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歯科矯正
最終更新日:2024年5月13日

噛み合わせが深い状態をマウスピース矯正でなおしたい方必見!過蓋咬合の原因・治療方法を解説

噛み合わせが深いのはマウスピース矯正で治せる?原因や治療法を解説

「噛み合わせが深いってどんな状態?」

「噛み合わせのバランスは自分でなおせる?」

「マウスピース矯正で過蓋咬合はなおせる?」

このように、噛み合わせの深さで悩んでいませんか?

噛み合わせが深い状態を「過蓋咬合(かがいこうごう)」といい、見た目だけでなくお口や身体の健康に問題を引き起こす可能性があります。

そこで本記事では、噛み合わせが深い状態になる原因や治し方、放置するリスクを紹介。

また、マウスピース矯正が適応するかどうか、自力での改善策はあるのかについても解説します。噛み合わせの深さが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

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噛み合わせが深い(過蓋咬合)とはどんな状態?

噛み合わせが深いのはマウスピース矯正で治せる?原因や治療法を解説

奥歯を噛み合わせたときに、下の前歯が上の前歯に隠れてほとんど見えない状態のことを「過蓋咬合(かがいこうごう)」や「ディープバイト」といいます。これは、悪い歯並びのことを指す「不正咬合(ふせいこうごう)」の一つ。

前歯の重なり具合は、奥歯で噛んだときに上の歯が下の歯に2〜3mmほど被さっているのが理想的な噛み合わせといわれています。また、上の前歯が下の歯を5mm以上覆っていると過蓋咬合と診断されることが多いです。

下の前歯が上前歯の裏側の歯茎にを噛んでいる状態も過蓋咬合と診断されることがあります。

噛み合わせが深い状態になる原因

顎を痛そうに押さえる男性

噛み合わせが深くなる原因には、生まれつきの歯並びや骨格による「先天的要因」と、習慣や癖などによる「後天的要因」があります。

ここでは、噛み合わせが深くなる主な原因を3つ紹介します。

噛み合わせが深くなる原因
  • 骨格に問題がある

  • 奥歯の高さがあっていない

  • 生活習慣の悪癖による影響

骨格に問題がある

  • 上あごが成長しすぎて長くなった

  • 下あごが小さい

  • 下あごが長い、あるいは短い

このように歯とあごのバランスが悪く骨格の位置関係に異常があると、噛み合わせが深くなることがあります。

顔や体格が両親と似るように、あごの骨格も遺伝によって受け継がれることが多いです。

奥歯の高さが合っていない

奥歯の高さが合わない状態が続くと、噛み合わせが深くなる原因になります。

たとえば、虫歯や歯周病によって奥歯を失い治療せずに放置したり、早い時期に乳歯の奥歯を失ったりすると、歯の高低のバランスが崩れ、噛み合わせが深くなることがあります。

生活習慣の悪癖による影響

噛み合わせが深くなる原因は、遺伝的要因よりも後天的要因によって生じていることが多いです。

特に以下のような生活上の何気ない癖は、噛み合わせが深くなる原因になるので注意が必要です。

  • 歯ぎしり・食いしばり

  • 口呼吸

  • 頬杖

  • 指しゃぶり

  • 下唇を噛む

ただし遺伝とは異なり、癖をなおすように意識することで噛み合わせが深くなるのを防げます。

噛み合わせが深い場合の治し方

歯科医�院での診察中

噛み合わせが深い状態は、放置しておくとさまざまなリスクがあるので、できるだけ早く治すのがおすすめです。

ここでは、深い噛み合わせを改善するにはどのような治療法があるのかを紹介します。

深い噛み合わせの治し方
  • 歯科矯正
    -マウスピース矯正
    -ワイヤー矯正

  • 外科矯正

歯科矯正(マウスピース矯正・ワイヤー矯正)

噛み合わせが深い場合の治療法は、歯科矯正が有効です。歯科矯正では、上あごの前歯の位置を歯茎側に動かし奥歯を引っ張り上げることで、噛み合わせを正常にしていきます。

矯正治療は、主に「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」の2種類があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを毎日20時間以上つけて、1~2週間ごとに新しいものに交換して歯を動かす矯正方法です。

