引っ越しで矯正歯科を途中で変えると費用はどうなる?
引っ越しで矯正歯科を途中で変えることになったら、すでに支払った費用はどうなるのでしょうか?本記事では、矯正治療中に転医が必要になったときの費用やリスク、やるべきことを解説します。

矯正治療中に進学・就職・転勤・結婚による引っ越しが必要になったり、ドクターへの不信感が募り治療を続けるのが難しくなったりなど、矯正歯科を途中で変えなければならない状況になるケースは珍しくありません。
このような状況になると「これまでに支払った費用はどうなる?」「そもそも矯正中に矯正歯科を変えても大丈夫?」と気になっている方も多いのでは。
できれば今通っている矯正歯科で治療を続けるのがベストですが、転医することは可能です。ただし、治療が長引く・治療費がかさむなどのリスクがあります。
そこで本記事では、 歯科矯正中に引っ越しする際の注意点や、転居先でもスムーズに治療を続けるために準備すべきことを紹介。この記事を読めば、矯正歯科を変えたいと考えているときに知っておくべきポイントがわかります。

マウスピース矯正 Oh my teethは、矯正開始後の定期通院が不要。そのため転勤族など引っ越しの可能性がある場合も転居先で矯正を続けられます。
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矯正をはじめるための諸経費(初診料・歯型スキャン・レントゲン)はすべて無料。無料診断にかかる時間は30分ですので、仕事のお昼休憩にも立ち寄りやすいです。無料診断のご予約は以下のボタンより24時間受付中です。
- 転勤や引っ越しの可能性がある方注目の「Oh my teeth」
- 矯正歯科を治療途中で変えることは可能
- 矯正歯科医院を途中で変えると費用はどうなる?
- 60〜70%程度戻ってくることもある
- 矯正歯科を途中で変える3つのリスク
- 転医先探しが大変
- 治療が長引く
- 治療費がかさむ
- 矯正歯科を途中で変えるときにやるべきこと
- なるべく早くドクターに報告する
- 転医するクリニックを決める
- 転医に必要なものを準備する
- 転医先を選ぶ際のポイント
- 受け入れ体制が整っている
- これまでの治療を続けられる
- 【矯正を検討中】引っ越しの可能性がある人がやるべきこと
- 転居の可能性をドクターに伝える
- 転居先から通い続けられるか検討する
- 転居後の治療開始を検討する
- 通院頻度を下げられる矯正方法を検討する
- 矯正中の転医に関してよくある疑問
- 引っ越しまでに間に合う?
- 保定期間中でも転医先は見つけるべき?
- 転医先が見つからず途中でやめてしまったらどうなる?
- 転医が決まったらなるべく早く矯正担当医に報告しよう
- 転勤族・出張族のユーザーがいる“通わない矯正”Oh my teeth
歯科矯正は一般的に1〜3年と長い期間がかかります。そのため、治療中に進学や就職などで遠方へ引っ越すことになり、同じ矯正歯科に通院し続けるのが困難になるケースは珍しくありません。また、ドクターとのトラブルや不信感などで、矯正歯科を変えたいと考えている方もいるかもしれません。
矯正治療をはじめたクリニックで最後まで通い続けることがベストですが、治療途中でもクリニックを変えることは可能です。
ただし、ドクターによって治療方針や取り扱っている矯正装置の種類も異なるため、一から治療がやりなおしになってしまうケースもあります。リスクやデメリットがあることを十分に理解した上で、転医するかどうかを慎重に判断することが大切です。

