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コラム ホワイトニング
最終更新日:2024年10月17日

ホワイトニングができない人は?しないほうがいい理由やできない場合の対処法も解説

ホワイトニングができない人は?しないほうがいい理由やできない場合の対処法も解説

ホワイトニングを検討しているものの、できないと断られるのではないかと不安を抱いていませんか。

ホワイトニングの処置は誰しもが受けられるわけではありません。歯の状態や体質によってはできない人、しないほうがいい人もいます。

本記事では、ホワイトニングができない人や、できない場合の対処法を解説します。実際にホワイトニングができるか判断するには歯科医師の診断が必要ですが、まずは自身に当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみてください。

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歯科矯正ブログ編集チーム

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マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。

ホワイトニングで歯がもろくなるって本当?

ホワイトニングで歯がもろくなるって本当?

歯科クリニックのホワイトニングは、漂白成分(過酸化水素や過酸化尿素)が含まれた薬剤を使用し、黄ばみを分解して歯を白くする施術です。

漂白成分には着色物質を分解して歯を白くする効果がある一方、その過程で歯の水分バランスが崩れて痛みを引き起こすことがあります。

しかし、「歯がもろくなる」「ボロボロになる」など人体に害を及ぼすことはなく、用法・用量を守って正しく使用すれば危険性は少ないです。

ただし、これはあくまでも歯の状態や体質に問題がない人の場合。歯の状態や体質によっては、ホワイトニングができない、あるいはしないほうがいい場合もあります。

ホワイトニングができない人の特徴

ホワイトニングができない人の特徴

ホワイトニングができない人は以下の通りです。

  • 無カタラーゼ症の人

  • 妊娠中・授乳中の人

  • 虫歯・歯周病がある人

  • 歯にヒビがある人

  • 知覚過敏の症状がある人

  • 光線過敏症(光線アレルギー)のある人

  • 気管支喘息などの呼吸器疾患がある人

  • 歯が生え変わっていない人

  • 口唇ヘルペスがある人

上記のいずれかに該当する人はホワイトニングによるリスクが高いため、基本的に施術が受けられません。ここではケース別に、ホワイトニングができない理由を解説します。

①無カタラーゼ症の人

無カタラーゼ症とは、過酸化水素を分解する「カタラーゼ」という酵素がつくられない先天性疾患です。

通常、ホワイトニングの際に誤って薬剤を少し飲み込んでしまったとしても、カタラーゼによって体内で過酸化水素が分解されるため、健康に影響が出ることはありません。

一方、無カタラーゼ症の人は過酸化水素を分解できないため、ホワイトニングを行うと体内に成分が蓄積し、腫れや壊死など重篤な口腔疾患の罹患を招く恐れがあります

そのため、無カタラーゼはホワイトニングの絶対的禁忌症(絶対にホワイトニングを受けてはいけない症状)とされています。

②妊娠中・授乳中の人

妊娠中は母体や胎児への影響が懸念される上、ホルモンバランスの変化やつわりによって口内環境が悪化しやすいため、ホワイトニングができません。

また、薬剤に含まれる漂白成分が揮発し、母乳に入り込む可能性があるので、授乳中もホワイトニング不可です。

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③虫歯・歯周病がある人

虫歯・歯周病があってもホワイトニングは可能です。しかし、多くの歯科クリニックでは治療優先となるため、虫歯や歯周病の症状があるうちはホワイトニングができない可能性が高いでしょう。

虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うと、知覚過敏を引き起こしやすいだけでなく、薬剤によって仮歯や詰め物が取れやすくなり、治療が遅れることがあります。

また、理想の白さを目指すには、2〜3ヶ月程度ホワイトニングを継続しなければなりません。虫歯や歯周病があると、このホワイトニング期間中に症状が進行する恐れがあります。

④知覚過敏の症状がある人・歯にヒビがある人

知覚過敏の症状がある人は、薬剤によって激しい痛みをともなう可能性があるため、ホワイトニングができません。

そもそも知覚過敏とは、歯の外側にあるエナメル質がすり減り、内側にある象牙質が剥き出しになっている状態です。象牙質は神経に近いため、薬剤の刺激を受けると痛みを感じやすくなります。

同様の理由で、歯にヒビが入っている人もホワイトニングができません。特に、歯のヒビが深い場合は歯髄炎(歯の神経組織に起こる炎症)を発症するリスクもあるので、治療が優先されることが多いでしょう。

⑤光線過敏症(日光アレルギー)のある人

光線過敏症とは、日光に当たることで皮膚のかゆみや赤み、発疹などが生じる免疫反応です。

オフィスホワイトニングでは漂白成分の効果を促進するため、特殊な光を照射して施術を行います。

照射するのは日光ではなくブルーライトですが、光線過敏症の人は免疫反応を起こす可能性があるため、ホワイトニングは禁忌とされています。

ただし、光を照射しないホワイトニングは可能です。一般的なホームホワイトニングのように、マウスピースとホワイトニングジェルを使用するホワイトニングは処置を行えます。

