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最終更新日:2025年7月27日

出っ歯矯正による顔つきの変化!顔が長くなる・ほうれい線ができるって本当?

出っ歯矯正顔つき

出っ歯の矯正治療を考えるとき、歯並びそのもの以上に「顔つきの変化」が気になるという方は多いのではないでしょうか。

出っ歯矯正は、前に出ていた口元が下がることで、顔全体の印象を大きく変える可能性がある治療法です。

しかし、理想の顔つきを手に入れた人がいる一方で、稀に「顔が長くなった」「頬がこけた」「ほうれい線が目立つようになった」と感じてしまうケースがあるのも事実。

そこで本記事では、出っ歯矯正で顔つきが変わる理由から、治療法ごとの違い、後悔しないために知っておくべきポイントまで解説します。

Oh! Black
歯科矯正ブログ編集チーム

Oh my teeth

マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。

目次

出っ歯矯正で「顔つき」が変わる3つの理由

口ゴボ ほうれい線 画像②

まずは、出っ歯矯正で顔つきが変わるメカニズムと、その影響範囲について見ていきましょう。

理由① 歯が動いて口元が引っ込むから

出っ歯矯正で顔つきが変わる最大の理由は、前に出ていた歯が後ろに下がり、口元がすっきりと整うからです。

出っ歯は、専門用語で「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と言い、上の前歯が前方に突き出ている状態を指します。

この歯を矯正治療で適切な位置まで下げることで、歯に押されて盛り上がっていた唇も自然と内側に収まります。

たとえば、これまで無意識に口を閉じようとすると、下唇にキュッと力が入って梅干しのようなシワができていた方も、歯が引っ込むことでリラックスして自然に口を閉じられるようになります。

理由② 噛み合わせが整って筋肉のバランスが変わるから

顔周りの筋肉のバランスが正常化することも、顔つきが変化する理由の一つです。

出っ歯の方は、正しく噛み合っていないことが多く、筋肉へ余計な負担をかけている場合があります。

たとえば、噛み合わせのズレから片側だけで食事をする癖があった人は、片方のエラの筋肉(咬筋)だけが発達して張って見えがちです。

しかし、矯正で正しく両方の歯で噛めるようになると、顔の筋肉が均等に使われるようになり、フェイスラインがすっきりとして左右対称に近づくことがあります。

理由③ 鼻先から唇のラインが美しくなり横顔の印象が変わるから

出っ歯矯正は、特に横顔の美しさの指標である「Eライン」を改善する効果が期待できます。

Eラインとは、顔を横から見たときの鼻先と顎の先端を直線で結んだラインのことです。美しい横顔の基準として、このラインの内側に唇が収まるか、わずかに触れる程度が理想とされています。

出っ歯の方は唇がこのラインから大きくはみ出していることが多いですが、矯正で口元が引っ込むことで、鼻から顎にかけてのラインがすっと通り、洗練された印象の横顔になります

出っ歯矯正で起こるポジティブな顔つきの変化

Eライン矯正

矯正治療は、コンプレックスを解消するだけでなく、以下のような嬉しい変化をもたらすことがあります。

①口元の突出感が解消され、洗練された印象に

矯正によって前に出ていた歯が後ろに下がると唇が自然な位置に収まり、口元の突出感がなくなることで上品で洗練された印象を手に入れることができます。

また、口を閉じるために余計な力を入れる必要がなくなり、顔全体の緊張が和らぎます。

以前は少し不機嫌そうに見えたり、口元に力が入っているように見えたりした表情が穏やかな印象に変わることがあります。

②Eラインが整い、美しい横顔が手に入る

出っ歯矯正によって、これまでコンプレックスだった横顔に自信が持てるようになります。

なぜなら、矯正治療によって前歯と唇が後退し、鼻・唇・顎のバランスが整うからです。

美容院で横にある鏡に映る自分の姿や、友人との食事中にふと窓に映る横顔を見て、がっかりすることが少なくなります。

③人中が短く見え、引き締まった顔立ちに

上唇が適切な位置に収まることで、鼻の下(人中)が短く見え、顔全体が引き締まった印象になります。

出っ歯の場合、上の前歯に押されて上唇が前方にめくれ上がるように見えることがあります。これにより人中が間延びして見えがちです。矯正で歯が下がると上唇が自然な位置に戻り、間延び感が解消されます。

近年、人中を短く見せる「人中短縮メイク」が流行しているように、人中が短いと若々しく、バランスの取れた愛らしい顔立ちに近づけられます。

④エラの張りが目立たなくなり、フェイスラインがすっきり

正しい噛み合わせになることでエラの張りが和らぎ、フェイスラインがシャープになることがあります。

出っ歯による噛み合わせの悪さは、あごの筋肉に過度な緊張や負担をかけていることがあります。矯正治療によってこれが解消されるため、筋肉の過剰な発達が落ち着き、エラの張りが目立たなくなるのです。