基本的に、通っていたクリニックに払うのはそれまでに進めた治療分のみです。治療費を全額払っている場合や進行以上に治療費を払っている場合は、進行していない治療分が返金されるのが一般的です。
また、支払い方によっても対応が変わるでしょう。一括で払った場合はクリニックから、進行していない治療分の返金がされます。ローンを組んだ場合は、ローン会社に問い合わせてみましょう。
60〜70%程度戻ってくることもある
具体的な返金割合はクリニックによって異なりますが、日本臨床矯正歯科医会では以下のような規定を設けています。
治療のステップ | 返金額の目安(全額お支払いの場合の返金清算) |
---|---|
全歯の整列 | 60~70%程度 |
犬歯の移動 | 40~60%程度 |
前歯の空隙閉鎖 | 30~40%程度 |
仕上げ | 20~30%程度 |
保定 | 0~ 5%程度 |
※上記は永久歯列期のマルチブラケット装置による治療の場合で、すでに全額入金となっている患者に対しての返金割合の目安です。
出典元:日本臨床矯正歯科医会

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矯正歯科を途中で変えると、以下のような3つのリスクがあります。
転医先探しが大変
歯科矯正中に転医した際、ドクターによって治療方針や取り扱う矯正器具が異なることがあります。
ただしベストな方法は、転医先でも転医前と同じ治療を引き継ぐことです。転医する前に同じ方法で治療してくれるクリニックを紹介してもらえるとよいですが、エリアによってはそれが難しいこともあります。
治療が長引く
思っていたように転医するクリニックが見つけられないと、治療が進まず、結果治療期間が長引いてしまう可能性があります。
転医先で治療計画を立て直すことになると、一旦矯正装置を外さなければならないこともあり、余計に治療期間が長引く原因になります。
治療費がかさむ
矯正治療途中で転医することになっても、まだ治療が進んでいない分の費用の返金が可能なことは多いです。
しかし、クリニックごとに料金体系が変わるため、同じ治療方法だったとしても、治療の進行具合によっては重ねて費用がかかる可能性はあります。
歯科矯正治療中に引っ越しが決まったらやるべきことは、以下の3点です。
担当歯科医師になるべく早く報告する
医師と相談して転医先を決める
転医に必要な書類を準備してもらう
なるべく早くドクターに報告する

歯科矯正治療中に引っ越しが決まったら、まず担当ドクターになるべく早く相談しましょう。相談の上、転居先から通い続けるか、転医するのかを決めます。
転医する場合は、引き継ぎのため事前に必要な資料を揃えなければなりません。資料の準備には時間がかかることもあるため、転居が決まり次第ドクターに伝えることが重要です。
転医するクリニックを決める
転医する場合、担当ドクターから 現在の治療を引き継いでくれるクリニックを紹介してもらえるとよいでしょう。
自分で転医先のクリニックを調べ、ドクターに相談してみる方法もあります。
転医に必要なものを準備する
歯科矯正治療中、転医が必要となった場合は、引き継ぎのために以下のような情報が必要です。
① 治療当初の資料
・頭部X線規格写真(セファログラム)、パノラマX線写真等のレントゲン画像
・顔面写真・口腔内写真
・上下歯列の石膏模型
② 治療当初の診断内容、治療費の契約内容
③ 実際の治療内容
・どのような治療が行われたか、また用いられた歯科矯正装置
④ 実際に支払われた治療費
⑤ 転医に際して精算された治療費出典:日本臨床矯正歯科医会
転医先に上記内容が記載された書類を提出し、治療を再開します。
ドクターへの不信感で転医する場合は必須ではないこともある
ドクターとのトラブルや不信感が原因で転医をする場合は、必要な資料を提供してもらうのが困難なこともあるでしょう。そのような場合は、転医先のクリニックに事情を話せば、資料の提供が必須ではないこともあります。
まずは転医先のクリニックで、今後の対応や流れを相談してみましょう。

歯科矯正治療中に引っ越しが決まり、転医先を探さなければならない場合、どのような点に気をつければよいのでしょうか。
受け入れ体制が整っているか
これまでの治療を続けられるか
受け入れ体制が整っている
歯科矯正治療は基本的に1〜2年など期間が長いため、途中で転医しなければならなくなるケースは少なくありません。歯科矯正クリニックの中には、転医先としての経験を持つところも。
ホームページで転医受け入れについて紹介しているクリニックもあるため、転居先のクリニック探しの参考にするとよいでしょう。
またホームページなどで公開していなくても、お問い合わせフォームや電話などで相談した際、転医の流れをスムーズに説明してもらえるクリニックだと安心です。
これまでの治療を続けられる
歯科矯正治療にはさまざまな種類がありますが、転医先でも同じ治療を続けられるのがベストです。矯正方法を変えることになると、一から治療計画を立て直したり、矯正装置を一旦外したり、治療費がかさんだりする可能性があります。
最も好ましいのは、現在かかっているドクターの紹介で転医先を選ぶ方法でしょう。

