アメリカのホワイトニング歯磨き粉は何が違う?危険って本当?
「アメリカ人はみんな歯が白いけど、どうやってホワイトニングをしてるの?」なんて思ったことはありませんか?
SNSやドラマ、映画、スポーツ選手をはじめ一般人もアメリカ人の歯は白く美しいイメージがありますよね。本記事では、アメリカではどんなホワイトニング方法が行われているのか、日本で効果的に歯を白くする方法を紹介します。本記事を読めば、アメリカのホワイトニングアイテムの特徴や注意点がわかり、国内で安全にホワイトニングが行えますよ。
【本記事の要点】
アメリカでは白くて美しい歯がステイタスの一つで、ホワイトニングは身だしなみの一部として捉えられている
アメリカで市販されている歯磨き粉には、日本では歯医者でしか取り扱えない成分が入っているものがある
アメリカでは歯磨き粉やホワイトニングテープを使用した自宅でのホワイトニングが広く普及している
目次
- アメリカの人気ホワイトニング歯磨き粉ブランド
- クレスト(Crest)
- コルゲート(Colgate)
- トムズ・オブ・メイン(Tom’s of Maine)
- アメリカで販売されているホワイトニングテープとは?
- 日本でも話題の「ホワイトニングストリップ」
- アメリカのホワイトニング事 情と日本との違い
- 歯の美しさが重要視される
- 歯科の治療費が高額
- アメリカのセルフホワイトニングアイテムは日本とどう違う?
- アメリカのセルフホワイトニングアイテムのメリット
- アメリカのセルフホワイトニングアイテムのデメリット
- 日本で効果的なホワイトニングをするには?
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- デュアルホワイトニング
- アメリカのホワイトニングアイテムを使う際は注意が必要
アメリカの人気ホワイトニング歯磨き粉ブランドを紹介します。お土産でもらったり、通販で購入したりする場合はしっかり薬剤の成分や使用方法などを確認しましょう。
クレスト(Crest)
P&Gから発売されているクレスト。ホワイトニングができる歯磨き粉が有名です。過酸化水素を4%含む歯磨き粉を提供していますが、過酸化水素を含んでいないものもあります。
Crestはホワイトニングテープ(薬剤が付着したテープを歯に貼って白くするもの)も有名で、日本でもブロガーやYouTuberによって紹介されています。後ほど詳しく紹介しますね。
コルゲート(Colgate)
コルゲートはアメリカの大手オーラルケアブランド。
「赤いパッケージの歯磨き粉」として有名なホワイトニング歯磨き粉を販売しています。
2022年7月時点では、市販で販売できる最高レベル5%の過酸化水素を含んだ歯磨き粉も販売されています。ほかには過酸化水素を3%や2%含んだものや、全く含んでいないものも。種類が多いため、自分の用途にあったものを選ぶ必要があります。
トムズ・オブ・メイン(Tom’s of Maine)
天然成分のみを使った歯磨き粉を販売しているブランドです。
グルテン、人工香料、着色料、保存料、動物性成分が含まれていません。
ホワイトニング歯磨き粉にも過酸化水素や過酸化尿素は含まれていないので、漂白成分を避けたい人におすすめと言えるでしょう。
トムズ・オブ・メインの歯磨き粉は「ヴィーガン歯磨き粉」としても有名。「自分の体や環境、動物に優しいものを選びたい」というオーガニック思考の方や自然派思考の方に選ばれています。
アメリカで販売されている「ホワイトニングテープ」とは、歯に直接貼るシールタイプのホワイトニング製品のことです。
使い方はとても簡単で、薬剤が付着したテープを歯の表面に貼って、歯を白くします。
ホワイトニングテープは、主に2種類のタイプに分けられます。洗浄成分を含んだ薬剤を歯に浸透させて、汚れを浮かすタイプ。もう一つは漂白成分を含んだ薬剤を歯に浸透させ歯を白くするタイプです。
特に後者の漂白成分を含んだホワイトニングテープは、歯磨き粉よりも即効性があるとして人気のアイテムです。
日本でも話題の「ホワイトニングストリップ」
アメリカのホワイトニングテープとして有名なのが、クレストから発売されている 「クレスト 3Dホワイト ホワイトストリップス」です。
過酸化水素が付着しているテープを上下の前歯に貼り、30分から1時間放置します。手軽にホワイトニングができ、効果を実感しやすいため、アメリカでは比較的ポピュラーなホワイトニング方法です。
しかし過酸化水素が14%配合されており、これは日本では市販が許可されない濃度。
もしも使用する場合は、取り扱いには注意が必要です。使用方法や、どのようなリスクがあるのかなどを確認してください。
アメリカでは美しい白い歯を保つためのセルフケアが日本よりも普及しています。それはなぜなのでしょうか。アメリカのホワイトニング事情を見ていきましょう。
歯の美しさが重要視される
アメリカは、日本に比べて歯に対する意識が高いです。歯並びや歯の白さが相手からの評価を左右することも。
パナソニック株式会社が行った調査でも、アメリカと日本との歯への意識の違いが明らかになっています。「初対面の人と会う時に相手のどこをよくみていますか」という質問に日本では「歯」と答えたのが全体の27.0%で5位だったのに対し、アメリカでは全体の43.0%が歯と答え2位でした。
アメリカでは歯並びが悪い人、歯が汚い人は教養がなく、自己管理できない人と見なされることも。「歯並びが悪く虫歯が多い人は出世ができない」と言われることさえあります。
このようなことから、アメリカでは身だしなみの一環として、日常的にホワイトニングを 行っている人が多いのです。
アメリカと日本では、オーラルケアの意識にも差があります。
パナソニックが行った同調査によると、オーラルケアに年間使うお金が、日本では3,000円未満が最も多い割合(37.0%)だったのに対し、アメリカでは3,000円以上5,000未満が最も多い割合(25.0%)でした。
