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Oh my teeth
最終更新日:2024年3月29日

マウスピース矯正に関するOh my teethの見解

マウスピース矯正に関するOh my teethの見解

マウスピース矯正の留意点に対するOh my teethの見解をお伝えします。

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歯科医師/歯学博士

古川雄亮

大阪心斎橋矯正歯科 院長。歯学博士。東北大学歯学部卒業。九州大学大学院歯学府博士課程(歯科矯正学専攻)修了。日本矯正歯科学会所属。歯医者お悩み.com管理人。直近の研究実績「カンボジアのHIV感染感児におけるCD4細胞数と口腔内衛生管理の関連性について(2019, Scientific Reports)」。代表記事「ボリビアにおける歯科医療の実態とは?」。

【はじめに】

Oh my teethは、短期間で改善が見込める軽度から中度の症例を対象とした、歯科医師によるマウスピース矯正サービスです。
仕事や家庭の事情などによって定期的な通院が困難な人がメインユーザーです。

問診情報、口腔内・顔面写真、レントゲン(パノラマ・CT)、歯型スキャンデータなどの資料をもとに、治療計画を立案し、矯正治療をおこないます。

治療計画は起こりうるリスクなども含めユーザーの同意を得た上で進めておりますが、マウスピース矯正に対する一般論として、下記のような留意点が挙げられています。

本文章では、各留意点に対するOh my teethの見解を述べさせていただきます。

①効果は装着時間に影響される

マウスピース矯正は、一般的に1日20時間以上のマウスピース装着が推奨されています。
Oh my teethではユーザーが継続的に適切な装着時間をキープできるように、歯科医師や歯科衛生士を中心としたコーチ陣が、LINEを使って定期的にコミュニケーションを取り、フォローアップをおこなっております。

▶︎ Oh my teeth Dr. からのお願い 〜マウスピース矯正との付き合い方〜

②適応症例が限られる

マウスピース矯正で取り扱う症例は、マウスピースの種類やドクターの治療方針などにより異なりますが、Oh my teethは「短期間で歯並びをなおす」というコンセプトのもと、抜歯をせずに治療可能な軽度から中度の症例を対象としております。

治療に際し一定の基準を設けて、最終的な治療可否を判断しています。抜歯をしないとなおらないほど歯並びが悪い、歯のねじれが強い、歯を大きく移動させる必要がある、骨格的な不正が大きいなどの症例は、当該基準から外れる可能性が高く、基準から外れた場合には無理に治療することはありません。

たとえば、出っ歯症例の場合、口元の突出感が改善されるほど出っ歯を改善したいのであれば、抜歯をして矯正する必要性が高いため、Oh my teethでは基本的に不適合としています。しかし、抜歯をせずにマウスピース矯正で治療可能な範囲での改善を希望される方もいらっしゃいます。その場合には、どのくらい前歯を引っ込めたいかを注意深く聴取し、矯正治療のシミュレーションをお見せした上で、治療後の歯並びの状態と口元の突出感が完全には改善されないことに了承いただき、治療することもあります。

また、残念ながらOh my teethの矯正が不適合となった場合、ユーザーの希望があれば、ワイヤー矯正などの取り扱いがあるOh my teethの提携クリニックを紹介しています。

▶︎ Oh my teethはどのような症例に対応していますか?|Oh my teeth FAQ

③歯の根もと部分(歯根)についての情報が欠けている

矯正治療をおこなうにあたり、ドクターが目視で確認する情報だけでは、口腔内のリスクを見落とす可能性があります。例えば、歯の根もとの部分(歯根)の状態、親知らずなどの埋伏歯の有無、虫歯や歯周病などです。状況によっては、矯正治療が困難な場合もあります。

このようなリスクを把握した上で適合判断をおこない矯正計画を立てるために、Oh my teethでも、矯正開始前にユーザーの同意を得てレントゲン(パノラマやCT)撮影をおこなっています。

特に前歯は歯根吸収が認められることがあるため、可能な限り矯正後にもレントゲンを撮影し状態を確認しています*。

*: 提携クリニックにより設備が異なります。

▶︎ Oh my teethの無料歯型スキャンセッションで検査する内容について詳しくはこちら

④噛み合わせをおおう形態であるため、奥歯が圧下される場合がある

マウスピース矯正は、マウスピースの厚みにより歯を噛み締めた時に奥歯のあたりが強くなり、奥歯が押し込まれ(圧下され)、前歯の噛み合わせの変化を感じる場合があります。

Oh my teethでは、このような症状が認められた場合には、マウスピースの装着時間を減らす、マウスピース装着中に噛みしめないように注意するなどの指導をおこなっています。Oh my teeth所属の歯科医師へのLINE相談窓口や、ビデオ通話を利用したオンライン診療も用意しています。

▶︎ Oh my teethのマウピース矯正中のサポートを行う専属医療チームについて詳しくはこちら

⑤保険診療には使用できない

矯正治療は原則的に保険適用外です。骨格的な問題があり、外科矯正治療が必要な症例の場合は保険適応になりますが、そのような症例はOh my teethでは治療しておりません。当該のユーザーには、適切な治療方法を提案します。

Oh my teethの見解に関して、ご不明な点やご不安な点などありましたら、いつでもお問い合わせください。

▶︎ マウスピース矯正「Oh my teeth」のメディカルポリシー(消費者志向自主宣言)

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