出っ歯矯正で起こりうるネガティブな顔つきの変化

ほうれい線を指差す女性

ここでは、出っ歯矯正で稀に起こる可能性のある、ネガティブな顔つきの変化について解説します。

①ほうれい線が深くなり「老け顔」に見える

矯正後、口元が下がりすぎて皮膚が余り、ほうれい線が以前より目立つようになってしまうケースがあります。

これは、今まで前歯によって張っていた頬の皮膚や脂肪が、歯が後退することで支えを失い、少し余ってしまうことで起こります。

詳しくは「歯列矯正でほうれい線ができた!原因・対処法・予防法を紹介 」で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

②頬がこけて疲れた印象になる

治療中に一時的に頬がこけて、疲れたような印象を与えてしまうことがあります。

主な原因は2つあります。

  • 矯正装置による痛みや違和感で食事がしにくくなり、一時的に体重が減少する。

  • 噛み合わせが変わる過程で、筋肉(咀嚼筋)がうまく使えず一時的に筋力が低下する。

特にワイヤー矯正を始めたばかりのころは硬いものが食べられず、頬の筋肉を使う機会が減ってこけて見えることがあります。

ただし、これは治療が進んで装置に慣れ、しっかりと食事ができるようになればほとんどの場合改善されます。

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③「顔が長く」なったように感じる

噛み合わせの高さが変わることで、顔が以前より面長になったと感じることが稀にあります。

これは、特に噛み合わせが深すぎる状態(過蓋咬合)を改善する際に見られることがあります。奥歯の噛み合わせを高く調整する過程で、上下のあごの距離がわずかに広がり、結果として顔の下半分が少し長くなったように感じられるのです。

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出っ歯矯正の主な治療法と顔つきへの影響

矯正中に器具や歯に着色を起こす3つの原因!予防法や対策も解説

ひとくちに出っ歯矯正と言っても、その治療法は一つではありません。そして、どの方法を選ぶかによって、顔つきへの影響の度合いも変わってきます。

ここでは、代表的な4つの治療法の特徴と、それぞれが顔つきにどのような変化をもたらすのかを詳しく見ていきましょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正をしている歯

ワイヤー矯正は、幅広い出っ歯の症例に対応でき、顔つきの変化をしっかりと感じやすい治療法です。

歯を動かす力が強く、精密なコントロールが可能であるため、口元の突出感が強いケースでも根本的な改善が期待できます。

たとえば、歯を並べるスペースを作るために抜歯が必要なほどの重度の出っ歯の場合、ワイヤー矯正なら歯を大きく後ろに動かすことが可能です。

その結果、口元が引っ込み、横顔のEラインが大きく改善されることも少なくありません

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マウスピース矯正

マウスピース矯正中の過ごし方

マウスピース矯正は、目立たずに治療を進められる矯正方法です。透明なマウスピースを定期的に交換していくことで、少しずつ歯を動かしていきます。

軽度から中等度の出っ歯であれば、顔つきの改善が期待できます

自分で取り外しが可能で日常生活への影響が少ないため、見た目を気にする方や接客業の方などに特に選ばれることが多いです。

マウスピース矯正を検討しているなら、まずはOh my teethの無料診断を活用してみませんか?

部分矯正 出っ歯 症例画像①

→出っ歯の症例をもっと見る

Oh my teethは軽度から中等度の出っ歯に対応可能。初回診察後は原則通院不要で、忙しい方でも無理なく進められます。

診断に必要な検査は無料ですので、お気軽に近くのクリニックにお越しください。

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部分矯正

部分矯正のメリット

部分矯正は、気になる前歯だけを整える治療法です。

見た目に影響する一部分の歯並びだけを短期間・低コストで改善することを目的としています。奥歯を動かさないため、口元を大きく後退させるような骨格的な変化は起こりにくいのです。

顔つきの大きな変化よりも、気になる部分だけをピンポイントで改善したい方に適した治療法と言えます。

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外科矯正

外科矯正は、骨格そのものにアプローチするため、顔つきの変化が期待できます

歯並びの問題だけでなく、あごの骨の位置や大きさが原因となっている重度の出っ歯の場合、矯正治療だけでは限界があります。そこで、外科手術であごの骨を切って理想的な位置に動かし、その上で歯並びを整えて根本的な解決を図ります。

ただし、手術には入院などの身体的・金銭的な負担も伴うため、この治療法が本当に必要かどうか、大学病院などの医療機関で精密検査とカウンセリングを受けることが必要です。

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【症例写真あり】出っ歯矯正のリアルな顔つきの変化をチェック

ここでは実際の症例写真を通して、矯正治療が顔つきにどれほどの変化をもたらすのか、リアルなビフォーアフターを見ていきましょう。

口ゴボ 症例データ

→出っ歯の症例をもっと見る

健康な歯を抜かないで済むよう、歯の表面を僅かに削ってスペースを作る「研磨処置(IPR)」を併用し、歯を動かすための場所を確保しています。

前に出ていた口元がすっきりと収まり、横顔のシルエットも整って洗練された印象になりました。

Oh my teethの症例(出っ歯・顔貌変化)

