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最終更新日:2025年7月23日

歯列矯正で顔は変わる?期待できる5つの変化と注意点を解説

歯列矯正で顔は変わる?期待できる5つの変化と注意点を解説

「歯列矯正をしたら小顔になった」
「歯並びを治したら、横顔がきれいになった」

そのような話を聞き、自分の顔も変わるのだろうか?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

論から言うと、歯列矯正によって顔の印象、口元からフェイスラインにかけての見た目が変わる可能性は十分にあります。ただし、変化の度合いはもとの歯並びや骨格、治療計画によって大きく異なります。

この記事では、歯列矯正で期待できるポジティブな顔の変化、知っておきたい注意点、そしてなぜ顔が変わるのかというメカニズムまでをまとめて解説していきます。

歯列矯正を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

歯列矯正で顔の変化が出やすい歯並びとは?

歯列矯正による顔の変化は、誰にでも同じように現れるわけではありません。

特に以下のような歯並びの方は、治療によって顔の印象が変わりやすいと言えます。

歯列矯正で顔の変化が出やすい歯並びとは?
  • 出っ歯(上顎前突)前に突き出た歯が後方に下がることで、盛り上がって見えていた口元がすっきりします。いわゆる「口ゴボ」が解消され、上品な印象になります。

  • 受け口(反対咬合)下の顎が前に出てしゃくれて見えていた状態が改善し、横顔のラインが柔らかく整います。

  • 口ゴボ上下の歯が共に前に出ている状態で、唇が閉じにくいケースも多く見られます。歯を全体的に後退させることで、Eラインが劇的に改善される代表的な歯並びです。

  • 開咬(オープンバイト)奥歯で噛んでも前歯が噛み合わず、常に口が開いている状態です。治療によって口が自然に閉じられるようになると、顎周りの筋肉の緊張が取れ、シャープなフェイスラインになることがあります。

  • 八重歯・叢生(ガタガタの歯並び)歯が重なり合っているのをきれいに並べることで、口元の印象が整い、洗練されたスマイルになります。抜歯を伴う場合は、口元が下がり顔の印象が大きく変わることもあります。

歯列矯正で起こる5つのポジティブな顔の変化

歯列矯正の目的は、噛み合わせを整え健康な状態へ導くことです。

その結果として、多くのポジティブな見た目の変化が期待できます。

ここでは歯列矯正で顔がどう変わるのかを見ていきましょう。

フェイスライン・Eラインが整う

Eラインとは、鼻先と顎の先端を結んだ線のことで、美しい横顔の基準とされています。

出っ歯や口ゴボの治療で前歯が後退すると、それに伴って唇も自然に下がり、Eラインの内側に収まるようになります。

これまで口元の突出によって埋もれて見えていた鼻や顎のラインがはっきりと際立ち、シャープで知的な横顔になることが期待できます。

Eラインについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

口元のほうれい線・梅干しジワが薄くなる

ほうれい線や顎の梅干しジワは、口周りの皮膚や筋肉の緊張によって生じます。

たとえば、出っ歯の方は口を閉じようと無理な力がかかるため、ほうれい線が深く刻まれがちです。また、口ゴボや開咬の方は、唇を閉じようと顎の筋肉(オトガイ筋)を過剰に使うため、顎に「梅干しジワ」ができてしまいます。

歯列矯正で歯が正しい位置に収まると、こうした余計な筋肉の緊張が緩和されます。

左右の歪みが整い、シンメトリーな顔立ちになる

噛み合わせが左右でずれている「交叉咬合」や、顔の中心に対して歯の中心がずれている方は、顔全体が非対称に見えることがあります。これは、顎がずれた位置で噛む癖がつき、片側の筋肉ばかりが発達してしまうことも一因です。

歯列矯正で正しい噛み合わせに導くことで、顎が本来の位置に戻り、筋肉のバランスも改善されます。これにより、顔の左右の歪みが整い、シンメトリーで均整の取れた顔立ちに近づきます。

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口がしっかり閉じるようになる

出っ歯や開咬の方は、意識しないと口がポカンと開いてしまいがちです。これは見た目の問題だけでなく、口呼吸の原因にもなります。口呼吸は、虫歯や歯周病、口臭、アレルギーなど、さまざまな健康上のリスクを高めることが知られています。

歯列矯正によって歯が正しい位置に収まると、力を入れなくても自然に唇が閉じられるようになります。これにより、健康的な鼻呼吸が促され、引き締まった口元になります。

口角が自然に上がり、笑顔に自信が持てる

ガタガタの歯並びや、下に垂れ下がった歯は、口角が下がって不機嫌そうな印象を与えてしまうことがあります。歯並びが美しく整うと、唇のラインもきれいになり、口角が自然にキュッと上がって見えます。

たとえば、以下のマウスピース矯正の症例では、歯並びはもちろん笑顔もナチュラルになっています。

全顔BA・出っ歯

引用:マウスピース矯正による顔の変化

歯並びのコンプレックスから解放されることで、人前で口元を隠すことなく、心から笑えるようになります。自信に満ちた笑顔は、あなたの魅力を最大限に引き出してくれるでしょう。