まだ歯科矯正治療を検討中で、引っ越しの可能性がある場合、やるべきことは以下の4点です。
引っ越しの可能性をドクターに相談する
転居先から通い続けられないか検討する
引っ越し後の治療開始を検討する
通院頻度が少ない矯正方法を検討する
転居の可能性をドクターに伝える
まずは今後引っ越しの可能性があることをドクターに伝えましょう。
まだ歯科矯正治療を開始していない段階であれば、 引っ越しの可能性を考慮して治療を検討できます。
筆者の場合、子供の矯正相談に行った際に転居の可能性があることを伝えたら、ドクターから「急いで矯正をするのはやめた方がいい」というアドバイスを受けました。
転居先から通い続けられるか検討する
本来、歯科矯正治療は最初から最後まで同じクリニックで受けられるのがベストです。
そのため 「引っ越し後も通い続けられるか」を重視してクリニックを選んだほうがよいでしょう。
定期的に帰省できるのであれば、実家の近くでクリニックを探す手もあります。
転居後の治療開始を検討する
たとえば、3年スパンで転勤がある場合、現在の居住地が3年目であれば、今治療を開始してもすぐに転居になってしまう可能性があります。それならば、転勤後にクリニックを探し、矯正を開始した方が面倒は少ないでしょう。
一般的に歯科矯正治療は1〜2年ほどで終了するケースが多いため、転勤先ですぐに治療をはじめられれば、次の転勤前に治療を終えられるかもしれません。
通院頻度を下げられる矯正方法を検討する
たとえば、代表的な歯科矯正方法であるワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較すると、一般的に通院頻度が低いのはマウスピース矯正です。
ワイヤー矯正はワイヤーを調整しながら歯を動かしていく矯正方法で、ワイヤー調整のためには通院しなければなりません。一方、マウスピース矯正は少しずつ形の異なるマウスピースを装着して矯正を進められます。
マウスピース矯正もドクターによる経過観察は必要ですが、ワイヤー矯正よりは通院頻度が低いのが一般的です。
ワイヤー矯正の通院頻度(目安):1か月に1回程度
マウスピース矯正の通院頻度(目安):1〜3か月に1回程度
通院頻度が低いと、転居先からクリニックに通う負担が減らせるでしょう。
マウスピース矯正 Oh my teethなら、矯正開始後は定期的な通院なしで、自宅で矯正ができます。

