯科医師の管理のもと行われるため、安全性も高くおすすめです。
人工的な素材に修復する
ホワイトニングで補正しきれない程度のムラやまだらが見られる場合は、人工的な素材での修復も検討しましょう。たとえば、「コンポジットレジン」や「ラミネートべニア」を用いることで、歯全体の色合いを均一に整えることが可能です。
コンポジットレジンは、歯の表面にレジンを塗布して色のムラをカバーする方法で 、部分的なムラやまだらを隠すのにおすすめです。比較的短時間での施術が可能で、軽度な色ムラであればこの方法で改善が期待できます。
一方、ラミネートべニアは薄いセラミック素材を歯の表面に貼り付ける方法です。広範囲に及ぶムラの改善におすすめで、耐久性が高く、美しい白さを長期間維持できるのが特徴です。
ラミネートベニアで後悔しないための基礎知識
ホームホワイトニングでムラができる原因は、歯の表面構造や薬剤の塗布方法、既存のホワイトスポットが影響している場合があります。
ムラを防ぐためには、歯科クリニックで自分に合ったマウスピースを作成し、歯科医師の指示に従って適切にホワイトニングを行うことが効果的です。
また、ホワイトスポットのケアやアフターケアを徹底することで、均一で美しい仕上がりに近づけやすくなるでしょう。
Oh my teeth Whiteningでは専属医療チームによるサポート体制が整っており、色ムラに関する不安や疑問もオンラインを通じてすぐ相談できます。
歯科医師による無料オンライン診療を実施しているので、ホームホワイトニングを検討している方はぜひお気軽にご予約ください。