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最終更新日:2025年7月18日

軽度の受け口にはどんな矯正方法がある?軽度の場合の治療法や放置するリスクを解説

疑問に思う女性

下の歯が前の歯よりも前に出ている「受け口」。見た目には軽度なズレでも、実は歯や顎の健康に影響を及ぼすことがあります。

「このまま放っておいても大丈夫?」「歯並びは気になるけど、治療するほどじゃないかも……」と悩んでいる方もいるかもしれません。

この記事では、軽度の受け口を見極めるチェックポイントや、放置するリスク、治療の選択肢などを詳しく解説します

今はちょっとした違和感が、将来的に大きな問題になることもあるため、早めの対策が大切です。ぜひ参考にしてみてください。

Oh! Black
歯科矯正ブログ編集チーム

Oh my teeth

マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。

【セルフチェック】あなたの受け口は「軽度」?3つの判断基準

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ここでは、ご自身の受け口が軽度かどうかを確認するための3つの判断基準をご紹介します。あくまで目安ですが、セルフチェックとして活用してください。

基準①:下の歯が上の歯より、数ミリだけ前に出ている

正しい噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯より少し前に位置します。これに対し、下の前歯が数ミリ程度前に出ている状態は、軽度の受け口の特徴といえます。

このような前歯だけの軽度なズレであれば、部分矯正やマウスピース矯正など、比較的負担の少ない治療法で対応可能です。

基準②:奥歯の噛み合わせには大きな問題がない

軽度の受け口は、前歯部分に問題がある一方で、奥歯の噛み合わせが正常である場合が多いです。奥歯の位置や噛み合わせがズレていなければ、受け口の影響は比較的限定的といえ、部分矯正が適応されやすくなります。

基準③:顎の骨格に、明らかなズレや歪みがない

顔全体の骨格に顕著なズレや歪みが見られない場合も、軽度と判断されるポイントです。骨格自体に大きな問題がないケースでは、外科手術を避けた治療で改善が期待できます

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軽度の受け口でも放置は危険?考えられる3つのリスク

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軽度だからといって、受け口を放置してしまうと、思わぬ問題につながることがあります。受け口の症状は歯や顎の機能に影響を及ぼし、将来的な健康リスクを高める可能性があるため、油断は禁物です

以下に、代表的な3つのリスクをご紹介します。

① 特定の歯に負担が集中し、歯の寿命を縮める

受け口は、正しい噛み合わせとは上下の歯の位置関係が異なるため、一部の歯に過剰な力がかかります。

力のかかり方に偏りが生じると、歯の寿命を縮める原因に。歯が削れたり欠けたりしやすく、歯周病のリスクも高まります

② 年齢とともに、顎関節症や顔の歪みに繋がることも

軽度の受け口を放置すると、年齢とともに顎関節や顔のバランスに悪影響を及ぼす可能性があります。上下の噛み合わせがズレている状態が続くと、顎関節に余計な力がかかります。痛み・開けづらさといった「顎関節症」の症状が出るリスクが高まるでしょう。

また、噛み癖や筋肉の使い方の偏りによって、顔の左右差や歪みが目立つようになることも。顔つきの変化は進行すると自然には戻らないため、早期の対策が重要です。

③ 現在は軽度でも、将来的に悪化する可能性がある

軽度の受け口でも、成長や生活習慣の影響で症状が進行する可能性があります。特に成長期の子どもは、下顎の発達が上顎よりも活発なため、軽度の受け口に見えても、将来的には噛み合わせが大きくズレてしまうケースも少なくありません。

また、大人でも歯ぎしりや頬杖など日常のクセによって、歯列や顎にゆがみが生じ、受け口が悪化することがあります。このような変化は徐々に起こるため、自覚がないまま症状が深刻化することも。

早い段階で適切な治療を受けることが、治療負担を軽くするカギです。

受け口が気になる方は、まずは歯科クリニックの無料相談を活用して、治療法を相談してみましょう。

⇒マウスピース矯正Oh my teethの無料相談を予約する

軽度の受け口向き!負担の少ない治療法の値段と期間

軽度の受け口には、歯や顎への負担が少なく、日常生活に支障をきたしにくい治療法を選べます。ここでは、代表的な3つの矯正方法とその費用・治療期間の目安をご紹介します。

受け口の矯正費用については「受け口の矯正費用はいくら?」でもくわしく紹介しているので、あわせてご覧ください。

治療法

費用の目安

治療期間の目安

特徴

部分矯正(前歯のみなど)

