logo
歯科矯正
最終更新日:2024年9月9日

歯がガタガタで気になる!大人になってから治す方法はある?

歯がガタガタで気になる!大人になってから治す方法はある?

以前から歯のガタガタが気になってはいたものの、さまざまな理由で治療ができず、そのまま大人になってしまったという人は少なくありません。

しかし、ガタガタの歯並びは心身の不調につながる恐れがあるため、可能であれば早いうちに治すのが好ましいです。

当記事では、歯がガタガタの状態を放置するデメリットや、大人になってからガタガタの歯を治す方法、治療する際の注意点について解説します

「大人になってから歯のガタガタは治す方法はないの?」
「歯のガタガタが気になって人前で笑えない」

このような疑問や悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。

真由美さんアイコン
歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

ガタガタ歯並びをなおしたい

歯のガタガタは大人になってから治す人も多い

歯のガタガタは大人になってから治す人も多い

歯がガタガタに並んでいる状態は、専門用語で「叢生(そうせい)」といいます。

叢生は歯並びや噛み合わせが悪いことを指す「不正咬合(ふせいこうごう)」の一種で、日本人の歯列トラブルで最も多い症状です。治療するには、歯科矯正で歯並びを整える必要があります。

とはいえ、歯科矯正はお金と時間がかかるもの。さまざまな理由で子どもの頃に歯科矯正ができず、今までガタガタの歯並びのまま過ごしてきたという大人も少なくありません。

平成29年に実施された政府の統計データによると、大人になってから歯科矯正をしている人は6900人と、全体の約4割を占めています。

統計データからもわかる通り、歯のガタガタは大人になってから治す人も多いです。リスク回避の観点から、できるだけ早めに治すのが好ましいですが、大人になってからといって矯正できないわけではありません。

マウスピース矯正 Oh my teethでも、大人になってから歯のガタガタを治した症例が多数あります。

マウスピース矯正 Oh my teethのデコボコの歯並び(叢生)の症例(部分矯正・非抜歯)
  • 総額:33万円(税込)

  • 期間:4ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

マウスピース矯正 Oh my teethの症例(下の歯・全体矯正・叢生)
  • 総額:66万円(税込)

  • 期間:10ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

歯がガタガタの状態を放置するデメリット

カレンダーと歯の模型の画像

歯がガタガタの状態を放置すると、見た目だけでなく、健康面にもデメリットをもたらします。具体的には以下のデメリットが挙げられます。

コンプレックスで悩み続ける

ガタガタの歯並びに対してコンプレックスを抱いている人は少なくありません。中には「歯並びが気になって人前で笑えない」「相手の視線が気になって口元を隠してしまう」という人もいるでしょう。

歯のガタガタは自然に治るものではありません。放置すると、ずっとコンプレックスで悩み続けることになってしまいます。

歯科矯正によって歯並びが整うと、コンプレックスが解消されて、自分に自信が持てるようになります。それだけでなく、自然と笑顔になる回数も増えて、対人関係におけるストレスも減るでしょう。

口腔トラブルのリスクが高まる

歯がガタガタの状態を放置すると、虫歯や歯周病、口臭など、口腔トラブルのリスクが高まります。なぜなら、ガタガタの歯並びは歯と歯が重なっている部分など、歯ブラシが届きにくい箇所があり、磨き残しが発生しやすいからです。

現時点で歯磨きをしっかりと行っているにもかかわらず、虫歯・歯周病・口臭などが起こりやすい人は、歯並びを整えることで口腔トラブルのリスク軽減が期待できます。

身体の不調につながる

歯がガタガタの人は、上下の歯が正しく噛み合っていないことが多いです。噛み合わせが悪い状態を放置すると、さまざまな身体の不調を引き起こす可能性があります。

なぜなら、人間の身体は全身の筋肉が筋膜でつながっており、一部の筋肉に負担がかかると、ほかの部位にも影響が出るからです。

噛み合わせが悪いと、顔の筋肉に負担がかかるため、首や肩、腰などの筋肉にも影響が及び、肩こりや腰痛を招く恐れがあります。筋肉が緊張することで血行不良が起こり、頭痛を招くことも。