⑥気管支喘息などの呼吸器疾患がある人

ホワイトニング中は薬剤から微量のガスが発生します。

気管支喘息などの呼吸疾患がある人は、このガスによって喘息などの発作を起こす可能性があるため、ホワイトニングは禁忌とされています。

⑦歯が生え変わっていない人

歯が生え変わっていない人は、薬剤によるリスクが考えられるため、ホワイトニングができません。

乳歯や混合歯列期の永久歯に対する影響は明確になっていませんが、歯根が未完成である成長期にホワイトニングを行うと、歯根の形成に影響を及ぼす可能性があるとされています。

また、乳歯や生えてきたばかりの永久歯は、石灰化度が低くやわらかいため、痛みを感じやすいです。低濃度の薬剤を使うホワイトニングであっても、歯が生え変わっていない小児は避けたほうがよいでしょう。

⑧口唇ヘルペスがある人

口唇ヘルペスは感染リスクがあるため、症状が治るまではホワイトニングができません。

また、症状がない場合でも、過去に口唇ヘルペスを発症した人は、唇の保護材や照射による刺激などで症状が再発することがあります。

ホワイトニングができない・注意が必要な人の特徴

ホワイトニングをしないほうがいい人・要検討の人

ホワイトニングができない人の項目に該当しない場合でも、口腔内の状態によってはホワイトニングをしないほうがいい場合があります。

以下に該当する人は、ホワイトニングを受けるか要検討、もしくは歯科医師と相談した上で決めましょう。

  • 18歳未満の人

  • 歯並びが悪い人

  • 歯科矯正中の人

  • 口内炎やヘルペスがある人

  • 親知らず抜歯直後の人

  • 被せ物・詰め物が多い人

  • ホワイトニングで白くならない歯がある人

ここではケース別に、ホワイトニングをしないほうがいい理由を解説します。

①18歳未満の人

18歳未満のホワイトニングは、歯や歯根に影響を及ぼす可能性があります。

一般的に歯の生え変わりが完了するのは14〜16歳頃とされていますが、個人差があるため、原則としてホワイトニングは18歳以上が対象となっています。

中学生や高校生でもできるホワイトニングもありますが、未成年者がホワイトニングを行う場合は、リスクも踏まえて検討・判断することが大切です。

②歯並びが悪い人

歯並びが悪い人がホワイトニングをすると、仕上がりにムラが出る可能性があります。

特に歯と歯の重なりが強い方は、ホワイトニングの薬剤が塗布できない場合や、光照射がうまくいかないことがあります。

歯並びが悪い人は、ホワイトニングを行う前に歯科クリニックに相談してみましょう。歯並びの状態を確認し、歯列矯正を先に行った方がよいか判断してもらえます。

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③歯科矯正中の人

歯科矯正中は装置によって歯に力がかかっているため、ホワイトニングをすると普段よりも強い痛みが生じやすいです。薬剤による痛みが心配な人はホワイトニングを控えたほうがよいでしょう。

また、矯正中は装置によって可能なホワイトニングが制限されます。ワイヤー矯正の場合、表側矯正をしている人は歯の表面に矯正装置がついているため、ホワイトニングができません。一方、裏側矯正はオフィスホワイトニングのみ可能です。

マウスピース矯正はオフィス・ホームともにホワイトニングができます。ただし、歯の動きを調整する「アタッチメント」を装着している場合は色ムラができやすいため、矯正完了後にホワイトニングを始めるのがおすすめです。

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④口内炎がある人

口内炎がある場合、患部を保護すればホワイトニングは可能です。

しかし、口内炎の数が多い場合や痛みが強い場合は、症状が落ち着くまでホワイトニングができない場合があります。

症状が気になる方はホワイトニングを行う前に、歯科クリニックに相談しましょう。

⑤抜歯直後の人

抜歯直後にホワイトニングを行うと、照射によって血行が良くなり、抜歯した部分から血が出やすくなります。

そのため、抜歯直後の人に対してはホワイトニングを断るクリニックが多いです。親知らずなど抜歯をして間もない人は、短くても1〜2週間程度はホワイトニングを控えたほうがよいでしょう。

