ホワイトニング歯磨き粉は効果ある?市販品のおすすめの選び方を紹介!

「ホワイトニング歯磨き粉を使ってみたいけど、本当に効果はあるの?」
こんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
市販のホワイトニング製品は手に取りやすい一方で、使用方法や成分を誤ると知覚過敏や、効果の実感しづらさにつながることもあります。とくに「すぐに白くなる」といった印象で選んでしまうと、自分の歯の状態に合わず思わぬ不快感を感じることも。
この記事では、ホワイトニング歯磨き粉の仕組みや選び方、使用時に気をつけたいポイントを解説します。購入を検討している方や、既に使っていて不安がある方はぜひ参考にしてみてください。
【本記事の要点】
市販のホワイトニングは、歯の表面の汚れを落とす作用があり、本来の歯の白さを目指せる
市販のホワイトニングと歯医者のホワイトニングの違いは、歯を漂白する作用があるかどうか
市販のホワイトニング歯磨き粉で注目すべきおすすめ成分は、ポリリン酸ナトリウム・ポリエチレングリコール(PEG)400・ハイドロキシアパタイトの3つ

目次

ドラッグストアなどでも見かける市販のホワイトニング歯磨き粉を使っていても、「いまいち効果がない」という方もいるのでは?
そもそも市販のホワイトニング歯磨き粉に歯を白くする力はあるのでしょうか。
本来の歯の白さを目指せる
日本国内で市販されているホワイトニング歯磨き粉で目指せるのは「本来の歯の白さ」です。どういうことかというと、「歯の表面の汚れを落とす作用」があるということ。
逆にいうと、市販のホワイトニング歯磨き粉では、もともとの歯の白さ以上を目指すのは難しいです。

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ホワイトニング歯磨き粉と歯医者のホワイトニングとの違いは、使用される薬剤にあります。
歯医者のホワイトニングでは、取り扱いに歯科医師免許が必要な薬剤を使用して、歯を漂白します。市販のホワイトニング歯磨き粉とは異なり、歯を漂白する作用があるため、本来の歯の白さ以上を目指せます。
歯医者では過酸化水素・過酸化尿素が配合された薬剤を使用
歯医者で取り扱うホワイトニングジェルには、歯の汚れや色素を分解する過酸化水素や過酸化尿素が含まれます。
そのため歯医者で施術を受けるオフィスホワイトニングや、歯医者で処方されたホワイトニングジェルで行うホームホワイトニングでは、歯の表面の汚れを落とすだけでなく、歯そのものの色を白くすること も可能です。
海外製の歯磨き粉には漂白成分が含まれることも
海外製のホワイトニング歯磨き粉は、Amazonやドラックストアなどでも買えます。でも海外製の歯磨き粉は、成分や安全面などが気になりますよね。
実は、日本では市販の歯磨き粉に「過酸化水素」を配合することは法律で禁止されています。日本で過酸化水素を取り扱うには、歯科医師免許が必要です。
しかしアメリカなど海外で市販されているホワイトニング歯磨き粉には「過酸化水素」が含まれていることも。もし「海外のお土産の歯磨き粉を使ったら歯が白くなった」という経験があるなら、それは漂白成分が入った歯磨き粉だったのかもしれません。

アメリカのホワイトニング歯磨き粉は何が違う?危険って本当?
海外製の過酸化水素配合のホワイトニング歯磨き粉全般が危険というわけではありませんが、中には配合されている成分やその濃度などが明記されていないものも。使用する際は注意が必要です。
また、過酸化水素が配合されたホワイトニンググッズを誤った方法で使用すると、歯にダメージを与えてしまう可能性も。
以下の記事では、市販のホワイトニングについて薬剤の成分やリスクを解説しています。あわせて参考にしてみてください。

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前述したように、国内の市販のホワイトニング歯磨き粉には歯を漂白する成分は含まれません。ただ、歯の表面の着色汚れなどが気になっていた場合は、使用することで本来の白さを目指すことができます。
ここでは、市販のホワイトニング歯磨き粉で注目すべきおすすめ成分を、3つご紹介します。
ポリリン酸ナトリウム
市販のホワイトニング歯磨き粉で注目すべきおすすめ成分1つ目は「ポリリン酸ナトリウム」です。
ポリリン酸ナトリウムは、「歯垢(プラーク)」や「ステイン」などの歯の表面の汚れを浮かせるはたらきを持つ成分。汚れを浮かせてブラッシングで除去しやすくします。
ただし、ポリリン酸ナトリウムにも種類があり、おすすめは「分割ポリリン酸」や「短鎖ポリリン酸」です。「EXポリリン酸」と呼ばれることもあります。
ポリエチレングリコール(PEG)400
市販のホワイトニング歯磨き粉で注目すべきおすすめ成分2つ目は「ポリエチレングリコール(PEG)400」です。
ポリエチレングリコール(PEG)400は、「タバコのヤニ」を除去するはたらきを持つ成分。タバコのヤニと歯の隙間に行き渡り、汚れを浮きあがらせブラッシングすることで除去できます。
ハイドロキシアパタイト
市販のホワイトニング歯磨き粉で注目すべきおすすめ成分3つ目は「ハイドロキシアパタイト」です。ハイドロキシアパタイトは、歯の表面をなめらかにし汚れを付着しにくくする成分。
歯垢(プラーク)やステインなどの汚れは、歯の表面にできた細かい傷により、歯に付着しやすくなります。歯の表面をなめらかにすることで、汚れが付きづらくなる効果も期待できます。