また、噛み合わせが悪く、左右で均等に噛めない状態が続くと、首の骨(頚椎)がズレて不定愁訴(ふていしゅうそ)を引き起こす場合もあります。

不定愁訴とは、身体の不調を感じるものの、原因となる病気や異常がわからない状態のことです。噛み合わせの悪さが原因で起こる不定愁訴には、手足のしびれや耳鳴りなどが挙げられます。

既に原因不明の身体的不調に悩まされている場合は、ガタガタの歯を治すことで症状が和らぐ可能性があります。

歯�並び相談

歯のガタガタを大人になってから治す方法

歯のガタガタを大人になってから治す方法

前述の通り、歯のガタガタを治すには歯科矯正で歯並びを整えることが必要です。

ただし、大人は子どもと異なり、既にあごや歯の成長が完了しているため、矯正方法が限定されます。大人ができる主な歯科矯正は以下の4つです。

  • 表側矯正

  • 裏側矯正

  • ハーフリンガル矯正

  • マウスピース矯正

上記の矯正方法はそれぞれにメリット・デメリットがあります。ここでは各矯正方法の特徴や費用、期間の目安について紹介します。

表側矯正

表側矯正は「ブラケット」と「ワイヤー」と呼ばれる器具を歯の表面に装着し、歯並びを整える矯正方法です。

歯科矯正の中では最もオーソドックスかつ歴史のある矯正方法で、ほかの矯正方法と比べて値段が安い、適応範囲が広いなどのメリットがあります。

一方、デメリットとしては、矯正装置が目立つことや、口が閉じにくいことなどが挙げられます。

表側矯正の費用相場は、前歯を中心とした「部分矯正」で30万〜60万円程度、奥歯から治す「全体矯正」で60万〜130万円程度です。治療期間は症例にもよりますが、2ヶ月〜3年程度かかります。

あわせて読みたい

表側矯正とは?メリット・デメリットや裏側矯正との違い

裏側矯正

裏側矯正はブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着して歯を動かす矯正方法です。舌側矯正やリンガル矯正とも呼ばれます。

裏側矯正は表側矯正と比べて矯正装置が目立ちにくく、見た目があまり気にならないのが最大のメリットです。

ただ、矯正装置を歯の裏側に装着するがゆえ、歯磨きがしにくい、治療難易度が高く対応できる歯科クリニックが限られるなど、デメリットが非常に多いです。

また、裏側矯正は表側矯正に比べて値段が高いこともデメリットとして挙げられます。費用相場は部分矯正で40〜70万円程度、全体矯正で100〜170万円程度です。なお、治療期間は5ヶ月〜3年程度かかります。

あわせて読みたい

裏側矯正とは?後悔しないためにデメリットや値段・期間を徹底解説

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は表側矯正と裏側矯正を組み合わせた矯正方法です。矯正装置が目立ちやすい上の歯は裏側矯正、下の歯は表側矯正で歯を動かします。

ハーフリンガル矯正は両方の良いとこどりをしている矯正方法であるため、表側矯正と比べて矯正装置が目立ちにくい、裏側矯正よりも治療難易度が低く値段が安いなど、メリットが多いです。

ただ、表側矯正と裏側矯正を組み合わせているため、上の歯が磨きにくい、角度によっては下の歯の矯正装置が目立つなど、それぞれのデメリットを感じることもあります。

ハーフリンガル矯正にかかる値段は表側矯正と裏側矯正の中間あたりで、費用相場は部分矯正で35万〜65万円程度、全体矯正で80万〜150万円程度です。治療期間は裏側矯正と同様、5ヶ月〜3年ほどが目安です。

あわせて読みたい

ハーフリンガル矯正とは?値段やメリット・デメリットを徹底解説

マウスピース矯正

マウスピース矯正は段階に応じて形の異なる透明のマウスピースを装着し、徐々に歯を動かす矯正方法です。

登場したのはごく最近ですが、矯正装置が目立たない、比較的痛みが少ない、取り外し可能でオーラルケアがしやすいなど、メリットが多いことから、利用者数が年々増え続けています。