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歯列矯正で起こるネガティブな顔の変化も知っておこう

多くのポジティブな変化が期待できる一方で、まれに「思っていたのと違った」と感じる変化が起こる可能性もゼロではありません。

  • 頬がこけて見える:矯正中の食事のしにくさや、噛む筋肉の一時的な減少で頬がこけて見えることがあります。

  • ほうれい線が濃くなる:特に抜歯をして口元を大きく下げた場合、皮膚のハリが少ない方だと、皮膚が余ってほうれい線が目立つと感じることがあります。

  • 人中が伸びて見える:出っ歯を治した際に、上唇が内側に入ることで鼻の下(人中)が長く見えることがあります。

  • ブラックトライアングル:歯と歯茎の間に黒い三角形の隙間ができることがあります。

これらのリスクは、事前の精密な検査と、歯科医師との十分なコミュニケーションによって最小限に抑えることが可能です。治療を始める前に、不安な点はすべて確認しておきましょう。

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なぜ歯列矯正で顔が変わるの?4つのメカニズム

そもそも、なぜ歯を動かすだけで顔の印象まで変わるのでしょうか。それには4つの大きな理由があります。

理由1:歯の移動による、口周りの骨格・軟組織の変化

歯は、歯槽骨という骨に支えられています。歯列矯正で歯に力を加えると、この歯槽骨が吸収と再生を繰り返し、歯が動いていきます。

顔の土台である骨格が動くことで、その上にある唇や頬といった軟組織の位置も変化します。これが、顔が変わる直接的な理由の一つです。

理由2:噛み合わせ改善による、筋肉のバランス変化

悪い噛み合わせは、顎や顔の筋肉に不必要な負担をかけ、アンバランスな発達を促します。たとえば、片方だけで噛む癖があると、その側の咀嚼筋が過剰に発達し、エラが張って見える原因になります。

歯列矯正によって噛み合わせが整うと、筋肉がバランス良く使われるようになり、フェイスラインがすっきりするのです。

理由3:舌の正しいポジションへの変化

歯並びが悪いと、舌が正しい位置(上顎の天井部分)に収まらず、下がり気味になる「低位舌」を招くことがあります。歯列矯正でアーチが整うと、舌が本来のポジションに収まりやすくなります。

正しい舌の位置は、きれいなフェイスラインを保ち、鼻呼吸を促す上で非常に重要です。

理由4:抜歯による、口元の後退

重度の出っ歯や口ゴボ、ガタガタの歯並びを改善するために、便宜抜歯(犬歯の後ろの第一小臼歯などを抜くこと)を行うことがあります。

抜歯によって生まれたスペースを利用して前歯を大きく後方に下げることで、口元の突出感の改善につながります。

抜歯と矯正の関係については以下の記事でも解説しています。

歯列矯正と顔の変化に関するよくある質問(FAQ)

Oh my teethのマウスピース矯正は痛い?痛みへのサポート体制も含めて解説!

ここでは、矯正を検討されている方からよく寄せられる「歯列矯正と顔の変化」に関する質問にお答えします。

前歯だけの矯正でも顔は変わる?

前歯のガタつきや隙間を治す部分矯正でも、顔の印象が変わる可能性はあります。たとえば、少し出ていた前歯が収まるだけでも、唇の形が整い、笑顔の印象は大きく改善されます。

ただし、Eラインを整えるなど、顔の輪郭に関わるような大きな変化を望む場合は、奥歯から動かす全体矯正が必要になることがほとんどです。

詳しくは、「前歯だけ矯正する方法」をご覧ください。

下の歯だけの矯正で顔は変わる?

下の歯並びの乱れを整えることで、下唇のラインや顎周りの梅干しジワが改善される可能性はあります。

しかし、上の歯との噛み合わせを考慮せず下の歯だけを動かすと、全体のバランスが崩れるリスクもあります。顔の変化を期待する場合、基本的には上下の噛み合わせを全体的に整えることが推奨されます。

詳しくは、「下の歯のガタガタだけを矯正する方法」をご覧ください。

歯列矯正で顔の変化を実感できるのはいつごろ?

個人差がありますが、治療開始から数ヶ月で「口元がすっきりしたかも?」とわずかな変化を感じ始める方が多いです。

抜歯を伴うケースなど歯の移動量が大きい場合は、半年~1年ほどでご友人から「顔が変わった?」と指摘されるような、より分かりやすい変化が現れてきます。

矯正中の歯並びの変化は、「矯正の1ヶ月目の変化はどれくらい?マウスピース矯正を例に全経過を写真で解説 」で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。

40代・50代からでも、歯列矯正で顔は変わる?

歯を支える骨の代謝があれば、歯列矯正に年齢制限はありません。40代、50代から治療を始め、美しい口元と若々しい顔立ちを手に入れている方は大勢いらっしゃいます。

Oh my teethの独自調査では、「矯正をしたい」または「矯正をすでにしている」という40は4人に1人という結果も出ています。

「矯正をしたい」または「矯正をすでにしている」 と回答した割合

引用:歯科矯正に関するアンケート実態調査

ミドルエイジの歯列矯正については「40代からの歯列矯正ビフォーアフターを紹介」で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。

歯列矯正でどれくらい変化が出るか、無料診断で相談してみよう

歯列矯正をすることで、横顔や左右のバランスが整うなど、多くのポジティブな変化が期待できます。歯の移動は、顔の土台である骨格や筋肉のバランスにも影響を与え、笑顔の印象を大きく変える力を持っています。

「ご自身の歯並びの場合、一体どれくらいの変化が期待できるのか」という知りたい方はOh my teethの無料診断をご利用ください。

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※詳しくは「無料診断から矯正開始までの3ステップ」をチェック。

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