お口の状態にもよりますが、深い噛み合わせもマウスピース矯正に対応しています。

定期的にマウスピースを交換することで、歯にかける力をワイヤー矯正よりも抑えられます。そのため、個人差はあるものの痛みはマウスピース矯正のほうが少ないです。

なお、マウスピース矯正の目安費用は、部分矯正10万〜40万円、全体矯正60万〜100万円です。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯の表側あるいは裏側にブラケットと呼ばれる装置をつけワイヤーを通して歯を移動させる矯正方法です。

深い噛み合わせの場合は、装置を表側につける「表側矯正」が用いられます。裏側矯正も対応できますが、噛んだときに装置があたって外れやすい可能性があります。

費用の目安は表側矯正60〜130万円、裏側矯正100〜170万円です。

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外科矯正

骨格が原因で噛み合わせが深いと、矯正で歯を動かすだけでは改善が難しいことがあります。この場合、外科手術を併用した外科的矯正治療が行われます。

具体的には、あごの骨を切って後ろに下げる「セットバック術」と呼ばれる骨切り術が行われます。

外科的矯正治療の流れは、術前矯正治療→骨切り手術→術後矯正治療→保定期間となるのが一般的です。

術前後の矯正治療では、ワイヤー矯正が行われることが多いですが、クリニックによってはマウスピース矯正に対応しているところもあります。

噛み合わせの深い歯並びはマウスピース矯正でなおせる?

噛み合わせが深いのはマウスピース矯正で治せる?原因や治療法を解説

深い噛み合わせの治療は、以前はマウスピース矯正では難しいとされていました。しかし近年はマウスピース型の矯正装置も進化し、過蓋咬合のケースに利用されることも増えてきています。

噛み合わせが深い場合は、マウスピース矯正と併用して「アンカースクリュー」と呼ばれる装置を使用することもあります。これは、歯茎に小さなチタン製のネジを埋め込み、そこを固定源にして歯を動かす方法です。前歯を歯茎の方向に押し込む際などに用いられます。

ただし、マウスピース矯正でアンカースクリューを用いる治療方法は、歯科医師の経験と知識が求められます。そのため、クリニックによっては対応していないこともあります。

深い噛み合わせの改善方法としてマウスピース矯正を検討している方は、クリニック選びを慎重に行いましょう。

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噛み合わせが深いのは自力でなおせる?

前歯2本の歯並びはセラミック治療で治せる?

深い噛み合わせを自力で治すことはできません。自分で無理やり前歯を押したりするのは、噛み合わせのバランスが余計に悪化したり、歯にダメージを与えてしまったりするので大変危険です。

噛み合わせをしっかり治したい場合は、マウスピース矯正やワイヤー矯正といった歯科矯正が必要です。クリニックを受診して自分に合った治療方法を選択しましょう。

ただし、先ほど紹介した生活習慣の悪癖を改善することで、過蓋咬合の悪化予防につながります。

噛み合わせを深いままにしておくリスク

噛み合わせが深いのはマウスピース矯正で治せる?原因や治療法を解説

噛み合わせが深い状態は一見歯並びがよく見える人もいるため、自分では気づかないことも多いです。

その結果、「知らず知らずのうちに悪影響が出ていた」というケースも。噛み合わせが深い状態を放置すると起こり得るリスクは、以下の通りです。

深い噛み合わせを放置するリスク
  • ガミースマイルになりやすい

  • エラが張りやすい

  • 顎関節症の原因になる

  • 歯肉の炎症を起こす

  • 歯に過剰な負担がかかる

  • 出っ歯になってしまうことがある

ガミースマイルになりやすい

ガミースマイル

ガミースマイルとは、笑ったときに上あごの歯茎が見えすぎてしまう状態のこと。噛み合わせが深いと、歯茎の見える面積が増えるため、ガミースマイルになる場合があります。

ガミースマイルは、見た目のコンプレックスにつながりやすいです。見た目を気にしてしまい、話すときに口元を隠すのが癖になったり、人前で話すことに抵抗を感じてしまうこともあるでしょう。