ただし、マウスピース矯正は対応できる症例が限られているため、歯並びの状態によっては適応できないことがデメリットとして挙げられます。

矯正にかかる費用相場は最も安く、部分矯正で10万〜40万円程度、全体矯正で60万〜100万円程度です。

治療期間の目安は2ヶ月〜3年程度ですが、マウスピース矯正はほとんどの歯科クリニックで初回診断時にシミュレーションができるため、通院は表側矯正よりも少ない頻度で済む場合が多いです。

あわせて読みたい

マウスピース矯正とは?メリットや後悔しないために特徴を徹底解説

歯のガタガタを大人になってから治す場合の注意点

歯のガタガタを大人になってから治す場合の注意点

歯のガタガタを大人になってから治す場合は、以下のポイントに注意することが必要です。

歯科矯正のリスクについて理解する

歯のガタガタを治す際は、矯正方法を問わず、歯根吸収や歯肉退縮、虫歯・歯周病などのリスクがあることを理解しておく必要があります。歯科矯正で起こり得るリスクは以下の通りです。

  • 歯根吸収

  • 歯肉退縮

  • 虫歯・歯周病

  • 顎関節症

  • 金属アレルギー

  • 後戻り

  • 口内炎

上記のリスクを回避するには、違和感があるときにすぐ医師に相談することが大切です。

あわせて読みたい

歯科矯正のリスク・副作用とは?発生を抑える4つのポイントを解説

生活スタイルに適した矯正方法を選ぶ

歯のガタガタを大人になってから治す場合は、生活スタイルに適した矯正方法を選ぶことも重要です。

たとえば接客業や営業職などの仕事をしている人は、人と接する機会が多いため、矯正装置が目立ちにくい矯正方法を選ぶのがベターです。

ただし、歯科矯正は必ずしも自身の希望に合った矯正方法ができるわけではありません。自身が希望する歯科矯正ができるかは、歯科クリニックで検査をしなければ診断できないからです。

歯科クリニックによっては、矯正診断を受ける際に3〜5万円ほどの費用がかかる場合がありますが、マウスピース矯正 Oh my teethでは検査・診断が無料で受けられます。

矯正相談も無料で行っているので、「どの矯正方法が自分に適しているのか知りたい」「それぞれの矯正方法について詳しく知りたい」という方は、ぜひお気軽にご予約ください。

納得して選んで欲しいから診断まで費用はいただきません

口コミだけで歯科クリニックを選ばない

現時点で歯科クリニックに通っていない人は、歯科矯正をはじめるにあたり、どの歯科クリニックを選べばいいか悩んでしまうこともあるでしょう。

その場合は口コミだけでなく、以下のポイントで選ぶことが大切です。

  • 経験豊富な歯科医師が在籍しているか

  • メリット・デメリットを教えてもらえるか

  • 複数の選択肢を提示してもらえるか

  • 継続的に通いやすいか

  • 費用が明確で自分に合っているか

口コミで評価が高い歯科クリニックだとしても、人によっては相性が合わない場合もあります。

できればいくつかの歯科クリニックをピックアップし、それぞれで矯正相談をした上で通院するクリニックを決めるのがおすすめです。

あわせて読みたい

矯正歯科の選び方|後悔しないためのポイント5選

歯がガタガタで気になる場合は歯科相談へ行ってみよう

歯のガタガタは大人になってからでも歯科矯正で治すことが可能です。

ただ、コンプレックスの解消や口腔トラブルのリスクを軽減するためにも、ガタガタの歯が気になっているのであれば早めに治療をするのが望ましいです。

ガタガタの歯を大人になってから治す方法はいくつかありますが、どの方法が適しているかは歯科クリニックで検査をしなければ診断することができません。

マウスピース矯正 Oh my teethでは、通常3〜5万円程度かかるカウンセリング・精密検査・診断が全て無料で受けられます。

自身の歯のガタガタがどの程度なのか、どのような矯正で治療できるのか知りたい人は、ぜひお気軽に無料診断へお越しください。

無料診断ボタン

矯正についてもっと知る

ドクター所属学会(一部)

矯正歯科治療にともなうリスクについて