→出っ歯の症例をもっと見る

こちらも、気になる前歯を中心に整える「部分矯正」で対応した症例です。前歯が後ろに下がることで、口元の突出感が解消されました。部分矯正は、このように気になる部分へ集中的にアプローチできるため、全体を動かす矯正に比べて治療期間を短く抑えられる傾向にあります。

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出っ歯矯正の顔つきの変化で後悔しないためのポイント

ポイント

「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、治療を始める前に押さえておくべき重要なポイントを3つご紹介します。

ポイント① 治療前に「理想の横顔・笑顔」を写真で医師と共有する

治療を始める前に自分のなりたい理想の顔つきのイメージを歯科医師と共有しましょう。

歯科医師は歯並びや噛み合わせを治すプロですが、「綺麗になりたい」という抽象的なイメージだけでは、希望が正確に伝わりません

たとえば、好きなモデルや俳優の横顔の写真、理想の笑顔の写真をスマートフォンで見せながら「笑った時にこれくらい歯が見えるのが理想です」と伝えましょう

そうすることでゴールに向けた治療計画を立てやすくなります。

ポイント② 抜歯・非抜歯の判断基準と顔つきへの影響を理解する

抜歯するかしないかは、顔つきの変化の度合いに大きく影響します。

抜歯は、前歯を大きく後ろに下げるためのスペースを作る目的で行われます。そのため、抜歯を伴う矯正は口元の後退量が大きく、顔つきの変化も顕著になります。

一方、非抜歯では変化が比較的マイルドです。どちらが良いかは、あなたの元の歯並びや骨格、どれくらい顔つきを変えたいかによって決まります。

詳しくは「抜歯矯正は口元が引っ込みすぎる?」こちらもご覧ください。

ポイント③ 顔全体のバランスを考慮する「審美」に強い歯科医院を選ぶ

理想の顔つきを手に入れるには、顔全体のバランスを考えた「審美的な視点」を持つ歯科医院を選ぶべきです。

矯正歯科医にも、噛み合わせという「機能」の回復を最優先する歯科医師もいれば、機能はもちろんのこと、口元や顔貌の「美しさ」を追求する審美歯科の歯科医師もいます。

歯科医院のウェブサイトで顔つきの変化についても言及されているかをチェックしましょう。また、カウンセリングの際に、顔貌の変化に関することを提案をしてくれるかも判断材料になります。

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出っ歯矯正の顔つきでよくある質問(Q&A)

噛み合わせ治療の費用に関するよくある質問

出っ歯矯正と顔つきに関して特によく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。

大人の出っ歯矯正でも顔つきは変わる?

大人になってからの矯正でも、顔つきの変化は十分に期待できます

たしかに骨の成長は止まっていますが、顔つきに影響を与えているのは骨格だけではありません。歯を正しい位置に動かし、口元の突出感を改善するだけでも、顔の印象は変わります。

出っ歯矯正で顔が変わって、本当に美人になる?

顔のバランスが整うことで「美人になった」「垢抜けた」というポジティブな印象の変化を実感できることがあります

出っ歯が解消され、Eラインが整い、口元が上品になると顔全体の調和がとれ、結果的に「美人」という印象につながるのです。

もちろん、元々の骨格や筋肉のつき方には個人差があるため、誰もがモデルや芸能人のようになれるというわけではありません。

出っ歯矯正で顔つきの変化を実感できるのはいつから?

顔つきの変化を実感し始める時期には個人差がありますが、一般的には治療開始から半年〜1年ほど経った頃から感じられることが多いです。

具体的な変化は「出っ歯矯正の1ヶ月目の変化は?全経過を写真で解説」で詳しく紹介しています。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正で顔つきの変化に差はありますか?

症例により顔つきの変化に差が出ることがあります。

一般的に、ワイヤー矯正は歯を動かす力が強く、抜歯を伴うような大きな歯の移動が得意です。そのため、口元の突出感が強い「重度の出っ歯」を改善したい場合は、ワイヤー矯正の方が顔つきの変化を大きく感じられる傾向にあります。

一方、マウスピース矯正も技術の進歩により対応できる症例は増えていますが、どちらかというと軽度〜中等度の出っ歯に向いています。

出っ歯矯正で顔つきを変えたいまずは無料相談から

出っ歯矯正は、前に出ている歯を後退させることで、口元の突出感を解消し、横顔のEラインを美しく整える効果が期待できます。その結果、顔全体のバランスが整い、洗練された印象や自信に満ちた笑顔を手に入れることができます。

後悔しないためには、治療を始める前に「どんな顔つきになりたいか」という理想を歯科医師と写真などで共有し、機能面だけでなく審美的な視点も持ってくれる歯科医院を慎重に選ぶことです。

新・Oh my teeth導入クリニックは無料でここまでできる

マウスピース矯正Oh my teethは、無料診断を実施しています。シミュレーションで矯正後の歯並びの変化を事前に確認できます。

出っ歯矯正 シミュレーションGIF

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