歯科の治療費が高額
日本とアメリカの歯に対する意識の違いは、歯の治療費も関係しています。
アメリカは、歯科はもちろん、医療費全般が高額です。日本のような国民皆保険制度が存在しないため、治療費は全額自己負担となり膨大な費用がかかります。
保険が適用されないため、虫歯や歯周病予防のため日頃からオーラルケアへの意識が高いと言われています。
ホワイトニングも同様、アメリカでは歯科医院でのホワイトニングは高額なことから、自宅で行えるホワイトニングが一般的です。
ホワイトニングはもちろん、さまざまなオーラルケアグッズを使用して、虫歯や歯周病予防は自分で行うものと認識されています。
自宅でのホワイトニングが主流であるアメリカ。日本でも行われるホームホワイトニングのほか、歯磨き粉やホワイトニングテープを使用したセルフホワイトニングを行っている人も多いです。
実は、アメリカで市販されているホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングテープは、日本の市販品とは大きな違いがあります。それは使用されている成分です。
アメリカで市販されて いるホワイトニング歯磨き粉には、「過酸化水素」や「過酸化尿素」といった漂白成分が含まれていることがあります。
日本では、「過酸化水素」や「過酸化尿素」入りのホワイトニング剤は歯科医院でしか扱うことができません。薬剤の成分にはリスクをともなうものがあるからです。
そのため日本で市販されているホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面の汚れは落とせても、歯そのものを漂白することはできないのです。
アメリカのセルフホワイトニングアイテムを使用する際は、どのような成分がどのくらいの濃度で配合されているのか確認をする必要があります。使用方法を間違えると歯や歯茎にダメージを与えてしまう可能性もあるため注意しましょう。
アメリカのセルフホワイトニングアイテムのメリット
費用が抑えられる
自宅で手軽に歯を白くできる
市販で購入できる、本格的なホワイトニンググッズが充実しているアメリカでは、日本と同じくらいの価格で歯磨き粉を購入できます。
自宅にいながら毎日のケアで、ホワイトニング効果を得られます。
アメリカのセルフホワイトニングアイテムのデメリット
日本人の歯には成分が強い
自分の歯に合ったものなのかわからない
日本人はアメリカ人と比較すると、歯の表面の部分(エナメル質)が薄い傾向があります。
そのためアメリカ人の歯に合わせて作られた製品を使うと、知覚過敏などの症状が出たりすることも。特に普段から知覚過敏を起こすことが多い人や、虫歯がある可能性がある人は注意が必要です。
以下の記事では日本で購入できるセルフホワイトニンググッズとそれぞれの特徴・メリット・デメリットを解説しています。あわせて参考にしてくださいね。
前述したように、日本で市販されているホワイトニング歯磨き粉はアメリカのそれとは異なり、漂白成分は含まれていません。日本のセルフホワイトニングアイテムは、歯の表面の汚れを落として、本来の歯の白さへ近づけるものです。
そのため以下のような、歯医者で行うホワイトニングの効果を持続するセルフケアアイテムとして使用するのがおすすめです。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは歯科クリニックでドクター、または歯科衛生士が行うホワイトニング方法です。
ホワイトニングの薬剤を塗り、特殊な光を照射し漂白効果を高めます。基本的には過酸化水素を含む薬剤を使用します。
費用はかかりますが、即効性があるため1回の施術で白さを実感できます。
効果の持続は3か月〜1年程度です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科クリニックでマウスピースを作成し、薬剤を処方してもらい自宅で行うホワイトニング方法です。
マウスピースに薬剤を入れ、装着し1〜2時間放置します。
個人差はありますが、約2週間から1か月程度で歯の白さを実感できます。薬剤の作用がオフィスホワイトニングと比べおだやかなため、即効性はなく徐々に効果が出ます。
効果の持続は6か月〜1年程 度。時間をかけて薬剤を歯に浸透させていくため比較的持続性の高い方法です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。クリニックでオフィスホワイトニングを受けたのち、自宅でホームホワイトニングを行います。
デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性の双方を得られます。費用は高額になりますが、芸能人レベルの白さを目指したい人におすすめの方法です。
以下の記事ではここまで紹介したホームホワイトニング・オフィスホワイトニング・デュアルホワイトニングをまとめて期間・費用・効果を比較しています。あわせて参考にしてください。
アメリカのセルフホワイトニングアイテムには、日本では歯科クリニックでしか扱えない成分が含まれることがあります。
もしアメリカのお土産などでもらった際は、どのような成分がどのくらいの濃度で配合されているかを確認し、取り扱いには十分気をつけてください。
日本の市販のホワイトニング歯磨き粉には漂白成分は配合されていませんが、歯医者のホワイトニングを受けた後のセルフケアアイテムとして使用すると、ホワイトニングの効果を持続させることにつながります。
自分がどのくらいの白さを目指したいのかを考えながら、自分に合ったホワイトニング方法を見つけてくださいね。
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