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エラが張りやすい

噛み合わせが深い状態は、あごに余分な力がかかりやすく、エラの筋肉(咬筋)が発達しやすくなります。その結果、エラが張ったように見える方もいます。

顎関節症の原因になる

前歯が深く噛み合っていると、下あごの動きが制限されて顎関節症につながることもあります。顎関節症とは、以下のような症状が現れる病気です。

  • あごが痛い

  • あごを開閉する際に雑音がする

  • 口が開けにくい

ほかにも、噛み合わせがよくないと、頭痛や肩こりなど身体の不調を引き起こすともいわれています。重症化すると話す・食べるといった動作も困難になり、日常生活の質を著しく低下させてしまう可能性があります。

歯肉の炎症を起こす

炎症を起こした歯茎

前歯の噛み込みが深くなると、下の前歯で上顎の歯肉を傷つけ炎症を起こす場合もあります。ひどくなると常に口内炎ができたような状態となり、痛みをともないます。

もしも下あごの歯肉に口内炎が頻繁にできる方は、噛み合わせの深さが原因かもしれません。正しく噛み合っているかどうか、歯科医師に相談することをおすすめします。

歯に過剰な負担がかかる

噛み合わせが深いと、歯に過剰な力がかかります。その結果、以下のような口腔内のトラブルが起こる可能性があります。

  • 詰め物や被せ物が外れる

  • 歯がすり減る

  • 歯が割れる・ヒビが入る

  • 虫歯や歯周病になりやすい

深い噛み合わせは、奥歯に過剰な力がかかりやすいため、虫歯治療で詰め物や被せ物をしても外れやすい傾向にあります。

また、継続的に力が加わると、歯のすり減りやヒビ割れが生じてしまうこともあります。ヒビ割れの箇所に細菌が入り込んでしまうと、虫歯の原因に。

出っ歯になってしまうことがある

噛み合わせが深い状態は、下の前歯が上の前歯を突き上げるようにあたっているため、上の前歯が前に押されて出っ歯になっていくこともあります。

出っ歯は見た目だけでなく、食事が困難になったり、発音が不明瞭になったりとさまざまな弊害を引き起こす可能性があります。

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噛み合わせが深い状態に関するよくある疑問

噛み合わせが深いのはマウスピース矯正で治せる?原因や治療法を解説

ここからは、噛み合わせが深い状態に関するよくある疑問にお答えします。

過蓋咬合の治療に健康保険は適用される?

過蓋咬合の治療に限らず、審美性向上を目的とした歯科矯正は基本的に自由診療です。ただ、先天性疾患や顎変形症による深い噛み合わせは、健康保険が適用されることがあります。

ただし、マウスピース矯正は保険適用外になるため注意が必要です。

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噛み合わせが深いのを改善すると小顔になるって本当?

噛み合わせが深いのを改善しても、小顔効果は得られません。歯科矯正はあくまでも歯並びや噛み合わせを整えるものだからです。

噛み合わせを改善することで顔のバランスが整い、顔の印象がスッキリすることはあります。

噛み合わせが深いのをなおすとしゃくれる?

深い噛み合わせをなおす際、「挺出:ていしゅつ」(歯の先端方向に移動)や、「圧下:あっか」(歯茎の方向へ移動)」といった方法を採用することがあります。

これにより噛み合わせの修正やあごの位置が改善されると、あごが長くなったように見えたり、しゃくれて見えたりすることがあります。

噛み合わせが深い場合は早めに相談を

噛み合わせが深いのはマウスピース矯正で治せる?原因や治療法を解説

深い噛み合わせは、マウスピース矯正をはじめとする歯科矯正でなおせる可能性があります。

噛み合わせが深い状態を放置しておくと、顎関節症や出っ歯の原因になるだけでなく身体全体に影響を与えかねません。心当たりがある方は、なるべく早く歯科医院に相談してみましょう。

マウスピース矯正Oh my teethは、歯科医師による診断が無料です。あなたの深い噛み合わせは、どの治療方法が適しているのかを気軽に相談できます。予約は以下のバナーから。お近くのクリニックにお越しください。

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