約10万〜60万円

約2ヶ月〜1年

前歯数本のズレを限定的に治療。短期間・低コスト。

マウスピース矯正

約20万〜40万円

約2ヶ月〜1年

透明で目立ちにくく、取り外し可能で衛生的。

審美ブラケット(ワイヤー矯正)

約30万〜60万円

約2ヶ月〜1年

見た目に配慮しつつ、幅広い症例に対応可能。

① 部分矯正(前歯だけなど範囲を限定した治療)

前歯の数本だけにズレが見られる軽度の受け口には、部分矯正が有効です。治療範囲を最小限に絞ることで、全体矯正よりもコストと時間の負担を抑えられます。

費用の目安は10万〜60万円前後、治療期間は2ヶ月〜1年程度と比較的短期で済む場合が多いです。ただし、奥歯のかみ合わせに影響がある場合は適応外となることもあるため、歯科医師による診断が重要です。

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② マウスピース矯正

見た目を気にせず受け口を治したい人には、マウスピース矯正が人気です。透明な装置を使うため目立ちにくく、取り外しも可能で衛生管理がしやすいのが特徴です。

費用は症例により異なりますが、部分矯正であれば10万〜40万円程度で治療できます。治療期間は2ヶ月〜1年が目安で、軽度であればより短期間で改善するケースもあります。

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③ 目立ちにくいワイヤー矯正(審美ブラケット)

治療実績やノウハウの多さを重視するなら、白や透明のブラケットを使用したワイヤー矯正も選択肢です。従来の金属ワイヤーに比べて審美性が高く、口元への視線も気になりません。

費用は30万〜60万円、治療期間は2ヶ月〜1年ほど。歯の動きが複雑な場合でも対応しやすいため、適応範囲が広いのが強みです。

軽度の受け口治療に関するよくある質問(FAQ)

FAQ

軽度とはいえ、受け口の治療には不安や疑問がつきものです。ここでは、軽度の受け口の治療で多くよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 軽度の受け口なら自力で治せますか?

自力で軽度の受け口を治すことは基本的にできません。受け口の原因には、歯の位置や顎の成長に関わるため、セルフ矯正や筋トレといった方法では根本的な改善は期待できないでしょう。

矯正装置など専門的な治療で、歯の位置を正しく調整する必要があります。自己判断で様子を見るのではなく、歯科医師の診断を受けることが大切です。

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Q. 受け口の治療に抜歯は必要ですか?

軽度の受け口の場合、基本的には歯を抜かずに治療できるケースが多いです。前歯の軽いズレであれば、歯の表面を削る処置だけで歯を動かすスペースを確保できるケースも多く見られます。

ただし、歯のガタツキが複雑な場合や顎の骨格に問題がある場合は、抜歯が検討されることもあります。正確な判断には、精密な検査と歯科医師の診断が必要です。

Q. 子どもの軽度の受け口は、様子見でいいですか?

子どもの軽度の受け口も、早めの対応が大切です。特に成長期は、下顎の骨が上顎よりも大きくなりやすく、そのままにしておくと顎全体のズレが大きくなってしまうことがあります。

放置すると、見た目や噛み合わせに大きな影響が出るケースもあるため、一度歯科医師に相談してみましょう。成長期に合わせたタイミングでの治療は、骨の自然な動きを利用できるため、大人よりもスムーズに改善できる可能性があります

Q. 治療後に受け口が後戻りする可能性はありますか?

はい、治療後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こることがあります。これを防ぐために、矯正終了後の「保定期間」と呼ばれる期間中、リテーナーという装置を使用します。

正しくリテーナーを装着すれば、後戻りのリスクは大幅に抑えられます。歯科医師の指導に従い、決められた期間しっかりと保定を行いましょう。

「軽度だから」と自己判断せず、一度専門家に相談を

軽度の受け口は見た目の問題だけでなく、噛み合わせや顎の健康、歯の寿命に影響を及ぼす可能性があります。痛みがなくても、将来的に悪化してしまうケースもあるため、注意が必要です。

一方で、軽度のうちに治療を始めれば、期間や費用を抑えて改善できる可能性も十分にあります。部分矯正やマウスピース矯正など、目立ちにくく、日常生活に支障の少ない選択肢も増えています。

「自分に合った方法を知りたい」「そもそも治療が必要か見てほしい」と思った方には、Oh my teethの無料相談がおすすめです。日本矯正歯科学会認定医が在籍し、矯正の適応可否や費用感、プランの提案までおこなっています。

まずは専門家の意見を聞いてみることが、将来の安心につながります。軽度でも受け口が気になっている方は、早めの一歩を踏み出しましょう。

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