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矯正治療途中の転医に関して、よくある疑問にお答えします。
引っ越しまでに間に合う?
「大体2〜3年スパンで転勤がある仕事だけど、それまでに治療を終えられる矯正方法はある?」
定期的に引っ越しがある人の中には、このように悩んでいる人も多いでしょう。
もし、職業柄転居のタイミングがおおよそ決まっているのであれば、矯正相談の際にその旨を矯正担当医に伝え、それまでに終えられるような治療計画を提案してもらいましょう。
矯正期間をなるべく短縮したいのであれば、気になる部分だけなおす部分矯正を検討するのも一つの方法です。
以下は各矯正方法の特徴やそれぞれの治療期間、費用目安をまとめた表ですので、参考にしてください。
表側矯正 | 裏側矯正 | ハーフリンガル矯正 | マウスピース矯正 | |
---|---|---|---|---|
特徴 | 歯の表側に装置をつけるワイヤー矯正 | 歯の裏側に装置をつけるワイヤー矯正 | 上の歯は裏側、下の歯は表側に装置をつけるワイヤー矯正 | 透明のマウスピースを使った矯正方法 |
メリット | ・幅広い症例に対応できる | ・正面から見えない | 表側矯正と裏側矯正それぞれのメリットを兼ね備えている | ・目立ちにくい |
デメリット | ・目立つ | ・費用が高い | 表側矯正と裏側矯正それぞれの欠点を被る可能性があ | 自己管理が必要 |
費用 | 全体矯正:60万〜130万円 | 全体矯正:100万〜170万円 | 全体矯正:80万〜150万円 | 全体矯正:60万〜100万円 |
矯正期間 | 全体矯正:1〜3年程度 | 全体矯正:2〜3年程度 | 全体矯正:2〜3年程度 | 全体矯正:1〜3年程度 |
通院頻度 | 1ヶ月に1回 | 1ヶ月に1回 | 1ヶ月に1回 | 1〜3ヶ月に1回 |
表を見ると分かる通り、表側矯正とマウスピース矯正の部分矯正であれば2ヶ月〜の治療が可能です。ただし部分矯正では対応できない歯並びもあるため、まずは検査をしてもらうことが大切です。
マウスピース矯正 Oh my teethなら、矯正をはじめるための諸費用(初診料・歯型スキャン・レントゲン)が無料。お気軽にご相談いただけます。
保定期間中でも転医先は見つけるべき?
「矯正期間は終わったけどその後の保定期間中に引っ越しすることになった」という方も少なくないでしょう。
保定期間とは矯正治療を終えた後、歯並びが元に戻らないようにする期間で、リテーナーと呼ばれる装置(保定装置)を装着します。一般的に矯正治療にかかった期間と同じくらいの期間はリテーナーを装着し、その後も寝ている間は装着しておくのが理想的とされています。
この期間中に引っ越しになった場合も、治療中と同様、転医先を見つけておくのがベストです。なぜなら、リテーナーが壊れてしまい再製作が必要になった場合などの対応に困るからです。
定期的なクリーニングを受けるためにも、定期間中でも引っ越しが決まった場合は早めにドクターに相談し、転医先を見つけておきましょう。
転医先が見つからず途中でやめてしまったらどうなる?
たとえば転勤などは急に決まることも多く、「担当医に転医先を紹介してもらう暇がなかった」というケースもあるかもしれません。中には「転居先で落ち着いてからクリニック探しをしよう」と思っているうちに面倒になり、途中で辞めてしまうことも。
しかし歯科矯正治療を途中でやめることにはリスクが伴います。歯の後戻りが起こって噛み合わせが崩れたり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりします。
そのため転勤が決まったらなるべく早く担当医に相談し、転医先を見つけてもらいましょう。
以下の記事では矯正治療を途中でやめるリスクや、実際に途中で諦めてしまった場合の再矯正について詳しく解説しています。

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歯科矯正中に引っ越しが決まるとどう対処すればよいのか迷いますよね。
しかし、なるべく早くドクターに相談することで、転医先選びに時間をかけられますし、必要書類も余裕を持って準備できます。
また、転居先でも前と同じクリニックに通い続けられるのがベストなので、まだ矯正治療を始めていない方は、転医の可能性をなるべく下げられる方法を考えるとよいでしょう。

マウスピース矯正 Oh my teethは、最低1回の通院で矯正をはじめられます。実際に、1箇所のクリニックに通い続けるのが難しい転勤族や出張族の方に選ばれています。
筆者自身ももともと転勤族で歯並び矯正を諦めていましたが、Oh my teethで自宅で矯正ができました。
「矯正したいけど、引っ越しの可能性があるからなかなか踏み出せない」という方は、一度Oh my teeth 導入クリニックの無料診断に来てみませんか?
所要時間は30分。診断結果は最短即日でLINEに届きます。
※マウスピース矯正 Oh my teethの「通わない」「通院不要」とは、矯正開始後の定期通院不要を示しています。矯正プラン適合診断は歯科医師が直接診察した上で出しますのでご安心ください。矯正開始後も歯並びの状態に応じて前処置を行ったり、歯科医師が必要と判断した場合には直接口腔内の状況を診させていただきます。