⑥被せ物・詰め物が多い人

詰め物や被せ物などの人工歯は、そもそも天然歯と構造が異なるため、ホワイトニングを行っても白くなりません。

そのため、詰め物や被せ物が多い人がホワイトニングをすると、仕上がりにムラができやすいです。

⑦ホワイトニングで白くならない歯がある人

天然歯であっても、失活歯(神経のない歯)や抗生物質によって変色した歯は、ホワイトニングで白くするのが難しいです。

そのため、失活歯などがある人がホワイトニングをすると、周りの歯の色と差が出ることがあります。

このように通常のホワイトニングで白くならない歯は、ウォーキングブリーチという治療法が効果的です。ホワイトニングで白くならない歯がある人は、施術を受ける前に歯科クリニックに相談してみるとよいでしょう。

ホワイトニングができない場合の対処法

ホワイトニングができない場合の対処法

ホワイトニングができない場合でも、別の方法で歯を白く見せることは可能です。ここでは、ホワイトニングができない場合の対処法をご紹介します。

歯のクリーニングを受ける

歯のクリーニングとは、歯に付着した歯垢・歯石・着色などの汚れを取り除く歯科治療のこと。年齢や体質などの制限もなく、誰でも受けられます。

ホワイトニングのように歯を白くする効果はありませんが、歯の汚れを落とすことで、ある程度本来の白さに戻すことが可能です。そのため、普段の食生活やオーラルケアが原因で歯が黄ばんでいる人に効果的と言えます。

歯のマニキュアをする

歯のマニキュアとは、歯の表面に塗る白い塗料のことです。ホワイトニングやクリーニングとは異なり、失活歯や被せ物・詰め物などの人工歯も白く見せられます。ただし、ホワイトニングやクリーニングに比べると不自然な色になりやすいです。

歯のマニキュアは市販品を使って自身で行う方法と、歯科クリニックで施術を行う方法があります。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。


自身で行う場合

歯科クリニックで行う場合

メリット

・手頃な価格でできる

・自分の好きなタイミングで行える

・持ちが長い

・色ムラができにくい

・色の種類が豊富で自分好みの白さにできる

デメリット

・食事などでとれやすい

・使用した日に落とさなければならない

・色ムラができやすい

・自由診療のため高額になりやすい

・自分の好きなタイミングでできない

なお、歯のマニキュアにはホワイトニング剤のような漂白成分は含まれていませんが、口腔内の状態や体質によってできない場合があります。心配な方は説明書の注意書きをよく読む、または歯科クリニックに相談した上で処置を行ってください。

セラミック治療を受ける

セラミック治療とは、セラミック素材の被せ物を用いる歯科治療です。ホワイトニングができない場合でも、歯が健康で安定していれば治療が受けられます。

ただし、セラミック治療はホワイトニングに比べて費用が高額です。ホワイトニングの費用相場は2〜5万円ですが、セラミック治療は上下の前歯12本のみに施術を行った場合でも、96〜240万円程度の費用がかかります。

また、通常の補綴治療とは異なり、歯の健康回復と審美性を目的とした治療であるため、保険適用外となります。

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ラミネートべニアを行う

ラミネートべニアは歯の表面にセラミック製のシェルを貼り、歯の見た目や色味を整える審美治療です。

虫歯や歯周病がある人、歯並びの乱れが重度の人を除き、ホワイトニングができない場合でも治療が受けられます。

ラミネートべニアもセラミック治療と同じく、ホワイトニングよりも高額になりやすいです。歯1本あたり5〜15万円かかるため、上下の前歯12本に施術を行った場合、60〜180万円程度の費用がかかります。

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ホワイトニング歯磨き粉や歯の消しゴムを使う

ホワイトニング歯磨き粉や歯の消しゴムには、歯の着色汚れを落とし、本来の色に近づける効果が期待できます。

ホワイトニング剤に含まれるような漂白成分は入っていないため、基本的には誰でも使用が可能です。

ただし、研磨剤が含まれているホワイトニング歯磨き粉は歯の表面を傷つけることもあるため、歯の生え変わりが完了していない子どもや、知覚過敏の症状がある人には不向きです。

また、海外製のホワイトニング歯磨き粉などには、過酸化水素などの漂白成分が配合されている商品もあります。

これらの商品はホワイトニングができない人は使用できないため、注意が必要です。海外製のホワイトニンググッズを購入する際は、漂白成分の含まれていないか必ず確認しましょう。

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ホワイトニングができないか心配な人は歯科クリニックに相談しよう

本記事ではホワイトニングができない、あるいはしないほうがいい人の代表例をご紹介しましたが、歯科クリニックによっては、さらに制限を設けているところもあります。

歯科クリニックのホワイトニングを行う場合は、必ず事前に歯科医師が口腔内のチェックを行います。

問診表の確認も行いますが、「回答項目にない全身疾患がある」「体調がいつもと違う」など、不安な点がある場合は必ず処置の前に相談しましょう。

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「私はホームホワイトニングをしても大丈夫?」と不安を抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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